「叢雲劾」を編集中
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{{登場人物概要 | {{登場人物概要 | ||
− | | | + | | 外国語表記 = [[外国語表記::Gai Murakumo]] |
| 登場作品 = [[ガンダムシリーズ]] | | 登場作品 = [[ガンダムシリーズ]] | ||
− | * | + | *[[機動戦士ガンダムSEED ASTRAY]] |
− | * | + | *[[機動戦士ガンダムSEED X ASTRAY]] |
− | | 声優 = | + | | 声優 = 井上和彦 |
− | | | + | | 種族 = 地球人([[コーディネイター]]) |
− | | | + | | 性別 = 男 |
+ | | 年齢 = 26歳 | ||
+ | | 所属 = [[サーペントテール]] | ||
}} | }} | ||
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== 概要 == | == 概要 == | ||
− | + | 『[[機動戦士ガンダムSEED ASTRAY]]』のノベライズ版及び、ジオラマストーリー版(ASTRAY B)の[[主人公]]。[[傭兵]]部隊[[サーペントテール]]のリーダー。オレンジのレンズのサングラスがトレードマーク。 | |
− | [[ | + | ミッションの行きがかり上[[アストレイブルーフレーム]]を入手し、以降愛機にする。[[ロウ・ギュール]]とはこれ以来の腐れ縁となる。 |
− | + | 劇中のある事件に際してサーペントテールの関係者達には、自身が元は連合の戦闘用[[コーディネイター]]の試作体で、マインドコントロールが不完全だったために脱走したことを明かす。トレードマークのサングラスも、自身の網膜に判別用のコードが打ち込まれているため、分かる人が見れば素性が分かってしまうトラブルを避けるためにかけている。 | |
− | + | プロの[[傭兵]]として高い能力を持つが、それは戦闘用コーディネイターとしてだけではなく、戦いの中で生きてきた(なお、脱走後の経緯はストーリー上明らかにされていない)ことによる実戦で身に付けていったものである。ストーリー中の愛機であるアストレイブルーフレームは、全くの偶然から手に入れ、たまたま相性がよかったために使用している。それ以前は現地で機体を調達しては自身のクセや任務の内容に合わせてカスタムし、終了時に乗り捨てるといったことを繰り返していた。 | |
− | + | 基本的にリアリストでクールな性格。「勝てる戦いしかしない」と発言するように苦戦していても冷静に勝機を見極め、運命などの概念的なものは一切信じないタチである。ただ[[ロウ・ギュール]]との遭遇以来、無意識に感慨にふけるような呟きを零すことも増えた。なお戸田版アストレイでは以上の性格は踏まえてはいるものの、'''作風に完全に染まった'''妙なキャラ付けになっている。 | |
− | + | 傭兵として「敵は倒せる時に倒す」という信条を持っており、基本的に相手の命を取らない戦い方をするロウとは好対照的である。ロウが見逃した[[ロンド・ギナ・サハク]]に対してわざわざトドメを刺した事もある(もっとも、この直前、ギナはロウを不意打ちしようとしているため、ギナに同情の余地はないが)。「確実に倒す」ためか、トドメを刺す際はアーマーシュナイダーでコックピットを抉る事が多い。この点はブルーフレームの武器のトドメ演出でもしっかり再現された。また、「脅しをしない」というやり方を基本としている。これは「実行しないからこそ効果のある」脅迫はせず、殺すと言ったら絶対に殺す、というように事実しか言わず、その通りに行動するということである。 | |
− | + | ゲームなどでは井上和彦氏が演じているが、ギナを演じているのが飛田展男氏なのも含めて、原画担当・ときた洸一氏が希望したキャスティングである。これは形こそまったく違うけれども『[[ジェリド・メサ]](井上氏)が[[カミーユ・ビダン]](飛田氏)に勝った』瞬間を作り上げようという[[声優ネタ]]だとされる。 | |
− | + | 『DESTINY ASTRAY B』では「空間認識力」を生まれつき持っており(これは同作に登場するエルザ・ヴァイスの歌唱力も同様)、長年隠し続けていた。これは後にダンテと戦うための切り札とするためであった。 | |
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− | 『DESTINY ASTRAY | ||
== 登場作品と役柄 == | == 登場作品と役柄 == | ||
=== 携帯機シリーズ === | === 携帯機シリーズ === | ||
− | ; | + | ;[[スーパーロボット大戦W]] |
− | : | + | :1部からスポット参戦するが、仲間になるのは2部後半。高い[[能力]]と[[コーディネイター]]補正のため使い勝手が良く、[[パイロット養成]]無しの状態で比較すれば、[[合体攻撃]]についてもロウより火力が高い。とにかく本作の『SEED』のif展開において、縦横無尽の活躍を見せており、キラを救ったロウに対抗するかの如く、[[ナタル・バジルール|ナタル]]を始め、[[トール・ケーニヒ|トール]]、[[ニコル・アマルフィ|ニコル]]とSEEDの戦死キャラを悉く救い、終盤には[[ムルタ・アズラエル|アズラエル]]を追い詰める熱い一幕があるが、このイベントはとにかく熱いイベント目白押しの[[宇宙の騎士テッカマンブレード|テッカマンルート]]と二択なのが痛いところ。ファイルを二つ作って両方見るのも一興。<br />余談だが、下記にもある本作における劾の名台詞の一部は『機動戦士ガンダム EXTREME VS家庭機版』及び『FULL BOOST』においても彼の戦闘中の台詞として採用されており、同作では井上和彦氏のボイスでそれらの台詞を聞く事が出来る。 |
− | == | + | == パイロットステータス設定の傾向 == |
− | + | === 能力値 === | |
− | + | 凄腕の傭兵だけあり格闘・射撃・命中・回避・技量に優れる超攻撃型。その反面防御はWでも最低クラスであり、一撃でも食らえば撃墜が見える。間違っても援護防御はさせないように。 | |
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− | === | ||
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=== [[精神コマンド]] === | === [[精神コマンド]] === | ||
;[[スーパーロボット大戦W|W]] | ;[[スーパーロボット大戦W|W]] | ||
:'''[[集中]]、[[ひらめき]]、[[直撃]]、[[熱血]]、[[必中]]、[[魂]]''' | :'''[[集中]]、[[ひらめき]]、[[直撃]]、[[熱血]]、[[必中]]、[[魂]]''' | ||
− | + | :スピード型としてはまっとうな構成で、欠点は「加速」がないことと「熱血」「魂」が被っていることくらい。 | |
− | : | ||
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− | === [[特殊技能]] === | + | === [[特殊技能]](特殊スキル) === |
;[[スーパーロボット大戦W|W]] | ;[[スーパーロボット大戦W|W]] | ||
− | :'''[[切り払い|斬り払い]]、[[撃ち落とし]]、[[コーディネイター]]、[[ヒット&アウェイ]]、[[指揮官| | + | :'''[[切り払い|斬り払い]]、[[撃ち落とし]]、[[コーディネイター]]、[[ヒット&アウェイ]]、[[指揮官|指揮L2]]、[[コンボ|マルチコンボL2]]''' |
== 人間関係 == | == 人間関係 == | ||
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:同僚。爆破、侵入担当。 | :同僚。爆破、侵入担当。 | ||
;[[リード・ウェラー]] | ;[[リード・ウェラー]] | ||
− | : | + | :同僚。情報担当 |
;[[ロウ・ギュール]] | ;[[ロウ・ギュール]] | ||
− | :腐れ縁的な知人。'''面白そう''' | + | :腐れ縁的な知人。'''面白そう'''という理由で劾の機体を改修する。 |
;[[シーゲル・クライン]] | ;[[シーゲル・クライン]] | ||
:依頼人。作中、彼からの依頼を劾は何度か引き受けている。特に最後の依頼はシーゲルの死後に遂行する事になった。時が流れた「DESTINY ASTRAY」においてもその要請を実行し続けている。 | :依頼人。作中、彼からの依頼を劾は何度か引き受けている。特に最後の依頼はシーゲルの死後に遂行する事になった。時が流れた「DESTINY ASTRAY」においてもその要請を実行し続けている。 | ||
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:作中唯一劾がモビルスーツ戦で敗北した相手。再戦では勝利。 | :作中唯一劾がモビルスーツ戦で敗北した相手。再戦では勝利。 | ||
;トロヤ・ノワレ | ;トロヤ・ノワレ | ||
− | :『FRAME | + | :『FRAME ASTRAYS』(SRW未参戦)の主人公(SRW未登場)で東アジアのゲリラ。「アストレイ・グリーンフレーム」のパイロットとして仲間と共に連合、[[ザフト]]の双方と戦った。最初は劾と敵対していたが、後に共通の敵を倒すために共闘する事になる。 |
− | ; | + | ;ルカス・オドネル |
− | : | + | :『FRAME ASTRAYS』に登場したコーディネイターの連合兵(SRW未登場)。東アジアに派遣されていたが一兵士として戦う事を拒み、仲間を集め離反した。しかし、ゲリラと地球連合、ザフトの連合軍によって追い詰められ、最期は劾との一騎討ちに敗れ、戦死する。 |
;ダンテ・ゴルディジャーニ | ;ダンテ・ゴルディジャーニ | ||
− | :『DESTINY ASTRAY | + | :『DESTINY ASTRAY B』に登場した連合に雇われているコーディネーターの傭兵(SRW未登場)。連合の戦闘用コーディネイター開発に関っており、事実上劾の生みの親(ダンテ本人に言わせると『作品』の1つ)であり、あらゆる戦闘技術を教わった師匠とも言える存在。その『最高傑作の作品』である劾の命を狙う。 |
== 他作品との人間関係 == | == 他作品との人間関係 == | ||
=== 機動戦士ガンダムSEEDシリーズ === | === 機動戦士ガンダムSEEDシリーズ === | ||
;[[キラ・ヤマト]] | ;[[キラ・ヤマト]] | ||
− | : | + | :原作でもキラのことは知っており「スーパーコーディネーターの彼と自分が戦ったらどちらが強いだろう」と考える描写がある。[[W]]にて彼がラクスからフリーダムを受け取った後、地球に降下する際にザフトに襲撃されたところを援護し、彼を救出した。 |
;[[ニコル・アマルフィ]]、[[トール・ケーニヒ]] | ;[[ニコル・アマルフィ]]、[[トール・ケーニヒ]] | ||
:[[W]]ではほぼ原作通りの展開の後重傷を負ったまま戦場に倒れていた彼らを救出し、マルキオの許で療養させた。劾は命の恩人ともいえる。 | :[[W]]ではほぼ原作通りの展開の後重傷を負ったまま戦場に倒れていた彼らを救出し、マルキオの許で療養させた。劾は命の恩人ともいえる。 | ||
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:[[W]]の終盤に原作通り彼女がアズラエルに撃たれ、原作通りに死にそうになったところで劾がアズラエルを阻止して彼女を救い、共にドミニオンから脱出している。また、アズラエルの暴走を阻止したという点では[[ムウ・ラ・フラガ]]も救っているという事になる。 | :[[W]]の終盤に原作通り彼女がアズラエルに撃たれ、原作通りに死にそうになったところで劾がアズラエルを阻止して彼女を救い、共にドミニオンから脱出している。また、アズラエルの暴走を阻止したという点では[[ムウ・ラ・フラガ]]も救っているという事になる。 | ||
;[[ラクス・クライン]] | ;[[ラクス・クライン]] | ||
− | :依頼主の娘。 | + | :依頼主の娘。 |
;[[ムルタ・アズラエル]] | ;[[ムルタ・アズラエル]] | ||
− | : | + | :元々劾は過去の経緯から[[ブルーコスモス]]を敵視しているため、その延長上で[[W]]にて宿敵とされた。その執念はSEED本編を容易く喰ってしまうほど。 |
;[[ラウ・ル・クルーゼ]] | ;[[ラウ・ル・クルーゼ]] | ||
:共に他者の歪んだ目的の為に生み出された者同士。[[W]]では彼に理解を示しつつも、その生き方や行動に関しては「無意味」「命の無駄使い」と真正面からはっきりと否定し、最後まで彼の反論を許さなかった。 | :共に他者の歪んだ目的の為に生み出された者同士。[[W]]では彼に理解を示しつつも、その生き方や行動に関しては「無意味」「命の無駄使い」と真正面からはっきりと否定し、最後まで彼の反論を許さなかった。 | ||
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;[[ダイゴウジ・ガイ]] | ;[[ダイゴウジ・ガイ]] | ||
:[[W]]では名前繋がりから、劾の名前に彼が反応する場面も。 | :[[W]]では名前繋がりから、劾の名前に彼が反応する場面も。 | ||
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=== スーパー系 === | === スーパー系 === | ||
;[[Dボゥイ]] | ;[[Dボゥイ]] | ||
− | :[[W]] | + | :[[W]]ではデッドに敗退した彼を救出した。 |
;[[ダイ・バザール大帝王]]、[[ゾア]] | ;[[ダイ・バザール大帝王]]、[[ゾア]] | ||
:[[W]]では数百年以上戦い続けているまさに歴戦の勇士中の勇士である彼らも、劾の戦闘能力を高く評価していた。 | :[[W]]では数百年以上戦い続けているまさに歴戦の勇士中の勇士である彼らも、劾の戦闘能力を高く評価していた。 | ||
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=== [[バンプレストオリジナル]] === | === [[バンプレストオリジナル]] === | ||
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;「敵は倒せる時に倒す…それが傭兵のやり方だ」 | ;「敵は倒せる時に倒す…それが傭兵のやり方だ」 | ||
:この台詞と共に、ギナを抉り殺した。ちなみにこの時、直前に戦っていたロウは既に離脱していたが、Wではこの流れがロウの目の前で起きた。 | :この台詞と共に、ギナを抉り殺した。ちなみにこの時、直前に戦っていたロウは既に離脱していたが、Wではこの流れがロウの目の前で起きた。 | ||
− | ;「なるほど、アルテミスの傘か。モノフェーズ光波防御帯をMSに転用したんだな」<br/> | + | ;「なるほど、アルテミスの傘か。モノフェーズ光波防御帯をMSに転用したんだな」<br/>「だとすれば!」 |
− | :X | + | :X ASTRYにてカナードと対峙したさいに。このシールドの弱点が「耐ビーム塗装」された実態剣なら貫けると見抜いた。 |
;「俺の名は叢雲劾。傭兵だ」<br />「この村は狙われている」 | ;「俺の名は叢雲劾。傭兵だ」<br />「この村は狙われている」 | ||
:ノベライズ版1巻「密林の対決」より。なんと公式でやってしまった[[声優ネタ]]。元ネタの台詞よりも、むしろ64での[[アルバトロ・ナル・エイジ・アスカ|彼]]の台詞を彷彿させる台詞である。 | :ノベライズ版1巻「密林の対決」より。なんと公式でやってしまった[[声優ネタ]]。元ネタの台詞よりも、むしろ64での[[アルバトロ・ナル・エイジ・アスカ|彼]]の台詞を彷彿させる台詞である。 | ||
;「ザウートのパイロットを投降させろ。さもないとお前を殺す」 | ;「ザウートのパイロットを投降させろ。さもないとお前を殺す」 | ||
− | : | + | :同じく「密林の対決」より、敵のコクピットにアーマーシュナイダーを喰い込ませた状態での台詞。この言葉を聞いて敵は「ザウートに攻撃をされるのを恐れている」と勘違いしたが、劾は聞き入れられないと見るや否や躊躇なく殺害した。半端なことはせず、やるといったらやる劾の冷酷さが垣間見える。 |
;「これは仕事じゃない。オレが個人的に戦いに行くだけだ。みんなは、付き合う必要はない」 | ;「これは仕事じゃない。オレが個人的に戦いに行くだけだ。みんなは、付き合う必要はない」 | ||
− | :ノベライズ版一巻& | + | :ノベライズ版一巻&リマスタアストレイ第2巻「ソキウスの挑戦」より。戦いのプロであり無用な戦いはしない劾が私情を口にする非常に珍しい台詞だが、後に明かされるその理由は実に劾らしいものだった。 |
;「……お前、サーペントテールに来る気はないか?」 | ;「……お前、サーペントテールに来る気はないか?」 | ||
− | : | + | :2巻における過去話にて、任務に失敗して自責の念にかられるイライジャに対して。なぜこんなことを言い出したのかは「イライジャが傭兵のなんたるかを理解しているから」と本人は語るが、後書にて「自身が完璧であるがゆえに、欠点だらけのイライジャを必要とした」と記されている。ちなみに、劾は後の「DestinyAstray」でイライジャに命を救われることになる。 |
;「そこまでして俺に殺されたいか?」<br />「いいだろう。何度でも葬ってやる!」 | ;「そこまでして俺に殺されたいか?」<br />「いいだろう。何度でも葬ってやる!」 | ||
:『VS ASTRAY』より。ライブラリアンの手によって復活したギナと再び対峙して。ギナの複製とはいえ、かつて劾に殺された事も記憶していて復讐に燃える彼に向かいこの一言で一蹴。ギナを激怒させる。 | :『VS ASTRAY』より。ライブラリアンの手によって復活したギナと再び対峙して。ギナの複製とはいえ、かつて劾に殺された事も記憶していて復讐に燃える彼に向かいこの一言で一蹴。ギナを激怒させる。 | ||
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== 迷台詞 == | == 迷台詞 == | ||
− | |||
;「俺は傭兵部隊サーペント・テール…叢雲劾!!」 | ;「俺は傭兵部隊サーペント・テール…叢雲劾!!」 | ||
− | :戸田版での最も有名な台詞。セリフ自体はおかしくはないものの、シチュエーションが背を向けていた状態から'''何故か回転しながら | + | :戸田版での最も有名な台詞。セリフ自体はおかしくはないものの、シチュエーションが背を向けていた状態から'''何故か回転しながら'''(クルックルウゥ~)自己紹介し、「叢雲劾!!」と名乗るところで相手に向かって腕を振り下ろす(シュピン!)、というもの。 |
− | : | + | :俗に「クルクルシュピン」と言われている。 |
;「…それは『無理』だな。なぜならお目当ての予備パーツはさっき見つけて、すべて破壊してしまったからだ~~~~~~!!!」 | ;「…それは『無理』だな。なぜならお目当ての予備パーツはさっき見つけて、すべて破壊してしまったからだ~~~~~~!!!」 | ||
− | :アストレイRの最終話、[[リジェネレイトガンダム|リジェネレイト]]の予備パーツを全て破壊して[[アッシュ・グレイ|アッシュ]] | + | :アストレイRの最終話、[[リジェネレイトガンダム|リジェネレイト]]の予備パーツを全て破壊して[[アッシュ・グレイ|アッシュ]]に対して言い放った全くクールじゃない台詞。これも戸田版の劾を象徴する代表的な迷台詞の一つ。 |
− | :なぜか「機動戦士ガンダム | + | :なぜか「機動戦士ガンダム エクストリームバーサス」でも使われているが、こちらはときた版風のクールな演技なので非常にカッコいい台詞となっている。 |
== スパロボシリーズの名台詞 == | == スパロボシリーズの名台詞 == | ||
;「タカがトンビを生んだ…か…」 | ;「タカがトンビを生んだ…か…」 | ||
− | :『[[スーパーロボット大戦W|W]] | + | :『[[スーパーロボット大戦W|W]]』第2部第28話「宇宙に一人だけの」より。ミッションで再び組むことにになったカイト(カズマ)の正体について他の仲間で議論した際に漏らした一言。勿論元ネタは「トンビがタカを産む」なので、この場合は偉大な父親を持ったカイト(カズマ)に対する人物評なのだろう。 |
;「……これもお前の言う悪運の力かもしれんな」 | ;「……これもお前の言う悪運の力かもしれんな」 | ||
:同上。ロウを追い詰めた直後にオーブの秘密部隊の攻撃を受け、依頼主が裏切ったことを察知して曰く。これによってオーブとの契約は無効となり、ロウたちを始末する理由もなくなったのだが、あまりに見事すぎるタイミングで襲ってきたことから思わずこぼれた呟き。 | :同上。ロウを追い詰めた直後にオーブの秘密部隊の攻撃を受け、依頼主が裏切ったことを察知して曰く。これによってオーブとの契約は無効となり、ロウたちを始末する理由もなくなったのだが、あまりに見事すぎるタイミングで襲ってきたことから思わずこぼれた呟き。 | ||
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:『W』第42話「暁の閃光」に於ける初戦闘時の[[戦闘前会話]]。実際、セカンドに乗り換えてからの劾はモビルスーツ戦では無敗である。この時の形態はセカンドLだが、この後のスポット参戦時は常にセカンドLであり、自身が考案したセカンドGでは一度も出て来ない……。 | :『W』第42話「暁の閃光」に於ける初戦闘時の[[戦闘前会話]]。実際、セカンドに乗り換えてからの劾はモビルスーツ戦では無敗である。この時の形態はセカンドLだが、この後のスポット参戦時は常にセカンドLであり、自身が考案したセカンドGでは一度も出て来ない……。 | ||
;「俺を雇ったのは俺自身だ。俺は世界の前に俺の命を狙った者を許しはしない……!」 | ;「俺を雇ったのは俺自身だ。俺は世界の前に俺の命を狙った者を許しはしない……!」 | ||
− | : | + | :『W』第2部第44話月・地球間の警戒ルート「運命の子ら」に於けるギナとの戦闘前会話。世界がどうこう以前に、ギナの行いでもっとも許せなかったのは自身の命を狙った事。思想や主義主張では戦わず、現実の事象によって戦う「傭兵」の姿がそこにはあった。 |
;「一握りの人間の歪んだ思想が戦いを呼ぶか…」<br />「後ろめたさを隠すための美辞麗句か。そんな人間に世界は渡せんな…!」 | ;「一握りの人間の歪んだ思想が戦いを呼ぶか…」<br />「後ろめたさを隠すための美辞麗句か。そんな人間に世界は渡せんな…!」 | ||
− | : | + | :『W』第2部第47話「黒衣の復讐者の最期」に於ける[[草壁春樹|草壁]]との戦闘前会話。彼が声高に叫ぶ正義を独善的な「美辞麗句」とバッサリと斬り捨てる。 |
;「だが、そのクルーゼという男の気持ち…わからんでもない」 | ;「だが、そのクルーゼという男の気持ち…わからんでもない」 | ||
− | : | + | :『W』第2部第50話プラントで戦闘を止めるルート「憎悪と運命の螺旋」より。ムウがクルーゼの出生、そしてその出自故に世界を呪い、滅ぼさんと画策する彼の憎悪を語り、一同がクルーゼの世界への憎悪を否定する中、劾は自らの出自故、クルーゼの憎悪に同情を見せる。当然、この時点では劾の出生の秘密を知らないロウやカガリは劾のこの一言に驚き、反発するが…。 |
;「…お前達が戦う敵の中に俺のターゲットがいるからだ」<br />「そうだ。そして、俺のミッションはもうすぐ始まる…」 | ;「…お前達が戦う敵の中に俺のターゲットがいるからだ」<br />「そうだ。そして、俺のミッションはもうすぐ始まる…」 | ||
:上記の場面の後、カズマに自らの出生の秘密を打ち明け、彼に一介の傭兵でありながら[[ノイ・ヴェルター]]に協力する理由を問われての返答。劾が追い続けていた「[[ムルタ・アズラエル|ターゲット]]」をようやく追いつめる瞬間が、刻一刻と迫る。 | :上記の場面の後、カズマに自らの出生の秘密を打ち明け、彼に一介の傭兵でありながら[[ノイ・ヴェルター]]に協力する理由を問われての返答。劾が追い続けていた「[[ムルタ・アズラエル|ターゲット]]」をようやく追いつめる瞬間が、刻一刻と迫る。 | ||
200行目: | 177行目: | ||
:アズラエルを討ち果たした後、カズマに「お前のミッションも完了ってわけか?」と聞かれて、この二言。世界を私欲の為に歪める者がいる限り、劾は傭兵として、一人の戦士として戦い続ける事だろう…。 | :アズラエルを討ち果たした後、カズマに「お前のミッションも完了ってわけか?」と聞かれて、この二言。世界を私欲の為に歪める者がいる限り、劾は傭兵として、一人の戦士として戦い続ける事だろう…。 | ||
;「お前が闇に包んでいるのは世界ではない。お前自身だ」<br />「生命は誰にとっても限りあるものだ。その価値は長さではない」 | ;「お前が闇に包んでいるのは世界ではない。お前自身だ」<br />「生命は誰にとっても限りあるものだ。その価値は長さではない」 | ||
− | : | + | :『W』第2部第51話プラントで戦闘を止めるルート「進んだ道の先」に於けるクルーゼとの戦闘前会話。あまりにも鋭い言葉で、クルーゼの憎悪を正面から否定する。 |
;「俺は傭兵だ。生命はこの一瞬に散るかも知れない。だからこそ俺は生命の意味を知っている。お前のように生命を無駄にはしない」 | ;「俺は傭兵だ。生命はこの一瞬に散るかも知れない。だからこそ俺は生命の意味を知っている。お前のように生命を無駄にはしない」 | ||
:上記の台詞の後にクルーゼに「お前に私の何がわかる!」と言い返され、この台詞を返す。クルーゼの反論を一切許さない勢いで、彼を完全否定する。 | :上記の台詞の後にクルーゼに「お前に私の何がわかる!」と言い返され、この台詞を返す。クルーゼの反論を一切許さない勢いで、彼を完全否定する。 | ||
206行目: | 183行目: | ||
:同上。ラストにキラがクルーゼを道連れにジェネシスの光に飲み込まれた後、余命いくばくもない自分の役目だったと後悔していたプレアに対して。 | :同上。ラストにキラがクルーゼを道連れにジェネシスの光に飲み込まれた後、余命いくばくもない自分の役目だったと後悔していたプレアに対して。 | ||
;「自分達だけが戦いの中で生きているとは思わない事だな」 | ;「自分達だけが戦いの中で生きているとは思わない事だな」 | ||
− | : | + | :『W』第2部第53話「朝をよぶ者達」に於ける[[ゾア]]との戦闘前会話。 |
;「無意味な戦いをするために残り少ない生命を使うか…」<br />「そうだ。お前が望んでも世界は終わらない。俺達がいる限りな」 | ;「無意味な戦いをするために残り少ない生命を使うか…」<br />「そうだ。お前が望んでも世界は終わらない。俺達がいる限りな」 | ||
− | : | + | :『W』第2部第54話「忘れえぬ思い出を胸に」に於けるクルーゼとの戦闘前会話。[[ザ・データベース]]に与した彼に対し、自分のこれまで憎悪に費やしてきた全てをたった一言、「'''無意味'''」と切り捨てられたクルーゼはただ「無意味な戦いだと!?」と言い返す事しか出来なかった… |
;「していた」 | ;「していた」 | ||
:『W』最終話にて、[[インファレンス]]の妙に気取った話し方をそのモデルとなったカズマが否定した際の発言。たった4文字で古傷を抉る、ある意味『W』最大の名言。 | :『W』最終話にて、[[インファレンス]]の妙に気取った話し方をそのモデルとなったカズマが否定した際の発言。たった4文字で古傷を抉る、ある意味『W』最大の名言。 | ||
;「それで俺達の全てをわかったと思ったら大間違いだ。お前の知らない人間の力というのを俺が教えてやる…!」 | ;「それで俺達の全てをわかったと思ったら大間違いだ。お前の知らない人間の力というのを俺が教えてやる…!」 | ||
− | : | + | :Wの最終決戦の前半、[[インファレンス]]に対して。 |
;「重要なのは勝ち負けではない」<br />「それは金のためであったり、理想のためであったり、人それぞれだ。だから、信じるもののためにいつでも戦いに生命を懸ける…。そして、勝ってみせる…!」 | ;「重要なのは勝ち負けではない」<br />「それは金のためであったり、理想のためであったり、人それぞれだ。だから、信じるもののためにいつでも戦いに生命を懸ける…。そして、勝ってみせる…!」 | ||
− | : | + | :Wの最終決戦の後半、[[インファレンス]]に対して。途中にイライジャの「自分の信じるものの為に戦っている」という言葉を挟み、人間が生涯戦い続ける意味を、彼に身を以って叩き込む。また、ラスボスが[[クリティック]]の場合、彼に対して自分達の力の源となる想いを理解していない彼の記録を欠陥品と断ずる。 |
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+ | == 搭乗機体 == | ||
;[[劾専用ジン]] | ;[[劾専用ジン]] | ||
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;[[メビウス]] | ;[[メビウス]] | ||
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233行目: | 206行目: | ||
:;[[アストレイブルーフレームセカンドG]] | :;[[アストレイブルーフレームセカンドG]] | ||
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== 資料リンク == | == 資料リンク == | ||
*[[GUNDAM:叢雲劾]] | *[[GUNDAM:叢雲劾]] | ||
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{{ガンダムシリーズ}} | {{ガンダムシリーズ}} | ||
{{DEFAULTSORT:むらくも かい}} | {{DEFAULTSORT:むらくも かい}} |