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2,634 バイト追加 、 2014年11月28日 (金) 19:53
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== メモ ==
 
== メモ ==
=== 水と沼の国から(『魔装機神スペシャルブックレット』所収の短編) ===
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=== 魔装機神スペシャルブックレット ===
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==== 『魔装機神』シリーズ解説 ====
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;「現在のラングラン新暦においても5000年弱の歴史を有している」
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:40頁。ミオの「ラ・ギアスの暦だと今は4959年だっけ。」という台詞でも分かるとおり(魔装機神II)、「[[神聖ラングラン王国]]」の歴史は5000年足らずで「5000年弱」ではない。5000年近い(5000年弱の)歴史をもつのはラ・ギアスの総合武術「[[不易久遠流]]」である。
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;「『魔装機神I』第一章が始まる6年ほど前、未来見の予言によってラ・ギアス全土を襲う「魔神」の脅威が明らかとなった。」
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:42頁。第一章のプロローグにある「その予言の日は、遅くとも10年後と予測された。」と、「予言の日まであと4年…遅々として集まらぬ魔装機操者候補。」と。「ラングラン首脳部は、ついに一大決心をし、地上から魔装機操者候補を召喚する事にした。」と、「その中に、マサキ・アンドーという一人の少年の姿があった。」という四つの文節を誤読した結果生まれた文。予言のあった年の6年後にラングランが「地上人召喚計画」を実行、同じ年にマサキを召喚したとこのパートを担当した執筆者が誤解してしまっているのだ。
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:ブックレットに収録された短編小説「水と沼の国から」によれば、ラングランの治安局は「地上人召喚計画」を第一章が始まるまでに三度実行、情報局は地上に興信所を用意して連絡員に召喚候補者の選出と身上調査を担当している。一大決心してからすぐに地上人を召喚したわけではない。マサキが召喚された「第三次地上人召喚計画」はテュッティが召喚された「第二次召喚計画」の半年後、リカルドなどを召喚した「第一次召喚計画」を実行する前の準備に費やした時間と、「第一次召喚計画」と「第二次召喚計画」の間にある空白期間を考慮すると、「第一章が始まる6年ほど前」に未来見の予言があったとは考えにくい。
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:ちなみに、新紀元社が2013年に刊行したムック(『スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神メモリアルブック』)の2頁目に「『Ⅰ』第一章のおよそ6年前」という気になる文節がある。編集と執筆を担当したオールドスクールのスタッフ(蒲原 大庵・木原泉)は、これを参考資料にして誤った可能性が高い。
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==== 水と沼の国から ====
 
;「[[テュッティ・ノールバック|テュッティ]]にとって冬は憂愁な季節となっていた」<br />「両親と兄の死からすでに一年」
 
;「[[テュッティ・ノールバック|テュッティ]]にとって冬は憂愁な季節となっていた」<br />「両親と兄の死からすでに一年」
 
:6頁。時期は明言されていないが、[[新西暦]]でいえば183年の冬頃に家族を[[ルビッカ・ハッキネン]]に殺害され、184年の冬に墓前に来たということになる。[[OGシリーズ]]のラングラン新暦でいえば、この時点で4955年の冬頃か。テュッティが残留を決意するまでに要した期日は7日程。その半年後にシリーズのプレイヤーもよく知る少年が来ることになる。
 
:6頁。時期は明言されていないが、[[新西暦]]でいえば183年の冬頃に家族を[[ルビッカ・ハッキネン]]に殺害され、184年の冬に墓前に来たということになる。[[OGシリーズ]]のラングラン新暦でいえば、この時点で4955年の冬頃か。テュッティが残留を決意するまでに要した期日は7日程。その半年後にシリーズのプレイヤーもよく知る少年が来ることになる。
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