差分

236 バイト追加 、 2014年10月26日 (日) 15:14
概要など修正
18行目: 18行目:  
*メカニックデザイン:カトキハジメ
 
*メカニックデザイン:カトキハジメ
   −
[[アナハイム・エレクトロニクス]]社が開発した[[地球連邦軍]]の試作型[[モビルスーツ]]。コードネームは「'''デンドロビウム'''」花言葉は「わがままな美女」。劣悪な整備性や運用コストの高さ、更に火器管制を始めとする操縦の難しさなど、様々な問題を抱えている事に起因しているのかもしれない。「[[ガンダム開発計画]]」によって製造された3機のガンダムのうちの1機で、モビルスーツの高い汎用性と[[モビルアーマー]]の圧倒的な攻撃力を併せ持つ機動兵器というコンセプトで設計されており、[[ガンダム試作1号機]]と同様にクラブ・ワークス事業部が開発を担当している。担当者は[[ルセット・オデビー]]。
+
[[アナハイム・エレクトロニクス]]社が開発した[[地球連邦軍]]の試作型[[モビルスーツ]]。コードネームは「'''デンドロビウム'''」花言葉は「わがままな美女」。「[[ガンダム開発計画]]」によって製造された3機のガンダムのうちの1機で、モビルスーツの高い汎用性と[[モビルアーマー]]の圧倒的な攻撃力を併せ持つ機動兵器というコンセプトで設計されており、[[ガンダム試作1号機]]と同様にクラブ・ワークス事業部が開発を担当している。担当者は[[ルセット・オデビー]]。
    
アームドベース・オーキス(オーキスは「野生のラン」の意)と呼ばれる大型ウェポンコンテナと、それを制御するコア・ユニットである[[ガンダム・ステイメン|ステイメン]]と呼ばれる[[モビルスーツ]]で構成されており、その2つがドッキングした状態が本機である。勿論、分離してステイメン単機で運用する事も可能。このような構成となっているのは連邦軍からの「宇宙における拠点防衛用の機体」という要求を満たすためである。
 
アームドベース・オーキス(オーキスは「野生のラン」の意)と呼ばれる大型ウェポンコンテナと、それを制御するコア・ユニットである[[ガンダム・ステイメン|ステイメン]]と呼ばれる[[モビルスーツ]]で構成されており、その2つがドッキングした状態が本機である。勿論、分離してステイメン単機で運用する事も可能。このような構成となっているのは連邦軍からの「宇宙における拠点防衛用の機体」という要求を満たすためである。
   −
オーキスの後部には6基の大型スラスターが装備され、高い機動性を発揮する。また、巨大なコンテナには各種武装がユニット化されて大量に格納されており、その戦闘力はモビルスーツ1個大隊にも匹敵すると言われる。それに伴って火器管制システムが複雑化しており、さらにステイメンとデンドロビウムと言う運用法が決定的に異なっている2つの形態を制御するためにOSには新開発の物を採用している。しかし、その巨大さ故に宇宙空間で整備・補給を行う必要があるなど整備性はずば抜けて劣悪であり、運用にかかるコストも馬鹿にならない。さらに前述の火器管制システムの複雑化がパイロットに多大な負担を強いるという問題もある。
+
オーキスの後部には6基の大型スラスターが装備され、高い機動性を発揮する。また、巨大なコンテナには各種武装がユニット化されて大量に格納されており、その戦闘力はモビルスーツ1個大隊にも匹敵すると言われる。それに伴って火器管制システムが複雑化しており、さらにステイメンとデンドロビウムと言う運用法が決定的に異なっている2つの形態を制御するためにOSには新開発の物を採用している。しかし、その巨大さ故に宇宙空間で整備・補給を行う必要があるなど整備性はずば抜けて劣悪であり、運用にかかるコストも馬鹿にならない。さらに前述の火器管制システムの複雑化がパイロットに多大な負担を強いるという問題もある。<br />
 +
「わがままな美女」を花言葉に持つ「デンドロビウム」がコードネームに選ばれたのも、こうした様々な問題を抱えていることにちなんでいるのかもしれない。
    
当初は[[ラビアンローズ]]に係留されていたが、[[アルビオン隊]]が強引に本機を受領して[[星の屑作戦]]阻止に投入している。パイロットは[[コウ・ウラキ]]が務め、その圧倒的な火力を持って多数の敵機を撃滅していった。しかし、[[アナベル・ガトー]]の駆る[[ノイエ・ジール]]との戦闘で劣勢を強いられ、さらに[[ソーラ・システム|ソーラ・システムII]]の攻撃に巻き込まれてオーキスが大破している。
 
当初は[[ラビアンローズ]]に係留されていたが、[[アルビオン隊]]が強引に本機を受領して[[星の屑作戦]]阻止に投入している。パイロットは[[コウ・ウラキ]]が務め、その圧倒的な火力を持って多数の敵機を撃滅していった。しかし、[[アナベル・ガトー]]の駆る[[ノイエ・ジール]]との戦闘で劣勢を強いられ、さらに[[ソーラ・システム|ソーラ・システムII]]の攻撃に巻き込まれてオーキスが大破している。
31行目: 32行目:     
== 登場作品と操縦者 ==
 
== 登場作品と操縦者 ==
[[UC]]ガンダム系パイロット内で[[乗り換え]]可能で、デフォルトパイロットは[[コウ・ウラキ]]少尉。最大の特徴はガンダム系としては規格外の[[HP]]と[[装甲]]、そして[[サイズ]](LかLL)。さらに撃墜されても[[ガンダム・ステイメン]]として[[分離]]可能。<br />
+
[[UC]]ガンダム系パイロット内で[[乗り換え]]可能で、デフォルトパイロットは[[コウ・ウラキ]]少尉。最大の特徴はガンダム系としては規格外の[[HP]]と[[装甲]]、そして[[サイズ]](LかLL)。さらに撃墜されても[[ガンダム・ステイメン]]として[[分離]]可能なことである。
[[旧シリーズ]]では地上マップに移行すると自動でステイメン状態になってしまうものの、[[ミノフスキークラフト]]を付ければ空飛ぶデンドロビウムとして出撃可能。ただし、α外伝やCOMPAT2等の一部シリーズでは原作設定を無視し、ゲームでの運用を優先してか飛行能力が付加されている作品もある。<br />
+
[[旧シリーズ]]では地上マップに移行すると自動でステイメン状態になってしまうものの、[[ミノフスキークラフト]]を付ければ空飛ぶデンドロビウムとして出撃可能。ただし、α外伝やCOMPAT2等の一部作品では原作設定を無視し、ゲームでの運用を優先してかあらかじめ飛行能力が付加されている場合もある。
能力的には一年戦争~グリプス戦役の間の機体ということだからか、旧シリーズでは加入(或いは換装可能時期)が遅いのに[[運動性]]や限界反応が低く非常に扱いづらく、また大型機だからなのか[[強化パーツ]]スロットが1つしかなく補強もする事もままならず、リアル系というよりマップ兵器を有する壁・ビーム兵器砲台というイメージが強かった。<br />しかし、α以降からは能力が大幅に見直され、能力の底上げ、必殺技と言える零距離メガビーム砲、強化パーツスロットが2つ等、終盤まで使っていける機体となっている。
+
 
 +
能力的には一年戦争~グリプス戦役の間の機体ということだからか、旧シリーズでは加入(或いは換装可能時期)が遅いのに[[運動性]]や限界反応が低く非常に扱いづらく、また大型機だからなのか[[強化パーツ]]スロットが1つしかなく補強もする事もままならず、リアル系というよりマップ兵器を有する壁・ビーム兵器砲台というイメージが強かった。しかしα以降からは能力が大幅に見直され、能力の底上げ、必殺技と言える零距離メガビーム砲、強化パーツスロットが2つなど、終盤まで使っていける機体となっている。
    
=== [[旧シリーズ]] ===
 
=== [[旧シリーズ]] ===
157行目: 159行目:  
:同じく[[ガンダム開発計画]]により生まれた兄弟機。
 
:同じく[[ガンダム開発計画]]により生まれた兄弟機。
 
;[[ガーベラ・テトラ]]
 
;[[ガーベラ・テトラ]]
:
+
:ガンダム試作4号機(SRW未登場)がジオンの手に渡った後の姿。
 
;Sガンダム ディープ・ストライカー
 
;Sガンダム ディープ・ストライカー
 
:本機の元ネタとされる[[Sガンダム]]の武装強化プラン。
 
:本機の元ネタとされる[[Sガンダム]]の武装強化プラン。
163行目: 165行目:  
:玉璽の力で呼び出す「天玉鎧・弩虎」との合体形態はデンドロビウムがモチーフ。
 
:玉璽の力で呼び出す「天玉鎧・弩虎」との合体形態はデンドロビウムがモチーフ。
   −
== 余談 ==
+
== 商品情報 ==
*人気がある機体であるが、その巨大さゆえにプラモデルを始めとした商品化が実現する事は少なく、長らく1/400スケールなど比較的小さく収まるサイズでしか発売されていなかったが、2002年3月に遂に1/144スケールのHGUCシリーズとして発売、砲身を入れた全長は1メートルを越えるガンプラ史上最大となった。値段も28,000円(本体価格)というこちらも破格のレベル。
+
人気がある機体であるが、その巨大さゆえにプラモデルを始めとした商品化が実現する事は少なく、長らく1/400スケールなど比較的小さく収まるサイズでしか発売されていなかったが、2002年3月に遂に1/144スケールのHGUCシリーズとして発売。砲身を入れた全長は1メートルを越えるガンプラ史上最大の一品となった。値段も破格の28,000円。<br />
**ちなみに[[サイコガンダム]]のHGUC(1/144)は5,000円、[[Ex-Sガンダム]]のMG(1/100)でも8,000円であったが、ネオ・ジオングのHGUCは25,000円が登場した。
+
ちなみに[[サイコガンダム]]のHGUC(1/144)は5,000円、[[Ex-Sガンダム]]のMG(1/100)でも8,000円であったりとその規模において一歩譲る。同じ縮尺で値段も大きさも引けを取らないのは今のところ[[シナンジュ|ネオ・ジオング]]のHGUC(25,000円)のみ。
 +
 
 +
<amazon>B00030EU6C</amazon><amazon>B00030EU9Y</amazon><amazon>B001CNS0LU</amazon><amazon>B00F5Q15M6</amazon><amazon>B000JCE7TO</amazon><amazon>B00AQXD2Z6</amazon><amazon>4894252708</amazon>
   −
== 商品情報 ==
  −
<amazon>B00030EU6C</amazon><amazon>B00030EU9Y</amazon><amazon>B001CNS0LU</amazon><amazon>B00F5Q15M6</amazon><amazon>B000JCE7TO</amazon><amazon>4894252708</amazon>
   
{{ガンダムシリーズ}}
 
{{ガンダムシリーズ}}
 
{{DEFAULTSORT:かんたむしさく3こうき}}
 
{{DEFAULTSORT:かんたむしさく3こうき}}