郷田優
郷田優は『フルメタル・パニック?ふもっふ』の登場人物。
郷田優 | |
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読み | ごうだ ゆう |
登場作品 | |
声優 | 郷里大輔 |
デザイン | 堀内修(アニメ版) |
初登場SRW | スーパーロボット大戦W |
SRWでの分類 | NPC |
プロフィール | |
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種族 | 地球人(日本人) |
性別 | 男 |
所属 |
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役職 | 主将 |
概要編集
陣代高校ラグビー部の主将。大柄な外見とは裏腹に、虫も殺せない程の温和な性格の人物である(現在で言う「オトメン」と呼べる)。
ラグビーへの情熱は本物だが、裁縫などの乙女的趣味に没頭しつつ「野蛮なのは怖い」「汚れるのがイヤ」だなどと宣ってラグビーの練習もサボったり手を抜きがちなので、ラガーマンとしての根性や技量がまるで足りていない。さらに部員全員が郷田のような性格かつその弱さ故に、ラグビー部は廃部の危機にあっていた。
しかし、その後彼等に転機が訪れる。対戦相手校である硝子山高校ラグビー部に挑発された事が切っ掛けで奮起。ラグビー部の強化を頼まれた宗介による海兵隊式新兵訓練を受ける。結果、彼以下のラグビー部員全員が戦闘マシーンとして洗脳され、対戦相手の心を砕く程の闘争本能を発揮した…。
その後どうなったのかは不明だが、『ふもっふ』最終話では洗脳が解けたと思われる様子が描かれている。
原作小説では一連の出来事は「二子玉川の悪夢」として陣代高校や宗介周辺の人物の間で伝説となっており、以降のシリーズで言及される場面が幾つかある。
登場作品と役柄編集
Zシリーズ編集
- 第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇
- 分岐シナリオ「やりすぎのウォークライ」にて登場。
- 宗介だけでなく、竜馬にヴィラル、ボビーもコーチとして参加させられ存分にシゴかれるハメに。
- その結果、陣代高校ラグビー部はよりバイオレンスな道へ足を踏み入れてしまった…が、そのおかげで「原作に比べて恐ろしく短時間で訓練(洗脳)が完了した」という点では、どっちもどっちか。
- ちなみに、試合は原作と異なり観客が多く見に来ていた事が語られている(しかも、子供が泣いたそうな)。
携帯機シリーズ編集
- スーパーロボット大戦W
- 初登場作品。1周目シナリオにて登場。顔グラフィックが洗脳前と洗脳後の2種類が用意されている他、量産型ボン太くんのパイロットになっていると思わしき描写も存在する。
- ちなみに、「負傷退場者を多く出した」という事で陣代高校ラグビー部はしばらく活動停止になったそうな。
人間関係編集
- 石原
- ラグビー部員。彼もまた宗介に洗脳されてしまう羽目に。
- 相良宗介
- 彼にラグビー部の強化を頼んだが、前述の通り彼によって洗脳されラグビー部員は「狂気の戦闘マシーン」へと変貌してしまった…。
- 千鳥かなめ
- 事の発端は彼女が林水からマネージャーを頼まれた事である。
- そのためか、陣代高校の生徒達の間では「かなめがラグビー部を変貌させた張本人」として伝説になった模様。
- 硝子山高校ラグビー部
- 練習試合の相手。全国大会への出場経験もある地元の強豪チームだが、郷田たちを公衆の場で平然とバカにするなど素行が悪い。
- 喫茶店にて偶然顔を合わせた際に挑発された事がきっかけで闘志に火が点く。そして結果的に彼等の運命をも決めてしまう事態となってしまった…。
- ちなみに現時点のスパロボでは対戦相手として名前だけの登場となっており挑発する様子も描かれていないため、単なる被害者のような印象となっている。
他作品との人間関係編集
- 兜甲児、早乙女アルト
- 『第3次Z時獄篇』にて、強化合宿に参加。
- なお、アルトはラグビー部の乙女な態度に終始イライラしていた(ミシェル曰く「水と油」)。
- ランカ・リー
- 『第3次Z時獄篇』では、彼女のファンらしい。
- 流竜馬、ヴィラル、ボビー・マルゴ
- 『第3次Z時獄篇』にて、彼らもコーチとして特訓に参加し、ラグビー部の精神を鍛え直す事に一役買った。洗脳にしか見えないのは何故だろうか?
- ちなみに、ボビーはハイスクール時代ではフットボール部員(クォーターバックを担当[1])であった。
- FB隊員
- …で、彼らのシゴキに巻き込まれ軒並み倒される事に。合掌。
- ブロッケン伯爵
- そして、洗脳されたラグビー部にメタクソに扱われる事になった。
名台詞編集
- かなめ「…あの、何やってんの?」
郷田「スクラムの練習の無事と、成功を祈ってるんです。そうしないと不安で…」
かなめ「そっかー、あはははは~!」
全員「あはははははははは…」 - 洗脳前。スクラムの練習をしようと動いたは良いが、部員全員で祈りを捧げる郷田達。このように彼等は虫も殺せないような繊細な人達だったのだ。
- かなめは部員一同と共にしばらく笑うしかなかったが、直後のシーンで「廃部よ廃部、ハイ決定ー」と匙を投げてしまうのだった。
- 「何ていう人たちだろう、僕らが必死に平和を説いたのに。それを…それを、ぶつなんて!」
- 洗脳前。バーガーショップで硝子山高校のラグビー部と鉢合わせし、さんざん「腰抜け」とバカにされ、挙げ句全員ボコボコにされて。
- この直後初めて悔しいという気持ちを味わったことで強くなりたいと決意するのだが…。ちなみに、この台詞の後かなめに「せめて殴るって言いなさいよ」とツッこまれている。
- 部員A「とっても綺麗だよ、ジェニファー…」
郷田「素敵な曲線だね、ナタリー…」
部員B「ピカピカにしてあげるよ、嬉しいかい? アリス…」
部員C「君のためなら死ねるよ、ブリトニー…」 - 洗脳中。宗介から「貴様らの彼女はそのボールだ」と言う旨のしごきを受け、不気味に目を光らせボール磨きに精を出す。…もはや出来上がる一歩手前である。
- 元ネタは映画『フルメタル・ジャケット』の登場人物である訓練兵「微笑みデブ(ゴーマー・パイル)」ことレナード・ローレンスが精神に異常をきたして行った奇行。
- 映画『フルメタル・ジャケット』ではこの後悲劇的な結末を迎えるのだが、宗介はなんとかコントロールできたようで一安心である。
- 「は、自分は大丈夫であります!」
- 洗脳後。かなめに大丈夫かと聞かれた際の返答。完全に軍人と化してしまっている。また、これ以降は洗脳前と打って変わってどっかで聞いたことのあるドスの効いた声に変化する。
- なお、宗介の叫びに対してはラグビー部員全員が激しく反応している。詳しくは相良宗介の迷台詞を参照のこと。
- 「うおおおおお!! 軍曹殿が目に物見せたぞおおお!! 野郎共、後に続けえええええ!!!!」
- 洗脳後。硝子山高校との試合にて。ルールを全く理解していなかった宗介が開始直後に相手選手のキャプテンに大怪我をさせて退場になったのを見てスイッチが入ってしまったのか、この台詞で部員達共々士気が上がり反撃に出る。
- だが、その後の試合は「自分たちが死ぬ気」ではなく「相手チームを殺す気」で立ち向かっていったこともあり、もはやラグビーではなくただの戦場と化してしまっていた。性質の悪いことにルールに則った暴力(あくまでも相手選手を直接殴るのではなくボールを狙ってダメージを与えるなど)を行っており、退場者は続出したもののノーサイドまで試合ができる人数は確保していた模様。アニメ版では退場者のくだりは削られている。
- 郷田「終わりか! このクソッタレ共が!」
部員A「ガッツを見せろ、この汚れス●●小僧!」
部員B「貴様らは臭い●●豚にも劣る、汚らわしい腐れマ●●だ!」
郷田「悔しいか! 悔しかったら俺達の●●●を…」 - 洗脳後。あの気弱な性格が嘘のように、敗北した相手チームを全員で囲み、苛烈に罵倒している。また、この試合で相手チームである硝子山高校の得点に5点入っているが、これは郷田たちの助っ人として試合に参加しながら反則行為で早々に退場処分を食らった宗介のペナルティによって入った点であり、完封負けを喫している。
- なお、試合に敗北した硝子山高校ラグビー部はこの敗戦のショックから立ち直る事ができなかったらしく、以後長期に渡って成績不振が続く事となったそうな…。
余談編集
- 「やりすぎのウォークライ」で宗介が行った海兵隊式新兵訓練は、『フルメタル・パニック!』のタイトルの元となった映画『フルメタル・ジャケット』における海兵隊の新兵訓練が元ネタ。
脚注編集
- ↑ ちなみにフットボールにおけるクォーターバック(投手)はパスを出したりランナーにトスしたりといった攻撃を組み立てる司令塔でもあり、本来はパワーよりもテクニックや思考が重視される。