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== カドゥム・ハーカーム ==
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== カドゥム・ハーカーム(Kadm Chakham) ==
 
*[[登場作品]]:[[魔装機神シリーズ]]
 
*[[登場作品]]:[[魔装機神シリーズ]]
 
**[[スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神F COFFIN OF THE END|魔装機神F COFFIN OF THE END]]
 
**[[スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神F COFFIN OF THE END|魔装機神F COFFIN OF THE END]]
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*メカニックデザイン:橋口力也
 
*メカニックデザイン:橋口力也
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太古の[[ラ・ギアス]]を教化によって支配した[[巨人族]]の王。フーム・ラカームに倍する巨体を持つ。その見た目は黄金の巨体と肘から2つに分かれるように伸びる4つの腕を持つ特異な姿をした存在。背中にはリング状に並んだ黄金の物体が浮いている。名前はヘブライ語で「古の知恵者」を意味する。第二章の「メモリアル・デイ」で未来見たちが観測した、「ラ・ギアスにとって脅威となる存在が出現する」というヴィジョンに該当する生命体(『魔装機神F』攻略本)。
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太古の[[ラ・ギアス]]を教化によって支配した[[巨人族]]の王で、[[フーム・ラカーブ]]に倍する巨体を持つ。その見た目は黄金の巨体と肘から2つに分かれるように伸びる4つの腕を持つ特異的な姿をしており、背中にはリング状に並んだ黄金の物体が浮いている。また、LOE第二章の「メモリアル・デイ」で未来見達が観測した「ラ・ギアスにとって脅威となる存在が出現する」というヴィジョンに該当する生命体とされている(『魔装機神F』攻略本)。
    
二億年近く前のはるか昔、外界からラ・ギアスへと続く[[クロスゲート]]を通って辿り着いた。ラ・ギアスという世界が外部からの干渉を受け付けない優れたシェルターになる事へ目をつけ、ラ・ギアス人に知性を与える事で強い力と意志を持つ人間を育て上げ、彼らを統治する事で、来るべき「試練」から生き残ろうと画策していた。しかし、彼の育てた人間達の中から想定外の強固な意志で人間としての自由と尊厳を取り戻そうとする者、そして探究心で巨人の持つ叡智にまで手を出そうする者が出てきてしまった。その結果、人間達による多数の[[ゼルヴォイド]]による特攻によって滅ぼされた。だが、滅びる時に強大な怨念を残しており、これが後の[[サーヴァ・ヴォルクルス|ヴォルクルス]]を始めとするラ・ギアスの三邪神となった。なお、この時を同じくして反逆した人間達の強固な意志が[[サイフィス]]を始めとする精霊達という姿となった。
 
二億年近く前のはるか昔、外界からラ・ギアスへと続く[[クロスゲート]]を通って辿り着いた。ラ・ギアスという世界が外部からの干渉を受け付けない優れたシェルターになる事へ目をつけ、ラ・ギアス人に知性を与える事で強い力と意志を持つ人間を育て上げ、彼らを統治する事で、来るべき「試練」から生き残ろうと画策していた。しかし、彼の育てた人間達の中から想定外の強固な意志で人間としての自由と尊厳を取り戻そうとする者、そして探究心で巨人の持つ叡智にまで手を出そうする者が出てきてしまった。その結果、人間達による多数の[[ゼルヴォイド]]による特攻によって滅ぼされた。だが、滅びる時に強大な怨念を残しており、これが後の[[サーヴァ・ヴォルクルス|ヴォルクルス]]を始めとするラ・ギアスの三邪神となった。なお、この時を同じくして反逆した人間達の強固な意志が[[サイフィス]]を始めとする精霊達という姿となった。
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アンティラスやガエンにウーフなどのラ・ギアスの神話に登場する神々は、全て巨人の名前である(彼とその配下がヘブライ語で命名されているのはシナリオ担当者が違うため)。
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その後、永い時を経て[[ヨーテンナイ]]が静死の棺を行うべく集めたアストラル世界へのエネルギーによって[[サーヴァ・ヴォルクルス|三]][[ルザムノ・ラスフィトート|邪]][[ギゾース・グラギオス|神]]から本来の姿へと戻り、再びラ・ギアス全土の人間の教化を開始する。
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その後、永い時を経て[[ヨーテンナイ]]が静死の棺を行うべく集めたアストラル世界へのエネルギーによって三邪神から本来の姿へと戻り、再びラ・ギアス全土の人間の教化を開始する。
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「門を用いて」「門が通じていた」という言葉から、別の場所にあるクロスゲートから来たとも取れるが詳細は不明。少なくともクロスゲートを通じて来た異界の者であるが、クロスゲートについての知識は世界間を繋ぐ通り道程度としか認識しておらず、ラ・ギアスへは「宿命」や「因縁」を道標として辿り着いただけである。そもそもあれだけの巨体を誇り、強力な魔法(超能力)までも使えるとなれば、クロスゲートをその身に取り込んで更なる強化をという発想は生まれにくいものと思われる。
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「門を用いて」「門が通じていた」という言葉から、別の場所にあるクロスゲートから来たとも取れるが詳細は不明。少なくともクロスゲートを通じて来た異界の者であるが、クロスゲートについての知識は世界間を繋ぐ通り道程度としか認識しておらず、ラ・ギアスへは「宿命」や「因縁」を道標として辿り着いただけである。そもそもあれだけの巨体を誇り、強力な魔法(超能力)までも使えるとなれば、クロスゲートをその身に取り込んで更なる強化をという発想は生まれにくいものと思われる。
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名前はヘブライ語で「古の知恵者」を意味する。また、[[アンティラス隊|アンティラス]]や[[ガエン]]、[[ウーフ]]などのラ・ギアスの神話に登場する神々は全て巨人の名前である(彼とその配下がヘブライ語で命名されているのはシナリオ担当者が違うため)。
    
== 登場作品と役柄 ==
 
== 登場作品と役柄 ==
 
=== [[魔装機神シリーズ]] ===
 
=== [[魔装機神シリーズ]] ===
 
;[[スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神F COFFIN OF THE END]]
 
;[[スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神F COFFIN OF THE END]]
:ラスボスとして最終話で登場。HPは[[アゾエーブ]]並みの'''841420'''という脅威の数字を誇る。不幸中の幸いでHP回復能力はなく、イベントで回復することもないため、殴り合いに持ち込めばいつか勝てる。ただし、時間がかかるので、メインアタッカーはガエン、アーマラなどに回し、魔装機神やシュウ、サキトを援護攻撃に回してその火力を最大限に利用すべし。一度の戦闘で50000~60000ほど削れれば上々。
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:ラスボスとして最終話で登場。HPは[[アゾエーブ]]並みの'''841420'''という脅威の数字を誇るが、幸いにもHP回復能力がなくイベントでHPが回復することもないため、殴り合いに持ち込めばいつか勝てる。ただし、時間がかかるので、メインアタッカーはガエン、アーマラなどに回し、魔装機神やシュウ、サキトを援護攻撃に回してその火力を最大限に利用すべし。一度の戦闘で50000~60000ほど削れれば上々。
 
:しっかりと機体・操者の強化を行っていれば決して苦戦する相手ではないが、敵フェイズでの2回攻撃には注意。修理ユニットが狙われると厳しい。
 
:しっかりと機体・操者の強化を行っていれば決して苦戦する相手ではないが、敵フェイズでの2回攻撃には注意。修理ユニットが狙われると厳しい。
 
:実はこの脅威のHPも、[[サイバスター|ラ・]][[ネオ・グランゾン|ギアス]][[ザムジード|7]][[ガッデス|大]][[グランヴェール|超]][[ゼルヴォイド|兵]][[レイブレード|器]]の最強武器をフル改造し、さらに全員に「魂」を習得させるなどで火力を突き詰めると、7体の攻撃だけでほとんど溶けてしまったりする。
 
:実はこの脅威のHPも、[[サイバスター|ラ・]][[ネオ・グランゾン|ギアス]][[ザムジード|7]][[ガッデス|大]][[グランヴェール|超]][[ゼルヴォイド|兵]][[レイブレード|器]]の最強武器をフル改造し、さらに全員に「魂」を習得させるなどで火力を突き詰めると、7体の攻撃だけでほとんど溶けてしまったりする。
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=== [[特殊能力]] ===
 
=== [[特殊能力]] ===
;MG回復(大)
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;[[EN回復|MG回復]](大)
 
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;行動不能無効
 
;行動不能無効
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=== [[特殊技能]](特殊スキル) ===
 
=== [[特殊技能]](特殊スキル) ===
 
;[[スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神F COFFIN OF THE END|魔装機神F COFFIN OF THE END]]
 
;[[スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神F COFFIN OF THE END|魔装機神F COFFIN OF THE END]]
:気配察知Lv2、闘争本能、士気高揚、2回行動
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:[[気配察知]]Lv2、闘争本能、士気高揚、[[2回行動]]
 
<!-- === [[エース|固有エースボーナス]] === -->
 
<!-- === [[エース|固有エースボーナス]] === -->
    
== [[BGM]] ==
 
== [[BGM]] ==
 
;「CONCLUDER」
 
;「CONCLUDER」
:専用曲。「コンクルーダー」と読み、意味は「結末」。
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:専用曲。「コンクルーダー」と読み「結末」を意味する。
    
== 人間関係 ==
 
== 人間関係 ==
 
;[[フーム・ラカーブ]]
 
;[[フーム・ラカーブ]]
:代弁者。彼には自分が力を取り戻すまでの時間稼ぎとして先行して教化を行わせていた。
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:代弁者。ハーカームが力を取り戻すまでの時間稼ぎとして彼を先行、教化を行わせていた。
    
== 名台詞 ==
 
== 名台詞 ==
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:なお、カドゥム・ハーカームの言葉は何故かハキハキしているか途切れ途切れかに分かれている。具体的には、最後の1文の様に自分の感情や役割を語る際ははっきりしており、人間への対応を語る際などは途切れ途切れである。
 
:なお、カドゥム・ハーカームの言葉は何故かハキハキしているか途切れ途切れかに分かれている。具体的には、最後の1文の様に自分の感情や役割を語る際ははっきりしており、人間への対応を語る際などは途切れ途切れである。
 
;「深遠ノ知恵ヲ求メシ者……汝ヲ教化出来レバ……」
 
;「深遠ノ知恵ヲ求メシ者……汝ヲ教化出来レバ……」
:[[シュウ・シラカワ|シュウ]]との戦闘前会話。盛大な[[死亡フラグ]]を踏み抜いた事には、太古の叡智を持ってしても気づかなかったらしい。実際シュウも'''「[[ルオゾール・ゾラン・ロイエル|私]][[オレグ・ナザロフ|を]][[テイニクェット・ゼゼーナン|操ろうと]][[ユーゼス・ゴッツォ|した者の]][[クェパロク・ナーモ|末路]]は、決まっています。」'''と言っている。<br/>もっとも、かつて自分を縛り付けていた[[ヴォルクルス]]の本体ともいえる存在である地点で、巨人族の王ですら例外でなく復讐の対象であるだろうが。
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:[[シュウ・シラカワ|シュウ]]との戦闘前会話。盛大な[[死亡フラグ]]を踏み抜いた事には、太古の叡智を持ってしても気づかなかったらしい。実際シュウも'''「[[ルオゾール・ゾラン・ロイエル|私]][[オレグ・ナザロフ|を]][[テイニクェット・ゼゼーナン|操ろうと]][[ユーゼス・ゴッツォ|した者の]][[クェパロク・ナーモ|末路]]は、決まっています。」'''と言っている。<br/>もっとも、かつて自分を縛り付けていた[[サーヴァ・ヴォルクルス|ヴォルクルス]]の本体ともいえる存在である地点で、巨人族の王ですら例外でなく復讐の対象ではあるが。
 
;「黒キ機人ヲ模スカ」
 
;「黒キ機人ヲ模スカ」
 
:[[サイバスター]]に対する特殊戦闘台詞。この「黒キ機人」とは[[ゼルヴォイド]]の事を指しているが、[[Zシリーズ]]をプレイしたユーザーには[[シュロウガ|ミスリード]]を招きかねない台詞とも言える。
 
:[[サイバスター]]に対する特殊戦闘台詞。この「黒キ機人」とは[[ゼルヴォイド]]の事を指しているが、[[Zシリーズ]]をプレイしたユーザーには[[シュロウガ|ミスリード]]を招きかねない台詞とも言える。
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*ハーカームの言う「試練」については不明。考えられる候補は[[αシリーズ]]の[[アポカリュプシス]]、もしくは[[Zシリーズ]]の[[黒の英知|根源的災厄]]だが…?「自分の意志のつもりで実はもっと上の存在の思惑だった」点については、[[ユーゼス・ゴッツォ|この男]]にも近い。
 
*ハーカームの言う「試練」については不明。考えられる候補は[[αシリーズ]]の[[アポカリュプシス]]、もしくは[[Zシリーズ]]の[[黒の英知|根源的災厄]]だが…?「自分の意志のつもりで実はもっと上の存在の思惑だった」点については、[[ユーゼス・ゴッツォ|この男]]にも近い。
 
**また「細胞内に仕込んだ因子から洗脳する」「洗脳した相手の機体スペックを引き上げる」「静寂の世界を求めている」「人間を監視している」「統括する者を倒せば他が総崩れになる」「クロスゲートは移動用のツール」という点は[[アインスト]]にも見られた特徴だが、関連があるかは不明。
 
**また「細胞内に仕込んだ因子から洗脳する」「洗脳した相手の機体スペックを引き上げる」「静寂の世界を求めている」「人間を監視している」「統括する者を倒せば他が総崩れになる」「クロスゲートは移動用のツール」という点は[[アインスト]]にも見られた特徴だが、関連があるかは不明。
*ハーカームを始めとする巨人族の個体や武装名はヘブライ語が由来とされ、特にハーカームの必殺武装である「エルヨウンシェフェット」の名称は[[アダマトロン]]を連想させる(あちらは「エルヨウン・イェダ・ドーマー」という技を持つ)ことから、[[ゼ・バルマリィ帝国]]とも関連があるのではないかと囁かれている。ただし作中ではまったく言及されていない上、そもそも共通点が「ヘブライ語が由来である」という点のみであるため、現時点では関連がない可能性のほうが高い。作中では巨人族の力は「負の力」と表現されており、どちらかと言えば[[ケイサル・エフェス|霊帝]]や[[ペルフェクティオ|破滅の王]]に近い存在とも言える。
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*ハーカームを始めとする巨人族の個体や武装名はヘブライ語が由来とされ、特にハーカームの必殺武装である「エルヨウンシェフェット」の名称は[[アダマトロン]]を連想させる(あちらは「エルヨウン・イェダ・ドーマー」という技を持つ)ことから、[[ゼ・バルマリィ帝国]]とも関連があるのではないかと囁かれている。ただし作中ではまったく言及されていない上、そもそも共通点が「ヘブライ語が由来である」という点のみであるため、現時点では関連がない可能性のほうが高い。作中では巨人族の力は「負の力」と表現されており、どちらかと言えば[[ケイサル・エフェス (人物)|霊帝]]や[[ペルフェクティオ|破滅の王]]に近い存在とも言える。
    
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