「ユーゼス・ゴッツォ」を編集中
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但しこのシステムは完成に至っているわけではなく、その力を完全なものとすべく多くの組織に干渉し、様々に策謀を巡らしている。また、特徴的なデザインの仮面を常に身につけており、誰もその素顔を知らない点を含め、正体不明の超然者としての印象を強く与える人物と言える。 | 但しこのシステムは完成に至っているわけではなく、その力を完全なものとすべく多くの組織に干渉し、様々に策謀を巡らしている。また、特徴的なデザインの仮面を常に身につけており、誰もその素顔を知らない点を含め、正体不明の超然者としての印象を強く与える人物と言える。 | ||
− | [[イングラム・プリスケン]]、[[ | + | [[イングラム・プリスケン]]、[[リュウセイ・ダテ]]の2名とは深い因縁のある間柄であり、多くの作品では彼らの手で葬られる形で最期を迎えることになるが、初登場作品となる『[[スーパーヒーロー作戦]]』では、物語の途中で素顔が大幅に変わっている。 |
=== ゼスト === | === ゼスト === | ||
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== 登場作品と役柄 == | == 登場作品と役柄 == | ||
− | + | その超絶とした雰囲気や能力、野望からも、登場し敵として立ちはだかる場合は、[[ラストボス|ラスボス]]兼真の黒幕になる事がほぼ確定しているキャラクター。 | |
=== [[αシリーズ]] === | === [[αシリーズ]] === | ||
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;「イングラム…お前が言う通り、この世界に超絶的な力は不要だ。何故なら、そんなものがなくても…人々は生きている。そして、世界は存在し続けている…この宇宙に神など不要なのだ。だからこそ…ウルトラマン達は…人に近い存在であり続ける…彼らもまた、我々と同じ存在…銀河の同胞なのだ」 | ;「イングラム…お前が言う通り、この世界に超絶的な力は不要だ。何故なら、そんなものがなくても…人々は生きている。そして、世界は存在し続けている…この宇宙に神など不要なのだ。だからこそ…ウルトラマン達は…人に近い存在であり続ける…彼らもまた、我々と同じ存在…銀河の同胞なのだ」 | ||
:全てを賭した計画は打ち砕かれた。しかし、今のユーゼスにとってゼストの力はもはや不要だった。そんなものがなくても、世界は在り続け、人は生き続けていくのだ。その内の一人として、確かにウルトラマン達は存在していた。 | :全てを賭した計画は打ち砕かれた。しかし、今のユーゼスにとってゼストの力はもはや不要だった。そんなものがなくても、世界は在り続け、人は生き続けていくのだ。その内の一人として、確かにウルトラマン達は存在していた。 | ||
− | : | + | :余談だが、本作の発売の後の2006年に公開された映画『ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟』でも、初代ウルトラマン=ハヤタが後輩のウルトラマンメビウス=ヒビノ・ミライに対して、このユーゼスの台詞にも似た言葉を説くシーンがある。 |
;「フフ…私は、お前に自分が失ってしまったものを…与えたのかも知れんな。そして私はお前に…自分自身に負けた…40年前と同じく…。今の私にはわかる…お前は…お前は私の良心だったのかも知れん…」<br />「本当のユーゼス=ゴッツォはどちらの方だったのか…」<br/>「今となっては…もう…どうでもいい。お前は…イングラム=プリスケンという…一人の地球人だ」<br />「私は…お前が…うらやましい。地球人に受け入れられた…お前がな…」 | ;「フフ…私は、お前に自分が失ってしまったものを…与えたのかも知れんな。そして私はお前に…自分自身に負けた…40年前と同じく…。今の私にはわかる…お前は…お前は私の良心だったのかも知れん…」<br />「本当のユーゼス=ゴッツォはどちらの方だったのか…」<br/>「今となっては…もう…どうでもいい。お前は…イングラム=プリスケンという…一人の地球人だ」<br />「私は…お前が…うらやましい。地球人に受け入れられた…お前がな…」 | ||
:死に際の台詞。最期にイングラムを人間として認め、哀しき仮面の男は散る。ユーゼスが本当に欲しかったのは、自分を受け入れてくれる誰かだったのかも知れない……。 | :死に際の台詞。最期にイングラムを人間として認め、哀しき仮面の男は散る。ユーゼスが本当に欲しかったのは、自分を受け入れてくれる誰かだったのかも知れない……。 | ||
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:メタ的に考えると、'''アルテウルの顔=整形前の本来の素顔で行動していた時点で「目的を果たしたと思った途端に失敗して破滅する」というフラグが成立していたと言える'''(ユーゼスが本格的に暗躍を開始するのは整形後=イングラムのオリジンになってからである)。 | :メタ的に考えると、'''アルテウルの顔=整形前の本来の素顔で行動していた時点で「目的を果たしたと思った途端に失敗して破滅する」というフラグが成立していたと言える'''(ユーゼスが本格的に暗躍を開始するのは整形後=イングラムのオリジンになってからである)。 | ||
;「ふはははははははは!!」<br />「私だ! 私が造ったのだ! そう、あれは! 私が造るはずだったのだよ!!」<br />「クロスゲートもガンエデンも! 新たな世界も、人類も!! ははははは!! そう! 私が全て造るはずだったのだ!!なのに、何を間違った!? 何が原因なのだ!? イルイか!? はははは! そうか! イルイだな!!」 | ;「ふはははははははは!!」<br />「私だ! 私が造ったのだ! そう、あれは! 私が造るはずだったのだよ!!」<br />「クロスゲートもガンエデンも! 新たな世界も、人類も!! ははははは!! そう! 私が全て造るはずだったのだ!!なのに、何を間違った!? 何が原因なのだ!? イルイか!? はははは! そうか! イルイだな!!」 | ||
− | :自軍から敗因を突きつけられた中での一幕。クロスゲートを通じて得ていた過去作の実憶が消え去ったことで、一人称も「我」から「私」へと戻っている。本作のユーゼスは虚憶によって過去作の記憶を持っており、さらにそもそもの始まりたる「SHO」の「虚構の世界」自体、その世界のユーゼスが造ったものである事や、ユーゼスの辿る道は大きく分けて「整形前(アルテウルの顔)」と「整形後(イングラムの顔)」に分かれることを考えると、'''どこかのタイミングで「SH作戦の整形後に当たる状態のユーゼス」がOG世界を造り上げたのだと考えられる。'''<ref> | + | :自軍から敗因を突きつけられた中での一幕。クロスゲートを通じて得ていた過去作の実憶が消え去ったことで、一人称も「我」から「私」へと戻っている。本作のユーゼスは虚憶によって過去作の記憶を持っており、さらにそもそもの始まりたる「SHO」の「虚構の世界」自体、その世界のユーゼスが造ったものである事や、ユーゼスの辿る道は大きく分けて「整形前(アルテウルの顔)」と「整形後(イングラムの顔)」に分かれることを考えると、'''どこかのタイミングで「SH作戦の整形後に当たる状態のユーゼス」がOG世界を造り上げたのだと考えられる。'''<ref>そも、ユーゼスをユーゼスたらしめる要素は全て整形後に得たものである。</ref> |
;「それも私だぁぁぁぁぁ…………!!」 | ;「それも私だぁぁぁぁぁ…………!!」 | ||
:死に際の断末魔。この最後の錯乱ぶりは絶対者のイメージの崩壊とともに、(整形前の素顔であることも合わせて)SHOにおける大気浄化弾の実験失敗の際のユーゼスを再現しているとも言える。 | :死に際の断末魔。この最後の錯乱ぶりは絶対者のイメージの崩壊とともに、(整形前の素顔であることも合わせて)SHOにおける大気浄化弾の実験失敗の際のユーゼスを再現しているとも言える。 | ||
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=== [[アイドルマスター シンデレラガールズ]] === | === [[アイドルマスター シンデレラガールズ]] === | ||
;「ああ……幾度目になるか……。選ばれし勇者に倒され……鋼の救世主に……討たれ……。繰り返された滅びの輪廻……。真祖によって造られし闇の脳は……それら無数の概念をも喰らい、融合し……。そして我らの中で……『私』は目覚めた……」 | ;「ああ……幾度目になるか……。選ばれし勇者に倒され……鋼の救世主に……討たれ……。繰り返された滅びの輪廻……。真祖によって造られし闇の脳は……それら無数の概念をも喰らい、融合し……。そして我らの中で……『私』は目覚めた……」 | ||
− | : | + | :ウーゼスの登場時の台詞。今回は未登場だが[[ダークブレイン]]の関与を匂わせる。 |
;「満たされはせぬ。浄化もされぬ。私はまた現れ、絶望を……歌う……。求めるなら呟くが良い……。―――アンコール、と」 | ;「満たされはせぬ。浄化もされぬ。私はまた現れ、絶望を……歌う……。求めるなら呟くが良い……。―――アンコール、と」 | ||
:消滅時の台詞。 | :消滅時の台詞。 | ||
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*『α』発売から20年以上が経ち、ユーゼスを象徴する名台詞「それも私だ」が誕生したそもそもの原因が寺田氏から語られている<ref>https://twitter.com/TakanobuTerada/status/1507027772434444291</ref>。 | *『α』発売から20年以上が経ち、ユーゼスを象徴する名台詞「それも私だ」が誕生したそもそもの原因が寺田氏から語られている<ref>https://twitter.com/TakanobuTerada/status/1507027772434444291</ref>。 | ||
**それによると元々『α』において『ユーゼスはラスボスではなくユーゼスとは別の真のラスボスがおり、最終盤でユーゼスが大まかな裏事情を語ったところで真のラスボスが現れユーゼスもまた手駒の1人でしかなかった事が明かされる』というシナリオであったが、開発途中の諸事情でその真のラスボスを出すことが出来なくなり、急遽真のラスボスが担う筈だった役割や根回しをユーゼスに回す羽目になりやむなくこの台詞が誕生してしまったとのこと。 | **それによると元々『α』において『ユーゼスはラスボスではなくユーゼスとは別の真のラスボスがおり、最終盤でユーゼスが大まかな裏事情を語ったところで真のラスボスが現れユーゼスもまた手駒の1人でしかなかった事が明かされる』というシナリオであったが、開発途中の諸事情でその真のラスボスを出すことが出来なくなり、急遽真のラスボスが担う筈だった役割や根回しをユーゼスに回す羽目になりやむなくこの台詞が誕生してしまったとのこと。 | ||
− | ** | + | **その「真のラスボス」の正体については言及されていないが、このためのマップや原画等は途中まで作られており、使えそうな要素は『第2次α』と『第2次OG』で再利用された事が語られている。ちなみにDC版の結末は後から考えたものであり無関係である。 |
**また、これらの総括は「中途半端な終わり方になってしまったのはこういう事情があった。これを言っても『今更言い訳?』と思われてしまう、'''と思っているのも私だ'''」という言葉で締めくくられている。 | **また、これらの総括は「中途半端な終わり方になってしまったのはこういう事情があった。これを言っても『今更言い訳?』と思われてしまう、'''と思っているのも私だ'''」という言葉で締めくくられている。 | ||
*2023年1月7日に放送された『ウルトラマンデッカー 特別総集編3』において、ホッタ・マサミチが「そういう情報ってさ、普通『フフフ、'''それも私だ'''』とか意味深なこと言っちゃうような黒幕的な人が~」と発言し、話題を呼んだ。ある意味ユーゼスがウルトラ世界に影響を及ぼしたと言えなくもない。 | *2023年1月7日に放送された『ウルトラマンデッカー 特別総集編3』において、ホッタ・マサミチが「そういう情報ってさ、普通『フフフ、'''それも私だ'''』とか意味深なこと言っちゃうような黒幕的な人が~」と発言し、話題を呼んだ。ある意味ユーゼスがウルトラ世界に影響を及ぼしたと言えなくもない。 |