「沙慈・クロスロード」を編集中
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== 概要 == | == 概要 == | ||
− | + | 『1st』では終始一般人の立ち位置を出ない為に今一つ活躍が無かったが、『2nd』では最終的に主人公機の[[サブパイロット]]になるだけでなく、'''心を通わせた女性が「黒いガンダムタイプに乗る」「巨大[[モビルアーマー|MA]]に乗る」「[[強化人間]]化する」という、[[ガンダムシリーズ]]における三大[[死亡フラグ]]を全てへし折って彼女の救出に成功した稀有なキャラクター'''であり、恋人であるルイス役の[[声優:斎藤千和|斎藤千和]]女史からも絶賛を受けている。なお、『2nd』でオーライザーに搭乗する経緯は歴代作品の「元々は民間人の主人公が偶然MSに乗り込む」というパターンを踏襲したもので、パイロットスーツもそれを意識したのか白を基調としたものである。 | |
「平和に暮らしていたが、なし崩し的に戦争に巻き込まれた一般人」というポジションや「戦争を通じて精神的に成長していく」展開など、視聴者と最も目線を合わせたキャラクターであると言える。そういう意味では「もう一人の主人公」という肩書もあながち間違いではない。 | 「平和に暮らしていたが、なし崩し的に戦争に巻き込まれた一般人」というポジションや「戦争を通じて精神的に成長していく」展開など、視聴者と最も目線を合わせたキャラクターであると言える。そういう意味では「もう一人の主人公」という肩書もあながち間違いではない。 | ||
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経済特区[[日本]]に住む少年で、「[[宇宙]]で働きたい」という夢を抱えながら姉の[[絹江・クロスロード]]や恋人である[[ルイス・ハレヴィ]]と共にごく普通の生活を送っていた。作品の主人公である[[刹那・F・セイエイ]]とは彼の潜伏先における隣近所の関係にあり、自分の部屋に招く等それなりの付き合いをしている。 | 経済特区[[日本]]に住む少年で、「[[宇宙]]で働きたい」という夢を抱えながら姉の[[絹江・クロスロード]]や恋人である[[ルイス・ハレヴィ]]と共にごく普通の生活を送っていた。作品の主人公である[[刹那・F・セイエイ]]とは彼の潜伏先における隣近所の関係にあり、自分の部屋に招く等それなりの付き合いをしている。 | ||
− | 序盤では[[ソレスタルビーイング]]については気になりつつも「遠い世界の出来事」と認識しており、日常の生活の方を優先していた。しかし中盤、ソレスタルビーイングを追っていた姉が殺害された(実行犯は[[アリー・アル・サーシェス]])だけでなく、恋人のルイスは[[チームトリニティ]] | + | 序盤では[[ソレスタルビーイング]]については気になりつつも「遠い世界の出来事」と認識しており、日常の生活の方を優先していた。しかし中盤、ソレスタルビーイングを追っていた姉が殺害された(実行犯は[[アリー・アル・サーシェス]])だけでなく、恋人のルイスは[[チームトリニティ]]の襲撃によって両親と左手首を失い、彼の日常は急変してしまう。終盤はルイスと「宇宙で再会する」という約束を交わし、『1st』エピローグでは宇宙技師の資格習得の為の勉強に打ち込んでいた。 |
4年後、念願の宇宙技師となり、ルイスとの約束を果たすためコロニー公社で働いていた。しかし、[[ガンダムスローネドライ|家族の命を奪ったガンダム]]への復讐の為に行動するルイスとは音信不通となってしまう。 | 4年後、念願の宇宙技師となり、ルイスとの約束を果たすためコロニー公社で働いていた。しかし、[[ガンダムスローネドライ|家族の命を奪ったガンダム]]への復讐の為に行動するルイスとは音信不通となってしまう。 | ||
=== 2ndシーズン === | === 2ndシーズン === | ||
− | 開始直後、[[カタロン]]の構成員でもある同僚が強制連行される場面に出くわしたせいで自身もカタロン構成員と疑われ、[[アロウズ]]に連行されて資源衛星での強制労働を強いられる事となる。そして、[[アロウズ]] | + | 開始直後、[[カタロン]]の構成員でもある同僚が強制連行される場面に出くわしたせいで自身もカタロン構成員と疑われ、[[アロウズ]]に連行されて資源衛星での強制労働を強いられる事となる。そして、[[アロウズ]]が投入した無人兵器オートマトンに殺されかけた所を助けられる形で[[刹那・F・セイエイ]]と再会を果たす。しかし、直後に彼が[[ソレスタルビーイング]]の[[ガンダムマイスター]]である事を知り、怒りをぶつけている。その後はやむなくトレミーチームと同行する事となり、[[ハロ|赤ハロ]]からの情報でルイスの巻き込まれた事件の真相を知ったり、宇宙技師として[[プトレマイオス2]](以下、「トレミー」と表記)の整備等に借り出されたりした。 |
− | 一旦はカタロンの基地に保護されるが、元の生活に戻りたい一心で勝手に逃げだして逆に[[地球連邦軍 (00)|連邦軍]]に捕まってしまう。この軽はずみな行動の為に基地の場所がアロウズに特定されて襲撃を受け、多数の死傷者が出るという悲惨な結果を招く事となった<ref name="Katharon">ただし、スペシャルエディションII「エンド・オブ・ワールド」では沙慈はカタロン基地に保護されない。その為、沙慈脱走が切っ掛けで起きた事件自体がカットされている。</ref>。その後は再びトレミーチームと行動を共にするが、自らの贖罪の為か「何か自分にできることをしたい」と積極的に[[イアン・ヴァスティ|イアン]]達の手伝いをするようになり、それに従ってソレスタルビーイングのメンバーとの交流も増えていった。<ref> | + | 一旦はカタロンの基地に保護されるが、元の生活に戻りたい一心で勝手に逃げだして逆に[[地球連邦軍 (00)|連邦軍]]に捕まってしまう。この軽はずみな行動の為に基地の場所がアロウズに特定されて襲撃を受け、多数の死傷者が出るという悲惨な結果を招く事となった<ref name="Katharon">ただし、スペシャルエディションII「エンド・オブ・ワールド」では沙慈はカタロン基地に保護されない。その為、沙慈脱走が切っ掛けで起きた事件自体がカットされている。</ref>。その後は再びトレミーチームと行動を共にするが、自らの贖罪の為か「何か自分にできることをしたい」と積極的に[[イアン・ヴァスティ|イアン]]達の手伝いをするようになり、それに従ってソレスタルビーイングのメンバーとの交流も増えていった。<ref>もっとも、プトレマイオス2の砲撃を手伝ってくれと言われた時は流石に動揺しており、戦う覚悟がまだ無かったともとれる。</ref> |
中盤、負傷したイアンの代わりにオーライザーを刹那に届けるが、その戦闘でルイスと思わぬ形で再会する事になる。この事で一度はトレミーを飛び出そうとするが、過去の過ちを思い出した為に未遂に終わった。その後はルイスを救うため[[説得|「ルイスに呼びかけ続ける」]]という戦いをする決心をし、オーライザーのパイロットとして索敵や[[ツインドライヴシステム]]の制御等を担当するようになる(沙慈の操縦技術がゼロの為、オーライザーの機体制御は赤ハロが担当)。 | 中盤、負傷したイアンの代わりにオーライザーを刹那に届けるが、その戦闘でルイスと思わぬ形で再会する事になる。この事で一度はトレミーを飛び出そうとするが、過去の過ちを思い出した為に未遂に終わった。その後はルイスを救うため[[説得|「ルイスに呼びかけ続ける」]]という戦いをする決心をし、オーライザーのパイロットとして索敵や[[ツインドライヴシステム]]の制御等を担当するようになる(沙慈の操縦技術がゼロの為、オーライザーの機体制御は赤ハロが担当)。 | ||
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;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦DD}} | ;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦DD}} | ||
:1stシーズンの設定で登場。序章ワールド3から登場。アッシュフォード学園の正門前でブリタニア人に絡まれており、異世界からやってきた[[アークエンジェル]]隊とプレイヤーに[[エリア11]]の実態を説明する役を担っている。学園前にいるが生徒なのかは明確になっておらず、やりとりから[[紅月カレン|カレン]]とは初対面のようである。 | :1stシーズンの設定で登場。序章ワールド3から登場。アッシュフォード学園の正門前でブリタニア人に絡まれており、異世界からやってきた[[アークエンジェル]]隊とプレイヤーに[[エリア11]]の実態を説明する役を担っている。学園前にいるが生徒なのかは明確になっておらず、やりとりから[[紅月カレン|カレン]]とは初対面のようである。 | ||
− | : | + | :その後、2章part11で第4世界のストーリーが進み、2ndの姿になって登場。 |
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== パイロットステータス == | == パイロットステータス == | ||
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== 人間関係 == | == 人間関係 == | ||
;[[絹江・クロスロード]] | ;[[絹江・クロスロード]] | ||
− | : | + | :姉であり唯一の肉親。なお、本編において、沙慈は姉が誰に殺されたかを最後まで知る由はなかった。 |
;[[ルイス・ハレヴィ]] | ;[[ルイス・ハレヴィ]] | ||
:ガールフレンド。大切な存在だったが、父親を失った過去から大切な人を失う事を恐れ、彼女の想いに応える事が出来なかった。 | :ガールフレンド。大切な存在だったが、父親を失った過去から大切な人を失う事を恐れ、彼女の想いに応える事が出来なかった。 | ||
− | : | + | :ルイスの負傷を機に、自身の想いに素直になる事を決め、彼女に指輪と共に告白するが、左手は既に失われていた。 |
;[[刹那・F・セイエイ]] | ;[[刹那・F・セイエイ]] | ||
− | : | + | :隣人。初対面時には愛想ないと思いつつも、意外と近所付き合いは良く、部屋に招待した事もある。2nd序盤でアロウズから彼に助け出されたことで深く関わっていく事となる。 |
− | : | + | :ルイスや姉・絹江の事に関しての誤解のせいもあり一方的に彼を恨んでいたが、それでも現実を受け止めて共に戦い続ける事で打ち解けていき、最終的には「良き相棒」と言っても良い関係になる。 |
;[[ティエリア・アーデ]] | ;[[ティエリア・アーデ]] | ||
:自身の軽率な行動に対して彼から何度か叱責を受けている。それ以外ではほとんど絡みが無い。 | :自身の軽率な行動に対して彼から何度か叱責を受けている。それ以外ではほとんど絡みが無い。 | ||
− | : | + | :なお、その切っ掛けが無いスペシャルエディション版および『[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇|第2次Z再世篇]]』では、関わりがほぼなくなっている。 |
;[[イアン・ヴァスティ]] | ;[[イアン・ヴァスティ]] | ||
:人生の先輩的存在。 | :人生の先輩的存在。 | ||
;[[セルゲイ・スミルノフ]] | ;[[セルゲイ・スミルノフ]] | ||
:[[カタロン]]の基地から脱出し連邦軍に拘束された時に彼の取り計らいで釈放してもらえた。…なのだが、セルゲイにこれまでの経緯を話した事が切っ掛けで、大惨事が起きてしまった。 | :[[カタロン]]の基地から脱出し連邦軍に拘束された時に彼の取り計らいで釈放してもらえた。…なのだが、セルゲイにこれまでの経緯を話した事が切っ掛けで、大惨事が起きてしまった。 | ||
− | : | + | :なお、TV版においては沙慈を釈放した一件が元々折り合いの悪かったアロウズに完全に目を付けられる事になった切っ掛けの出来事であり、沙慈の脱走はカタロン襲撃のみならずセルゲイが謀殺された遠因でとあると言える。 |
;[[アンドレイ・スミルノフ]] | ;[[アンドレイ・スミルノフ]] | ||
:[[劇場版 機動戦士ガンダム00 -A wakening of the Trailblazer-|劇場版]]の外伝作品『機動戦士ガンダム00I 2314』(SRW未参戦)では、お互い戦場で出会った事には気付かなかったが、お互いの立場で己に出来る事をやり抜こうと語り合う場面が描かれた。 | :[[劇場版 機動戦士ガンダム00 -A wakening of the Trailblazer-|劇場版]]の外伝作品『機動戦士ガンダム00I 2314』(SRW未参戦)では、お互い戦場で出会った事には気付かなかったが、お互いの立場で己に出来る事をやり抜こうと語り合う場面が描かれた。 | ||
:『第2次Z再世編』では[[リボンズ・アルマーク|リボンズ]]との決戦中、ルイスを安全圏まで離脱させる役目を託した。 | :『第2次Z再世編』では[[リボンズ・アルマーク|リボンズ]]との決戦中、ルイスを安全圏まで離脱させる役目を託した。 | ||
;[[アリー・アル・サーシェス]] | ;[[アリー・アル・サーシェス]] | ||
− | : | + | :真実に近づこうとした絹江を邪魔に思って殺害した。沙慈にとっての姉の仇。しかし、本人はその事実を知らない。 |
:大森倖三氏の[[漫画|漫画版]]では不意打ちとはいえ、'''サーシェスが乗る[[アルケーガンダム]]の背後に攻撃を当てる'''という快挙を成し遂げた。 | :大森倖三氏の[[漫画|漫画版]]では不意打ちとはいえ、'''サーシェスが乗る[[アルケーガンダム]]の背後に攻撃を当てる'''という快挙を成し遂げた。 | ||
;[[池田]] | ;[[池田]] | ||
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=== [[劇場版 機動戦士ガンダム00 -A wakening of the Trailblazer-|劇場版]] === | === [[劇場版 機動戦士ガンダム00 -A wakening of the Trailblazer-|劇場版]] === | ||
; 「美化しすぎだよ…」<br />友人「映画ってそういうもんだろ?」<br />「現実はあんな綺麗事じゃないよ…戦いはもっと怖い物なんだ」 | ; 「美化しすぎだよ…」<br />友人「映画ってそういうもんだろ?」<br />「現実はあんな綺麗事じゃないよ…戦いはもっと怖い物なんだ」 | ||
− | : 冒頭に流れていた | + | : 冒頭に流れていた[[ソレスタルビーイング (劇中劇)|映画『ソレスタルビーイング』]]の感想。映画の内容は政府のプロパガンダもあって[[ソレスタルビーイング]]を正義の味方に、[[アロウズ]]を悪役に据えたドラマチックな勧善懲悪の物語に仕立て上げられており、現実の戦争を目にした沙慈にとっては子供だましのように見えたのだろう。 |
: …というか、冒頭の[[アクシズ]]に始まり、'''ブーメランを投げつける[[アヘッド]]'''や'''なぜか生きている[[アレハンドロ・コーナー]]'''、[[トランザム]]の表現など、'''突っ込みどころ満載'''であるため、こう言いたくなるのも無理はなく、ある意味視聴者の代弁とも言える台詞である。 | : …というか、冒頭の[[アクシズ]]に始まり、'''ブーメランを投げつける[[アヘッド]]'''や'''なぜか生きている[[アレハンドロ・コーナー]]'''、[[トランザム]]の表現など、'''突っ込みどころ満載'''であるため、こう言いたくなるのも無理はなく、ある意味視聴者の代弁とも言える台詞である。 | ||
:他にも[https://twitter.com/veda2314 劇場版公式ツィッター「量子型演算処理システム ヴェーダ」]に'''「監督と脚本、廃業すればいい」'''とも書き込んでいた。 | :他にも[https://twitter.com/veda2314 劇場版公式ツィッター「量子型演算処理システム ヴェーダ」]に'''「監督と脚本、廃業すればいい」'''とも書き込んでいた。 |