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== 概要 ==
 
== 概要 ==
[[漫画]]やアニメの恋愛においてもよく用いられる展開であり、「一人の対象を巡って恋敵が互いに火花を散らすパターン」と「Aに対してBが、Bに対してCが想いを寄せる」という二つのパターンが存在するが、いずれの場合も'''修羅場や泥沼化を含む非常に粘着質な展開'''がお約束になっている。「正々堂々の恋の[[ライバル]]関係」と呼べるような三角関係が成立している場合や、「[[ギャグイベント|ラブコメディの場面]]」としての描写も多いが、どちらかといえば三角関係という語には重苦しいイメージが強い。
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創作作品のドラマパートを盛り上げるためによく使われる恋愛物のお約束の展開。
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三角関係を扱ったロボットアニメとしては、三角関係が作品のメインテーマである「[[マクロスシリーズ]]」が何と言っても有名。シリーズ第1作『[[超時空要塞マクロス]]』における[[一条輝]]を巡る[[リン・ミンメイ]]、[[早瀬未沙]]の関係を筆頭として、マクロスシリーズがスパロボに参戦する際にはいずれも力の入った原作再現が行われている。
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「一人の対象を巡って二人が火花を散らすパターン」と「AはBに、BはCに対して恋愛感情がある」の二つのパターンが存在し、「正々堂々とした[[ライバル]]関係」や「[[ギャグイベント|ラブコメディ]]」の場合も多いが、ヤングアダルト向けにボーイ・ミーツ・ガール要素やドラマ性を持たせた作品も多いロボットSFものでは、昼ドラのようなドロドロとした恋愛関係が起きやすい。
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その他にもスパロボで再現される原作の三角関係は数多く存在するが、複数のシリーズ物が参戦する関係上、原作では生じることのなかった三角関係に陥ることもある。その代表例が、双方とも原作で[[アムロ・レイ]]の恋人的存在だった[[ベルトーチカ・イルマ]]と[[チェーン・アギ]]が出会う事によって生じた三角関係で、シリーズでは既に定番となっている。
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三角関係を扱ったロボットアニメとしては、何と言っても三角関係をメインテーマとした「[[マクロスシリーズ]]」が有名。シリーズ第1作『[[超時空要塞マクロス]]』における[[一条輝]]を巡る[[リン・ミンメイ]]、[[早瀬未沙]]の関係を筆頭として、マクロスシリーズがスパロボに参戦する際にはいずれも力の入った原作再現が行われている。
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その他にもスパロボで再現される原作の三角関係は数多く存在するが、複数のシリーズ物が参戦する関係上、原作では生じることのなかった三角関係に陥ることもある。その代表例が、[[機動戦士ガンダム 逆襲のシャア ベルトーチカ・チルドレン|小説版]]の[[アムロ・レイ]]の恋人[[ベルトーチカ・イルマ]]と[[機動戦士ガンダム|劇場版]]のアムロの恋人[[チェーン・アギ]]の対面で生じた修羅場であり、シリーズでは既に定番となっている。
    
== 原作における三角関係 ==
 
== 原作における三角関係 ==
あくまでも傾向としてではあるが、三角関係はどちらかと言えばリアル系作品の主人公周辺によく見られる展開である。
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あくまでも傾向ではあるが、比較的リアル系作品の主人公周辺によく見られる。主要三名の間に止まらず、サブキャラクター間で発生する場合も多い(その錯綜具合が特に極端な場合は後述する)。
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なお、実際に男女関係のもつれが発生しているのは主要三名の間に止まらず、彼らの周辺に更に恋模様を彩るキャラクターが存在している場合も多い(その錯綜具合が特に極端な場合は後述する)。また、実際には「強い絆で結ばれていて崩れようのない(或いは既定路線化している)カップルの一方に想いを寄せる第三者がいる」という、三角関係未満と捉えるべき構図もよく見られる。
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また、「崩れようがないほど強い絆で結ばれた(或いは既定路線化している)カップルの一方に想いを寄せる第三者がいる」という、三角関係未満と捉えるべき構図もよく見られる。
    
関係の展開や行く末の詳細については、個別キャラクターの記事を参照のこと。
 
関係の展開や行く末の詳細については、個別キャラクターの記事を参照のこと。
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:幼馴染同士でハヤト⇒フラウ⇒アムロの一方通行の関係。ハヤトが一方的にアムロをライバル視していたが、最終的にフラウは手の届かない存在になっていったアムロを諦めてハヤトを選んでいる。
 
:幼馴染同士でハヤト⇒フラウ⇒アムロの一方通行の関係。ハヤトが一方的にアムロをライバル視していたが、最終的にフラウは手の届かない存在になっていったアムロを諦めてハヤトを選んでいる。
 
;[[ララァ・スン]]、[[アムロ・レイ]]、[[シャア・アズナブル]]([[機動戦士ガンダム]])
 
;[[ララァ・スン]]、[[アムロ・レイ]]、[[シャア・アズナブル]]([[機動戦士ガンダム]])
:シャアを恩人と慕うララァと彼女に母性を感じるシャアは男女の仲だが、アムロとララァが強力なニュータイプ同士の精神感応もあって急速に惹かれ合い、ニュータイプ能力の劣りを自覚するシャアが嫉妬して割り込むような流れ。ララァがシャアを庇ってアムロに撃墜された一件はアムロとシャアのトラウマであり、シャアは『逆シャア』の時代で女性と寝ている間にララァの名前を呼んでしまうことがよくあるらしい。
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:シャアを恩人と慕うララァと彼女に母性を感じるシャアは男女の仲だが、アムロとララァが強力なニュータイプ同士の精神感応もあって急速に惹かれ合い、ニュータイプ能力の劣りを自覚するシャアが嫉妬して割り込むような流れ。ララァがシャアを庇ってアムロに撃墜された一件はアムロとシャアのトラウマであり、シャアは『逆シャア』の時代で女性と寝ている間にララァの名前を呼んでしまうことがよくあるらしく、アムロも少なくとも『ベルトーチカ・チルドレン』においてはうなされると寝言でララァと言ってしまう事をベルトーチカに知られているので同様の模様。
 
;[[コウ・ウラキ]]、[[アナベル・ガトー]]、[[ニナ・パープルトン]]([[機動戦士ガンダム 0083 スターダストメモリー]])
 
;[[コウ・ウラキ]]、[[アナベル・ガトー]]、[[ニナ・パープルトン]]([[機動戦士ガンダム 0083 スターダストメモリー]])
 
:ニナとガトーはかつての恋人同士であり、ガトーと対決するコウは現在ニナと惹かれ合っている、という構図。ガトーとコウの殺し合いを認められなかったニナはある行動を起こすが、そのせいで「紫豚」という不名誉なあだ名を付けられてしまう。
 
:ニナとガトーはかつての恋人同士であり、ガトーと対決するコウは現在ニナと惹かれ合っている、という構図。ガトーとコウの殺し合いを認められなかったニナはある行動を起こすが、そのせいで「紫豚」という不名誉なあだ名を付けられてしまう。
 
;[[ドモン・カッシュ]]、[[レイン・ミカムラ]]、[[アレンビー・ビアズリー]]([[機動武闘伝Gガンダム]])
 
;[[ドモン・カッシュ]]、[[レイン・ミカムラ]]、[[アレンビー・ビアズリー]]([[機動武闘伝Gガンダム]])
:ドモンとレインのカップルにアレンビーが絡んでくる構図。ドモンにはアレンビーに対する恋愛感情はなかったようだが、無神経に(且つドモンにしてはかなり気安く)アレンビーと武闘家付き合いをしたためにレインが嫉妬。また、アレンビーの側はそれなりに想いを抱いていたようだ。
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:ドモンとレインのカップルにアレンビーが絡んでくる構図。ドモンにはアレンビーに対する恋愛感情は特になかったようで純粋に武道家同士としての付き合いをしていただけだったのだが、親しい女性をよそに別の女性に絡んでしまうという無神経さや気安い接し方が要因となりレインを嫉妬させてしまった(ドモンと知り合って以降、アレンビーが頻繁にドモンの前に姿を現して絡んでいたことも大きい)。また、アレンビーの側は真剣に片想いしていたようで、終盤のレインとの一騎打ちではバーサーカーシステムの暴走状態によって自身の胸の内をさらけ出し、鬼の形相に一筋の涙を流しながら激白でままならない恋の情念をレインにぶつけた。終盤でレインの心を解き放つアドバイスの際にはドモンに思いを寄せていたことをさり気なく打ち明けている。
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:また、レインにはレインで学生時代の思い出の男性がネオトルコ代表として現われており、予選でドモンとのガンダムファイトも行っているのだが、SRWにそのエピソードが反映された事はない。(ちなみにTV版と漫画『超級!』とで結末が全く違うエピソードの1つ。)
 
;[[アスラン・ザラ]]、[[カガリ・ユラ・アスハ]]、[[メイリン・ホーク]]([[機動戦士ガンダムSEED DESTINY]])
 
;[[アスラン・ザラ]]、[[カガリ・ユラ・アスハ]]、[[メイリン・ホーク]]([[機動戦士ガンダムSEED DESTINY]])
 
:アスランとカガリのカップルにメイリンが絡んでくる構図。世界情勢に翻弄された結果でもあるのだが、アスランとカガリは一度距離を置くことになる。しかし、互いの心は決まっており、メイリンも二人の仲を察して遠慮している。尚、スパロボではSEED時代の仲を維持している場合が多く、更に[[スーパーロボット大戦K|作品]]によってはもっとひどいケースにまで発展する。
 
:アスランとカガリのカップルにメイリンが絡んでくる構図。世界情勢に翻弄された結果でもあるのだが、アスランとカガリは一度距離を置くことになる。しかし、互いの心は決まっており、メイリンも二人の仲を察して遠慮している。尚、スパロボではSEED時代の仲を維持している場合が多く、更に[[スーパーロボット大戦K|作品]]によってはもっとひどいケースにまで発展する。
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