「サーペント (ガンダムW)」を編集中
この編集を取り消せます。 下記の差分を確認して、本当に取り消していいか検証してください。よろしければ変更を保存して取り消しを完了してください。
最新版 | 編集中の文章 | ||
33行目: | 33行目: | ||
劇中では[[マリーメイア軍]]の主力機として大量生産され、[[ガンダムタイプ|ガンダム]]を駆る[[Gチーム]]や[[プリベンター]]と死闘を演じる事になる。 | 劇中では[[マリーメイア軍]]の主力機として大量生産され、[[ガンダムタイプ|ガンダム]]を駆る[[Gチーム]]や[[プリベンター]]と死闘を演じる事になる。 | ||
− | === | + | === 機体概要 === |
A.C.(アフター・コロニー)195年、地球圏統一連合正規軍の軍事力は強大であった反面、モビルスーツに関しては既に[[リーオー]]や[[キャンサー]]のアーリータイプといった旧式化の進んでいた物しか配備されておらず、新型となる[[トラゴス]]や[[エアリーズ]]はモビルスーツの製造を行う[[ロームフェラ財団]]がスポンサーとなっている[[スペシャルズ]]([[OZ]])が独占している状態となっていた。その後、OZとしての本性を露にしたスペシャルズが「オペレーション・デイブレイク」の発動により大規模な反乱を起こし、更にはOZの実権を握ったロームフェラ財団が「オペレーション・ノヴァ」を発動させて新たに無人仕様のモビルスーツである[[モビルドール]]を投入した結果、追い込まれた地球圏統一連合正規軍は対抗策としてL3宙域のコロニーである「[[L3 X18999 コロニー|X18999コロニー]]」で新型の量産機の開発に乗り出す。これが後に「サーペント」と呼称されるモビルスーツであった。 | A.C.(アフター・コロニー)195年、地球圏統一連合正規軍の軍事力は強大であった反面、モビルスーツに関しては既に[[リーオー]]や[[キャンサー]]のアーリータイプといった旧式化の進んでいた物しか配備されておらず、新型となる[[トラゴス]]や[[エアリーズ]]はモビルスーツの製造を行う[[ロームフェラ財団]]がスポンサーとなっている[[スペシャルズ]]([[OZ]])が独占している状態となっていた。その後、OZとしての本性を露にしたスペシャルズが「オペレーション・デイブレイク」の発動により大規模な反乱を起こし、更にはOZの実権を握ったロームフェラ財団が「オペレーション・ノヴァ」を発動させて新たに無人仕様のモビルスーツである[[モビルドール]]を投入した結果、追い込まれた地球圏統一連合正規軍は対抗策としてL3宙域のコロニーである「[[L3 X18999 コロニー|X18999コロニー]]」で新型の量産機の開発に乗り出す。これが後に「サーペント」と呼称されるモビルスーツであった。 | ||
− | + | 長年様々な局面で使用されていた汎用性重視のモビルスーツ・リーオーの発展型として設計され、コンセプトも陸戦を重視としているが、最低限の調整を行えば宇宙でも問題なく運用可能で、専用のフライトユニットを装備する等、様々な局面で運用が出来る高い汎用性を備えている。また、リーオーが専用の高機動パックを必要とするのに対し、本機の場合は通常時のバックパックや脚部のスラスターだけでのホバリングが可能となっており、重厚な見た目と裏腹に優れた移動速度と機動力、運動性を発揮する事が可能となっている。更には、装甲に関してもチタニュウム系の改良発展型である「ネオ・チタニュウム合金」が採用されており、これはガンダニュウム合金よりも強度が劣っている反面、それでも同じ重量でチタニュウム合金の約10倍を誇る強度で、生産性に関してはガンダニュウム合金を大きく上回っている等、実戦レベルにおいて非常に優秀な物となっている。これらからも、リーオーのコンセプトを継ぐに相応しい汎用性と生産性を兼ね揃えた重モビルスーツとなっていたのだが、開発段階において地球圏統一連合正規軍は実質的に壊滅してしまい、その後はトレーズ派とデルマイユ派の二派に分かれたOZの内、モビルドールに反感を示していたトレーズ派が開発を引き継ぐ事になっている。その際、[[プラネイトディフェンサー]]を使用する[[ビルゴ]]に対抗すべく固定武装としてマイクロミサイルが追加装備される等、高い攻撃力を備えたモビルスーツとして設計に幾つかの変更が加えられ、「OZ-17MS」の形式番号も与えられたが、ようやく製造段階までに乗り出す中、A.C.195年の12月の「EVE WARS」によって大戦が終結してしまい、結局は試作機数機だけの製造に留まる形で、開発は途中放棄されていた。 | |
− | だが、大戦終結から約一年間の間、かつて「[[オペレーション・メテオ]]」に関わっていたバートン財団によってX-18999が接収された事で、放棄された試作機を基に新たに[[ガンダムヘビーアームズカスタム|ガンダムヘビーアームズ]] | + | だが、大戦終結から約一年間の間、かつて「[[オペレーション・メテオ]]」に関わっていたバートン財団によってX-18999が接収された事で、放棄された試作機を基に新たに[[ガンダムヘビーアームズカスタム|ガンダムヘビーアームズ]]のノウハウも組み込まれた上で完成。新規の傾向武装としてヘビーアームズを参考にしたダブルガトリングガンに、ジェネレーター内臓式のビームキャノンも加えられ、来るべき決起に向けて秘密裏に大量生産が行われた。 |
なお、バートン財団が開発を引き継いだ後は、本機をモビルドールとして運用する事も検討されていたらしく、調査用モビルスーツとして設計変更となった機体が幾つか生産され、名称も異なっている。 | なお、バートン財団が開発を引き継いだ後は、本機をモビルドールとして運用する事も検討されていたらしく、調査用モビルスーツとして設計変更となった機体が幾つか生産され、名称も異なっている。 | ||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
=== 劇中での活躍 === | === 劇中での活躍 === | ||
− | A.C. | + | A.C.196のクリスマス・イヴ、地球圏統一国家の秘密情報部である[[プリベンター]]がX-18999でネオ・チタニュウム合金を発見した結果、総責任者となる[[レディ・アン]]はこの合金で開発されるサーペントの製造が続行されていた事を把握。しかし時既に遅く、本機を主力にする形で結成されたマリーメイア軍は、地球圏に向けての宣戦布告に乗り出す事になる。宣戦布告後、マリーメイア軍の侵攻を阻止すべくX-18999に乗り込んだ[[ヒイロ・ユイ]]と[[デュオ・マックスウェル]]の二人は、強奪した[[リーオー]]に搭乗して破壊工作に乗り出すも、デュオの搭乗するリーオーの前に、先にマリーメイア軍に潜入して降伏させられた[[トロワ・バートン]]が本機に搭乗。[[デキム・バートン]]に従うふりをする形で、マイクロミサイルで攻撃するよう見せかけて、デュオに逃げ道を作る事になる。 |
その後、資源衛星「MO-III」にて大量のサーペントを積載した輸送船が降下しようとする中、「プリベンター・ウインド」として再び表舞台に現れた[[ゼクス・マーキス]]の駆る[[トールギスIII]]が地球より現れ、輸送機の内の数隻が破壊されるが、デキムが「X-18999を地球に落とす」と脅しを掛けた結果、MO-IIIは破壊されてしまうものの、サーペントを積載する輸送機は予定通りに地球へ降下。パラシュート・パックを搭載した大量のサーペントが大統領府の存在する[[ブリュッセル]]に降下し、大統領府は完全に占拠されてしまう事態となった。 | その後、資源衛星「MO-III」にて大量のサーペントを積載した輸送船が降下しようとする中、「プリベンター・ウインド」として再び表舞台に現れた[[ゼクス・マーキス]]の駆る[[トールギスIII]]が地球より現れ、輸送機の内の数隻が破壊されるが、デキムが「X-18999を地球に落とす」と脅しを掛けた結果、MO-IIIは破壊されてしまうものの、サーペントを積載する輸送機は予定通りに地球へ降下。パラシュート・パックを搭載した大量のサーペントが大統領府の存在する[[ブリュッセル]]に降下し、大統領府は完全に占拠されてしまう事態となった。 | ||
72行目: | 67行目: | ||
=== COMPACTシリーズ === | === COMPACTシリーズ === | ||
− | ;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦COMPACT}}({{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦COMPACT for | + | ;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦COMPACT}}({{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦COMPACT for WSC|WSC}}) |
:初登場作品。原作同様[[マリーメイア軍]]の主力で、同盟している[[クロスボーン・バンガード]]も使用する。最強武器であるダブルガトリングガンの威力が高く、更に射程3のP兵器なので要注意。幸い最大射程は4で、そちらの攻撃力は大した事がない。HPも高く厄介だが、WSC版ではHPと装甲が下がっており戦いやすくなっている。 | :初登場作品。原作同様[[マリーメイア軍]]の主力で、同盟している[[クロスボーン・バンガード]]も使用する。最強武器であるダブルガトリングガンの威力が高く、更に射程3のP兵器なので要注意。幸い最大射程は4で、そちらの攻撃力は大した事がない。HPも高く厄介だが、WSC版ではHPと装甲が下がっており戦いやすくなっている。 | ||
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦COMPACT3}} | ;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦COMPACT3}} | ||
141行目: | 136行目: | ||
== 余談 == | == 余談 == | ||
− | *『[[新機動戦記ガンダムW|ガンダムW]] | + | *『[[新機動戦記ガンダムW|ガンダムW]]』関連作品には黄道十二宮の星座に由来する名のMSが登場するので、黄道上にある13番目の星座「へびつかい座」の名前を有するとされる本機はその番外だと扱われるが、実は本機の名前の由来は「へびつかい座(Ophiuchus)」ではなく「へび座(Serpens)」である。 |
− | ** | + | **へび座は元々へびつかい座の一部であり、一体化して扱う場合と分けて扱う場合があったが、現在の88星座を定めた際に別星座として分類された。 |
− | ** | + | **サーペント(serpent)とは英語でヘビの別名でラテン語のserpensを由来とする言葉(星座はラテン語が正式名)。蛇神や比較的大型の、特に毒蛇などを指す言葉である。 |
− | **『ガンダムW』の外伝漫画『G- | + | **『ガンダムW』の外伝漫画『G-UNIT』(SRW未参戦)には「ガンダムアスクレプオス」という機体が登場するが、こちらはへびつかい座により象られるギリシャの医神「アスクレピオス」が由来。 |
− | *汎用モビルスーツである[[リーオー]]がアフターコロニーの世界観における[[ザク]] | + | *汎用モビルスーツである[[リーオー]]がアフターコロニーの世界観における[[ザク]]ならば、その発展型で重汎用モビルスーツであるサーペントは、[[ドム]]に相当した機体と言える。 |
− | *本作のガンプラ1/ | + | *本作のガンプラ1/100シリーズでは、機体毎にパイロットの人形が付属するが、サーペントは特定のパイロットがいなかったことから(ネームドパイロットの[[トロワ・バートン|トロワ]]の人形は、[[ガンダムヘビーアームズカスタム|ヘビーアームズ]]に付属)、ヒロインの[[リリーナ・ドーリアン|リリーナ]]とマリーメイア軍の長である[[マリーメイア・クシュリナーダ|マリーメイア]]の人形が付属している。 |
== 商品情報 == | == 商品情報 == |