「レディ・アン」を編集中
この編集を取り消せます。 下記の差分を確認して、本当に取り消していいか検証してください。よろしければ変更を保存して取り消しを完了してください。
最新版 | 編集中の文章 | ||
1行目: | 1行目: | ||
{{登場人物概要 | {{登場人物概要 | ||
− | | 外国語表記 = [[外国語表記::Lady Une]] | + | | 外国語表記 = [[外国語表記::Lady Une]] |
| 登場作品 = [[ガンダムシリーズ]] | | 登場作品 = [[ガンダムシリーズ]] | ||
*{{登場作品 (人物)|新機動戦記ガンダムW}} | *{{登場作品 (人物)|新機動戦記ガンダムW}} | ||
26行目: | 26行目: | ||
== 概要 == | == 概要 == | ||
− | [[OZ]]の総帥[[トレーズ・クシュリナーダ]] | + | [[OZ]]の総帥[[トレーズ・クシュリナーダ]]の副官。 |
− | + | 眼鏡を着用した凛とした風貌とを持った厳格な軍人。その態度は高圧的で冷酷非道で、トレーズの理想を実現すると言う目的のためなら手段を選ばない。実際トレーズの命に従い[[リリーナ・ドーリアン]]の父親[[ドーリアン外務次官]]を[[暗殺]]。その後も前線で指揮を取り[[スペースコロニー]]を人質に取るなどして[[ヒイロ・ユイ]]たちを苦しめる。 | |
− | ガンダムが[[宇宙]] | + | ガンダムが[[宇宙]]に上がってからは、コロニーを力で支配するのではなく取り込もうというトレーズの考えを実現するため、眼鏡を外した温和な女性の顔でスペースコロニーを懐柔していく。しかしそのために本能的に二重人格者になってしまい、作戦が進むにつれ自分の行動がトレーズの意向と食い違ってきていることに二つの人格の中で葛藤するが、やがてトレーズの意志を真に理解し、囚われた[[デュオ・マックスウェル]]たちの命を救い自らは銃弾を受け意識不明となる。 |
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
意識が回復してからは再びトレーズの下に戻り、トレーズ死亡後に世界国家の敗北を宣言。[[ウイングガンダムゼロ]]と[[ガンダムエピオン]]の戦いを世界に発信した。 | 意識が回復してからは再びトレーズの下に戻り、トレーズ死亡後に世界国家の敗北を宣言。[[ウイングガンダムゼロ]]と[[ガンダムエピオン]]の戦いを世界に発信した。 | ||
− | 終戦後は政府直轄の諜報機関「[[プリベンター]] | + | 終戦後は政府直轄の諜報機関「[[プリベンター]]」を発足し、自ら指揮を取る。 |
− | + | 名前の由来はフランス語で1を意味する「Un」から。 | |
== 登場作品と役柄 == | == 登場作品と役柄 == | ||
=== [[旧シリーズ]] === | === [[旧シリーズ]] === | ||
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦F}} | ;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦F}} | ||
− | :初登場作品。 | + | :初登場作品。 |
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦F完結編}} | ;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦F完結編}} | ||
:原作通りにミサイルでコロニーを脅す。中盤からは聖女版も登場。音声もしっかり2パターン収録されている上、別人格のためか精神コマンドも異なるという芸の細かさ。 | :原作通りにミサイルでコロニーを脅す。中盤からは聖女版も登場。音声もしっかり2パターン収録されている上、別人格のためか精神コマンドも異なるという芸の細かさ。 | ||
− | :トレーズ救出及び終盤のシナリオにて味方[[NPC]]となる。[[ガンダムデスサイズ|デスサイズ]]以上の[[運動性]]を持つ[[改造]][[エアリーズ]]や15000もの[[HP]]を誇る[[トーラス]]に乗るが、前者はともかく後者は[[限界反応]]が低いせいで、まともに敵のHPを削る事すらできないまま随伴する[[連邦兵]]共々出落ち要員になりがち。操作さえできれば[[挑発]]や[[脱力]]、あるいは'''[[復活]]''' | + | :トレーズ救出及び終盤のシナリオにて味方[[NPC]]となる。[[ガンダムデスサイズ|デスサイズ]]以上の[[運動性]]を持つ[[改造]][[エアリーズ]]や15000もの[[HP]]を誇る[[トーラス]]に乗るが、前者はともかく後者は[[限界反応]]が低いせいで、まともに敵のHPを削る事すらできないまま随伴する[[連邦兵]]共々出落ち要員になりがち。操作さえできれば[[挑発]]や[[脱力]]、あるいは'''[[復活]]'''が役に立ったのだが…。 |
=== [[αシリーズ]] === | === [[αシリーズ]] === | ||
76行目: | 72行目: | ||
:[[プリベンター]]の長として、[[ロンド・ベル]]と協力している。 | :[[プリベンター]]の長として、[[ロンド・ベル]]と協力している。 | ||
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦R}} | ;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦R}} | ||
− | : | + | : |
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦D}} | ;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦D}} | ||
:NPC。宇宙シナリオの序盤のみ眼鏡で登場。以後は聖女グラフィック。本人曰く終盤に[[ウイングガンダム]]で出撃して撃墜されたらしい。 | :NPC。宇宙シナリオの序盤のみ眼鏡で登場。以後は聖女グラフィック。本人曰く終盤に[[ウイングガンダム]]で出撃して撃墜されたらしい。 | ||
91行目: | 87行目: | ||
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦64}} | ;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦64}} | ||
:本作では指揮官系のバックアップキャラがことごとく死亡するため([[ブレックス・フォーラ]]、[[ロス・イゴール]]、トレーズ)終盤の[[マーチウィンド]]はバックアップのほとんどを彼女に頼ることになる。[[アクシズ]]に撃ち込む[[核ミサイル]]の用意も彼女が行った。特に[[OZ]]ルートでは中盤にトレーズが戦死した後、地上のほぼ全ての戦力を宇宙に上げてマーチウィンドの支援に回し、地球圏で一通りの決着がついた後はOZを操り覇権を握ろうとする[[ロームフェラ財団]]を抑えながら、[[アルバトロ・ミル・ジュリア・アスカ|ジュリア]]やリリーナを支援して地球圏の再生を支え、さらに前述の核ミサイルの用意まで行うとまさに八面六臂の活躍をみせる。 | :本作では指揮官系のバックアップキャラがことごとく死亡するため([[ブレックス・フォーラ]]、[[ロス・イゴール]]、トレーズ)終盤の[[マーチウィンド]]はバックアップのほとんどを彼女に頼ることになる。[[アクシズ]]に撃ち込む[[核ミサイル]]の用意も彼女が行った。特に[[OZ]]ルートでは中盤にトレーズが戦死した後、地上のほぼ全ての戦力を宇宙に上げてマーチウィンドの支援に回し、地球圏で一通りの決着がついた後はOZを操り覇権を握ろうとする[[ロームフェラ財団]]を抑えながら、[[アルバトロ・ミル・ジュリア・アスカ|ジュリア]]やリリーナを支援して地球圏の再生を支え、さらに前述の核ミサイルの用意まで行うとまさに八面六臂の活躍をみせる。 | ||
− | |||
− | |||
== パイロットステータス == | == パイロットステータス == | ||
109行目: | 103行目: | ||
== 人間関係 == | == 人間関係 == | ||
− | |||
;[[トレーズ・クシュリナーダ]] | ;[[トレーズ・クシュリナーダ]] | ||
− | : | + | :彼の理想を実現することを第一に行動するが、トレーズの目指すものが自分と違っていたときには苦悩したり、過激になりすぎることをたしなめられることもあった。 |
;[[ルクレツィア・ノイン]] | ;[[ルクレツィア・ノイン]] | ||
− | : | + | :OZ時代は考え方が違いすぎて仲は悪く、レディが言い争いの末に平手打ちを食らわせたり、ノインがトレーズの言葉を借りて皮肉っぽく窘めたこともある。しかしその後二人の目指す道は交わり、[[プリベンター]]の一員としてともに戦うようになる。 |
;ニコル | ;ニコル | ||
− | : | + | :宇宙で活動していた頃の部下で副官。忠誠心は強く、OZ分裂後もレディ・アンを守るためにトレーズ派として活動し続けた。 |
− | |||
− | |||
;[[ドーリアン外務次官]] | ;[[ドーリアン外務次官]] | ||
:彼を自分たちの目的の為に[[暗殺]]する。 | :彼を自分たちの目的の為に[[暗殺]]する。 | ||
;[[リリーナ・ドーリアン]] | ;[[リリーナ・ドーリアン]] | ||
:父の敵であるレディの命を狙ったこともあった。その後彼女もレディを平和のために尽力する同志と見なすようになり、和解する。 | :父の敵であるレディの命を狙ったこともあった。その後彼女もレディを平和のために尽力する同志と見なすようになり、和解する。 | ||
− | |||
− | |||
;[[トロワ・バートン]] | ;[[トロワ・バートン]] | ||
:OZの兵士として潜入したトロワのパイロットしての能力を非常に高く評価していた。ガンダムのパイロットの可能性が疑われていた彼を“良い部下”と称し重宝した理由は特に語られていない。漫画版では彼からヒイロとミリアルドの決闘の映像を受け取る。 | :OZの兵士として潜入したトロワのパイロットしての能力を非常に高く評価していた。ガンダムのパイロットの可能性が疑われていた彼を“良い部下”と称し重宝した理由は特に語られていない。漫画版では彼からヒイロとミリアルドの決闘の映像を受け取る。 | ||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
;[[マリーメイア・クシュリナーダ]] | ;[[マリーメイア・クシュリナーダ]] | ||
:真偽はともかく、トレーズの娘である彼女を身を呈して救う。戦後は彼女を引き取った。 | :真偽はともかく、トレーズの娘である彼女を身を呈して救う。戦後は彼女を引き取った。 | ||
145行目: | 124行目: | ||
:『[[スーパーロボット大戦A|A]]』では、序盤から彼が戦闘隊長を務める[[ロンド・ベル]]隊に、[[プリベンター]]の代表として全面協力していた。 | :『[[スーパーロボット大戦A|A]]』では、序盤から彼が戦闘隊長を務める[[ロンド・ベル]]隊に、[[プリベンター]]の代表として全面協力していた。 | ||
:『[[第2次スーパーロボット大戦Z破界篇|第2次Z破界篇]]』の宇宙ルート第25話では、クワトロ、アポリー、ロベルトと共にいた彼を発見する。 | :『[[第2次スーパーロボット大戦Z破界篇|第2次Z破界篇]]』の宇宙ルート第25話では、クワトロ、アポリー、ロベルトと共にいた彼を発見する。 | ||
− | ;[[シャア・アズナブル]] | + | ;[[シャア・アズナブル]]([[クワトロ・バジーナ]]) |
:『A』では彼の部隊入りの為に色々と口利きした。 | :『A』では彼の部隊入りの為に色々と口利きした。 | ||
:『[[スーパーロボット大戦D|D]]』では地球消滅後の彼の行動に感銘を受け、自ら共闘を申し出た。 | :『[[スーパーロボット大戦D|D]]』では地球消滅後の彼の行動に感銘を受け、自ら共闘を申し出た。 | ||
159行目: | 138行目: | ||
;[[フォウ・ムラサメ]]、[[ルー・ルカ]] | ;[[フォウ・ムラサメ]]、[[ルー・ルカ]] | ||
:『[[スーパーロボット大戦α外伝|α外伝]]』以降の[[αシリーズ]]では、彼女たちが[[プリベンター]]の一員となったため部下に当たる。 | :『[[スーパーロボット大戦α外伝|α外伝]]』以降の[[αシリーズ]]では、彼女たちが[[プリベンター]]の一員となったため部下に当たる。 | ||
− | ;[[ | + | ;[[ベラ・ロナ]] |
:『[[第2次スーパーロボット大戦α|第2次α]]』[[アイビス・ダグラス|アイビス]]ルート第4話では彼女に代わり、[[マザー・バンガード]]の突撃指示を出した(原作でのマザー・バンガード副長の代役でもある)。 | :『[[第2次スーパーロボット大戦α|第2次α]]』[[アイビス・ダグラス|アイビス]]ルート第4話では彼女に代わり、[[マザー・バンガード]]の突撃指示を出した(原作でのマザー・バンガード副長の代役でもある)。 | ||
203行目: | 182行目: | ||
;[[石神邦生]] | ;[[石神邦生]] | ||
:『[[スーパーロボット大戦L|L]]』ではLOTUSの発足など序盤から協力し合う。また、「元敵対組織で幹部をしていた経験がある」者同士でもあるため、石神がかつて[[加藤機関]]にいた事が発覚した際は弁護している。なお、彼が無理にエレガントに振る舞おうとするのにツッコミを入れたり、彼の奇行に振り回されることも。 | :『[[スーパーロボット大戦L|L]]』ではLOTUSの発足など序盤から協力し合う。また、「元敵対組織で幹部をしていた経験がある」者同士でもあるため、石神がかつて[[加藤機関]]にいた事が発覚した際は弁護している。なお、彼が無理にエレガントに振る舞おうとするのにツッコミを入れたり、彼の奇行に振り回されることも。 | ||
− | |||
− | |||
− | |||
== 名台詞 == | == 名台詞 == | ||
232行目: | 208行目: | ||
:最終回。リリーナと面会した際に、彼女に銃を差し出しながら。リリーナの養父を爆殺したのは彼女であり、トレーズも戦死した今、自らの生に幕を引くのに最もふさわしい人物であったためであろう。 | :最終回。リリーナと面会した際に、彼女に銃を差し出しながら。リリーナの養父を爆殺したのは彼女であり、トレーズも戦死した今、自らの生に幕を引くのに最もふさわしい人物であったためであろう。 | ||
:しかし、リリーナからは「終りにしましょう」と静かに諭され、彼女もまた戦乱を生き抜いた一人となった。 | :しかし、リリーナからは「終りにしましょう」と静かに諭され、彼女もまた戦乱を生き抜いた一人となった。 | ||
− | |||
− | |||
;「言い訳ならいくらでもできる…。問題はこの暴走を我々だけで止められるかということだ!」 | ;「言い訳ならいくらでもできる…。問題はこの暴走を我々だけで止められるかということだ!」 | ||
:『Endless Waltz』にて。 | :『Endless Waltz』にて。 | ||
− | |||
− | |||
;「トレーズ閣下は負け続けながらも戦う姿勢をやめない人々を愛していました......。そして、だからこそ人々はガンダムを受け入れる。人々の心を動かすのは勝者ではないのです。 | ;「トレーズ閣下は負け続けながらも戦う姿勢をやめない人々を愛していました......。そして、だからこそ人々はガンダムを受け入れる。人々の心を動かすのは勝者ではないのです。 | ||
:『Endless Waltz』にて。トレーズの「敗者になりたい」という台詞の真意、ガンダムのパイロットたちにこだわった理由の一端であろう。 | :『Endless Waltz』にて。トレーズの「敗者になりたい」という台詞の真意、ガンダムのパイロットたちにこだわった理由の一端であろう。 | ||
251行目: | 223行目: | ||
:『[[スーパーロボット大戦A|A]]』第8話「動き出す悪魔」or「シャッフルの紋章」より。[[ジョルジュ・ド・サンド]]に「レディ・レディ・アン」と呼ばれて発言。この発言のあと、ジョルジュは彼女のことを「マドモアゼル・レディ」と呼ぶようになる。 | :『[[スーパーロボット大戦A|A]]』第8話「動き出す悪魔」or「シャッフルの紋章」より。[[ジョルジュ・ド・サンド]]に「レディ・レディ・アン」と呼ばれて発言。この発言のあと、ジョルジュは彼女のことを「マドモアゼル・レディ」と呼ぶようになる。 | ||
;(センシングマインドの存在よりそちらの方が驚きだ……) | ;(センシングマインドの存在よりそちらの方が驚きだ……) | ||
− | :『[[スーパーロボット大戦W|W]] | + | :『[[スーパーロボット大戦W|W]]』第1部第27話「そして、終わらない明日へ」より。[[パピヨン・ノワール|パピヨン]]と[[猿頭寺耕助|猿頭寺]]が恋人同士だと麗雄から聞かされて。わからなくもないが。これに限らず、『W』では何かとコメディ色がちりばめられている。 |
=== 単独作品 === | === 単独作品 === | ||
272行目: | 244行目: | ||
*格闘ゲーム『新機動戦記ガンダムW ENDLESS DUEL』では[[ヴァイエイト]]のパイロットとして登場している。 | *格闘ゲーム『新機動戦記ガンダムW ENDLESS DUEL』では[[ヴァイエイト]]のパイロットとして登場している。 | ||
*紗ゆり氏没後のゲーム作品では、緒乃冬華氏が代役を担当している。 | *紗ゆり氏没後のゲーム作品では、緒乃冬華氏が代役を担当している。 | ||
− | |||
− | |||
== 脚注 == | == 脚注 == |