「ガンダムエピオン」を編集中
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{{登場メカ概要 | {{登場メカ概要 | ||
− | | 外国語表記 = [[外国語表記::Gundam Epyon]] | + | | 外国語表記 = [[外国語表記::Gundam Epyon]] |
| 登場作品 = [[ガンダムシリーズ]] | | 登場作品 = [[ガンダムシリーズ]] | ||
*{{登場作品 (メカ)|新機動戦記ガンダムW}} | *{{登場作品 (メカ)|新機動戦記ガンダムW}} | ||
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とげとげしい装甲に黒と赤を基調とした色ではあるが、ツインアイとブレードアンテナという頭部を含めた外見は、OZの敵であるガンダムに酷似している。開発者のトレーズはその理由を『戦いという行為』に解答を得るためには、コロニーの反抗の意思として開発されたガンダムこそ相応しいモビルスーツだと考えたからと語っている。また「エピオン」という名には、戦う敵を見いだせない者への道しるべ、すなわち『敗者を導く』との開発意図が反映されている。しかし彼がこの機体を託したヒイロはサンクキングダムでシステム側の見せたイメージで暴走するなど、エピオンの開発目的を理解することはできなかった。それだけでなく、オペレーション・メテオのガンダムとは異なる開発意図である機体の為、その意味ではガンダムではないとも評されている。 | とげとげしい装甲に黒と赤を基調とした色ではあるが、ツインアイとブレードアンテナという頭部を含めた外見は、OZの敵であるガンダムに酷似している。開発者のトレーズはその理由を『戦いという行為』に解答を得るためには、コロニーの反抗の意思として開発されたガンダムこそ相応しいモビルスーツだと考えたからと語っている。また「エピオン」という名には、戦う敵を見いだせない者への道しるべ、すなわち『敗者を導く』との開発意図が反映されている。しかし彼がこの機体を託したヒイロはサンクキングダムでシステム側の見せたイメージで暴走するなど、エピオンの開発目的を理解することはできなかった。それだけでなく、オペレーション・メテオのガンダムとは異なる開発意図である機体の為、その意味ではガンダムではないとも評されている。 | ||
− | + | なおテレビシリーズの小説版ではMA形態は存在せず、ガンダムの名を持たず、ガンダムタイプのようでガンダムタイプでない機体とされており、トールギスのような機体に変更されている。 | |
EWに登場していないため、他のガンダムと違いEW版デザインはカトキハジメ氏によるMA形態のデザイン稿のみという状況が長らく続いた。2010年の漫画『新機動戦記ガンダムW Endless Waltz 敗者たちの栄光』開始に際して改めてMS形態もデザインされている。翼の展開ギミックが新たに設定され、他のEW版の機体にプロポーションやディティールは近づいているが、全体は大河原氏のTV版のカラーリングやデザインをほぼ踏襲したものになっている。SRW未登場。 | EWに登場していないため、他のガンダムと違いEW版デザインはカトキハジメ氏によるMA形態のデザイン稿のみという状況が長らく続いた。2010年の漫画『新機動戦記ガンダムW Endless Waltz 敗者たちの栄光』開始に際して改めてMS形態もデザインされている。翼の展開ギミックが新たに設定され、他のEW版の機体にプロポーションやディティールは近づいているが、全体は大河原氏のTV版のカラーリングやデザインをほぼ踏襲したものになっている。SRW未登場。 | ||
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両足を機首にヒートロッドを尾のようになびかせたその外見は、双頭の二足竜(ワイバーン)にも似ている。EW版(カトキ版)では両爪先に牙を持つ口のような開閉構造が追加された。 | 両足を機首にヒートロッドを尾のようになびかせたその外見は、双頭の二足竜(ワイバーン)にも似ている。EW版(カトキ版)では両爪先に牙を持つ口のような開閉構造が追加された。 | ||
− | なお変形プロセスは[[ハンブラビ]] | + | なお変形プロセスは[[ハンブラビ]]のそれと似ており、[[α]]の[[ロボット大図鑑]]でも言及されている。 |
=== 劇中での活躍 === | === 劇中での活躍 === | ||
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その後はゼクスと共に戦いからは遠のいていたものの、ゼクスがカーンズの誘いを受けてホワイトファングの指導者になったことにより「ガンダム」の名を持つことから本機も同組織の反抗の象徴となり、宇宙要塞バルジを撃沈し、ピースミリオンのガンダムチーム、トレーズ率いる地球軍と戦うことになる。ウイングゼロとの最終決戦ではヒートロッドでツインバスターライフルを奪い、激しい接近戦を展開。格闘能力では上回るエピオンが優勢に戦いを繰り広げるも、最終的に左腕を切り落とされて敗北した。 | その後はゼクスと共に戦いからは遠のいていたものの、ゼクスがカーンズの誘いを受けてホワイトファングの指導者になったことにより「ガンダム」の名を持つことから本機も同組織の反抗の象徴となり、宇宙要塞バルジを撃沈し、ピースミリオンのガンダムチーム、トレーズ率いる地球軍と戦うことになる。ウイングゼロとの最終決戦ではヒートロッドでツインバスターライフルを奪い、激しい接近戦を展開。格闘能力では上回るエピオンが優勢に戦いを繰り広げるも、最終的に左腕を切り落とされて敗北した。 | ||
− | 終盤の山場の[[リーブラ]] | + | 終盤の山場の[[リーブラ]]の破壊方法が、TV版とボンボン版では異なっている。TV版ではEN、弾薬ともに尽き自爆しリーブラを破壊しようとするウイングゼロに代わり、エピオンがビーム・ソードで動力を破壊している。その際、エピオンは動力の爆炎に飲み込まれ姿を消した。ボンボン版では、ウイングゼロに破れた後、ヒイロ達と協力しガンダム6機のエネルギーでツインバスターライフルを放ち、リーブラの破壊に成功するというものであった。その後の漫画版EWではゼクスは普通にトールギスIIIに乗ってくるのでこの機体の行方は不明。<ref>ただし、2003年発売の新装版で該当の場面が修正されるまで'''ボンボン版(とTV版のノベライズ)はヒイロ達5人が火星のテラフォーミングのために旅立つという『Endless Waltz』に繋がらない結末を迎えていた'''。ボンボン版と作者が同じ『BATTLEFIELD OF PACIFIST』(SRW未参戦)の後書きでもボンボン版がパラレル扱いになっている事が明言されており、『BATTLEFIELD OF PACIFIST』から直接続いている漫画版『EW』でゼクスがトールギスIIIに乗っていたことに特に矛盾はなかった。</ref> |
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== 登場作品と操縦者 == | == 登場作品と操縦者 == | ||
− | + | ガンダムWは基本的にEW版が参戦することが多く、TV版にのみ登場する本機は登場することが少ない。 | |
− | + | TV版のラスボス的な機体のため、スパロボではボスユニットとして登場することが多い。しかしながら、プレイヤー部隊に集中攻撃される場面が多く、反撃能力が要求されるボス機体の特性上、射程の短い本機は[[射程]]の穴から攻められてしまうため強敵とはなりえない。しかも、場合によっては敵としてもゼクスは[[トールギスIII]]に乗り換える事すらあり、ラスボス的な機体としては不遇な扱いである。 | |
ただ、戦争という行為の虚しさ、愚かさを示す決闘用モビルスーツである本機にとって、それはある意味本懐と言える状況なのかもしれない(プレイヤーが何を感じとるかは別として)。 | ただ、戦争という行為の虚しさ、愚かさを示す決闘用モビルスーツである本機にとって、それはある意味本懐と言える状況なのかもしれない(プレイヤーが何を感じとるかは別として)。 | ||
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=== [[旧シリーズ]] === | === [[旧シリーズ]] === | ||
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦F}} | ;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦F}} | ||
− | : | + | :一応の初登場作品。本編には出ないが[[カラオケモード]]で登場。 |
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦F完結編}} | ;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦F完結編}} | ||
− | :初の正式参戦。DCルートではシナリオ「理想と現実」及び最終話で、味方[[NPC]]としてミリアルドが乗って登場する。ポセイダルルートに進んだ場合、ミリアルドが[[DC]] | + | :初の正式参戦。DCルートではシナリオ「理想と現実」及び最終話で、味方[[NPC]]としてミリアルドが乗って登場する。ポセイダルルートに進んだ場合、ミリアルドが[[DC]]と手を結ぶ為、敵として戦うことになる。HPが50000もあるので非常にしぶといが、何より最大の欠点はヒートロッドの射程が1しかないため、最大射程も当然1。MAPWも無く、回避も防御もしない。はっきり言って、隣接さえしなければただの的でしかない。しかもポセイダルルート終盤では上述の通り、トールギスIIIに乗り換えられてしまう。DCルートでの参戦時はくまなくフル改造が施されているのだがいくらフル改造されていても、初登場時は射程1・[[移動力]]6・[[2回行動]]未習得が足を引っ張り、敵ユニットへ攻撃しに行くのも一苦労でありイマイチ頼りない。最終話では2回行動もあって[[バッフ・クラン]]軍相手には無双できるが、それはそれでこちらの[[気力]]上げの邪魔でしかない。いずれの場合も、かなりの不遇と言わざるを得ないだろう。 |
:自軍ユニットとして入手はできず、またMA形態は内部データ上は存在するものの、実際のゲーム中は変形しない。 | :自軍ユニットとして入手はできず、またMA形態は内部データ上は存在するものの、実際のゲーム中は変形しない。 | ||
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;エピオンクロー | ;エピオンクロー | ||
:MS形態時の前腕部に装備されている。MA形態ではランディングギアとして使うことも可能。原作でもSRWでも武装になった事は無い。 | :MS形態時の前腕部に装備されている。MA形態ではランディングギアとして使うことも可能。原作でもSRWでも武装になった事は無い。 | ||
− | : | + | :余談ながら大きさも形も自己主張が激しく、プラモでビームソードを持たせるには少々邪魔になる。EW版では若干おとなしいデザインになった。 |
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;エピオンシールド | ;エピオンシールド | ||
:左腕に装着された小型シールド。ガンダニュウム製のシールドで、ビーム兵器、実弾兵器にケタ外れの防御力を持つ。左腕に装着。 | :左腕に装着された小型シールド。ガンダニュウム製のシールドで、ビーム兵器、実弾兵器にケタ外れの防御力を持つ。左腕に装着。 | ||
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::バード形態においてもメイン兵装として使用可能。『新機動戦記ガンダムW Frozen Teardrop』では、本兵装はMA形態時に真価を発揮するとされ、エピオンパイに決定的なダメージを与えた。 | ::バード形態においてもメイン兵装として使用可能。『新機動戦記ガンダムW Frozen Teardrop』では、本兵装はMA形態時に真価を発揮するとされ、エピオンパイに決定的なダメージを与えた。 | ||
::『敗者たちの栄光』版や[[トールギスIII]]のものとは違い、TV版ではシールドへの収納機能は当初は設定されていなかったが、後年に出された書籍で格納状態の設定画が描き起こされ、収納機能が追加設定された。 | ::『敗者たちの栄光』版や[[トールギスIII]]のものとは違い、TV版ではシールドへの収納機能は当初は設定されていなかったが、後年に出された書籍で格納状態の設定画が描き起こされ、収納機能が追加設定された。 | ||
− | :: | + | ::SRWではエピオンの主要武器となり、何故かビームソードを差し置いてエピオンの最強武器となっていることが多い。また、MA形態では基本的に武装はこれだけとなる。『D』のMS形態ではヒートロッド自体を伸ばして攻撃するが、MA形態ではすれ違い様に斬りつける、[[ジェットスクランダー|スクランダーカッター]]のような使用法になっていた。『再世篇』では射程2-6の有射程武器になり、使い勝手が大幅に向上している。ちなみに再世篇においてはエピオンの武装では最も攻撃力が低い。 |
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;ビームソード | ;ビームソード | ||
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== 対決・名場面 == | == 対決・名場面 == | ||
;その名はエピオン | ;その名はエピオン | ||
− | :[[トレーズ・クシュリナーダ]] | + | :[[トレーズ・クシュリナーダ]]から、ガンダムエピオンを委ねられた[[ヒイロ・ユイ]]はロームフェラOZの[[ビルゴ]]と交戦。だが、ゼロシステムで暴走したヒイロはトレーズ派OZの[[リーオー]]にも襲いかかり、両軍ともに壊滅させてしまう。 |
;ゼロVSエピオン | ;ゼロVSエピオン | ||
:崩壊直後のサンクキングダムで[[ゼクス・マーキス]]が操縦する[[ウイングガンダムゼロ]]と交戦するヒイロのエピオン。両者ともにゼロシステムに振り回されたことで引き分けとなり、この後、ヒイロが半ば強引に機体交換を行ったことでエピオンはゼクスが使用するようになった。 | :崩壊直後のサンクキングダムで[[ゼクス・マーキス]]が操縦する[[ウイングガンダムゼロ]]と交戦するヒイロのエピオン。両者ともにゼロシステムに振り回されたことで引き分けとなり、この後、ヒイロが半ば強引に機体交換を行ったことでエピオンはゼクスが使用するようになった。 |