「ロニ・ガーベイ」を編集中
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{{登場人物概要 | {{登場人物概要 | ||
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| 登場作品 = [[ガンダムシリーズ]] | | 登場作品 = [[ガンダムシリーズ]] | ||
*{{登場作品 (人物)|機動戦士ガンダムUC}} | *{{登場作品 (人物)|機動戦士ガンダムUC}} | ||
− | | 声優 = {{声優|伊瀬茉莉也 | + | | 声優 = {{声優|伊瀬茉莉也}} |
− | + | | 種族 = [[種族::地球人]](中東系) | |
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− | | 種族 = [[種族::地球人]] | ||
| 性別 = [[性別::女]] | | 性別 = [[性別::女]] | ||
| 年齢 = [[年齢::18]]歳 | | 年齢 = [[年齢::18]]歳 | ||
− | | 所属 = {{所属 (人物)| | + | | 所属 = {{所属 (人物)|ジオン残党}} |
| 役職 = [[役職::パイロット]] | | 役職 = [[役職::パイロット]] | ||
}} | }} | ||
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== 概要 == | == 概要 == | ||
− | 資産家のマハディ・ガーベイの娘。 | + | 資産家のマハディ・ガーベイの娘。[[モビルアーマー]]・[[シャンブロ]]の専属パイロットとして登場する女性。'''原作小説版(および漫画版)とOVA版とでは、人物の設定が大いに異なる'''。 |
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=== [[小説|原作小説版]] === | === [[小説|原作小説版]] === | ||
− | + | [[ダカール]]を訪れた[[バナージ・リンクス]]と[[スベロア・ジンネマン]]の案内役。聡明でシニカル、体制に極めて批判的で父の思想に共鳴するところが大きいものの、子供好きで心根の優しい面も持つ。 | |
− | + | [[シャンブロ]]の守りの要であるリフレクター・ビットを、その[[ニュータイプ]]としての高い素養を生かして[[サイコミュ]]制御するパイロット。ラプラス・プログラム発動のため、父や兄たちと共に[[ダカール]]の街を火の海に変えるが、阿鼻叫喚の地獄絵図をサイコミュで受信し続けたことで、父への服従に耐えきれなくなり、殺戮に酔いしれる父を止めようとして逆に射殺されてしまう。しかし、彼女の遺志がバナージを導き、コックピットと共にビームマグナムに撃たれシャンブロを止めさせた。この時、バナージはロニがシャンブロに搭乗していることには気づいていなかったのだが、[[インダストリアル7]]における[[ラプラスの箱]]防衛の際に、拡張した意思によってその事実を知った。 | |
− | + | 漫画版『バンデシネ』には小説版とほぼ同一の設定で登場。原作小説との相違としては、シャンブロに搭乗していることをバナージが知っている点がある。 | |
=== [[OVA|OVA版]] === | === [[OVA|OVA版]] === | ||
− | + | 両親を[[地球連邦軍]]に殺された復讐のために、父の残した[[シャンブロ]]を完成させ搭乗している。そのためシャンブロのコックピットが単独操縦機に設定が変更されている。 | |
− | [[トリントン基地]]襲撃の際中に[[サイコミュ]] | + | [[トリントン基地]]襲撃の際中に[[サイコミュ]]が暴走、民間人も見境無く攻撃してしまうが、[[バナージ・リンクス]]の必死の[[説得]]により一時は停止する。しかし、その直後に唯一の家族とも言える[[ヨンム・カークス]]の乗る[[ザクI・スナイパータイプ]]がトライスターによって撃墜され、カークスの死を察知したロニは再び暴走。デストロイモードとなった[[ユニコーンガンダム]]と対峙し、共にサイコ・フィールドを発生させ激突する。[[デルタプラス]]に乗ったユニコーンが迫り来るが、最後はバナージの呼びかけとカークスの思念によって正気を取り戻し、発射したメガ粒子砲をリフレクター・ビットで拡散させユニコーンへの直撃を避ける。しかし、ロニの悲しみを受け止めて撃つことができなかったバナージを見かねた[[リディ・マーセナス]]によって、ビーム・マグナムでシャンブロのコックピットを撃ち抜かれ、死亡する。 |
== 登場作品と役柄 == | == 登場作品と役柄 == | ||
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=== [[Zシリーズ]] === | === [[Zシリーズ]] === | ||
− | ; | + | ;[[第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇]] |
:初登場作品。担当声優の伊瀬茉莉也氏は当作品でスパロボ初参加。ガランシェール内部では原作小説を彷彿とさせるバナージとの会話イベントが用意されている。 | :初登場作品。担当声優の伊瀬茉莉也氏は当作品でスパロボ初参加。ガランシェール内部では原作小説を彷彿とさせるバナージとの会話イベントが用意されている。 | ||
:シナリオマップにて、暴走イベントが発生すると、顔グラフィック及び戦闘台詞が変化。変化後の戦闘では伊瀬女史の熱演が光る。暴走イベント後、'''バナージで撃墜すると生き残る'''。また、生き残っても味方パイロットにはならないものの、彼女の生存が[[隠し要素/第3次Z|IFルートへのフラグの1つ]]となっている。 | :シナリオマップにて、暴走イベントが発生すると、顔グラフィック及び戦闘台詞が変化。変化後の戦闘では伊瀬女史の熱演が光る。暴走イベント後、'''バナージで撃墜すると生き残る'''。また、生き残っても味方パイロットにはならないものの、彼女の生存が[[隠し要素/第3次Z|IFルートへのフラグの1つ]]となっている。 | ||
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=== 携帯機シリーズ === | === 携帯機シリーズ === | ||
− | ; | + | ;[[スーパーロボット大戦BX]] |
:中盤分岐のELS移送ルートで登場。トリントン基地での戦いの敗北後ゼハートに救われ、[[ヴェイガン]]と共にロストロウラン攻撃に参加する。そして二度目のバナージとの対峙の末、最後は自爆作戦を放棄しバナージ達を巻き込まないため独り自爆するという結末を迎える(ちなみにこのシナリオのタイトルは「ロストロウランに散る」ではあるが、[[シャナルア・マレン|原作で散るはずだった人物が延命する]]ため、結果的にこの立ち位置を担っている)。 | :中盤分岐のELS移送ルートで登場。トリントン基地での戦いの敗北後ゼハートに救われ、[[ヴェイガン]]と共にロストロウラン攻撃に参加する。そして二度目のバナージとの対峙の末、最後は自爆作戦を放棄しバナージ達を巻き込まないため独り自爆するという結末を迎える(ちなみにこのシナリオのタイトルは「ロストロウランに散る」ではあるが、[[シャナルア・マレン|原作で散るはずだった人物が延命する]]ため、結果的にこの立ち位置を担っている)。 | ||
− | :[[隠し要素/BX | + | :[[隠し要素/BX|隠し要素]]の条件を満たせば生存する。生存した場合はヴェイガンに回収され、[[ゼハート・ガレット|ゼハート]]の計らいでセカンドムーンに迎えられ、三度ほどシナリオに顔を出す。エンディングでは地球に降りており、[[地球防衛組]]ら子供達と一緒にいる場面が描かれる。 |
− | :[[ | + | :[[DLC|キャンペーンマップ]]「悪の華」では味方として使用できる。また、同シナリオでは[[ジェリル・クチビ]]とのいがみ合いの末ニュータイプ能力が暴走し、自身の憎しみのみを反映したコピー体が敵として出現するトンデモ展開が。 |
− | === | + | === 単独作品 === |
− | ; | + | ;[[スーパーロボット大戦V]] |
:[[世界観/V#宇宙世紀世界|宇宙世紀世界]]ルート第31話において原作通りに[[シャンブロ]]に乗るが、その時点では撃破されても行方不明となる。そして、宇宙ルート第38話で[[α・アジール]]に乗って再登場し、ジオンの兵として決着を付けるために再びバナージや[[ハサウェイ・ノア|ハサウェイ]]と相対する。また、無条件で生存するが、仲間にはならない(代わりに条件を満たせばα・アジールを入手できる)。 | :[[世界観/V#宇宙世紀世界|宇宙世紀世界]]ルート第31話において原作通りに[[シャンブロ]]に乗るが、その時点では撃破されても行方不明となる。そして、宇宙ルート第38話で[[α・アジール]]に乗って再登場し、ジオンの兵として決着を付けるために再びバナージや[[ハサウェイ・ノア|ハサウェイ]]と相対する。また、無条件で生存するが、仲間にはならない(代わりに条件を満たせばα・アジールを入手できる)。 | ||
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== パイロットステータス == | == パイロットステータス == | ||
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;[[スーパーロボット大戦BX|BX]] | ;[[スーパーロボット大戦BX|BX]] | ||
:'''[[直感]]、[[鉄壁]]、[[感応]]、[[強襲]]、[[愛]]''' | :'''[[直感]]、[[鉄壁]]、[[感応]]、[[強襲]]、[[愛]]''' | ||
− | :[[ | + | :[[DLC|キャンペーンマップ]]「悪の華」にて使用可能。第19話A(ELS移送の護衛ルート)のイベントでは[[鉄壁]]以外に[[魂]]・[[不屈]]・[[必中]]を使用。 |
− | === [[ | + | === [[特殊技能]](特殊スキル) === |
;[[スーパーロボット大戦BX|BX]] | ;[[スーパーロボット大戦BX|BX]] | ||
:'''[[ニュータイプ]]L8、[[ガード]]、[[援護攻撃]]L3、[[全体攻撃]]L3''' | :'''[[ニュータイプ]]L8、[[ガード]]、[[援護攻撃]]L3、[[全体攻撃]]L3''' | ||
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== 人間関係 == | == 人間関係 == | ||
;マハディ・ガーベイ | ;マハディ・ガーベイ | ||
− | : | + | :父。原作小説版と漫画版では大企業ガーベイ・エンタープライズ社の[[社長]]だが、実はムスリムの伝統を穢した白人社会に深い憎しみを抱いている。ダカール襲撃時には長年の怨嗟が暴走。多数の民間人が留まるホテルを破壊する等の凶行に走り、殺戮を止めようとしたロニまで射殺した。 |
− | :OVA版ではジオンの残党をまとめ上げた資産家という設定に変更されており、地球連邦軍による残党狩りによって既に殺害されているため、本人は登場しない。 | + | :OVA版ではジオンの残党をまとめ上げた資産家という設定に変更されており、地球連邦軍による残党狩りによって既に殺害されているため、本人は登場しない。[[宗教|原作小説版での設定]]が色々な意味で危険だったため(あるいは尺の都合で)、'''アニメスタッフに殺された'''と言われることも。 |
;アッバス・ガーベイ、ワリード・ガーベイ | ;アッバス・ガーベイ、ワリード・ガーベイ | ||
:腹違いの兄達。OVA版には登場しない。漫画版では既に死亡している設定。 | :腹違いの兄達。OVA版には登場しない。漫画版では既に死亡している設定。 | ||
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:OVA版では上司。ロニには我が娘のように接している。原作小説版では特に接点はない。 | :OVA版では上司。ロニには我が娘のように接している。原作小説版では特に接点はない。 | ||
;[[フル・フロンタル]] | ;[[フル・フロンタル]] | ||
− | : | + | :[[袖付き]]の首魁で、ジオン残党軍の協力相手。OVA版ではロニ等を陽動として利用する。 |
;[[バナージ・リンクス]] | ;[[バナージ・リンクス]] | ||
:原作小説版では真っ直ぐな感性に共鳴し、互いに好意を寄せあう。OVA版では二人が顔を合わせたのは出撃前のわずかな時間ではあるが、バナージはロニを救おうと尽力した。 | :原作小説版では真っ直ぐな感性に共鳴し、互いに好意を寄せあう。OVA版では二人が顔を合わせたのは出撃前のわずかな時間ではあるが、バナージはロニを救おうと尽力した。 | ||
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**原作小説ではロニが[[バナージ・リンクス|バナージ]](と[[スベロア・ジンネマン|ジンネマン]])対して、[[地球連邦政府]]首都・[[ダカール]]を観光気味に案内しながら、そこに所在する'''「宇宙世紀憲章の碑文のレプリカ」'''を見に行くというシーンが存在するのだが、OVA版では(尺の都合で)ダカール観光ごとカットされている。 | **原作小説ではロニが[[バナージ・リンクス|バナージ]](と[[スベロア・ジンネマン|ジンネマン]])対して、[[地球連邦政府]]首都・[[ダカール]]を観光気味に案内しながら、そこに所在する'''「宇宙世紀憲章の碑文のレプリカ」'''を見に行くというシーンが存在するのだが、OVA版では(尺の都合で)ダカール観光ごとカットされている。 | ||
***実は、カットされた一見何てことないシーンは、物語の核心に迫る重要な物体「[[ラプラスの箱]]」の中身に対する重大な[[伏線]]であり、バナージ達作品内の人間にとって「宇宙世紀憲章の碑文のレプリカ」とは何てことない誰でも内容を知っている代物であるが、当然ながら'''視聴者は知らない'''。従って、本来ならばこの場面で内容を見せておく必要があった。 | ***実は、カットされた一見何てことないシーンは、物語の核心に迫る重要な物体「[[ラプラスの箱]]」の中身に対する重大な[[伏線]]であり、バナージ達作品内の人間にとって「宇宙世紀憲章の碑文のレプリカ」とは何てことない誰でも内容を知っている代物であるが、当然ながら'''視聴者は知らない'''。従って、本来ならばこの場面で内容を見せておく必要があった。 | ||
− | ***当たり前だが、上記のシーンがカットされたことの影響は大きかった。実際、OVA版第7巻で「ラプラスの箱」の中身が判明した際に、[[オードリー・バーン|オードリー]] | + | ***当たり前だが、上記のシーンがカットされたことの影響は大きかった。実際、OVA版第7巻で「ラプラスの箱」の中身が判明した際に、[[オードリー・バーン|オードリー]]がいきなり出てきた謎の碑文(実際は、OVA版第1巻にちらりと映っているが)に対して「私達の知っているものと違う」と驚愕されても、OVA版だけしか知らない視聴者にとっては「私達(視聴者)はそれ自体知らないよ」と話の内容に付いて行きにくかったという声もある。 |
*スタッフの対談によると「(小説版の)父親の怨念と本心ではそれを拒否したいロニのキャラクターを統合した結果」がOVA版のロニだとのこと。シナリオで彼女の死亡は確定していたが、バナージにはこれ以上人殺しをさせたくない…という話し合いの結果、[[リディ・マーセナス|リディ]]が闇堕ちの前振りとして殺害役に選ばれることになった。 | *スタッフの対談によると「(小説版の)父親の怨念と本心ではそれを拒否したいロニのキャラクターを統合した結果」がOVA版のロニだとのこと。シナリオで彼女の死亡は確定していたが、バナージにはこれ以上人殺しをさせたくない…という話し合いの結果、[[リディ・マーセナス|リディ]]が闇堕ちの前振りとして殺害役に選ばれることになった。 | ||
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