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96 バイト追加 、 2014年10月16日 (木) 08:00
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*搭乗機:[[レヱゼンカヰム]]
 
*搭乗機:[[レヱゼンカヰム]]
 
*キャラクターデザイン:下山剛史
 
*キャラクターデザイン:下山剛史
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ヴォルクルス教団の頂点に立つ女性。大司教よりも上の立場である、唯一絶対の「預言者」。
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台詞がすべて文語文表記(古い仮名遣い。「よう」が「やう」、「ろう」が「らう」と表記されるなど)であり、一見するとかなり読みづらい。褐色の肌に銀の髪を持つが、一番の特徴は目。瞳が金、強膜がエメラルドグリーンという、現代のラ・ギアスには存在しない色合いを持っている。(生来のものかどうかは不明)
    
ヴォルクルス教団の頂点に立つ女性。大司教よりも上の立場である、唯一絶対の「預言者」。
 
ヴォルクルス教団の頂点に立つ女性。大司教よりも上の立場である、唯一絶対の「預言者」。
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その正体は、約55000年前のラ・ギアスに存在した古代トロイア文明の人間。文語文なのはこのためと思われる。巨人族の怨念の化身である[[ヴォルクルス|三]][[ラスフィトート|邪]][[グラギオス|神]]を封印するための結界の楔にすべく、生贄としてその肉体を使用された。その結果、不老の存在となり(生きながらにして半身がアストラル界に属するため)現在までの長きに渡る時を生かされ続けている。この封印の際に張られたのが、現在ラングランと呼ばれる地を中心に展開された「邪神封じの結界」である(当時から「調和の結界」と呼ばれていたのかは不明。詳細は用語解説に)。即ち、邪神復活を妨げていた最大の障害は外ならぬ教団の頂点である彼女自身であった。当時の封印地は荒野であったが、地下に古代の遺跡と霊脈が通っており、そのために邪神封印の場所として選ばれ、またその魔力によって後にラングランと呼ばれる国家(ラングラン共和国や神聖ラングラン王国)が興るきっかけとなった。
 
その正体は、約55000年前のラ・ギアスに存在した古代トロイア文明の人間。文語文なのはこのためと思われる。巨人族の怨念の化身である[[ヴォルクルス|三]][[ラスフィトート|邪]][[グラギオス|神]]を封印するための結界の楔にすべく、生贄としてその肉体を使用された。その結果、不老の存在となり(生きながらにして半身がアストラル界に属するため)現在までの長きに渡る時を生かされ続けている。この封印の際に張られたのが、現在ラングランと呼ばれる地を中心に展開された「邪神封じの結界」である(当時から「調和の結界」と呼ばれていたのかは不明。詳細は用語解説に)。即ち、邪神復活を妨げていた最大の障害は外ならぬ教団の頂点である彼女自身であった。当時の封印地は荒野であったが、地下に古代の遺跡と霊脈が通っており、そのために邪神封印の場所として選ばれ、またその魔力によって後にラングランと呼ばれる国家(ラングラン共和国や神聖ラングラン王国)が興るきっかけとなった。
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ラングランの王族は[[アルザール・グラン・ビルセイア|アルザール]]や[[フェイルロード・グラン・ビルセイア|フェイルロード]]のように、結界に魔力を供給する義務を負うが、これは結果的には王宮の地下深くに存在するヨーテンナイへと捧げられることになっており、そのまま彼女の力へと変わっていた。また、ヨーテンナイ自身も己の命を保持するために結界を維持しており、その結果「調和の結界」を通じてラ・ギアス全土に魔力が供給されていた。
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上述の通り現在の彼女は半身がアストラル界に属している(アストラルシフトと原理的には同様の)状態にあるが、人間としての命が既に尽きているため、邪神が完全に解放され封印が解かれると死亡してしまう。そのため、己を縛りつけたラ・ギアスへの復讐と、自身の自由を手に入れるための計画として、ラ・ギアスを地上や並行世界含む、ありとあらゆる世界から完全に遮断し、絶対・相対問わず全ての時間を停止させる『静死の柩』なる計画を目論んでいた(アストラル体でもある彼女もしくは彼女と契約を交わした崇使のみ自由に動ける)。
 
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現在の彼女はアストラルシフトと原理的には同様の状態にあるが、人間としての命が既に尽きているため、邪神が完全に解放され封印が解かれると死亡してしまう。そのため、己を縛りつけたラ・ギアスへの復讐と、自身の自由を手に入れるための計画として、ラ・ギアスを地上や並行世界含む、ありとあらゆる世界から完全に遮断し、絶対・相対問わず全ての時間を停止させる『静死の柩』なる計画を目論んでいた(アストラル体でもある彼女もしくは彼女と契約を交わした崇使のみ自由に動ける)。魔装機神たちのポゼッションの発動さえも計画の一部であり、全てはアストラルエネルギーを物質界に流し込むためのものであった。
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新西暦188年秋、「[[リ・テクノロジスト]]」と呼ばれる地球(地上)の民間調査組織が南極の遺跡に眠るクロスゲートを稼動させたことで地球圏で「封印戦争」と呼ばれる大戦が勃発した。起動した地上のクロスゲートの影響で、王都ラングラン最深部に眠るラ・ギアスのクロスゲートもそれに呼応するかのように活性化した。それを好機とみたヨーテンナイは数万年前から続く自身の計画を完成させるべく本格的に動き始める。シュテドニアスの内部対立を助長させた内戦時の流血で調和神の再覚醒、刺客として放たれた教団の若き司教ピレイル、全ては4体の魔装機神をポゼッションに導くための仕込みであった(邪神が力を蓄えることは世界の破壊、すなわちヨーテンナイの死に直結するため、魔装機神を魔神級にまで引き揚げる必要があった)。
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全ての条件をクリアしたと判断したヨーテンナイは、クロスゲートから流れ込むエネルギーで出力を増した愛機レヱゼンカヰムで3体の魔装機神を捕縛。強制ポゼッションの枷に魔装機神を縛り付けて結界『静死の棺』と召喚魔獣マグゥーキを呼び込む動力源とした。
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新西暦188年秋、地球圏で「封印戦争」と呼ばれる大戦が勃発。その最後の決戦の影響で、王都ラングラン最深部に眠るラ・ギアスのクロスゲートが活性化する。それを好機とみたヨーテンナイは数万年前から続く自身の計画を完成させるべく本格的に動き始める。シュテドニアスの内部対立を助長させた内戦時の流血で調和神の復活、刺客として放たれた教団の若き司教ピレイル、これらは邪神の力を引きだすと同時に4体の魔装機神をポゼッションに導くための仕込みでもあった。全てはアストラルエネルギーを物質界に流し込むためである。全ての条件をクリアしたと判断したヨーテンナイは、愛機レヱゼンカヰムで3体の魔装機神を捕縛。強制ポゼッションの枷に魔装機神を縛り付けて結界『静死の棺』と召喚魔獣マグゥーキを呼び込む動力源とした。
    
魔装機神とクロスゲートから流れ込む力をもとに「調和の塔」から無限に送り込まれ続ける魔獣の大群を前にして静止した世界のあわや完成かと思われたが……取り逃がしたシュウ、彼と合流した一派の行動によって魔装機神とその操者の解放を許してしまう。計画完遂を急いで潜伏場所の結界を解いた結果そのまま攻め入られ対決、アストラル界からエネルギーを取り込み続けることで驚異的な回復能力を見せるも元々はただの人間であったことが災いしてついには限界に達し、撃破された。
 
魔装機神とクロスゲートから流れ込む力をもとに「調和の塔」から無限に送り込まれ続ける魔獣の大群を前にして静止した世界のあわや完成かと思われたが……取り逃がしたシュウ、彼と合流した一派の行動によって魔装機神とその操者の解放を許してしまう。計画完遂を急いで潜伏場所の結界を解いた結果そのまま攻め入られ対決、アストラル界からエネルギーを取り込み続けることで驚異的な回復能力を見せるも元々はただの人間であったことが災いしてついには限界に達し、撃破された。
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:彼女が使役する存在。彼女自身の強大な力や『調和の結界』と繋がっているという特性が加わり、無尽蔵にわき出るマグゥーキの大群による奇襲攻撃で世界中に未曽有の混乱を巻き起こした。その正体はトロイア帝国の人間が使役していた召喚魔獣。
 
:彼女が使役する存在。彼女自身の強大な力や『調和の結界』と繋がっているという特性が加わり、無尽蔵にわき出るマグゥーキの大群による奇襲攻撃で世界中に未曽有の混乱を巻き起こした。その正体はトロイア帝国の人間が使役していた召喚魔獣。
 
;調和の結界
 
;調和の結界
:『調和の搭』と呼ばれる複数の維持装置からラ・ギアス全土を覆う特殊な結界の名称。[[サーヴァ・ヴォルクルス]]の分身の細胞活動を抑制する。「魔力弾」の解説(I)を用語録で見たところ、ミサイルなどの爆発物の作用を抑え込む力も備えているようだ(街や建物に張られた爆発物や大規模な破壊魔法などを中和する結界との関連性は不明)。力の源は『神聖ラングラン王国』国王の魔力であり、結界への魔力供給は代々の国王に課せられた責務となっている。なお、『調和の結界』自体には核分裂反応を抑止する効果はなく、核分裂反応を抑止していたのは別の魔術が及ぼす影響であったことが[[旧シリーズ]]の『EX』で語られている(シナリオ「野望、渦巻く」参照)。
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:『調和の搭』と呼ばれる複数の維持装置からラ・ギアス全土を覆う特殊な結界の名称。[[サーヴァ・ヴォルクルス]]の分身の細胞活動を抑制する。ラングランの王族は[[アルザール・グラン・ビルセイア|アルザール]]や[[フェイルロード・グラン・ビルセイア|フェイルロード]]のように結界に魔力を供給する義務を負うが、これは結果的には王宮の地下深くに存在するヨーテンナイへと捧げられることになっており、そのまま彼女の力へと変わっていた。また、ヨーテンナイ自身も己の命を保持するために結界を維持しており、その結果「調和の結界」を通じてラ・ギアス全土に魔力が供給されていた。<br/>「魔力弾」の解説(I)を用語録で見たところ、ミサイルなどの爆発物の作用を抑え込む力も備えているようだ(街や建物に張られた爆発物や大規模な破壊魔法などを中和する結界との関連性は不明)。力の源は『神聖ラングラン王国』国王の魔力であり、結界への魔力供給は代々の国王に課せられた責務となっている。なお、『調和の結界』自体には核分裂反応を抑止する効果はなく、核分裂反応を抑止していたのは別の魔術が及ぼす影響であったことが[[旧シリーズ]]の『EX』で語られている(シナリオ「野望、渦巻く」参照)。
 
:ヨーテンナイ自身を楔とした「調和の結界」は、三邪神を封じるための結界とのみ言われており、現在の神聖ラングラン王国が張り巡らした「調和の結界」と同質のものかは作中で触れられていないためわからない。また、「春秋戦争」(「地上人召喚事件」)の終盤、「『調和の結界』が破れてから…精霊の力が不安定になっております」と[[トールス・ザン・ゼテキネス|ラングランの軍人]]がこの結界が機能していないことを自覚している。Fが指摘する古代の「調和の結界」が本当にこのときに消失していたのなら、ヨーテンナイの命どころか三邪神の完全体が同時に光臨をはたしてラ・ギアスは滅んでしまうことになる。
 
:ヨーテンナイ自身を楔とした「調和の結界」は、三邪神を封じるための結界とのみ言われており、現在の神聖ラングラン王国が張り巡らした「調和の結界」と同質のものかは作中で触れられていないためわからない。また、「春秋戦争」(「地上人召喚事件」)の終盤、「『調和の結界』が破れてから…精霊の力が不安定になっております」と[[トールス・ザン・ゼテキネス|ラングランの軍人]]がこの結界が機能していないことを自覚している。Fが指摘する古代の「調和の結界」が本当にこのときに消失していたのなら、ヨーテンナイの命どころか三邪神の完全体が同時に光臨をはたしてラ・ギアスは滅んでしまうことになる。
 
:これらのことから、ヨーテンナイを楔とする結界と神聖ラングラン王国が主導した「調和の結界」は完全に同質とはいえない。結界の説明が歪な原因はシナリオ担当から原作者(阪田氏)が外れたことで、本編の5000年前にあたる『[[ラングラン戦記]]』の設定を無視せざるを得なくなったためだろう。神聖ラングラン王国がラ・ギアスの八割を征服して『調和の塔』を各地に打ち立てることになった原因、かつて支配していた国が造ったものをシュテドニアスなどが廃棄しようとしなかった理由、神聖ラングランの歴代国王が魔力を供給してヨーテンナイを「調和の結界」に縛り続けた理由、大事な骨子は結局不明のまま完結した。可能性としては、ヨーテンナイが張っていた邪神封じの結界を下敷きにして、歴代国王の魔力で精霊を安定させる「調和の結界」へと上書きして運用していた(その魔力は意図せずヨーテンナイに持ってかれた)、といったところか。これなら表層の結界が破れても邪神は復活せず、精霊の安定化という理由があれば他国もうっかり破壊しようとはしないと思われる。
 
:これらのことから、ヨーテンナイを楔とする結界と神聖ラングラン王国が主導した「調和の結界」は完全に同質とはいえない。結界の説明が歪な原因はシナリオ担当から原作者(阪田氏)が外れたことで、本編の5000年前にあたる『[[ラングラン戦記]]』の設定を無視せざるを得なくなったためだろう。神聖ラングラン王国がラ・ギアスの八割を征服して『調和の塔』を各地に打ち立てることになった原因、かつて支配していた国が造ったものをシュテドニアスなどが廃棄しようとしなかった理由、神聖ラングランの歴代国王が魔力を供給してヨーテンナイを「調和の結界」に縛り続けた理由、大事な骨子は結局不明のまま完結した。可能性としては、ヨーテンナイが張っていた邪神封じの結界を下敷きにして、歴代国王の魔力で精霊を安定させる「調和の結界」へと上書きして運用していた(その魔力は意図せずヨーテンナイに持ってかれた)、といったところか。これなら表層の結界が破れても邪神は復活せず、精霊の安定化という理由があれば他国もうっかり破壊しようとはしないと思われる。
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