「マジンカイザーSKL」を編集中
この編集を取り消せます。 下記の差分を確認して、本当に取り消していいか検証してください。よろしければ変更を保存して取り消しを完了してください。
最新版 | 編集中の文章 | ||
2行目: | 2行目: | ||
{{登場メカ概要 | {{登場メカ概要 | ||
| 読み = マジンカイザースカル | | 読み = マジンカイザースカル | ||
+ | | 外国語表記 = [[外国語表記::MAZIN KAISER SKL]] | ||
| 登場作品 = [[マジンガーシリーズ]] | | 登場作品 = [[マジンガーシリーズ]] | ||
*{{登場作品 (メカ)|マジンカイザーSKL (OVA)|マジンカイザーSKL}} | *{{登場作品 (メカ)|マジンカイザーSKL (OVA)|マジンカイザーSKL}} | ||
38行目: | 39行目: | ||
=== 機体の謎 === | === 機体の謎 === | ||
− | どこで、いつ、誰が、何のために作ったのかは全く以って不明。作中では[[動力]]が[[光子力エネルギー|光子力]]かどうか、[[装甲]]材質が[[超合金Z]](もしくは[[超合金ニューZ|その]][[超合金ニューZα|発展系]])かどうか、それすら明かされていない<ref> | + | どこで、いつ、誰が、何のために作ったのかは全く以って不明。作中では[[動力]]が[[光子力エネルギー|光子力]]かどうか、[[装甲]]材質が[[超合金Z]](もしくは[[超合金ニューZ|その]][[超合金ニューZα|発展系]])かどうか、それすら明かされていない<ref>ただし、前者については、『魔神大戦21』に掲載された前日談[[小説]]『PROJECT KAISER 誕生編』にて「光子力反応炉」が動力炉だと言われている。</ref>。 |
オープニングでは、[[光子力研究所]]と思しき廃墟に氷漬けで封印されている姿が描写されている。また、どうもSKLはレプリカあるいは模倣に近い存在であり、オリジナルとなった機体が存在するらしい<ref>ただし、この辺りの設定は視聴者の想像に任せられ、公式には明かされていない。</ref>。 | オープニングでは、[[光子力研究所]]と思しき廃墟に氷漬けで封印されている姿が描写されている。また、どうもSKLはレプリカあるいは模倣に近い存在であり、オリジナルとなった機体が存在するらしい<ref>ただし、この辺りの設定は視聴者の想像に任せられ、公式には明かされていない。</ref>。 | ||
44行目: | 45行目: | ||
普段はバイザー状のパーツで隠されているが胸部(ブレストリガー部分)に巨大な"顔"が存在している。胸部に顔という特徴的なデザインはミケーネ帝国を連想させるが、これについても詳しい記述は無い<ref>MODEROIDマジンカイザーSKL[https://ameblo.jp/gscrobo/entry-12497581575.html]では「真の顔」と記述されている。</ref>。 | 普段はバイザー状のパーツで隠されているが胸部(ブレストリガー部分)に巨大な"顔"が存在している。胸部に顔という特徴的なデザインはミケーネ帝国を連想させるが、これについても詳しい記述は無い<ref>MODEROIDマジンカイザーSKL[https://ameblo.jp/gscrobo/entry-12497581575.html]では「真の顔」と記述されている。</ref>。 | ||
− | 海動によると'''「曰くつきの機体で[[海動剣|俺]]と[[真上遼|真上]]にしか乗れない」'''ようだが、漫画『マジンカイザーSKL ヴァーサス』では操縦する際に途轍もない負荷がかかり、常人では乗ると身体が燃え上がるような幻覚に見舞われ、発狂・自傷を行い自殺してしまうと語られている<ref>そのため同行者を掌に乗せて案内させる場面が存在する。</ref>。この辺りは元祖[[マジンカイザー]] | + | 海動によると'''「曰くつきの機体で[[海動剣|俺]]と[[真上遼|真上]]にしか乗れない」'''ようだが、漫画『マジンカイザーSKL ヴァーサス』では操縦する際に途轍もない負荷がかかり、常人では乗ると身体が燃え上がるような幻覚に見舞われ、発狂・自傷を行い自殺してしまうと語られている<ref>そのため同行者を掌に乗せて案内させる場面が存在する。</ref>。この辺りは元祖[[マジンカイザー]]と似ているが、向こうよりも過酷になっている。結果、人として普通でない存在にしか乗れない機体となった。 |
このようにかなり物騒かつ謎の多い機体であるが、軍の施設で十分に整備・補給が可能。 | このようにかなり物騒かつ謎の多い機体であるが、軍の施設で十分に整備・補給が可能。 | ||
54行目: | 55行目: | ||
複座式であり、頭蓋骨の意匠が特徴。 | 複座式であり、頭蓋骨の意匠が特徴。 | ||
− | |||
− | |||
=== 強化装備形態 === | === 強化装備形態 === | ||
64行目: | 63行目: | ||
:スパロボでは毎シナリオごとにウイングクロスが必要だが、OVAの後日談を描いた漫画『マジンカイザーSKL ヴァーサス』の第3巻では常時ウイングを装着したままになっている(一時的にウイングに損傷を受けた際は取り外されている。このとき、開放された武装が再度封印されている)。 | :スパロボでは毎シナリオごとにウイングクロスが必要だが、OVAの後日談を描いた漫画『マジンカイザーSKL ヴァーサス』の第3巻では常時ウイングを装着したままになっている(一時的にウイングに損傷を受けた際は取り外されている。このとき、開放された武装が再度封印されている)。 | ||
:なお、ウイングクロス前は一貫して武装名を叫ばない(ロケットパンチに相当するトルネードクラッシャーパンチも無言で飛ばす)のだが、ウイングクロス後は視聴者の鬱憤を晴らすかの如く技名を叫びまくる。ウイングクロスで音声入力が解放されるのかもしれない。 | :なお、ウイングクロス前は一貫して武装名を叫ばない(ロケットパンチに相当するトルネードクラッシャーパンチも無言で飛ばす)のだが、ウイングクロス後は視聴者の鬱憤を晴らすかの如く技名を叫びまくる。ウイングクロスで音声入力が解放されるのかもしれない。 | ||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
== 登場作品と操縦者 == | == 登場作品と操縦者 == | ||
83行目: | 75行目: | ||
:「熱血」「覚醒」を連発する戦法上、PUと相性が良く、攻撃力は高いものの「覚醒」を持たない[[デモンベイン]]のようなユニットと組ませればより強力なボスキラーと化す。特に単体攻撃力が最強レベルで射撃武器を強化できる[[リベル・レギス]]との相性は非常にいい。また、劇場版[[マークジーベン]]だとウイングクロス前の空適応と射撃武器の両方がフォローできる上に射程も噛み合っている。 | :「熱血」「覚醒」を連発する戦法上、PUと相性が良く、攻撃力は高いものの「覚醒」を持たない[[デモンベイン]]のようなユニットと組ませればより強力なボスキラーと化す。特に単体攻撃力が最強レベルで射撃武器を強化できる[[リベル・レギス]]との相性は非常にいい。また、劇場版[[マークジーベン]]だとウイングクロス前の空適応と射撃武器の両方がフォローできる上に射程も噛み合っている。 | ||
:第31話「Final Count」で原作通り[[アイアンカイザー]]との道連れになりそうになるが、[[リチャード・クルーガー|リチャード]]が割り込んで身代わりとなったことで助かる形となる。本作のカイザーは[[オデュサイト]]によって加速された「意志」が[[異世界]]から呼び寄せた存在である模様。 | :第31話「Final Count」で原作通り[[アイアンカイザー]]との道連れになりそうになるが、[[リチャード・クルーガー|リチャード]]が割り込んで身代わりとなったことで助かる形となる。本作のカイザーは[[オデュサイト]]によって加速された「意志」が[[異世界]]から呼び寄せた存在である模様。 | ||
− | : | + | :余談だが、ウイングクロス後はたとえ真上担当の武器を使用しても撃墜数は全て海動に入る。そのため、撃墜数の差が気になるようなら序盤は意識的に真上を使用しておくと良い。 |
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦BX}} | ;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦BX}} | ||
:本作は原作終了後である為、右眼は破壊済み。参戦は共通ルート第10話'''「皇の浮上」'''。 | :本作は原作終了後である為、右眼は破壊済み。参戦は共通ルート第10話'''「皇の浮上」'''。 | ||
99行目: | 91行目: | ||
:海動版は2017年10月のイベント「新天地!その名は…地獄」の報酬ユニットとしてSSRディフェンダーが登場。2018年4月にはSSRアタッカーが恒常ユニットで実装。 | :海動版は2017年10月のイベント「新天地!その名は…地獄」の報酬ユニットとしてSSRディフェンダーが登場。2018年4月にはSSRアタッカーが恒常ユニットで実装。 | ||
:真上版は2018年1月のイベント「平和を創った戦士たちへ…」にてSSRシューターが実装。2020年2月に大器型SSRシューターが追加。こちらは降臨イベントガシャもしくは気力ガシャでのみ入手が可能。 | :真上版は2018年1月のイベント「平和を創った戦士たちへ…」にてSSRシューターが実装。2020年2月に大器型SSRシューターが追加。こちらは降臨イベントガシャもしくは気力ガシャでのみ入手が可能。 | ||
− | : | + | :ウイングクロス版は2019年4月のイベント「激突!宇宙海賊×地獄」にて大器型SSRディフェンダーが実装。2020年5月のイベント「環の結び目」&「遠い宇宙の片隅で」にて大器型SSRブラスターが追加。 |
:基本的に海動がメインのバージョンは装甲が高く運動性が低いスーパー寄り、真上がメインのバージョンは運動性が高く装甲が低いリアル寄りとなっている。ウイングクロス版も真上寄りで、他のマジンガーとは逆の運用スタイルが求められる。 | :基本的に海動がメインのバージョンは装甲が高く運動性が低いスーパー寄り、真上がメインのバージョンは運動性が高く装甲が低いリアル寄りとなっている。ウイングクロス版も真上寄りで、他のマジンガーとは逆の運用スタイルが求められる。 | ||
106行目: | 98行目: | ||
;格闘 | ;格闘 | ||
:海動操縦時の武器として採用。敵に掴みかかり、蹴り、殴り、頭突きをかます。低燃費・[[射程]]4というメリットがある反面、空適応が無いのが欠点。この攻撃はキバとの戦闘の再現。ウイングクロス時では[[ダンクーガノヴァ・マックスゴッド]]と同様使えなくなる。 | :海動操縦時の武器として採用。敵に掴みかかり、蹴り、殴り、頭突きをかます。低燃費・[[射程]]4というメリットがある反面、空適応が無いのが欠点。この攻撃はキバとの戦闘の再現。ウイングクロス時では[[ダンクーガノヴァ・マックスゴッド]]と同様使えなくなる。 | ||
− | :なお、劇中で頭突きをかました際には[[海動剣|海動]]は[[真上遼|真上]] | + | :なお、劇中で頭突きをかました際には[[海動剣|海動]]は[[真上遼|真上]]から咎められている。<ref>そもそもカイザーの頭部はコックピット部スカルパイルダーと間近なので、頭突きは大変に危険な行為である。もっとも、頭部にコクピットがあるにも関わらずパイロットが頭突きをしたロボットには[[スレードゲルミル|前例]]があるのだが。</ref> |
− | |||
==== 武装 ==== | ==== 武装 ==== | ||
123行目: | 114行目: | ||
:『UX』『BX』では海動操縦時の必殺技扱いで、ウイングクロス時も使用可能。海動操縦時とウイングクロス時では演出が異なり、海動操縦時の場合はカイザーのカットインの直後の斬り落としで火花を散らし、[[トドメ演出]]で炎の中に立つカイザーのカットインが入って「俺達が地獄だ!」。これは、OVA第1巻で[[爆劉鬼]]を撃破した際のシーンの再現である。 | :『UX』『BX』では海動操縦時の必殺技扱いで、ウイングクロス時も使用可能。海動操縦時とウイングクロス時では演出が異なり、海動操縦時の場合はカイザーのカットインの直後の斬り落としで火花を散らし、[[トドメ演出]]で炎の中に立つカイザーのカットインが入って「俺達が地獄だ!」。これは、OVA第1巻で[[爆劉鬼]]を撃破した際のシーンの再現である。 | ||
:ウイングクロス時は斬り落としの直後OVAでアイアンカイザーを重力炉に固定する場面が再現されるが、トドメ演出が無いため「俺達が地獄だ!」は無い。『BX』ではトドメ演出が追加されている。 | :ウイングクロス時は斬り落としの直後OVAでアイアンカイザーを重力炉に固定する場面が再現されるが、トドメ演出が無いため「俺達が地獄だ!」は無い。『BX』ではトドメ演出が追加されている。 | ||
− | : | + | :ノーマルでこの武器を使用しない攻撃を行う場合、一々背中から抜いては地面に突き刺すため、攻撃演出を見ようとすると必ず抜刀から入ることになる。<ref>『ヴァーサス』ではマントを纏い牙斬刀を背負ったままブレストリガーを使用する場面が存在する。</ref> |
:逆に、ウイングクロス時でこの武器を使用する攻撃を行う場合は上記の通りトルネードクラッシャーパンチで牙斬刀の回収を行う。これは、そもそも背負えなくなっているのと、原作でウイングクロスを行った際、地面に突き立った牙斬刀を足場にして跳んだため。 | :逆に、ウイングクロス時でこの武器を使用する攻撃を行う場合は上記の通りトルネードクラッシャーパンチで牙斬刀の回収を行う。これは、そもそも背負えなくなっているのと、原作でウイングクロスを行った際、地面に突き立った牙斬刀を足場にして跳んだため。 | ||
:『BX』では原作同様の展開を行っているため失われているはずだが、初登場時に[[ウィル・ウィプス]]に対してこれで攻撃している。[[バイストン・ウェル]]で新造したのか、元々あったものなのかは不明。 | :『BX』では原作同様の展開を行っているため失われているはずだが、初登場時に[[ウィル・ウィプス]]に対してこれで攻撃している。[[バイストン・ウェル]]で新造したのか、元々あったものなのかは不明。 | ||
− | |||
:;牙斬刀(薙刀) | :;牙斬刀(薙刀) | ||
::柄の部分を伸ばした形態。投げ槍としても使用する。ウイングクロスの際は地面に投げた薙刀状態の牙斬刀を踏み台にして跳躍を行った。 | ::柄の部分を伸ばした形態。投げ槍としても使用する。ウイングクロスの際は地面に投げた薙刀状態の牙斬刀を踏み台にして跳躍を行った。 | ||
136行目: | 126行目: | ||
:基本的には両手に持って撃っているが、『ヴァーサス』ではウイングクロス時に右手に牙斬刀を持っているため左手に持って戦う場面や、硬い装甲を破壊するためにトルネードクラッシャー(左腕)と同時に右手のみ使用する場面がある。またノーマル状態で超高速で拳撃を繰り出してくる相手の両拳の全ての指関節を繰り出す刹那の時間で撃ち貫く神業も行っている。 | :基本的には両手に持って撃っているが、『ヴァーサス』ではウイングクロス時に右手に牙斬刀を持っているため左手に持って戦う場面や、硬い装甲を破壊するためにトルネードクラッシャー(左腕)と同時に右手のみ使用する場面がある。またノーマル状態で超高速で拳撃を繰り出してくる相手の両拳の全ての指関節を繰り出す刹那の時間で撃ち貫く神業も行っている。 | ||
:[[ガイストテレス]]との二戦目では、銃剣部で格闘戦を行っているがSRWでは未だに再現されていない。 | :[[ガイストテレス]]との二戦目では、銃剣部で格闘戦を行っているがSRWでは未だに再現されていない。 | ||
− | : | + | :名称は「ブレスト」+「トリガー」の造語。また戦闘中の諸々の動きはアメリカ映画『リベリオン』に出てきた[[武術・格闘技|格闘術]]「ガン=カタ」がモチーフになっている。 |
− | |||
:;ブレストリガー(手斧) | :;ブレストリガー(手斧) | ||
::銃身部分を持ち、マガジン底部の刃で格闘戦を行う。 | ::銃身部分を持ち、マガジン底部の刃で格闘戦を行う。 | ||
145行目: | 134行目: | ||
::二丁拳銃で銃撃を行う。 | ::二丁拳銃で銃撃を行う。 | ||
::『UX』『BX』では真上操縦時に使用。 | ::『UX』『BX』では真上操縦時に使用。 | ||
− | :;ブレストリガー(大戦斧) / ブレストマホーク | + | :;ブレストリガー(大戦斧)/ ブレストマホーク |
::二丁のブレストリガーを連結させることで長い柄が飛び出して変形した大型の戦斧。劇中では対ガイストテレス初戦で使用したが見事に外れた。 | ::二丁のブレストリガーを連結させることで長い柄が飛び出して変形した大型の戦斧。劇中では対ガイストテレス初戦で使用したが見事に外れた。 | ||
::原作の設定では手斧モードもあわせて「ブレストマホーク」という名称がついており、『BX』では大戦斧がこちらの名称になった。ちなみに「トマホーク」は本来小型の手斧であり、大戦斧ではない。 | ::原作の設定では手斧モードもあわせて「ブレストマホーク」という名称がついており、『BX』では大戦斧がこちらの名称になった。ちなみに「トマホーク」は本来小型の手斧であり、大戦斧ではない。 | ||
::『UX』『BX』では真上操縦時に使用。 | ::『UX』『BX』では真上操縦時に使用。 | ||
:;ブレストリガー(乱舞) | :;ブレストリガー(乱舞) | ||
− | ::いわゆるガン=カタそのもの。敵に接近して舞うような動きで銃撃する。事前に前方にマガジンを投げ、刃の重りで地面に立ったマガジンにジャンプしてリロードするという、まさにガン=カタじみた動きもみせる<ref>実はOVAではこのマガジンを投げる場面は[[キバ軍]] | + | ::いわゆるガン=カタそのもの。敵に接近して舞うような動きで銃撃する。事前に前方にマガジンを投げ、刃の重りで地面に立ったマガジンにジャンプしてリロードするという、まさにガン=カタじみた動きもみせる<ref>実はOVAではこのマガジンを投げる場面は[[キバ軍]]のと二戦目のみで、基本的にマガジンの交換場面はほぼ一瞬で済まされている。</ref>。 |
::『UX』では真上操縦時に使用。原作では多数の敵に対して行った立ち回りを再現しているので、少々無駄な動きにも見える。こちらもトドメ演出は「俺達が地獄だ!」。 | ::『UX』では真上操縦時に使用。原作では多数の敵に対して行った立ち回りを再現しているので、少々無駄な動きにも見える。こちらもトドメ演出は「俺達が地獄だ!」。 | ||
− | :: | + | ::『BX』でも『UX』と同様だが、所々にカイザーのカットインが入るようになった。 |
:;ブレストリガー(パルスビームモード) | :;ブレストリガー(パルスビームモード) | ||
::エネルギーをチャージしてビームを連射。ウイングクロス時に開放。[[アイアンカイザー]]のガトリング砲と互角の勝負を行なっているが、実はこの連射は真上の技量に依るものである。 | ::エネルギーをチャージしてビームを連射。ウイングクロス時に開放。[[アイアンカイザー]]のガトリング砲と互角の勝負を行なっているが、実はこの連射は真上の技量に依るものである。 | ||
162行目: | 151行目: | ||
:『UX』『BX』ではウイングクロス時に使用。前述の理由により、ルストハリケーンのように酸を含むかが不明であるため、酸系武器によくある装甲低下の[[特殊効果]]ではなく、風系武器特有の射程低下の特殊効果となっている。 | :『UX』『BX』ではウイングクロス時に使用。前述の理由により、ルストハリケーンのように酸を含むかが不明であるため、酸系武器によくある装甲低下の[[特殊効果]]ではなく、風系武器特有の射程低下の特殊効果となっている。 | ||
;トールハンマーブレーカー | ;トールハンマーブレーカー | ||
− | : | + | :SKL版サンダーブレーク。落雷により牙斬刀に雷を纏わせ、牙斬刀から電撃を放つ(刀身に雷を纏わせたまま斬ることもできるが、原作では使用していない)。牙斬刀を使うためか、[[海動剣|海動]]が発射を担当。ウイングクロス時に開放。 |
:『UX』『BX』ではウイングクロス時に使用。使用時の台詞に「お楽しみはこれからだ!」があるが、これは本来トールハンマーブレーカーを使った後にアイアンカイザーの頭を掴んだ際の台詞。更にOVA本編では使用時にはトルネードクラッシャーパンチを発射する際のパンクを使いまわしているため、海動のカットインも別の場面から持ってきている。 | :『UX』『BX』ではウイングクロス時に使用。使用時の台詞に「お楽しみはこれからだ!」があるが、これは本来トールハンマーブレーカーを使った後にアイアンカイザーの頭を掴んだ際の台詞。更にOVA本編では使用時にはトルネードクラッシャーパンチを発射する際のパンクを使いまわしているため、海動のカットインも別の場面から持ってきている。 | ||
− | |||
;インフェルノブラスター | ;インフェルノブラスター | ||
:SKL版ファイヤーブラスター(ブレストファイヤー)。胸部(ブレストリガーを装着した状態)が[[変形]]し、そこから熱光線を放つ。照射後には[[デビルマン|悪魔の顔]]のような刻印が刻まれる。ウイングクロス時に開放。 | :SKL版ファイヤーブラスター(ブレストファイヤー)。胸部(ブレストリガーを装着した状態)が[[変形]]し、そこから熱光線を放つ。照射後には[[デビルマン|悪魔の顔]]のような刻印が刻まれる。ウイングクロス時に開放。 | ||
170行目: | 158行目: | ||
:また、[[真上遼|真上]]が発射を担当しているためか、ブレストファイヤー系としては珍しく'''射撃属性扱いである'''。<ref>なお、ウイングクロス時は[[エレメント|海動と真上のステータスのいいとこどりになる]]ので、[[海動剣|海動]]の射撃値を気にする必要は無いが、[[スキルパーツ]]による養成で格闘ばかり上げた場合は問題になってくる。</ref> | :また、[[真上遼|真上]]が発射を担当しているためか、ブレストファイヤー系としては珍しく'''射撃属性扱いである'''。<ref>なお、ウイングクロス時は[[エレメント|海動と真上のステータスのいいとこどりになる]]ので、[[海動剣|海動]]の射撃値を気にする必要は無いが、[[スキルパーツ]]による養成で格闘ばかり上げた場合は問題になってくる。</ref> | ||
:『BX』では使用可能になったステージのクリア時に「SKL-RR」が解禁されるので、使い所は少なくなる。デモが追加されており、トドメ演出の後本家[[マジンカイザー|カイザー]]よろしく爆発の中から飛行して来る。 | :『BX』では使用可能になったステージのクリア時に「SKL-RR」が解禁されるので、使い所は少なくなる。デモが追加されており、トドメ演出の後本家[[マジンカイザー|カイザー]]よろしく爆発の中から飛行して来る。 | ||
− | |||
:;インフェルノギガブラスター | :;インフェルノギガブラスター | ||
::『ヴァーサス』でのみ登場。こちらは海動が発射を担当した(使用前に'''とっておき'''と言っているため存在自体は知っていた)。 | ::『ヴァーサス』でのみ登場。こちらは海動が発射を担当した(使用前に'''とっておき'''と言っているため存在自体は知っていた)。 | ||
176行目: | 163行目: | ||
::また、『BX』での初使用時はメルトダウンした[[エネルガーZ]]を爆発しても問題無い宇宙空間までぶっ飛ばして撃破したため、演出では無く本当に[[宇宙]]まで吹っ飛ばしている(本来イベント戦闘後に起きる敵ユニットの爆発が無く、デモが終わるとマップからエネルガーZのアイコンが消えている)。 | ::また、『BX』での初使用時はメルトダウンした[[エネルガーZ]]を爆発しても問題無い宇宙空間までぶっ飛ばして撃破したため、演出では無く本当に[[宇宙]]まで吹っ飛ばしている(本来イベント戦闘後に起きる敵ユニットの爆発が無く、デモが終わるとマップからエネルガーZのアイコンが消えている)。 | ||
::なお、この武器で敵を倒すと「神が恐れ、悪魔すら慄く…!」または「俺達は、地獄の使いなんかじゃねえ!」と前置きしてからの「'''俺達が、地獄だ!'''」で締める。 | ::なお、この武器で敵を倒すと「神が恐れ、悪魔すら慄く…!」または「俺達は、地獄の使いなんかじゃねえ!」と前置きしてからの「'''俺達が、地獄だ!'''」で締める。 | ||
− | |||
==== 合体武器 ==== | ==== 合体武器 ==== | ||
;地獄砲(バスター・ヘル) | ;地獄砲(バスター・ヘル) | ||
− | : | + | :『MODEROID』で追加された、牙斬刀とブレストリガー二丁を合体させたライフル。 |
:;ファングバースト | :;ファングバースト | ||
::地獄砲から発射するインフェルノブラスターを凌ぐ威力の熱線。 | ::地獄砲から発射するインフェルノブラスターを凌ぐ威力の熱線。 | ||
189行目: | 175行目: | ||
:『[[スーパーロボット大戦BX|BX]]』ではSKL-RRで使用する。 | :『[[スーパーロボット大戦BX|BX]]』ではSKL-RRで使用する。 | ||
;SKL-RR | ;SKL-RR | ||
− | : | + | :エピローグで搭乗した可変式バイク。骸骨馬形態に変形する。バイクは地上用、馬は山岳地帯踏破用の形態。移動に伴うカイザーのエネルギー消耗を抑えるために用意された。 |
:ちなみに設定や名前は全て後付けであり、デザイナーの山根宰氏が勝手に描いて来たものである。名称は『魔神大戦21』で判明。 | :ちなみに設定や名前は全て後付けであり、デザイナーの山根宰氏が勝手に描いて来たものである。名称は『魔神大戦21』で判明。 | ||
− | :『[[スーパーロボット大戦Card Chronicle|CC]] | + | :『[[スーパーロボット大戦Card Chronicle|CC]]』ではイベントで登場し、『BX』では武装としてウイングクロス時に使用可能。必要気力が150と高いが、インフェルノブラスターと違い'''格闘属性で射程も1~3と大きく、攻撃力に至っては700も高い'''。火力は[[マジンガーZ (真マジンガー)|マジンガーZ]]のロケットパンチ百連発と同等だが、デフォルトでパイロットがインファイトを持ち、EN消費武器なので弾数1のロケットパンチ百連発よりも連発しやすい。 |
:SKL-RRに跨り「ブレストリガー→突進・変形→槍投擲→牙斬刀→インフェルノギガブラスター」の波状攻撃を仕掛ける。勿論、トドメは「俺達が地獄だ!」<ref>しかも、'''[[カットイン]]がズイっと迫ってくる'''。ちなみに、牙斬刀の[[トドメ演出]]と異なり[[海動剣|海動]]と[[真上遼|真上]]の位置が逆だが、これはOVA第3巻のラストカットの再現。また、ブラスター前のカットインはOPの再現である。</ref>。 | :SKL-RRに跨り「ブレストリガー→突進・変形→槍投擲→牙斬刀→インフェルノギガブラスター」の波状攻撃を仕掛ける。勿論、トドメは「俺達が地獄だ!」<ref>しかも、'''[[カットイン]]がズイっと迫ってくる'''。ちなみに、牙斬刀の[[トドメ演出]]と異なり[[海動剣|海動]]と[[真上遼|真上]]の位置が逆だが、これはOVA第3巻のラストカットの再現。また、ブラスター前のカットインはOPの再現である。</ref>。 | ||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
=== [[合体攻撃]] === | === [[合体攻撃]] === | ||
268行目: | 249行目: | ||
:暗黒大将軍が無謀を通り越して気が狂ったかと猛るも、甲児達にとっては関係無かった。神のように利口でも賢くもない、だが、だからこそ神を超える力を発揮するのが人。輝きに包まれていく二体の魔神を見て暗黒大将軍は狼狽える。 | :暗黒大将軍が無謀を通り越して気が狂ったかと猛るも、甲児達にとっては関係無かった。神のように利口でも賢くもない、だが、だからこそ神を超える力を発揮するのが人。輝きに包まれていく二体の魔神を見て暗黒大将軍は狼狽える。 | ||
:「神か、それとも悪魔か」そのどちらでもない。ミケーネの神は気づいていなかった。神や悪魔も平等に落ちる場所があることを。そして今ここにいる場所こそがそうなのだと。 | :「神か、それとも悪魔か」そのどちらでもない。ミケーネの神は気づいていなかった。神や悪魔も平等に落ちる場所があることを。そして今ここにいる場所こそがそうなのだと。 | ||
− | : | + | :開いた翼が魔神を包み込み、神を模した拳が天に飛ぶ。それに恐れず飛び乗るもう一つの魔神が暗黒大将軍に迫る。雷が跳ねて、牙斬刀が奔る。そして魔神達の胸元と両の眼から伸びる炎と煌めく光の波動が暗黒大将軍を重力炉もろとも貫いた。生命一つ残らない大爆発の後、二体のマジンガーは自軍の元へと帰還した。あの世の閻魔大王すらも匙を投げる二体のロボット。曰く『地獄の使い』、『魔神』、あるいは『カイザー』と称える。だが知る者は別の名をもって畏れる。奴らはそんなものではない。神が恐れ、悪魔すら慄く――'''俺たちが、地獄だ!!''' |
== 関連機体 == | == 関連機体 == | ||
277行目: | 258行目: | ||
;SKL-RR | ;SKL-RR | ||
:OVA第3巻エピローグでマジンカイザーSKLが騎乗していたビークル型サポートメカ。バイクと骸骨馬の二形態に可変する機構を有する。 | :OVA第3巻エピローグでマジンカイザーSKLが騎乗していたビークル型サポートメカ。バイクと骸骨馬の二形態に可変する機構を有する。 | ||
− | :スパロボではユニットとしての出番はないが、『[[スーパーロボット大戦Card Chronicle|CC]] | + | :スパロボではユニットとしての出番はないが、『[[スーパーロボット大戦Card Chronicle|CC]]』のイベント「掴み取った平和、そして…」にて由木が「クリスマスプレゼント」としてカイザーと共に運搬してきた模様。また、『[[スーパーロボット大戦BX|BX]]』では武装として採用されている。 |
;[[マジンカイザー]] | ;[[マジンカイザー]] | ||
:元祖。[[兜甲児]]([[兜甲児 (OVA)|OVA]])が搭乗する「神をも越え悪魔も倒せる」最強の魔神。 | :元祖。[[兜甲児]]([[兜甲児 (OVA)|OVA]])が搭乗する「神をも越え悪魔も倒せる」最強の魔神。 | ||
283行目: | 264行目: | ||
== 余談 == | == 余談 == | ||
− | * | + | *マジンカイザーSKLについては、本作の構成・脚本を担当した早川正氏が公式サイトで「こんな邪悪なマシンに甲児君を乗せるなんて、そんな酷い事できません。乗る前から悪魔確定ですから」と冗談混じりにコメントしている。 |
− | * | + | *海動役の浅沼晋太郎氏は公式サイトで「スパロボに出たらかなり活躍するんじゃないでしょうか(笑)」とコメントしていた。その活躍ぶりは実際にプレイしたユーザーならば知っての通りである。 |
*『[[スーパーロボット大戦BX|BX]]』で海動達の辿った「大爆発の爆心地にいた→残骸が確認されず死亡扱い→[[バイストン・ウェル]]召喚で生存→向こうで大活躍」、更に参戦話となる第10話「'''皇'''の浮上」の名前が色々と解釈できるという流れは'''『[[スーパーロボット大戦UX|UX]]』の[[羽佐間翔子]]と全く同じで'''、彼女を[[天使・悪魔|天使]]に見立てると、まさに天から地への落差である。ちなみに、ネット上では『UX』での翔子の[[異名|あだ名]]と『[[聖戦士ダンバイン]]』のタイトルに彼らの職業を合わせて、「'''[[俗語・俗称|聖戦士コウムイン]]'''」などと呼ばれている。 | *『[[スーパーロボット大戦BX|BX]]』で海動達の辿った「大爆発の爆心地にいた→残骸が確認されず死亡扱い→[[バイストン・ウェル]]召喚で生存→向こうで大活躍」、更に参戦話となる第10話「'''皇'''の浮上」の名前が色々と解釈できるという流れは'''『[[スーパーロボット大戦UX|UX]]』の[[羽佐間翔子]]と全く同じで'''、彼女を[[天使・悪魔|天使]]に見立てると、まさに天から地への落差である。ちなみに、ネット上では『UX』での翔子の[[異名|あだ名]]と『[[聖戦士ダンバイン]]』のタイトルに彼らの職業を合わせて、「'''[[俗語・俗称|聖戦士コウムイン]]'''」などと呼ばれている。 | ||
**なお、偶然ではあるがマジンカイザーSKLの武装の一部は、どことなく『聖戦士ダンバイン』の主題歌『ダンバイン、とぶ』の歌詞を彷彿とさせる箇所が存在する(「雷が跳ねてソードが奔る」「伸びる炎が[[正義]](?)になれと」等)。特に、[[合体攻撃]]が顕著である。2番以降の「殺し合うのが正義でないと知って闘う戦場だけど」「払う手のひら血のりついても恐れはしない」も、世界観は全く違うのにマジンカイザーSKLとマッチしすぎな歌詞である。 | **なお、偶然ではあるがマジンカイザーSKLの武装の一部は、どことなく『聖戦士ダンバイン』の主題歌『ダンバイン、とぶ』の歌詞を彷彿とさせる箇所が存在する(「雷が跳ねてソードが奔る」「伸びる炎が[[正義]](?)になれと」等)。特に、[[合体攻撃]]が顕著である。2番以降の「殺し合うのが正義でないと知って闘う戦場だけど」「払う手のひら血のりついても恐れはしない」も、世界観は全く違うのにマジンカイザーSKLとマッチしすぎな歌詞である。 | ||
− | *[[マジンガーシリーズ]]において、'''「二機目の軍属のマジンガー」''' | + | *[[マジンガーシリーズ]]において、'''「二機目の軍属のマジンガー」'''という設定がある。 |
== 脚注 == | == 脚注 == |