「扇要」を編集中
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{{登場人物概要 | {{登場人物概要 | ||
− | + | | 外国語表記 = [[外国語表記::Kaname Oogi]] | |
− | | 外国語表記 = [[外国語表記:: | + | | 登場作品]]:[[コードギアスシリーズ]] |
− | | 登場作品 | + | *[[コードギアス 反逆のルルーシュ]] |
− | * | + | *[[コードギアス 反逆のルルーシュR2]] |
− | * | + | | 声優 = 真殿光昭 |
− | + | | 種族 = 地球人 | |
− | + | | 性別 = 男 | |
− | | 声優 = | + | | 年齢 = 26歳 |
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− | | 種族 = | ||
− | | 性別 = | ||
| 生年月日 = 皇暦1991年3月18日 | | 生年月日 = 皇暦1991年3月18日 | ||
− | | | + | | 所属 = [[民間人]]→レジスタンス紅月グループ→レジスタンス扇グループ→[[黒の騎士団]] |
− | + | | 役職 = 大学生→教師→副リーダー(紅月グループ)→リーダー(扇グループ)→副リーダー(黒の騎士団)→首席補佐官(黒の騎士団)→事務総長(黒の騎士団) | |
− | | | + | | キャラクターデザイン:CLAMP(原案)<br/>木村貴宏 |
− | | | ||
}} | }} | ||
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== 概要 == | == 概要 == | ||
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参謀格である[[ディートハルト・リート|ディートハルト]]からも、特別な物が無いと言う点に利用価値があると評価されているが、逆に[[指揮官]]としては価値が無いと見なされている。 | 参謀格である[[ディートハルト・リート|ディートハルト]]からも、特別な物が無いと言う点に利用価値があると評価されているが、逆に[[指揮官]]としては価値が無いと見なされている。 | ||
− | === | + | === 来歴 === |
− | + | 当初は数々の奇跡を起こしていた事から、ゼロを信頼していたが、秘密が多すぎる上に、非情な策に出る事も多いゼロの行動から、次第に不信感を募らせていく。 | |
− | 物語の中盤にて、[[シャーリー・フェネット|シャーリー]] | + | 物語の中盤にて、[[シャーリー・フェネット|シャーリー]]の銃撃によって記憶を失っていたヴィレッタと出会い、彼女に「千草」という名前をつけて、共同生活をした事で、次第に彼女と惹かれ合っていき、肉体関係にまで至ったかの様な描写もある。彼女に対してはかなり入れ込みすぎていた感があり、事実扇は日本人ではない彼女と共にいたいという、公私混同な動機から、[[ユーフェミア・リ・ブリタニア|ユーフェミア]]の提案した[[行政特区日本]]への参加を騎士団のメンバー達に促している。 |
[[ブラックリベリオン]]の際に、彼女がブリタニア人としての記憶を取り戻してしまった事で銃撃を受けて負傷してしまい、終盤ではゼロの真意を確かめさせる為、カレンにゼロの後を追うよう言い渡す。 | [[ブラックリベリオン]]の際に、彼女がブリタニア人としての記憶を取り戻してしまった事で銃撃を受けて負傷してしまい、終盤ではゼロの真意を確かめさせる為、カレンにゼロの後を追うよう言い渡す。 | ||
− | + | R2ではブリタニアに捕らえられ処刑を待つ身となっていたが、ゼロとカレンの活躍によって助けられ、再び黒の騎士団に参加。黒の騎士団が大規模な組織になってからは、最高幹部の筆頭である「首席補佐官」へと任命され、複数の特務隊を率いて、騎士団の内務・立法を統括する。ただし、前作におけるゼロへの不信感は、未だに燻り続けていた。 | |
+ | |||
+ | 物語の中盤でディートハルトに拘束されたヴィレッタと再会するも、自分を銃撃しても尚、彼女への好意を捨て切る事は出来ずにいた。そして、彼女の話したゼロがブリタニアの第11皇子・[[ルルーシュ・ランペルージ|ルルーシュ・ヴィ・ブリタニア]]であった事実やギアスに関する話を全て信じた結果、ゼロに関する真実を[[シュナイゼル・エル・ブリタニア|シュナイゼル]]から聞かされ戸惑う黒の騎士団のメンバー達を扇動。ゼロを引き渡す代わりに日本の返却させる裏取引を行って、それまで自分達に協力してくれたゼロを裏切る決意をする。しかし、[[ロロ・ランペルージ|ロロ]]が、[[蜃気楼]]でルルーシュを命懸けで連れ出した結果、目論見は失敗に終わった。 | ||
+ | |||
+ | ゼロ追放後、既に後戻りの許されなくなった扇は、事実上黒の騎士団の全権をほぼ掌握。どういう説明をしたのかは不明であるが、[[皇神楽耶|神楽耶]]や[[黎星刻|星刻]]達[[超合集国]]側の人間も自分の味方につけ、[[ジェレミア・ゴットバルト|ジェレミア]]にはゼロが死んだと平気で嘘を吐き、カレンの説得にも一切耳を貸さない等、ゼロに関しては理不尽に等しい非情さを見せるようになっていった。しかし、元々指揮官としての能力に欠けている扇ではブリタニアに対抗しきる事など出来ず、黒の騎士団の指揮は総司令官に就任していた星刻にまかせっきりで、結局の所、その立ち位置は変わらない有様で、状況に流されるままであった。 | ||
+ | |||
+ | 自らが追放したルルーシュが新たなブリタニアの皇帝に就いた事に、内心恐れを抱いていたのか、アッシュフォード学園の会談では、護衛もつけずに一人で会談に出席したルルーシュを捕獲するという作戦に出る。が、ルルーシュには通じず、逆に[[枢木スザク]]に「皇帝救出」の名目を与えてしまい、[[ランスロット・アルビオン]]の突入、そして超合集国の代表が人質にとられる事態を招いてしまう。 | ||
+ | |||
+ | 完全に追い込まれた事で、フレイヤ弾頭を大量装備した[[シュナイゼル・エル・ブリタニア]]と同盟を結んでブリタニアと決戦を迎えるが、シュナイゼルが黒の騎士団とルルーシュの軍団を共倒れさせて、ダモクレスで世界を恐怖で支配しようとした事には全く気付けていなかった模様。また、黒の騎士団にいた頃のルルーシュの身近にいながらその思考や策略を全く理解出来ておらず、更にはフレイヤを搭載したダモクレスや[[ナイトオブラウンズ]]の生き残りが戦力に加わって、確実にルルーシュに勝てると完全に油断した結果、サクラダイトの爆発によって放たれたフジサンの噴火に巻き込まれ、[[斑鳩]]を沈められてしまう結末となり、旗艦を失った黒の騎士団の戦力は、事実上の壊滅状態となってしまった。 | ||
− | + | === キャラクターの総評 === | |
+ | 序盤は、頼り無さそうでも温厚で人柄の良さから皆に慕われている兄貴分と、良い印象のキャラクターであったが、『R2』中盤になってからの行動から、その印象は大きく変わる事になる。 | ||
− | + | *殆ど周りに流され自分から行動に出ようとしない身でありながら、手段を選ばないゼロに不信感を募らせている。 | |
+ | *一番最初に認めていて、処刑からも救ってもらいながら、それまでのゼロへの恩を仇で返す形で、一番真っ先に裏切っている。 | ||
+ | *自分とヴィレッタの内通を棚上げして、ブリタニアの皇子でギアスを持っているのを理由にゼロを否定する。 | ||
+ | *シュナイゼルの告発によって、[[藤堂鏡志朗|藤堂]]や[[玉城真一郎|玉城]]達が動揺しているのをいい事に、彼等の主張が「真実」であると断じ、同盟を結んでいるはずの[[皇神楽耶|神楽耶]]や[[黎星刻|星刻]]達には何の相談もせず、独断でゼロ引渡しの「取り引き」に持ち込む。 | ||
+ | *普段さして行動力があるわけでもないくせに、上述したようなゼロへの裏切り行為やヴィレッタ絡みの時だけやたらに手を打つのが早い。 | ||
+ | *ゼロの放逐に成功して実権を掌握したにも拘らず、結局方針の決定等は藤堂や星刻にまかせっきりなままで、シュナイゼルに騎士団の指揮権をあっけなく奪われた挙句、ルルーシュの身近にいながら戦略を丸で読めなかった結果、黒の騎士団を壊滅させてしまう、最悪な失態を犯している。 | ||
+ | *最終的な彼自身とルルーシュの結末があまりにも対照的(世界中の憎しみを一身に背負って死亡したルルーシュに対し、彼は最終的に黒の騎士団のメンバー達から祝福されてヴィレッタと結婚し、日本の首相となっている)。<ref>もっともルルーシュが本当に死んだかは不明瞭であり、扇の政権が無事に続くかどうかも疑問だが。</ref> | ||
− | + | 以上の事から、最終的に視聴者からは「自分からろくに行動を起こさないだけでなく、自分の非を棚上げして善人面で他者の悪行を非難する偽善者」として、手厳しい評価を受ける事が多いキャラである。 | |
− | + | 扇が最終的にゼロを裏切るよう黒の騎士団を扇動したのも、ゼロへの怒りというよりも、'''ディートハルトに拘束され危険な立場に置かれていたヴィレッタを守る為には、ディートハルトの後ろ盾であったゼロ(ルルーシュ)が邪魔な存在だった'''という、きわめて個人的な私情を挟んだ理由であった可能性が高い。事実、ゼロの追放後、後ろ盾を失いヴィレッタを解放されたディートハルトの顔には、扇から暴行を受けたかの様な痕があり、扇自身もゼロを信じないと言い出したのにゼロの独白を鵜呑みにしているなど、上記のとおりゼロを放逐したいだけという可能性がより高くなっている(シンジュク事変の際に通信機で会話をしているが、後に「声だけじゃ誰だかわからない」と自分で言っている事からも扇はルルーシュの声はよく知らないはずである。KMFに搭乗しているときはルルーシュは仮面を付けていない事が多いが、カレンが声に気付いていないのでおそらく通信システムにも変声機能は付いていると推測できる。)。 | |
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− | + | そもそも、会談でシュナイゼルを中心としたブリタニア側の主張は、事実とはいえオカルトじみたあまりにも荒唐無稽に等しい内容である。資料は勿論、音声記録の会話でさえも一国家の力なら、十分捏造が可能な「状況証拠」ばかりで、証拠映像といった決定的な「物的証拠」は全く無かった。[[ユーフェミア・リ・ブリタニア|ユーフェミア]]や高亥の唐突的過ぎる心変わりにゼロの持つギアスが関係しているという話でさえ、「こじつけ」と言ってしまえばそれまでで、会談直前の第二次トウキョウ決戦に起きたブリタニア側によるトウキョウ租界の壊滅の事も含めれば、少なくとも半信半疑で終わるはずであった。 | |
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+ | にも関わらず、それがまかり通ってしまったのは古参の扇がブリタニア側に付いた事と、(元々、黒の騎士団幹部のゼロに対する信頼性が希薄だった事情もあるが)ゼロの数々の失態と不審な言動によって黒の騎士団幹部の彼に対する信頼が失墜していた事が最大の原因と思われる。「ゼロが黒の騎士団との信頼を回復させていればこうならなかった」と考えれば納得できなくなもないが…やはり、あまりにも強引な展開になっているので批判されることが多い。 | ||
== 登場作品と役柄 == | == 登場作品と役柄 == | ||
+ | |||
=== [[Zシリーズ]] === | === [[Zシリーズ]] === | ||
− | ; | + | ;[[第2次スーパーロボット大戦Z破界篇]] |
:初登場作品。エリア11ルート第6話から戦闘にも参加するが、初期能力値が低いので突出させるのは危険。機体も本人も戦力にしづらいので、[[修理装置]]でレベル99にして資金調達をさせるのが最大の役目か。第16話~第18話で表部隊ルートを選択していた場合、合流時に[[ジョブス]]に代わって[[ニルヴァーシュ]]のスペックを解説する見せ場がある。 | :初登場作品。エリア11ルート第6話から戦闘にも参加するが、初期能力値が低いので突出させるのは危険。機体も本人も戦力にしづらいので、[[修理装置]]でレベル99にして資金調達をさせるのが最大の役目か。第16話~第18話で表部隊ルートを選択していた場合、合流時に[[ジョブス]]に代わって[[ニルヴァーシュ]]のスペックを解説する見せ場がある。 | ||
− | ; | + | ;[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇]] |
:[[斑鳩]]の艦長として登場(ゼロが出撃した場合はメイン、出撃しない場合はサブパイロットとなる)。終盤では条件を満たしている場合、ゼロレクイエムルートに進むか、黒の騎士団ルートに進むかの選択権を握ることになる。 | :[[斑鳩]]の艦長として登場(ゼロが出撃した場合はメイン、出撃しない場合はサブパイロットとなる)。終盤では条件を満たしている場合、ゼロレクイエムルートに進むか、黒の騎士団ルートに進むかの選択権を握ることになる。 | ||
:[[シュナイゼル・エル・ブリタニア|シュナイゼル]]との対談で一度は原作通り[[ゼロ (コードギアス)|ゼロ]]を糾弾するが、黒の騎士団ルートでゼロを信じた場合は、[[スメラギ・李・ノリエガ|スメラギ]]や[[ジェフリー・ワイルダー|ジェフリー]]を始めとする艦長や仲間達からの[[説得]]によって反発心を押さえ納得がいくまでゼロの真意を問う事を決意する。原作で真っ先にゼロを糾弾し追放した挙句にシュナイゼルに彼を売ろうとしたことで視聴者から嫌われたことを考えれば、彼もいい意味で[[スパロボ補正]]が働いたと言えるだろう。なお、原作での行動の反映からか、このイベント以降、扇の表情グラフィックに、どこか悪意にも満ちた険しい表情を見せる様になる。 | :[[シュナイゼル・エル・ブリタニア|シュナイゼル]]との対談で一度は原作通り[[ゼロ (コードギアス)|ゼロ]]を糾弾するが、黒の騎士団ルートでゼロを信じた場合は、[[スメラギ・李・ノリエガ|スメラギ]]や[[ジェフリー・ワイルダー|ジェフリー]]を始めとする艦長や仲間達からの[[説得]]によって反発心を押さえ納得がいくまでゼロの真意を問う事を決意する。原作で真っ先にゼロを糾弾し追放した挙句にシュナイゼルに彼を売ろうとしたことで視聴者から嫌われたことを考えれば、彼もいい意味で[[スパロボ補正]]が働いたと言えるだろう。なお、原作での行動の反映からか、このイベント以降、扇の表情グラフィックに、どこか悪意にも満ちた険しい表情を見せる様になる。 | ||
:原作では[[ヴィレッタ・ヌゥ|ヴィレッタ]]の本名を呼んだ描写は無かったが、今作ではしっかりと呼んでおり、なお、黒の騎士団ルートでの結末はほぼ原作通りだが、ゼロレクイエムルートでは最終的にヴィレッタが教職に復帰するなど(姓が変わっているので扇と結婚はしている模様)、一部に漫画版が採用されている。黒の騎士団ルートでは玉城から結婚したことが明かされており、それでガムシャラに働いているらしく、ZEXIS解散パーティーには不参加となっている(他の欠席者はヴィレッタと[[ブレラ・スターン|ブレラ]]と[[ル・シャッコ|シャッコ]]と[[グレゴルー・ガロッシュ|グレゴルー]]ら[[ムーザ・メリメ|メン]][[バイマン・ハガード|バー]])。ある意味不遇であるが、原作では戦後のことが殆ど描写されなかったため、戦災後の復興を必死に頑張っているとも解釈出来る。 | :原作では[[ヴィレッタ・ヌゥ|ヴィレッタ]]の本名を呼んだ描写は無かったが、今作ではしっかりと呼んでおり、なお、黒の騎士団ルートでの結末はほぼ原作通りだが、ゼロレクイエムルートでは最終的にヴィレッタが教職に復帰するなど(姓が変わっているので扇と結婚はしている模様)、一部に漫画版が採用されている。黒の騎士団ルートでは玉城から結婚したことが明かされており、それでガムシャラに働いているらしく、ZEXIS解散パーティーには不参加となっている(他の欠席者はヴィレッタと[[ブレラ・スターン|ブレラ]]と[[ル・シャッコ|シャッコ]]と[[グレゴルー・ガロッシュ|グレゴルー]]ら[[ムーザ・メリメ|メン]][[バイマン・ハガード|バー]])。ある意味不遇であるが、原作では戦後のことが殆ど描写されなかったため、戦災後の復興を必死に頑張っているとも解釈出来る。 | ||
:なお、扇は正式参入時に'''その時点でのゼロのレベル・撃墜数・PPが引き継がれる'''という[[バグ (ゲーム)|バグ]](もしくはゼロのサブパイロットでもあるが故の仕様)があるため、2周目以降は全く活躍させなくても物凄い量のPPと撃墜数を手にする事になる(このバグ自体は1周目でも発生し、第9話「魔神が目覚める日」でゼロを無理矢理レベル99にしていると第12話「百万のキセキ」でレベル99で仲間になる)。 | :なお、扇は正式参入時に'''その時点でのゼロのレベル・撃墜数・PPが引き継がれる'''という[[バグ (ゲーム)|バグ]](もしくはゼロのサブパイロットでもあるが故の仕様)があるため、2周目以降は全く活躍させなくても物凄い量のPPと撃墜数を手にする事になる(このバグ自体は1周目でも発生し、第9話「魔神が目覚める日」でゼロを無理矢理レベル99にしていると第12話「百万のキセキ」でレベル99で仲間になる)。 | ||
− | ; | + | ;[[第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇]] |
− | :今回は[[NPC]] | + | :今回は[[NPC]]。漫画版のラストを反映してかスクールカウンセラーとなり、[[陣代高校]]などで顔を見せる。また、ヴィレッタとの間に子供を設けたようで第57話「BEYOND THE TIME」ではもうすぐ生まれると叫ぶ場面がある。 |
− | ; | + | ;[[第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇]] |
− | :時獄篇同様にNPC。新日本義勇軍として再編された[[黒の騎士団]]に参加している。『時獄篇』の時点では『再世篇』の選択肢でゼロを信じなかったのか、と取りざたされたが、中盤のミスリルルートで、『再世篇』で[[シャーリー・フェネット|シャーリー]] | + | :時獄篇同様にNPC。新日本義勇軍として再編された[[黒の騎士団]]に参加している。『時獄篇』の時点では『再世篇』の選択肢でゼロを信じなかったのか、と取りざたされたが、中盤のミスリルルートで、『再世篇』で[[シャーリー・フェネット|シャーリー]]が死亡している(=ルート選択のフラグが成立していなかった)ことが確定した。 |
− | === | + | == パイロットステータス設定の傾向 == |
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=== [[能力|能力値]] === | === [[能力|能力値]] === | ||
− | [[玉城真一郎|玉城]] | + | [[玉城真一郎|玉城]]よりは全能力が上だが、それでも低い。『再世篇』ではゼロを一回り弱くしたような感じになった。 |
=== [[精神コマンド]] === | === [[精神コマンド]] === | ||
;[[第2次スーパーロボット大戦Z破界篇|第2次Z破界篇]] | ;[[第2次スーパーロボット大戦Z破界篇|第2次Z破界篇]] | ||
:'''[[根性]]、[[信頼]]、[[努力]]、[[不屈]]、[[友情]]、[[激励]]''' | :'''[[根性]]、[[信頼]]、[[努力]]、[[不屈]]、[[友情]]、[[激励]]''' | ||
− | : | + | :実に彼らしい精神だが、激励以外有用なものはない。せめて[[応援]]でもあれば良かったのだが。 |
;[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇|第2次Z再世篇]] | ;[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇|第2次Z再世篇]] | ||
:'''[[根性]]、[[努力]]、[[不屈]]、[[友情]]、[[激励]]、[[愛]]''' | :'''[[根性]]、[[努力]]、[[不屈]]、[[友情]]、[[激励]]、[[愛]]''' | ||
− | : | + | :メイン化することを考慮してか愛が追加されたが、差し替えられたのがよりによって'''信頼'''とは…。友情の下位互換なので、仕方ないといえばそれまでだが、どうしても『R2』での展開を意識してしまうのが何とも…。 |
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− | === [[ | + | === [[特殊技能]](特殊スキル) === |
;[[第2次スーパーロボット大戦Z破界篇|第2次Z破界篇]] | ;[[第2次スーパーロボット大戦Z破界篇|第2次Z破界篇]] | ||
:'''[[ガード]]、[[援護防御]]L2、[[Bセーブ]]''' | :'''[[ガード]]、[[援護防御]]L2、[[Bセーブ]]''' | ||
− | : | + | :持久戦向きでエースボーナスを活かせるスキルだが、機体がついてこない。 |
;[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇|第2次Z再世篇]] | ;[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇|第2次Z再世篇]] | ||
:'''[[指揮官]]L3、[[援護防御]]L2、[[パーツ供給]]''' | :'''[[指揮官]]L3、[[援護防御]]L2、[[パーツ供給]]''' | ||
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=== [[エースボーナス]] === | === [[エースボーナス]] === | ||
− | ;'''援護防御の被ダメージ0.5倍。''' | + | ;[[第2次スーパーロボット大戦Z破界篇|第2次Z破界篇]] |
− | : | + | :'''援護防御の被ダメージ0.5倍。''' |
− | + | :機体を強化しないと安心して援護防御出来ない。 | |
− | : | + | ;[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇|第2次Z再世篇]] |
− | + | :'''扇、玉城、ラクシャータの最大SP+20''' | |
− | + | :玉城は貴重な「脱力」「期待」持ちなので、これは素直にありがたい。どちらかというとサブパイロット時に真価を発揮。前述の通り、ゼロの撃墜数が引き継がれる都合上、全く扇を使わなくても2周目以降は習得している事が多い。 | |
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== パイロットBGM == | == パイロットBGM == | ||
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:亡き親友。グループの初代リーダー。SRW未登場。 | :亡き親友。グループの初代リーダー。SRW未登場。 | ||
;[[紅月カレン]] | ;[[紅月カレン]] | ||
− | : | + | :親友の妹であり、扇グループ時代からの仲間。その為、仲もそれなりに良かったが、さすがにゼロを一方的に追放した事は咎められている。が、ヴィレッタを守る事しか頭に無かった扇には、カレンの主張は聞く耳持たずな状態だった。 |
− | ;[[ゼロ (コードギアス)|ゼロ]] | + | ;[[ゼロ (コードギアス)|ゼロ]] |
− | : | + | :突然現れ勧誘するゼロの実績を信じチームを託す。が、自分からろくに行動も起こさない癖に、彼のやり方に不満を抱き続けているだけでなく、ブリタニアの皇子である事や[[ギアス]]を持っていたという理由だけで、今までの実績や処刑から助けてもらった恩も全て仇で返す形で黒の騎士団を扇動し、追放処分に追い込んでいる<ref>ただ、前述のとおり日本人虐殺の件やそもそも信頼関係が希薄だったことを考えると、この展開はある種当然だったとも言える。</ref>。敵対関係になっても結局は騎士団共々、ゼロの計略に踊らされてしまう事となった。 |
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:『第2次Z再世篇』黒の騎士団ルートにおいてはスメラギやジェフリーに説得され、ゼロの真意を問うことを決意する。 | :『第2次Z再世篇』黒の騎士団ルートにおいてはスメラギやジェフリーに説得され、ゼロの真意を問うことを決意する。 | ||
:ゼロレクイエムルートが正史となった『[[第3次Z天獄篇]]』では、シュナイゼルの口車に乗せられて彼を追放したことを深く後悔していた事を口にしている。 | :ゼロレクイエムルートが正史となった『[[第3次Z天獄篇]]』では、シュナイゼルの口車に乗せられて彼を追放したことを深く後悔していた事を口にしている。 | ||
− | : | + | ;[[南佳高]] |
+ | :仲間の一人で、扇グループ時代からの付き合い。黒の騎士団拡大後は、[[斑鳩]]の艦長として直属の部下となっている。 | ||
+ | ;[[杉山賢人]] | ||
+ | :仲間の一人で、扇グループ時代からの付き合い。黒の騎士団拡大後は、第一特務隊長として直属の部下となっている。 | ||
;[[玉城真一郎]] | ;[[玉城真一郎]] | ||
− | : | + | :仲間の一人で、扇グループ時代からの付き合い。黒の騎士団拡大後は、第二特務隊長として、直属の部下となっている。 |
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;[[ヴィレッタ・ヌゥ]] | ;[[ヴィレッタ・ヌゥ]] | ||
:第一期にて記憶喪失の彼女を拾い、「千草」の名を与えて同棲生活を送る事に。これが『R2』において因縁となる。 | :第一期にて記憶喪失の彼女を拾い、「千草」の名を与えて同棲生活を送る事に。これが『R2』において因縁となる。 | ||
:視聴者から見れば、扇がヴィレッタに入れ込み過ぎていたのは明らかで、ディートハルトが恐れていた通り、彼女の存在自体が扇の行動に悪い意味での影響を与え、遂には言いくるめられてしまうに等しい形でゼロを裏切るにまで至ってしまった。 | :視聴者から見れば、扇がヴィレッタに入れ込み過ぎていたのは明らかで、ディートハルトが恐れていた通り、彼女の存在自体が扇の行動に悪い意味での影響を与え、遂には言いくるめられてしまうに等しい形でゼロを裏切るにまで至ってしまった。 | ||
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;[[ディートハルト・リート]] | ;[[ディートハルト・リート]] | ||
− | : | + | :ヴィレッタとの内通を知られ、彼女を人質にされる事になる。最も、これは騎士団への裏切りに近い行為を行っていた扇の方に、明らかに非があるのだが…。 |
:ディートハルトの方は、扇の本来の人柄が黒の騎士団のメンバーの信頼を集める要素になると評価していたが、彼がゼロを追放して実権を掌握した際には、「守る」事こそが本質で指揮官としての価値は無いと、内心で手厳しく評価している。この事が黒の騎士団から離反してシュナイゼルについた所以になった。 | :ディートハルトの方は、扇の本来の人柄が黒の騎士団のメンバーの信頼を集める要素になると評価していたが、彼がゼロを追放して実権を掌握した際には、「守る」事こそが本質で指揮官としての価値は無いと、内心で手厳しく評価している。この事が黒の騎士団から離反してシュナイゼルについた所以になった。 | ||
− | : | + | :なお、ヴィレッタの解放後、後ろ盾を失ったのを良い事に、扇から暴行を受けたかの様な痕がある。 |
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;[[ラクシャータ・チャウラー]] | ;[[ラクシャータ・チャウラー]] | ||
− | : | + | :裏切ったのは自分達の方であるのを、ゼロの方が裏切ったと偽られていた様である。もっともラクシャータは頭がいい上、胡散臭そうな表情をしていることからも、扇に都合の良すぎる主張を全て信じてはいないようだが。 |
;[[皇神楽耶]] | ;[[皇神楽耶]] | ||
− | : | + | :ゼロ([[ルルーシュ・ランペルージ|ルルーシュ]])の本質を良く理解しているが故に、ゼロ失踪後の扇にとって都合の良過ぎる主張を全面的に信じられてはおらず、むしろ追放の指揮を執った自身の行動に疑いを持たれていた。 |
:漫画版では、なんと原作で扇が行ったゼロの暗殺計画を代役で担わされてしまっているという、最悪な割を食ってしまっており、ある意味で、神楽耶もまた、扇の被害者になってしまったといえる。 | :漫画版では、なんと原作で扇が行ったゼロの暗殺計画を代役で担わされてしまっているという、最悪な割を食ってしまっており、ある意味で、神楽耶もまた、扇の被害者になってしまったといえる。 | ||
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;[[シュナイゼル・エル・ブリタニア]] | ;[[シュナイゼル・エル・ブリタニア]] | ||
:第二次トウキョウ決戦後の会談で、彼の荒唐無稽に等しい告発を「真実」であると認め、それが黒の騎士団によるゼロ追放の決定的原因となった。 | :第二次トウキョウ決戦後の会談で、彼の荒唐無稽に等しい告発を「真実」であると認め、それが黒の騎士団によるゼロ追放の決定的原因となった。 | ||
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;[[ロロ・ランペルージ]] | ;[[ロロ・ランペルージ]] | ||
:彼にルルーシュの身柄を確保されたため、シュナイゼルとの取引は不成立に終わった。<br />『[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇|第2次Z再世篇]]』でゼロを信じる選択を選ぶとロロは生き残るため、(間接的にではあるが)扇はロロを救ったと言える。 | :彼にルルーシュの身柄を確保されたため、シュナイゼルとの取引は不成立に終わった。<br />『[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇|第2次Z再世篇]]』でゼロを信じる選択を選ぶとロロは生き残るため、(間接的にではあるが)扇はロロを救ったと言える。 | ||
213行目: | 176行目: | ||
:『第2次Z再世篇』では、ゼロレクイエムルートにてヴィレッタとの関係を怪しまれていたが、ゼロを追放してしまった今更、意味が無いと判断されたのか、深く追求はされなかった。 | :『第2次Z再世篇』では、ゼロレクイエムルートにてヴィレッタとの関係を怪しまれていたが、ゼロを追放してしまった今更、意味が無いと判断されたのか、深く追求はされなかった。 | ||
− | == | + | == 名台詞 == |
=== 第一期 === | === 第一期 === | ||
226行目: | 189行目: | ||
=== R2 === | === R2 === | ||
− | ; | + | ;「さらばだ、[[神聖ブリタニア帝国|ブリタニア]]の人」 |
:第8話「百万のキセキ」より。[[ゼロ (コードギアス)|ゼロ]]の服装をしつつ、中身を自分と看破したヴィレッタに対し。この時は二人の関係は悲恋的なニュアンスを帯びていたのだが…。 | :第8話「百万のキセキ」より。[[ゼロ (コードギアス)|ゼロ]]の服装をしつつ、中身を自分と看破したヴィレッタに対し。この時は二人の関係は悲恋的なニュアンスを帯びていたのだが…。 | ||
− | ;「証拠ならある!」 | + | ;「証拠ならある!」<br />「彼が言ったとおりだ。ゼロの正体はブリタニアの元皇子、ルルーシュ! ギアスという力で人を操る…ペテン師だ!」 |
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:第19話「裏切り」より。[[斑鳩]]に[[シュナイゼル・エル・ブリタニア|シュナイゼル]]が乗り込んだ際に、ゼロの正体や[[ギアス]]が語られ、戸惑う[[黒の騎士団|騎士団員]]たちの前に現れた際の台詞。 | :第19話「裏切り」より。[[斑鳩]]に[[シュナイゼル・エル・ブリタニア|シュナイゼル]]が乗り込んだ際に、ゼロの正体や[[ギアス]]が語られ、戸惑う[[黒の騎士団|騎士団員]]たちの前に現れた際の台詞。 | ||
− | : | + | :扇はヴィレッタから事の顛末を聞かされ激昂していた。そして扇のこの発言を後に、団員たちのゼロに対する不信感が頂点に達することとなった。 |
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;「日本を、返せ…!」<br />「信じてきた仲間を裏切るんだ…せめて日本くらい取り返さなくては、俺は自分を許せない!!」 | ;「日本を、返せ…!」<br />「信じてきた仲間を裏切るんだ…せめて日本くらい取り返さなくては、俺は自分を許せない!!」 | ||
:シュナイゼルとの秘密会談の際にゼロを引き渡す条件として[[日本]]の解放を要求する。 | :シュナイゼルとの秘密会談の際にゼロを引き渡す条件として[[日本]]の解放を要求する。 | ||
:扇なりに良心の呵責があったことをうかがわせるが、この発言によって、黒の騎士団が[[超合集国]]所属の軍隊になり、自分達が超合集国に責任を負う軍人となった事も理解していないという事が露呈した。会談に参加していた[[コーネリア・リ・ブリタニア|コーネリア]]はこの発言に驚愕した。 | :扇なりに良心の呵責があったことをうかがわせるが、この発言によって、黒の騎士団が[[超合集国]]所属の軍隊になり、自分達が超合集国に責任を負う軍人となった事も理解していないという事が露呈した。会談に参加していた[[コーネリア・リ・ブリタニア|コーネリア]]はこの発言に驚愕した。 | ||
:なお、日本解放については直後に[[ロロ・ランペルージ|ロロ]]の乱入によりうやむやとなってしまうものの、皇帝[[ルルーシュ・ランペルージ|ルルーシュ]]即位時に全エリアが解放されたために、なし崩し的に日本は元の名前を取り戻すこととなった。 | :なお、日本解放については直後に[[ロロ・ランペルージ|ロロ]]の乱入によりうやむやとなってしまうものの、皇帝[[ルルーシュ・ランペルージ|ルルーシュ]]即位時に全エリアが解放されたために、なし崩し的に日本は元の名前を取り戻すこととなった。 | ||
− | ;「黒の騎士団に、もうゼロは必要ない!」 | + | ;「黒の騎士団に、もうゼロは必要ない!」<br />「皆を使い棄てたのはゼロの方だ! 彼は皆を騙していたんだ…ギアスなんて卑劣な力で!」 |
− | + | :第20話「皇帝 失格」より。ゼロを使い捨てにしようとした事を[[紅月カレン|カレン]]が咎めた際に言った台詞。黒の騎士団がギアスをかけられたかもしれないと疑う='''ギアスをかけられていないという証左であるということには、最後の最後まで気づかなった。''' | |
− | + | :あくまでも自分の決定を半ば強引に正当化しているが、ブリタニアの軍人であるヴィレッタと内通している事を棚上げしてゼロを責め続けるあたり、総評の項と先の台詞も合わせて、彼がどういう人物なのかが分かる場面である。 | |
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− | :第20話「皇帝 失格」より。ゼロを使い捨てにしようとした事を[[紅月カレン|カレン]]が咎めた際に言った台詞。黒の騎士団がギアスをかけられたかもしれないと疑う=''' | ||
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;「そうだ、人は…皆は…ゲームの駒じゃないんだ、生きているんだよ!」 | ;「そうだ、人は…皆は…ゲームの駒じゃないんだ、生きているんだよ!」 | ||
:上記の台詞の後、[[南佳高|南]]や[[杉山賢人|杉山]]や[[玉城真一郎|玉城]]たちの台詞を挟んでの台詞。しかし、この後の彼らは紛れもない(シュナイゼルの)「駒」でしかなかった。 | :上記の台詞の後、[[南佳高|南]]や[[杉山賢人|杉山]]や[[玉城真一郎|玉城]]たちの台詞を挟んでの台詞。しかし、この後の彼らは紛れもない(シュナイゼルの)「駒」でしかなかった。 | ||
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;(ゼロ…皆の力を合わせれば、君を倒せる!) | ;(ゼロ…皆の力を合わせれば、君を倒せる!) | ||
:第23話「シュナイゼル の 仮面」より。いわゆる「正義の味方」が「悪」を倒す時に言う台詞だが、以前に裏切って騙し討ちまでした扇が言うには、滑稽と言える。 | :第23話「シュナイゼル の 仮面」より。いわゆる「正義の味方」が「悪」を倒す時に言う台詞だが、以前に裏切って騙し討ちまでした扇が言うには、滑稽と言える。 | ||
− | : | + | :しかも、既に戦いに勝った気になって完全に油断しており、ルルーシュの戦術を全く読めていない事から、[[指揮官]]としても無能である事を証明してしまっている。この直後にフジサンの噴火という形でしっぺ返しを食らい、斑鳩の撃沈を招いてしまった。 |
− | : | + | :再世篇ではゼロとの戦闘台詞に採用。 |
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− | == | + | == スパロボシリーズの名台詞 == |
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=== [[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇|第2次Z再世篇]] === | === [[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇|第2次Z再世篇]] === | ||
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==== 黒の騎士団ルート ==== | ==== 黒の騎士団ルート ==== | ||
;「俺は……」<br />「俺はゼロを……ゼロを信じ……たい……」<br />「最初にゼロにリーダーを頼んだ時から、俺はずっと彼を信じて来たんだ……」<br />「それでもだ……! ゼロと戦って来た日々の全てが嘘だったなんて俺は認めない!」<br />「馬鹿だ、お人よしだ、風見鶏だと言いたければ言え! だが、俺は納得がいくまでゼロと話をする!」<br />「それでもゼロが許せないなら、俺がこの手でゼロを倒す! それが副司令の……ゼロを最初に信じた俺の務めだ!」 | ;「俺は……」<br />「俺はゼロを……ゼロを信じ……たい……」<br />「最初にゼロにリーダーを頼んだ時から、俺はずっと彼を信じて来たんだ……」<br />「それでもだ……! ゼロと戦って来た日々の全てが嘘だったなんて俺は認めない!」<br />「馬鹿だ、お人よしだ、風見鶏だと言いたければ言え! だが、俺は納得がいくまでゼロと話をする!」<br />「それでもゼロが許せないなら、俺がこの手でゼロを倒す! それが副司令の……ゼロを最初に信じた俺の務めだ!」 | ||
− | :第49話「ゼロとルルーシュ」にて黒の騎士団ルートに進んだ場合。原作では真っ先に糾弾していた扇だが、こちらの展開では周囲からの[[説得]] | + | :第49話「ゼロとルルーシュ」にて黒の騎士団ルートに進んだ場合。原作では真っ先に糾弾していた扇だが、こちらの展開では周囲からの[[説得]]に応じ反発心を抑えつけ、ゼロの真意を問うことを選ぶ。この選択により、その後の彼らの運命は大きく変転することになる……。 |
:なお、本作でも分岐前の共通パートでは、原作通りにルルーシュを「ペテン師」と糾弾している。こちらのルートで「風見鶏」という単語を使っているのは、それを自覚しての事なのかも知れない。 | :なお、本作でも分岐前の共通パートでは、原作通りにルルーシュを「ペテン師」と糾弾している。こちらのルートで「風見鶏」という単語を使っているのは、それを自覚しての事なのかも知れない。 | ||
;「玉城、お前の言いたいこともわかる」<br />「だが、ブリタニアによって世界が握られようとしている今、俺達にはゼロの力も必要なんだ」 | ;「玉城、お前の言いたいこともわかる」<br />「だが、ブリタニアによって世界が握られようとしている今、俺達にはゼロの力も必要なんだ」 | ||
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;[[サザーランド]]、[[無頼]]、MR-1 | ;[[サザーランド]]、[[無頼]]、MR-1 | ||
:第一期での乗機。MR-1はスザク救出作戦時のもの。 | :第一期での乗機。MR-1はスザク救出作戦時のもの。 | ||
− | ;[[ | + | ;[[グラスゴー]] |
− | : | + | :『第2次Z破界篇』にて一時的に搭乗。 |
;[[斑鳩]] | ;[[斑鳩]] | ||
:『R2』では本艦で指揮をとる。ちなみにスパロボでは艦長の任に就くが'''本来の艦長は[[南佳高|南]]'''である。 | :『R2』では本艦で指揮をとる。ちなみにスパロボでは艦長の任に就くが'''本来の艦長は[[南佳高|南]]'''である。 | ||
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== 脚注 == | == 脚注 == | ||
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== 余談 == | == 余談 == | ||
− | *漫画版など他媒体では[[ヴィレッタ・ヌゥ|ヴィレッタ]]との恋愛は尽く排除されている。漫画版のラストも教職に復帰して[[アッシュフォード学園]] | + | *漫画版など他媒体では[[ヴィレッタ・ヌゥ|ヴィレッタ]]との恋愛は尽く排除されている。漫画版のラストも教職に復帰して[[アッシュフォード学園]]に赴任してくるというものになっており、ここで初めてヴィレッタと同僚になることで関わりが生まれた。『第2次Z再世篇』でも同様にアッシュフォード学園に赴任している。 |
*ヴィレッタを担当した渡辺氏を始めとするコードギアスでの女性声優陣からは、扇は快く思われていない節がある(ただ、渡辺氏らの場合は、ヴィレッタとの一件が関わっている。詳しくは[[ヴィレッタ・ヌゥ#余談|こちら]]を参照)。 | *ヴィレッタを担当した渡辺氏を始めとするコードギアスでの女性声優陣からは、扇は快く思われていない節がある(ただ、渡辺氏らの場合は、ヴィレッタとの一件が関わっている。詳しくは[[ヴィレッタ・ヌゥ#余談|こちら]]を参照)。 | ||
− | **なお、扇要を演じた真殿光昭氏でさえも「扇は[[黒の騎士団]] | + | **なお、扇要を演じた真殿光昭氏でさえも「扇は[[黒の騎士団]]よりも、千草の方が大事」と、扇の自己中心的な言動を批判するコメントを述べている。 |
{{DEFAULTSORT:おうき かなめ}} | {{DEFAULTSORT:おうき かなめ}} | ||
[[Category:登場人物あ行]] | [[Category:登場人物あ行]] | ||
[[Category:コードギアスシリーズ]] | [[Category:コードギアスシリーズ]] |