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*血液型:O型
 
*血液型:O型
*所属:[[PMCトラスト]](1st)→[[イノベイター]](2nd)
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*所属:KPSA→[[PMCトラスト]](1st)→[[AEU]]フランス外人部隊(1st)→国連軍(1st)→[[イノベイター]](2nd)
*[[軍階級|階級]]:少尉([[AEU]]フランス外人部隊・ゲイリー・ビアッジとしての偽装)
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*[[軍階級|階級]]:少尉([[AEU]]フランス外人部隊所属ゲイリー・ビアッジとしての偽装)
 
*キャラクターデザイン:高河ゆん(原案)、千葉道徳
 
*キャラクターデザイン:高河ゆん(原案)、千葉道徳
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パイロットとしての実力は超一流であり、生身でも驚異的な戦闘力を持っている。また、粗暴ではあるが頭の回転も速く、状況判断力や予測能力も持ち合わせている。
 
パイロットとしての実力は超一流であり、生身でも驚異的な戦闘力を持っている。また、粗暴ではあるが頭の回転も速く、状況判断力や予測能力も持ち合わせている。
   −
過去に、クルジスとアザディスタンの戦争で反政府組織「KPSA」の指導者として、少年兵時代の刹那を指導していたこともある(それも傭兵稼業の一環と思われる)。そこでは刹那ら少年ゲリラに「神」の存在を吹き込んで家族を殺させ、戦いやテロを実行させた。また、その結果、ディランディ[[ロックオン・ストラトス|兄]][[ロックオン・ストラトス (2代目)|弟]]の家族が死亡している。その後も世界各地で傭兵として戦っている。
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過去に、クルジスとアザディスタンの戦争で反政府組織「KPSA」の指導者として、少年兵時代の刹那を指導していたこともある(それも傭兵稼業の一環と思われる)。そこでは刹那ら少年ゲリラに「神」の存在を吹き込んで家族を殺させ、戦いや[[テロリスト|テロ]]を実行させた。また、その結果、ディランディ[[ロックオン・ストラトス|兄]][[ロックオン・ストラトス (2代目)|弟]]の家族が死亡している。その後も世界各地で傭兵として戦っている。
    
次第にガンダムの驚異的な力に魅せられたサーシェス自身も、ガンダムの力を欲する様になり、[[ソレスタルビーイング]]の監視者の一人である[[ラグナ・ハーヴェイ]]に接触し、ガンダムと同等の戦闘力を持つ[[GN-X]]を提供してもらうよう要求。その最中、ラグナの経営するリニアトレイン業社を嗅ぎ回っていた[[絹江・クロスロード]]を車に乗せて射殺した。やがて、ラグナが否定的な返答をした為か、今度は造反を目論んでいた[[アレハンドロ・コーナー]]らと通じ、既に用済みになっていたラグナも抹殺する。
 
次第にガンダムの驚異的な力に魅せられたサーシェス自身も、ガンダムの力を欲する様になり、[[ソレスタルビーイング]]の監視者の一人である[[ラグナ・ハーヴェイ]]に接触し、ガンダムと同等の戦闘力を持つ[[GN-X]]を提供してもらうよう要求。その最中、ラグナの経営するリニアトレイン業社を嗅ぎ回っていた[[絹江・クロスロード]]を車に乗せて射殺した。やがて、ラグナが否定的な返答をした為か、今度は造反を目論んでいた[[アレハンドロ・コーナー]]らと通じ、既に用済みになっていたラグナも抹殺する。
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ラグナ抹殺後、アレハンドロから受けた[[チームトリニティ]]の抹殺命令を受けたサーシェスは、一瞬の隙を突いて[[ミハエル・トリニティ]]を射殺。[[ヨハン・トリニティ]]も負傷させた後、[[ガンダムスローネツヴァイ]]を奪取し、乗ってから間もない段階でスローネツヴァイの特性を掴み、[[ガンダムスローネアイン]]を撃墜して、ヨハンも抹殺した。
 
ラグナ抹殺後、アレハンドロから受けた[[チームトリニティ]]の抹殺命令を受けたサーシェスは、一瞬の隙を突いて[[ミハエル・トリニティ]]を射殺。[[ヨハン・トリニティ]]も負傷させた後、[[ガンダムスローネツヴァイ]]を奪取し、乗ってから間もない段階でスローネツヴァイの特性を掴み、[[ガンダムスローネアイン]]を撃墜して、ヨハンも抹殺した。
   −
その後は国連軍と合流し、[[AEU]]所属のゲイリー・ビアッジとして刹那やロックオンと[[宇宙]]で決戦を繰り広げる。最後はロックオンの捨て身の攻撃に敗れて、スローネツヴァイと共に散った。
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その後は[[国連|国連軍]]と合流し、[[AEU]]所属のゲイリー・ビアッジとして刹那やロックオンと[[宇宙]]で決戦を繰り広げる。最後はロックオンの捨て身の攻撃に敗れて、スローネツヴァイと共に散った。
   −
…かに思われたが生存しており(本人曰く「体の半分が消し炭になった」らしい)、2ndでは[[リボンズ・アルマーク]]に雇われる形で再登場。リボンズの命でアザディスタンを焼け野原にするなど暗躍し、さらに刹那と[[ティエリア・アーデ|ティエリア]]を手玉にとるなど衰えぬ実力の高さを見せつけた。
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…かに思われたが辛うじて生存しており(本人曰く「体の半分が消し炭になった」らしい)、2ndでは[[リボンズ・アルマーク]]に雇われる形で再登場。リボンズの命でアザディスタンを焼け野原にするなど暗躍し、さらに刹那と[[ティエリア・アーデ|ティエリア]]を手玉にとるなど衰えぬ実力の高さを見せつけた。
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しかし、その後の[[ダブルオーライザー]]との戦いでは刹那を負傷させた上で戦いを挑むが逆に圧倒され、人質をとるといった卑怯な手段に走るも、遂に彼に敗北を喫する。その後はしばらく戦場に姿を見せなかったが、「ソレスタルビーイング」での最終決戦にて再び出撃。[[ロックオン・ストラトス (2代目)|ライル]]との最終決戦でも最初は余裕を見せて半ば遊んでいたものの右腕を破壊されるなど実力差が圧倒的とは言い難くなっていた。そして機体が機能停止した所を破壊されるも脱出し、ライルを騙し討ちしようとするが返り討ちにされ、今度こそ戦死。幾度と刹那達を苦戦させた強敵でありながら、'''サーシェスの最期は、かつて自分が殺害した[[ミハエル・トリニティ|ミハエル]]と同じく断末魔さえ無い'''という惨めかつ呆気ないものだった。<br />
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しかし、その後の[[ダブルオーライザー]]との戦いでは刹那を負傷させた上で戦いを挑むが逆に圧倒され、人質をとるといった卑怯な手段に走るも、遂に彼に敗北を喫する。その後はしばらく戦場に姿を見せなかったが、外宇宙航行艦「ソレスタルビーイング」での最終決戦にて再び出撃。[[ロックオン・ストラトス (2代目)|ライル]]との最終決戦でも最初は余裕を見せて半ば遊んでいたものの右腕を破壊されるなど実力差が圧倒的とは言い難くなっていた。そして機体が機能停止した所を破壊されるも脱出し、ライルを騙し討ちしようとするが返り討ちにされ、今度こそ戦死。幾度と刹那達を苦戦させた強敵でありながら、'''サーシェスの最期は、かつて自分が殺害した[[ミハエル・トリニティ|ミハエル]]と同じく断末魔さえ無い'''という惨めかつ呆気ないものだった。<br />
なお大森版では、機体を自律起動させて再度襲い掛かるも直後自分の周囲の壁や足場が大爆発を起こし、それに巻き込まれて死亡。誰の手にもかからないという原作以上に呆気なく惨めな最期を迎えた。また同作ではそれ以前にティエリアの攻撃で両足を斬られた直後、不意打ちとはいえ'''[[沙慈・クロスロード|沙慈]]に背後を攻撃され'''、さらにダブルオーの量子空間の中で刹那に「小さい奴」「戦いだけに執着し続ける哀れな魂」と哀れみを込めた目で断じられた上に、一瞬の内に機体を真っ二つにされ完全敗北するなどかませ臭の強い、悪行の報いをとことん受けるかのような扱いで、その最期もまさに天罰が下ったようなものだった。
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なお、大森版では、機体を自律起動させて再度襲い掛かるも直後自分の周囲の壁や足場が大爆発を起こし、それに巻き込まれて死亡。誰の手にもかからないという原作以上に呆気なく惨めな最期を迎えた。また、同作ではそれ以前にティエリアの攻撃で両足を斬られた直後、不意打ちとはいえ'''[[沙慈・クロスロード|沙慈]]に背後を攻撃され'''、さらにダブルオーの量子空間の中で刹那に「小さい奴」「戦いだけに執着し続ける哀れな魂」と哀れみを込めた目で断じられた上に、一瞬の内に機体を真っ二つにされ完全敗北するなどかませ臭の強い、悪行の報いをとことん受けるかのような扱いで、その最期もまさに天罰が下ったようなものだった。
   −
'''実はサーシェスという名も偽名であり、本名は一切明かされてない'''。また、サーシェスの風貌は通常髭を生やしたものであるが、ゲイリー・ビアッジと名乗って活動していた時(1st第14~23話)には髭を剃っている。<br />
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'''実はサーシェスという名も[[偽名]]であり、本名は一切明かされてない'''。また、サーシェスの風貌は通常髭を生やしたものであるが、ゲイリー・ビアッジと名乗って活動していた時(1st第14話~第23話)には髭を剃っている。<br />
そのあまりの戦闘能力の高さから、真の意味で敗北した事は殆んど無く、大半が全く予想出来ない事象によるものが多い(ある意味大森版の最期はその極致と言える)。彼に本当の実力で渡り合えたパイロットは1stの時点では[[ロックオン・ストラトス|ロックオン]]だけであったが、2ndの後半辺りからは[[刹那・F・セイエイ|刹那]]や[[ロックオン・ストラトス (2代目)|ライル]]も渡り合えていたため、自分の実力を過信しすぎていたとも言える。
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そのあまりの戦闘能力の高さから、真の意味で敗北した事は殆んど無く、大半が全く予想出来ない事象によるものが多い(ある意味、大森版の最期はその極致と言える)。サーシェスに本当の実力で渡り合えたパイロットは、1stの時点では[[ロックオン・ストラトス|ロックオン]]だけであったが、2ndの後半辺りからは[[刹那・F・セイエイ|刹那]]や[[ロックオン・ストラトス (2代目)|ライル]]も渡り合えていたため、自分の実力を過信しすぎていたとも言える。
    
争いをなくし理解し合うことをテーマとした本作品において「必ずしも解り合えるわけではない存在」と言える典型的な外道ではあるが、突き抜けたキャラクター性と最後まで悪を貫いた悪としての魅力、高い実力を持っている為にその人気は高い。
 
争いをなくし理解し合うことをテーマとした本作品において「必ずしも解り合えるわけではない存在」と言える典型的な外道ではあるが、突き抜けたキャラクター性と最後まで悪を貫いた悪としての魅力、高い実力を持っている為にその人気は高い。
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=== [[Zシリーズ]] ===
 
=== [[Zシリーズ]] ===
 
;[[第2次スーパーロボット大戦Z破界篇]]
 
;[[第2次スーパーロボット大戦Z破界篇]]
:初登場作品。藤原氏の声あては3度目(ガンダムシリーズとしては2人目)。元々悪役を多く演じている関係か、戦闘中の言葉使いが凶暴になったりと生き生きしている。高レベルの[[底力]]と、戦闘のプロフェッショナルという経歴から[[極]]の[[特殊技能|スキル]]を持つ強敵。
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:初登場作品。藤原氏の声あては3度目([[ガンダムシリーズ]]としては2人目)。元々悪役を多く演じている関係か、戦闘中の言葉使いが凶暴になったりと生き生きしている。高レベルの[[底力]]と、戦闘のプロフェッショナルという経歴から[[極]]の[[特殊技能|スキル]]を持つ強敵。
 
:しかしながら、[[ガンダムスローネツヴァイ]]に乗り換えてからは[[刹那・F・セイエイ|刹那]]のエースボーナス『ガンダムタイプと太陽炉搭載機に与えるダメージ1.5倍』が適用されてしまうので、ある程度刹那が育成されていれば意外とあっさり落とせてしまう。
 
:しかしながら、[[ガンダムスローネツヴァイ]]に乗り換えてからは[[刹那・F・セイエイ|刹那]]のエースボーナス『ガンダムタイプと太陽炉搭載機に与えるダメージ1.5倍』が適用されてしまうので、ある程度刹那が育成されていれば意外とあっさり落とせてしまう。
 
:なお、顔グラフィックのバリエーションとして髭ありと髭なしの2種類がある。
 
:なお、顔グラフィックのバリエーションとして髭ありと髭なしの2種類がある。
 
;[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇]]
 
;[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇]]
:2nd設定込みで参戦。原作通り[[アルケーガンダム]]を駆り暴れまわる。破界篇に比べると出番が減っているがそれでも原作よりは刹那達との交戦回数は多いので、敵役としては存在感がある。前作同様能力値は高いもののアルケーガンダムの[[HP]]がそこまで高くないためやはり刹那がある程度育成されていればあっさり落とせる。
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:2nd設定込みで参戦。原作通り[[アルケーガンダム]]を駆り暴れまわる。破界篇に比べると出番が減っているが、それでも原作よりは刹那達との交戦回数は多いので、敵役としては存在感がある。前作同様能力値は高いもののアルケーガンダムの[[HP]]がそこまで高くないため、やはり刹那がある程度育成されていれば、あっさり落とせる。
:死に様が原作から多少変更され、最期は[[ZEXIS]]との戦いに敗北してそのまま戦死する。原作の呆気なく惨めですらあった最期を思えば、幾分ましな最期と言えるかもしれない(ちなみに黒の騎士団ルートでは[[リジェネ・レジェッタ|リジェネ]]よりも先に戦死してしまう)。しかし、出番の多さに反して意外にも他作品キャラクターとの[[特殊戦闘台詞]]は少ない。サーシェス自身はかなり強烈なキャラクターなので少し残念なところ。
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:死に様が原作から多少変更され、最期は[[ZEXIS]]との戦いに敗北してそのまま戦死する。原作の呆気なく惨めですらあった最期を思えば、幾分ましな最期と言えるかもしれない(ちなみに[[黒の騎士団]]ルートでは[[リジェネ・レジェッタ|リジェネ]]よりも先に戦死してしまう)。しかし、出番の多さに反して意外にも他作品キャラクターとの[[特殊戦闘台詞]]は少ない。サーシェス自身はかなり強烈なキャラクターなので、少し残念である。
:また、破界篇でペールゼンに厄介になっていた頃に[[レッドショルダー]]の記録フィルムを見ていたらしく、アザディスタンでの戦いにて[[ワイズマン]]の策謀によって本作オリジナルのレッドショルダーマーチ「戦騎達の行進」が戦場中に響き渡った際には、本作におけるこの曲のあり方を示す発言を真っ先にしている。
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:また、破界篇で[[ヨラン・ペールゼン|ペールゼン]]に厄介になっていた頃に[[レッドショルダー]]の記録フィルムを見ていたらしく、アザディスタンでの戦いにて[[ワイズマン]]の策謀によって本作オリジナルのレッドショルダーのマーチ「戦騎達の行進」が戦場中に響き渡った際には、本作におけるこの曲のあり方を示す発言を真っ先にしている。
:[[中断メッセージ]]ではリボンズと共に登場。彼に再世篇のEDを特別に見せて貰う事に(本人曰く感想は「凄い」らしい)。
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:[[中断メッセージ]]では[[リボンズ・アルマーク|リボンズ]]と共に登場。彼に再世篇のEDを特別に見せて貰う事に(本人曰く感想は「凄い」らしい)。
    
=== 単独作品 ===
 
=== 単独作品 ===
 
;[[スーパーロボット大戦Card Chronicle]]
 
;[[スーパーロボット大戦Card Chronicle]]
:概ね原作と同じ経緯(但しニールには原作や第2次Zと違い完敗する結果となっている)で戦死するが、後に[[クレディオ]]により[[ジェリル・クチビ]]や[[ステラ・ルーシェ]]らと共に幻影として復活、再び[[カイルス]]と激突する。
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:概ね原作と同じ経緯(ただし、ニールには原作や第2次Zと違って完敗する結果となっている)で戦死するが、後に[[クレディオ]]により[[ジェリル・クチビ]]や[[ステラ・ルーシェ]]らと共に幻影として復活、再び[[カイルス]]と激突する。
    
== パイロットステータス設定の傾向 ==
 
== パイロットステータス設定の傾向 ==
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== 人間関係 ==
 
== 人間関係 ==
 
;[[刹那・F・セイエイ]]
 
;[[刹那・F・セイエイ]]
:かつてKPSAに誘拐された幼少時代のソラン(刹那)を洗脳し、両親を殺させる原因を作った。また、刹那のナイフを使う格闘術の師匠でもある。彼の事1stシーズンでは「クルジスのガキ」「クルジスの小僧」と呼んでいるが、2ndシーズンでは彼が成長したので「クルジスの兄ちゃん」と呼んでいる。彼の戦いの師だけあって、実力では彼を圧倒していたが、2ndシーズン後半では彼に完敗を喫する事に。大森版では彼に戦闘・精神面で完全敗北する。
+
:かつてKPSAに誘拐された幼少時代のソラン(刹那)を洗脳し、両親を殺させる原因を作った。また、刹那のナイフを使う[[武術・格闘技|格闘術]]の師匠でもある。
 +
:刹那の事は1stシーズンでは「クルジスのガキ」「クルジスの小僧」と呼んでいるが、2ndシーズンでは彼が成長したので「クルジスの兄ちゃん」と呼んでいる。
 +
:刹那の戦いの師だけあって、実力では彼を圧倒していたが、2ndシーズン後半では彼に完敗を喫する事に。ちなみに、大森版では彼に戦闘・精神面で完全敗北する。
 
;[[ロックオン・ストラトス]]
 
;[[ロックオン・ストラトス]]
:KPSAのテロで家族を失ったロックオンにとっては、サーシェスは家族の仇である。1stシーズンでは彼と相打ちとなる。また、サーシェスをモビルスーツ戦闘において、生の実力で追い詰めた唯一の人物でもある。
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:KPSAの[[テロリスト|テロ]]で家族を失ったロックオンにとっては、サーシェスは家族の仇である。1stシーズン終盤では、ロックオンと相討ちとなる。
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:また、サーシェスをモビルスーツ戦闘において、生の実力で追い詰めた唯一の人物でもある。
 
;[[ロックオン・ストラトス (2代目)]]
 
;[[ロックオン・ストラトス (2代目)]]
:自身を一度死の寸前まで追いつめた男の弟。また原作ではライル自身は当初はサーシェスに対してはそれほど怒りを露にしておらず冷静に受け止めていた(後に対峙した際に改めて怒りを露にする)が、再世篇では最初から怒りを露にしている。そして最期は彼に引導を渡される事に。
+
:自身を一度死の寸前まで追いつめた男の弟。
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:原作ではライル自身は当初はサーシェスに対してはそれほど怒りを露にしておらず冷静に受け止めていた(後に対峙した際に改めて怒りを露にする)が、再世篇では最初から怒りを露にしている。そして最期は彼に引導を渡される事に。
 
;[[ティエリア・アーデ]]
 
;[[ティエリア・アーデ]]
 
:2ndシーズンではロックオンの仇として、サーシェスを強く敵視する。
 
:2ndシーズンではロックオンの仇として、サーシェスを強く敵視する。
 
;[[アレハンドロ・コーナー]]
 
;[[アレハンドロ・コーナー]]
:サーシェスにとってのスポンサーその1。[[第2次スーパーロボット大戦Z破界篇|第2次Z破界篇]]では原作よりも多くの彼との会話がある。
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:サーシェスにとってのスポンサーその1。[[第2次スーパーロボット大戦Z破界篇|第2次Z破界篇]]では、原作よりも多くの彼との会話がある。
 
;[[ヨハン・トリニティ]]
 
;[[ヨハン・トリニティ]]
 
:トリニティ兄妹の長男。抹殺すべく、あえてモビルスーツ戦で彼を倒した。
 
:トリニティ兄妹の長男。抹殺すべく、あえてモビルスーツ戦で彼を倒した。
 
;[[ミハエル・トリニティ]]
 
;[[ミハエル・トリニティ]]
:彼を真っ先に銃殺し、彼の愛機を奪取した。
+
:彼を真っ先に銃殺し、彼の[[ガンダムスローネツヴァイ|愛機]]を奪取した。
 
;[[ネーナ・トリニティ]]
 
;[[ネーナ・トリニティ]]
:[[アグリッサ]]を破壊した張本人。彼女の兄たちを手にかけ、彼女にも引導を渡さんとするも、刹那の介入で取り逃す事に。2ndシーズンでも一度相対しており、命を狙われるも軽くあしらっている。2ndシーズンの小説版では、軽くあしらったアニメ版と違って相当酷い仕打ちをしている。
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:[[アグリッサ]]を破壊した張本人。彼女の兄たちを手にかけ、彼女にも引導を渡さんとするも、刹那の介入で取り逃す事に。
 +
:2ndシーズンでも一度相対しており、命を狙われるも軽くあしらっている。2ndシーズンの小説版では、軽くあしらったアニメ版と違って相当酷い仕打ちをしている。
 
;[[ラグナ・ハーヴェイ]]
 
;[[ラグナ・ハーヴェイ]]
:アレハンドロの使いだったが、ガンダムが手に入らないことを苛立って、暗殺命令を依頼され殺害する。
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:アレハンドロの使いだったが、ガンダムが手に入らないことを苛立って、[[暗殺]]命令を依頼され殺害する。
 
;[[絹江・クロスロード]]
 
;[[絹江・クロスロード]]
 
:[[ソレスタルビーイング]]取材のためラグナのところまでたどり着いた彼女に、正体を明かし殺害する。
 
:[[ソレスタルビーイング]]取材のためラグナのところまでたどり着いた彼女に、正体を明かし殺害する。
 
;[[リボンズ・アルマーク]]
 
;[[リボンズ・アルマーク]]
:1stシーズン終盤でのロックオンとの死闘で瀕死の重傷を負ったところを彼に再生治療で蘇生させられ、2ndシーズン以後は彼に雇われる。リボンズからは'''「ある意味人間の枠を超えている」'''と評せられ、サーシェスはリボンズを「大将」と呼ぶ。
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:1stシーズン終盤でのロックオンとの死闘で瀕死の重傷を負ったところを彼に再生治療で蘇生させられ、2ndシーズン以後は彼に雇われる。
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:リボンズからは'''「ある意味人間の枠を超えている」'''と評せられ、サーシェスはリボンズを「大将」と呼ぶ。
 
;[[リジェネ・レジェッタ]]
 
;[[リジェネ・レジェッタ]]
 
:2ndシーズン終盤、リボンズに反旗を翻して一度はリボンズを屠った彼を射殺する。
 
:2ndシーズン終盤、リボンズに反旗を翻して一度はリボンズを屠った彼を射殺する。
 +
;[[ソレスタルビーイング]]の監視者達
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:小説版では1stと2ndの間に、リボンズの命令でソレスタルビーイングの監視者達全員を暗殺していたことが判明している。
 
;フォン・スパーク
 
;フォン・スパーク
:外伝シリーズに登場するソレスタルビーイングの支援組織『フェレシュテ』に所属していたガンダムマイスター。少年時代、一時期サーシェスと共にテロリスト活動をしていた。サーシェスをも面食らわせるほどの狂気と実力を持つ危険人物である。
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:外伝シリーズに登場するソレスタルビーイングの支援組織『フェレシュテ』に所属していたガンダムマイスター。
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:少年時代、一時期サーシェスと共にテロリスト活動をしていた。サーシェスをも面食らわせるほどの狂気と実力を持つ危険人物である。
    
== 他作品との人間関係 ==
 
== 他作品との人間関係 ==
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:第2次Z破界篇では[[レッドショルダー]]がPMCトラストに雇われている為、破界篇序盤での彼らは、立場上ではサーシェスの部下という事になる。
 
:第2次Z破界篇では[[レッドショルダー]]がPMCトラストに雇われている為、破界篇序盤での彼らは、立場上ではサーシェスの部下という事になる。
 
;[[ガウルン]]
 
;[[ガウルン]]
:サーシェスと共通点が多い悪の傭兵な人物。スパロボでは現在は直接対面したことはないが、第3次Z時獄篇の戦闘台詞にてガウルンが名前を出しており、その言動から察するに彼からも一目置かれていたようである。
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:サーシェスと共通点が多い悪の[[傭兵]]な人物。
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:スパロボでは現在は直接対面したことはないが、第3次Z時獄篇の戦闘台詞にてガウルンが名前を出しており、その言動から察するに彼からも一目置かれていたようである。
 
;[[クロウ・ブルースト]]
 
;[[クロウ・ブルースト]]
 
:第2次Z再世篇にて、彼からも[[ロックオン・ストラトス|ニール]]の仇として狙われる。
 
:第2次Z再世篇にて、彼からも[[ロックオン・ストラトス|ニール]]の仇として狙われる。
 
;[[ムウ・ラ・フラガ]]
 
;[[ムウ・ラ・フラガ]]
:[[CC]]では過去にサーシェスを連合の外人部隊で見かけていた。
+
:[[CC]]では過去にサーシェスを[[地球連合軍|連合]]の外人部隊で見かけていた。
 
;[[クレディオ|フルギーロ]]
 
;[[クレディオ|フルギーロ]]
:[[CC]]では自身の戦死後、彼の力により同じく戦死していた[[ジェリル・クチビ|ジェリル]]や[[ステラ・ルーシェ|ステラ]]達と共に幻影として召還される。
+
:CCでは自身の戦死後、彼の力により同じく戦死していた[[ジェリル・クチビ|ジェリル]]や[[ステラ・ルーシェ|ステラ]]達と共に幻影として召還される。
    
== 名台詞 ==
 
== 名台詞 ==
    
=== 1st ===
 
=== 1st ===
;「ったくひでえもんだなぁ、ソレスタルなんたらってのはよ。ここにある石ころが取れなきゃこの国の経済は破綻。その影響を受ける国や企業がどんだけあるか…戦争を止められりゃあ下々のものはどうなってもいいらしいや」
+
;「この戦いは、神の御前に捧げられる聖戦である…」
:[[ソレスタルビーイング]]の矛盾を突いた台詞。太陽光発電を推進したのはソレスタルビーイングの[[イオリア・シュヘンベルグ|創設者]]で、その悪影響を受けた中東の現状に何も考えてないことへの反論とも受け取れる。無論、本音は戦争がしたいだけなのだが。
+
:第1話におけるサーシェスの初台詞。『[[機動戦士ガンダム00]]』の物語は、彼の台詞で始まった。
 +
:なお、以下「KPSA」の少年兵達を洗脳する言葉が続くのだが、その中の一人である[[刹那・F・セイエイ|ソラン・イブラヒム]]だけは「この世界に、神なんていない!」と心中で反論するのであった。
 +
;「ったくひでえもんだなぁ、ソレスタルなんたらってのはよ」<br />「ここにある石ころが取れなきゃこの国の経済は破綻。その影響を受ける国や[[企業]]がどんだけあるか…」<br />「戦争を止められりゃあ、下々の者はどうなってもいいらしいや」
 +
:第6話より。[[ソレスタルビーイング]]の矛盾を突いた台詞。
 +
:[[太陽光エネルギー|太陽光発電]]を推進したのはソレスタルビーイングの[[イオリア・シュヘンベルグ|創設者]]で、その悪影響を受けた中東の現状に何も考えてないことへの反論とも受け取れる。無論、本音は戦争がしたいだけなのだが。
 
;「命あっての物種ってな。」
 
;「命あっての物種ってな。」
:ソレスタルビーイングのモラリア武力介入の際に自分の部下だけを岩陰に隠しておいたサーシェスが部下たちにかけた言葉。彼の人生観を表している一言。<br />ガンダムとまともにやりあっても貧乏くじを引くだけだと踏んでいたサーシェスは自分だけでエクシアの鹵獲を試みたが失敗するや兵力を温存したまま作戦行動を終えた。<br />戦闘狂ではあるが隊長という肩書がある時は一応はいたずらに手駒を失うような事が無いよう考えて行動している事がわかる。
+
:第7話より。ソレスタルビーイングのモラリア武力介入の際に自分の部下だけを岩陰に隠しておいたサーシェスが部下たちにかけた言葉。彼の人生観を表している一言。
 +
:ガンダムとまともにやりあっても貧乏くじを引くだけだと踏んでいたサーシェスは自分だけでエクシアの鹵獲を試みたが失敗するや兵力を温存したまま作戦行動を終えた。
 +
:戦闘狂ではあるが隊長という肩書がある時は、一応はいたずらに手駒を失うような事が無いよう考えて行動している事がわかる。
 
;「ところがぎっちょん!」
 
;「ところがぎっちょん!」
 
:口癖。相手が油断しているところに突然襲い掛かる時に言う事が多い。
 
:口癖。相手が油断しているところに突然襲い掛かる時に言う事が多い。
 
;「戦争屋です。戦争が好きで好きでたまらない、人間のプリミティブな衝動に準じて生きる最低最悪の人間ですよ…」
 
;「戦争屋です。戦争が好きで好きでたまらない、人間のプリミティブな衝動に準じて生きる最低最悪の人間ですよ…」
:[[絹江・クロスロード]]の取材に応じるサーシェスは、言葉静かに自身の本性を明かす。稀代の戦争狂・サーシェスという男を最も表現した名台詞。
+
:第20話より。[[絹江・クロスロード]]の取材に応じるサーシェスは、言葉静かに自身の本性を明かす。稀代の戦争狂・サーシェスという男を最も表現した名台詞。
 
;「スポンサーからあんたらをどうにかしてくれって頼まれてな」
 
;「スポンサーからあんたらをどうにかしてくれって頼まれてな」
:味方を装って[[チームトリニティ]]に接触した際の台詞。ヨハンはラグナに頼まれたのかと問い質すが…。なお、'''助けに来たとは一言も言っていない'''。
+
:第22話より。味方を装って[[チームトリニティ]]に接触した際の台詞。ヨハンはラグナに頼まれたのかと問い質すが…。なお、'''助けに来たとは一言も言っていない'''。
;「ラグナ? あぁ、ラグナ・ハーヴェイの事か。奴(やっこ)さん死んだよ」<br />「俺が殺した」
+
;「ラグナ? あぁ、ラグナ・ハーヴェイの事か。奴(やっこ)さん死んだよ」<br />「俺が殺した」
:上記の台詞の後、悪びれもなく殺人をカミングアウトしつつ[[ミハエル・トリニティ|ミハエル]]を殺害(正確には一行目の台詞の直後、銃撃)、[[ガンダムスローネツヴァイ|スローネツヴァイ]]を強奪する。<br />殺しにまったく抵抗のないサーシェスを象徴する場面だが、あまりにも流れるような展開だったためか即死したミハエル共々よくネタにされる。
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:上記の台詞の後、悪びれもなく殺人をカミングアウトしつつ[[ミハエル・トリニティ|ミハエル]]を殺害(正確には一行目の台詞の直後、銃撃)、[[ガンダムスローネツヴァイ|スローネツヴァイ]]を強奪する。
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:殺しに対しては全く躊躇しないサーシェスを象徴する場面だが、あまりにも流れるような展開だったためか、即死したミハエル共々よくネタにされる。
 
:第2次Z破界篇ではこの台詞の後に「こんな風にな」と発言しミハエルを銃殺する展開となった。
 
:第2次Z破界篇ではこの台詞の後に「こんな風にな」と発言しミハエルを銃殺する展開となった。
 
;「行けよ! ファングゥ!!」
 
;「行けよ! ファングゥ!!」
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:[[ガンダムスローネツヴァイ]]を奪取した際、ガンダムに搭乗していることを詰る刹那に返答した台詞。
 
:[[ガンダムスローネツヴァイ]]を奪取した際、ガンダムに搭乗していることを詰る刹那に返答した台詞。
 
;「てめえだって同類じゃねぇか! 紛争根絶を掲げるテロリストさんよぉ!」
 
;「てめえだって同類じゃねぇか! 紛争根絶を掲げるテロリストさんよぉ!」
:[[ロックオン・ストラトス|ロックオン]]との対峙。互いにテロに準じているが、背負っているものが決定的に違う。
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:第23話より。[[ロックオン・ストラトス|ロックオン]]との対峙。互いに[[テロリスト|テロ]]に殉じているが、背負っているものが決定的に違う。
;「一人じゃさびしいだろお嬢ちゃん!アニキのところへ送ってやるよ!!」
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;「一人じゃさびしいだろお嬢ちゃん! アニキのところへ送ってやるよ!!」
 
:田口央斗版(講談社・刊)でスローネツヴァイを強奪した直後、[[ネーナ・トリニティ|ネーナ]]を始末しようとして。最終的には彼も'''アニキのところ'''へ送られたが。
 
:田口央斗版(講談社・刊)でスローネツヴァイを強奪した直後、[[ネーナ・トリニティ|ネーナ]]を始末しようとして。最終的には彼も'''アニキのところ'''へ送られたが。
 
;「ハハッ!! 俺の勝ちだ!! やれるもんならやれ! しかし言っておくがオレみたいなのはこの世界の歪みの一つでしかない! わかるか! お前らのやっていることは無駄なんだ!! 無駄なんだよ!!」
 
;「ハハッ!! 俺の勝ちだ!! やれるもんならやれ! しかし言っておくがオレみたいなのはこの世界の歪みの一つでしかない! わかるか! お前らのやっていることは無駄なんだ!! 無駄なんだよ!!」
:大森倖三版(角川書店・刊)で原作通りアザディスタンで[[刹那・F・セイエイ|刹那]]と交戦し、機体を破壊されたが目的は達したので刹那に言い放った勝利宣言。この言葉に刹那は動揺しつつも、この後刹那は原作通りマスード・ラフマディを保護したので彼の目論見は潰える。
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:大森倖三版(角川書店・刊)で原作通りアザディスタンで[[刹那・F・セイエイ|刹那]]と交戦し、機体を破壊されたが目的は達したので刹那に言い放った勝利宣言。
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:この言葉に刹那は動揺しつつも、この後刹那は原作通りマスード・ラフマディを保護したので彼の目論見は潰える。
 
;「アァ゙ーけったくそ悪い。この世界から消えてくれよ、ガンダム」
 
;「アァ゙ーけったくそ悪い。この世界から消えてくれよ、ガンダム」
 
:同じく、大森版で原作終盤通り[[国連]]軍に入り、[[ガンダムヴァーチェ|ヴァーチェ]]を急襲した際の台詞。とは言え、この時彼が乗っているのは立派なガンダム顔をしたスローネツヴァイであり、この後その性能に酔う発言をするのであまり説得力がない。
 
:同じく、大森版で原作終盤通り[[国連]]軍に入り、[[ガンダムヴァーチェ|ヴァーチェ]]を急襲した際の台詞。とは言え、この時彼が乗っているのは立派なガンダム顔をしたスローネツヴァイであり、この後その性能に酔う発言をするのであまり説得力がない。
 
;「なっ バッ バカヤロー!! こんなことして何の得が…」
 
;「なっ バッ バカヤロー!! こんなことして何の得が…」
:大森版でロックオンが自分を巻き込んで[[自爆]]する事を察し、動揺して。前述のような余裕の勝利宣言は何処へやら、小悪党の命乞いそのものである。そしてロックオンは躊躇なく自爆スイッチを押した…
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:大森版でロックオンが自分を巻き込んで[[自爆]]する事を察し、動揺して。
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:前述のような余裕の勝利宣言は何処へやら、小悪党の命乞いそのものである。そしてロックオンは躊躇なく自爆スイッチを押した…
    
=== 2nd ===
 
=== 2nd ===
 
;「そうよ! そのまさかよ!!」
 
;「そうよ! そのまさかよ!!」
:2ndシーズン初登場時の台詞。[[アルケーガンダム]]を見た刹那の「まさか!?」という台詞に応じたものだが、通信は繋がっていないはずなのに…。
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:第5話より。2ndシーズン初登場時の台詞。[[アルケーガンダム]]を見た刹那の「まさか!?」という台詞に応じたものだが、通信は繋がっていないはずなのに…。
 
;「さあ! 始めようじゃねえか! ガンダム同士によるとんでもねえ戦争ってやつをよお!」
 
;「さあ! 始めようじゃねえか! ガンダム同士によるとんでもねえ戦争ってやつをよお!」
:刹那と[[ティエリア・アーデ|ティエリア]]の前に現れ、喜々として言い放つ。
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:第8話より。刹那と[[ティエリア・アーデ|ティエリア]]の前に現れ、喜々として言い放つ。
 
;「おうよ! けどな、お前らのせいで体の半分が消し炭だ! 野郎の命だけじゃ物足りねえんだよぉ!! 再生治療のツケを払え! テメエの命でなぁ!」
 
;「おうよ! けどな、お前らのせいで体の半分が消し炭だ! 野郎の命だけじゃ物足りねえんだよぉ!! 再生治療のツケを払え! テメエの命でなぁ!」
:刹那の「生きていたのか」という台詞に対する返答。よく生きていたものである。なお「治療費で全財産が殆どなくなったのでは?」と邪推するファンもいたとか…。なお、小説版では「[[ロックオン・ストラトス|野郎]]の命だけじゃ物足りない」という発言に刹那がマジギレしている。
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:第9話より。刹那の「生きていたのか」という台詞に対する返答。よく生きていたものである。「治療費で全財産がほとんど無くなったのでは?」と邪推するファンもいたとか…。
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:ちなみに、小説版では「[[ロックオン・ストラトス|野郎]]の命だけじゃ物足りない」という発言に刹那がマジギレしている。
 
;「あるよ。お前には理解できないだろうがな」
 
;「あるよ。お前には理解できないだろうがな」
:刹那に「あんたの戦いに意味はないのか」と問われて。彼にとっては、自分が楽しめる戦争ができるのが一番意味があるのだろう。
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:第14話より。刹那に「あんたの戦いに意味はないのか」と問われて。サーシェスにとっては、自分が楽しめる戦争ができることが一番意味があるのだろう。
 
;「フッ…俺の生き甲斐は、戦いでね!」
 
;「フッ…俺の生き甲斐は、戦いでね!」
 
:刹那を銃撃したが、わざと急所を外した理由。しかしこの後彼は機体を破壊されるまで圧倒されることになる。刹那と[[ダブルオーライザー]]を甘く見過ぎていた。
 
:刹那を銃撃したが、わざと急所を外した理由。しかしこの後彼は機体を破壊されるまで圧倒されることになる。刹那と[[ダブルオーライザー]]を甘く見過ぎていた。
167行目: 187行目:  
:田口版で[[ロックオン・ストラトス (2代目)|ライル]]と対峙して。[[アニュー・リターナー|アニュー]]のことをダシにしてライルを挑発し、激昂させる。
 
:田口版で[[ロックオン・ストラトス (2代目)|ライル]]と対峙して。[[アニュー・リターナー|アニュー]]のことをダシにしてライルを挑発し、激昂させる。
 
;「何がどうなってやがる!? くそっ、動けってんだよ!」
 
;「何がどうなってやがる!? くそっ、動けってんだよ!」
:アルケーがトライアルフィールドで機能停止した際の台詞。彼は自分でも知らないうちに[[ヴェーダ]]のバックアップを受けて戦っていたことが判明した瞬間。
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:第24話より。アルケーがトライアルフィールドで機能停止した際の台詞。彼は自分でも知らないうちに[[ヴェーダ]]のバックアップを受けて戦っていたことが判明した瞬間。
 
:なお、[[機動戦士Ζガンダム|はるか前の作品]]に登場した[[パプテマス・シロッコ|とある人物]]が、この時のサーシェスと同様の事態に直面して、これと似た趣旨の台詞を吐いていた。
 
:なお、[[機動戦士Ζガンダム|はるか前の作品]]に登場した[[パプテマス・シロッコ|とある人物]]が、この時のサーシェスと同様の事態に直面して、これと似た趣旨の台詞を吐いていた。
 
;「馬鹿があッ!!」
 
;「馬鹿があッ!!」
:TV版での最後の台詞。この台詞と共にライルを騙し討ちしようとするが、次の瞬間、サーシェスの眉間には銃弾が叩き込まれており、呆気なく返り討ちにされた。あまりの呆気なさに生存説すら囁かれた程だが、小説版では急所に何発も銃弾を撃ち込まれて動かなくなった事が明言されている。
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:TV版での最期の台詞。この台詞と共にライルを騙し討ちしようとするが、次の瞬間、サーシェスの眉間には銃弾が叩き込まれており、呆気なく返り討ちにされた。
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:あまりの呆気なさに生存説すら囁かれた程だが、小説版では急所に何発も銃弾を撃ち込まれて動かなくなった事が明言されている。
 
:なお、地味に「ガンダムに乗っていない時に断末魔すら言えずに銃殺される」という末路は'''自分が殺したミハエルと同じものだったりする'''。
 
:なお、地味に「ガンダムに乗っていない時に断末魔すら言えずに銃殺される」という末路は'''自分が殺したミハエルと同じものだったりする'''。
 
;「てめえ!!」
 
;「てめえ!!」
183行目: 204行目:  
:[[第2次スーパーロボット大戦Z破界篇|第2次Z破界篇]]の中盤で原作通りにミハエルを射殺して、[[ヨハン・トリニティ|ヨハン]]を返り討ちにした時の台詞。
 
:[[第2次スーパーロボット大戦Z破界篇|第2次Z破界篇]]の中盤で原作通りにミハエルを射殺して、[[ヨハン・トリニティ|ヨハン]]を返り討ちにした時の台詞。
 
;「過分なお褒めの言葉、恐れ入ります」<br />「ですが、私は好き勝手にやるのが性分なんですよ」
 
;「過分なお褒めの言葉、恐れ入ります」<br />「ですが、私は好き勝手にやるのが性分なんですよ」
:第2次Z 破界篇で[[ヨラン・ペールゼン|ペールゼン]]から「もう少し従順であれば、自分にとっての理想の兵士だった」との評価を受けた返答。戦いを無上の喜びとするサーシェスが本当に従順であることなどないだろうが。
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:第2次Z破界篇で[[ヨラン・ペールゼン|ペールゼン]]から「もう少し従順であれば、自分にとっての理想の兵士だった」との評価を受けた返答。
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:戦いを無上の喜びとするサーシェスが本当に従順であることなどないだろうが。
 
;「あのウイングゼロってのはお前のお友達が乗っていたらしいな!」<br />「どうだい? ダチ同士で殺しあった感想は!」
 
;「あのウイングゼロってのはお前のお友達が乗っていたらしいな!」<br />「どうだい? ダチ同士で殺しあった感想は!」
:[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇|第2次Z再世篇]]中盤、神根島にて[[ヒイロ・ユイ|ヒイロ]]搭乗の[[ウイングガンダムゼロ|ウイングゼロ]]を鹵獲後、刹那へと浴びせた挑発。辛うじて怒りを堪える彼を、サーシェスは更に嘲笑う。
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:[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇|第2次Z再世篇]]中盤、[[神根島]]にて[[ヒイロ・ユイ|ヒイロ]]搭乗の[[ウイングガンダムゼロ|ウイングゼロ]]を鹵獲後、刹那へと浴びせた挑発。辛うじて怒りを堪える彼を、サーシェスは更に嘲笑う。
 
;「この曲…ペールゼンの旦那の所で観たレッドショルダーの記録映画のBGMか」<br />「どこのどいつだか知らないが、粋な演出をしてくれたもんだぜ。じゃあ、どっちも頑張れよ…!」
 
;「この曲…ペールゼンの旦那の所で観たレッドショルダーの記録映画のBGMか」<br />「どこのどいつだか知らないが、粋な演出をしてくれたもんだぜ。じゃあ、どっちも頑張れよ…!」
:再世篇「戦士達の叫び」にて、突如流れ出した[[レッドショルダー]]のマーチに反応した。
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:再世篇第29話「戦士達の叫び」にて、突如流れ出した[[レッドショルダー]]のマーチに反応した。
 
;「ははは、戦争、戦争だぁ! ぬがあああああっ!!」
 
;「ははは、戦争、戦争だぁ! ぬがあああああっ!!」
 
:第2次Z再世篇における最終戦限定の撃墜台詞。戦争が好きで好きで仕方ない男は、皮肉にも戦争によって己の命を絶たれる事になるのであった。
 
:第2次Z再世篇における最終戦限定の撃墜台詞。戦争が好きで好きで仕方ない男は、皮肉にも戦争によって己の命を絶たれる事になるのであった。
208行目: 230行目:     
== 余談 ==
 
== 余談 ==
*人間関係の欄を見れば解るように、作中では主要や脇役に関わらず多くのキャラクターを手にかけており、その中で特筆すべきはガンダムパイロットを3人も殺害しているという事実である。これまでのガンダム作品でガンダムパイロットを倒したキャラクターは他にもいるが、それは主役側が殆どであり、敵側でこれだけの偉業を成し遂げたのは極めて異例と言っていいだろう。
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*人間関係の欄を見れば解るように、作中では主要や脇役に関わらず多くのキャラクターを手にかけており、その中で特筆すべきはガンダムパイロットを[[ヨハン・トリニティ|3]][[ミハエル・トリニティ|人]][[ロックオン・ストラトス|も]]殺害しているという事実である。
*その狂暴な性格と戦争を楽しむという点から、ファンの間ではサーシェスと同じように並外れた実力に加え、奸智にも長けた戦闘狂である[[ヤザン・ゲーブル]]と比較される事が多い。ただし、凶暴な中にも部下思いな好漢の一面も持つヤザンとは異なり、サーシェスは完全な悪漢であり、基本的に誰も強く信用はせず、かつ誰からも強く信用はされていないという大きな違いがあるが。
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**これまでのガンダム作品でガンダムパイロットを倒したキャラクターは他にもいるが、それは主役側が殆どであり、敵側でこれだけの偉業を成し遂げたのは極めて異例と言っていいだろう。
*1stでスローネツヴァイを手早く乗りこなした彼だが、2ndの描写を考慮すると早く乗りこなせたのはヴェーダの補助もいくらかはあったと思われる。また小説版ではアルケーを受領した時点で脱走も考えていたようだが、もししていたらリボンズによって機能停止させられていただろう。
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*その狂暴な性格と戦争を楽しむという点から、ファンの間ではサーシェスと同じように並外れた実力に加え、奸智にも長けた戦闘狂である[[ヤザン・ゲーブル]]と比較される事が多い。
*担当声優の藤原啓治氏といえば『クレヨンしんちゃん』の「野原ひろし」役で知られており、そんな藤原氏演じるサーシェスが2ndシーズンにてアザディスタンを焼け野原にした事から、一部ファンの間では「'''焼け野原ひろし'''」の渾名で親しまれている。尚、この渾名は藤原氏が演じたサーシェス以外の悪役キャラ達に対して用いられる事も。
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**ただし、凶暴な中にも部下思いな好漢の一面も持つヤザンとは異なり、サーシェスは完全な悪漢であり、基本的に誰も強く信用はせず、かつ誰からも強く信用はされていないという大きな違いがあるが。
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*1stでスローネツヴァイを手早く乗りこなした彼だが、2ndの描写を考慮すると早く乗りこなせたのは[[ヴェーダ]]の補助もいくらかはあったと思われる。
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**また、小説版ではアルケーを受領した時点で脱走も考えていたようだが、もししていたらリボンズによって機能停止させられていただろう。
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*担当声優の藤原啓治氏といえばアニメ『クレヨンしんちゃん』の野原ひろし役で知られており、そんな藤原氏演じるサーシェスが2ndシーズンにてアザディスタンを焼け野原にした事から、一部ファンの間では'''「焼け野原ひろし」'''の渾名で親しまれている。
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**なお、この渾名は藤原氏が演じたサーシェス以外の悪役キャラ達に対して用いられる事もある。
 
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