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234 バイト追加 、 2013年7月16日 (火) 21:40
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=== 基本概要 ===
 
=== 基本概要 ===
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電子頭脳(電脳)が搭載されており、ある程度の自律行動が可能。基本装甲はニューロカーボン、表面装甲はナノセラミック製。動力については原作・アニメとも言及がないが、描写からすると電力であると思われる。機体ごとに家紋のような「意匠」を持ち、全部で11体存在する。「ドレスクラー・ソイル」というナノマシンにより自己修復が可能であり、人間に固有ナノマシンを移植することでその人間を「[[ファクター]]」と呼称する専属パイロットとし、戦う。ファクターとなった人間はマキナと命を共有する代わりに常人を超越した力を得、搭乗時に眼球に赤い紋章が浮かび上がる(ファクターアイと呼称する)。
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電子頭脳(電脳)が搭載されており、ある程度の自律行動が可能。基本装甲はニューロカーボン、表面装甲はナノセラミック製。動力については原作・アニメとも言及がないが、描写からすると電力であると思われる。機体ごとに家紋のような「意匠」を持ち、全部で11体存在する。「ドレスクラー・ソイル」(アニメ版での名称。原作漫画版では名称自体付けられていない)というナノマシンにより自己修復が可能であり、人間に固有ナノマシンを移植することでその人間を「[[ファクター]]」と呼称する専属パイロットとし、戦う。ファクターとなった人間はマキナと命を共有する代わりに常人を超越した力を得、搭乗時に眼球に赤い紋章が浮かび上がる(ファクターアイと呼称する)。
    
=== 原則 ===
 
=== 原則 ===
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操縦系統はかなり単純で、コクピットからの操縦はあくまで補正であり、ファクターの思考をマキナの電脳が受け取り、行動に移す。この伝達に使われるのがドレスクラー・ソイルであり、ファクターにしか動かせないのはこれが理由。このため、マキナを操縦するのは自らの身体を動かす延長で行うことが出来る(このため、コクピット内でのファクターの挙動をそのまま反映し、頭を抱えたりポーズを取ったりする)。
 
操縦系統はかなり単純で、コクピットからの操縦はあくまで補正であり、ファクターの思考をマキナの電脳が受け取り、行動に移す。この伝達に使われるのがドレスクラー・ソイルであり、ファクターにしか動かせないのはこれが理由。このため、マキナを操縦するのは自らの身体を動かす延長で行うことが出来る(このため、コクピット内でのファクターの挙動をそのまま反映し、頭を抱えたりポーズを取ったりする)。
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コクピット内部は全天モニターのように描写されているが、実際には通信用の画面以外は何も映らない、ただの壁であり、マキナの眼に映ったものがファクターの視界に投影されているため、そのように描写されているのである。これらの点から、マキナには「乗る」というより「強化スーツを着る」ような観念が近い(この辺りは、「操縦のために特定の因子を必要とし」「一体化する感覚で操縦できる」[[ファフナー]]に似ている)。原作漫画版のラインバレルはこの点がさらに顕著で、詳しくは同機の項にあるが、ファクター自身が電脳の役割を果たしているため、「ファクターのもう一つの肉体」と言った立ち位置にある。そのため、思考がノータイムで機体の行動に反映され、「体を動かす延長の感覚」ではなく「体を動かすように」操縦することが出来る。
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コクピット内部は全天モニターのように描写されているが、実際には通信用の画面以外は何も映らない、ただの壁であり、マキナの眼に映ったものがファクターの視界に投影されているため、そのように描写されているのである(但し、ディスィーブは後述のように複座に改修されているためシズナ用にモニターを設置されている)。これらの点から、マキナには「乗る」というより「強化スーツを着る」ような観念が近い(この辺りは、「操縦のために特定の因子を必要とし」「一体化する感覚で操縦できる」[[ファフナー]]に似ている)。原作漫画版のラインバレルはこの点がさらに顕著で、詳しくは同機の項にあるが、ファクター自身が電脳の役割を果たしているため、「ファクターのもう一つの肉体」と言った立ち位置にある。そのため、思考がノータイムで機体の行動に反映され、「体を動かす延長の感覚」ではなく「体を動かすように」操縦することが出来る。
    
また、「転送」と呼ばれる空間跳躍によって瞬時にファクターの下へ現れることが可能である。レイチェル曰く、「ファクターの存在する座標を自分の未来位置と仮定して行われる一種のタイムトラベル」だが、これはファクターにとんでもない負担をかけるため、前述の原則により無人でなければ行えない。これは、マキナとファクターの間をつなぐ特殊なフィールドが存在しているためであり、これを伝うことで転送が行われる。このフィールド同士が接触すると、一種のパラドックスを起こしてマキナごと対消滅してしまう。またラインバレルのみの固有能力として、この「転送」をファクター搭乗時に連続で行う「オーバーライド」が存在する。
 
また、「転送」と呼ばれる空間跳躍によって瞬時にファクターの下へ現れることが可能である。レイチェル曰く、「ファクターの存在する座標を自分の未来位置と仮定して行われる一種のタイムトラベル」だが、これはファクターにとんでもない負担をかけるため、前述の原則により無人でなければ行えない。これは、マキナとファクターの間をつなぐ特殊なフィールドが存在しているためであり、これを伝うことで転送が行われる。このフィールド同士が接触すると、一種のパラドックスを起こしてマキナごと対消滅してしまう。またラインバレルのみの固有能力として、この「転送」をファクター搭乗時に連続で行う「オーバーライド」が存在する。
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この意味では、どちらかというとファクター自身がマキナとなっていた[[ラインバレル・アマガツ]]はヒトマキナの亜種とも言える。逆に、浩一を真のファクターとした現状のラインバレルは、ヒトマキナからもっとも遠い存在、「主」に付き従うマキナ本来の姿とも言える。
 
この意味では、どちらかというとファクター自身がマキナとなっていた[[ラインバレル・アマガツ]]はヒトマキナの亜種とも言える。逆に、浩一を真のファクターとした現状のラインバレルは、ヒトマキナからもっとも遠い存在、「主」に付き従うマキナ本来の姿とも言える。
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アニメ版には登場しないが、そちらの世界には真逆の似た存在である「マキナになった人間」、つまり[[マキナ人間]]が存在している。また、ラインバレルの「真のファクター」は、見方を変えれば「マキナの身体を持つ人間」であるため、このマキナ人間にも近いと言える。
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原作漫画版には登場しないが、そちらの世界には真逆の似た存在である「マキナになった人間」、つまり[[マキナ人間]]が存在している。また、ラインバレルの「真のファクター」は、見方を変えれば「マキナの身体を持つ人間」であるため、このマキナ人間にも近いと言える。
    
==該当機体==
 
==該当機体==
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