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その後、約10年の休止期間を経て1999年より新たにTVアニメを軸としてゾイドシリーズの商品展開が再始動。TVシリーズ第1作のストーリーは、それまでのゾイド同様バトルストーリーをベースとした戦記ドラマであったが、第2作以降は世界観を一新、ミリタリー色が薄められた一方、冒険活劇としてのジュブナイル色が強められ、若い世代が入りにくかったゾイドの間口を広げることに成功した。
 
その後、約10年の休止期間を経て1999年より新たにTVアニメを軸としてゾイドシリーズの商品展開が再始動。TVシリーズ第1作のストーリーは、それまでのゾイド同様バトルストーリーをベースとした戦記ドラマであったが、第2作以降は世界観を一新、ミリタリー色が薄められた一方、冒険活劇としてのジュブナイル色が強められ、若い世代が入りにくかったゾイドの間口を広げることに成功した。
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ゾイドのコンテンツとしての母体はあくまで玩具サイドであるため、玩具メーカー(タカラトミー)によって玩具のための詳細な物語が先に創られ、それを「原作」としてアニメ化やコミカライズと言ったメディア展開おこなわれている。アニメで描かれた新しい世界観やストーリーもアニメスタッフが考えたものではなく、ゾイドの玩具企画室が主導になって作り上げたものである(例外として、『[[機獣創世記ゾイドジェネシス]]はアニメスタッフ主導でストーリーが作られている)。「メカとおおまかな世界観は玩具メーカーがデザインするが、実際のストーリー展開はアニメスタッフに委ねる」というような、多くのロボットアニメとは制作スタンスが根本的に異なっており、映像化されるゾイドは基本的に商品化もされてなくてならないという理念が根底にある。ゲームなどにおいては特典としてゲームオリジナルのゾイドのキットが付くことも恒例化している。なお、コトブキヤなど他のメーカーからもゾイドのプラモデルや可動フィギュアが販売されているが、これらは「アニメ版を原作にした玩具」という扱いである。
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ゾイドのコンテンツとしての母体はあくまで玩具サイドであるため、玩具メーカー(タカラトミー)によって玩具のための詳細な物語が先に創られ、それを「原作」としてアニメ化やコミカライズといったメディア展開が行われている。アニメで描かれた新しい世界観やストーリーもアニメスタッフが考えたものではなく、ゾイドの玩具企画室が主導になって作り上げたものである(例外として、『[[機獣創世記ゾイドジェネシス]]はアニメスタッフ主導でストーリーが作られている)。「メカとおおまかな世界観は玩具メーカーがデザインするが、実際のストーリー展開はアニメスタッフに委ねる」というような、多くのロボットアニメとは制作スタンスが根本的に異なっており、映像化されるゾイドは基本的に商品化もされてなくてならないという理念が根底にある。ゲームなどにおいては特典としてゲームオリジナルのゾイドのキットが付くことも恒例化している。なお、コトブキヤなど他のメーカーからもゾイドのプラモデルや可動フィギュアが販売されているが、これらは「アニメ版を原作にした玩具」という扱いである。
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スパロボ参戦についてはファンの間では期待こそされていたものの、版権面の都合等の諸々の理由などからそのハードルは非常に高いものと思われていたが、『[[スーパーロボット大戦K]]』において『[[機獣創世記ゾイドジェネシス]]』が参戦、さらに『[[スーパーロボット大戦Operation Extend]]』においてTVシリーズ第1作である『[[ゾイド -ZOIDS-]]』が参戦。参戦における障害は事実上存在しなくなったと見られる。
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スパロボ参戦についてはファンの間では期待こそされていたものの、版権面の都合等の諸々の理由などからそのハードルは非常に高いものと思われていたが、『[[スーパーロボット大戦K]]』においてテレビアニメシリーズ第4作『[[機獣創世記ゾイドジェネシス]]』が参戦、さらに『[[スーパーロボット大戦Operation Extend]]』において第1作『[[ゾイド -ZOIDS-]]』および第2作『[[ZOIDS新世紀/ZERO]]』が参戦。参戦における障害は事実上存在しなくなったと見られる。
    
ここ最近は発売元であるトミーの合併(現・タカラトミー)に伴い展開が縮小傾向にあり、2009年以降は商品展開自体も途絶えていたが、2013年より過去のゾイドの機体群を現代の技術でリファインする玩具シリーズ「ゾイドオリジナル」の展開が予告されている。これらは単なるデザインの刷新なだけではなく、これらリファイン玩具のための背景設定やバックストーリーが今までとは一部が異なるものに改訂されており、公式サイトや関連書籍などで新しい「惑星ゾイド」の姿が少しずつ公開されている("惑星Zi"という言葉は使われていない)。
 
ここ最近は発売元であるトミーの合併(現・タカラトミー)に伴い展開が縮小傾向にあり、2009年以降は商品展開自体も途絶えていたが、2013年より過去のゾイドの機体群を現代の技術でリファインする玩具シリーズ「ゾイドオリジナル」の展開が予告されている。これらは単なるデザインの刷新なだけではなく、これらリファイン玩具のための背景設定やバックストーリーが今までとは一部が異なるものに改訂されており、公式サイトや関連書籍などで新しい「惑星ゾイド」の姿が少しずつ公開されている("惑星Zi"という言葉は使われていない)。
    
== 作品リスト ==
 
== 作品リスト ==
===アニメシリーズ===
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===テレビアニメ===
 
『/ZERO』まではTBS系列、『フューザーズ』からはテレビ東京系列で放送されている。
 
『/ZERO』まではTBS系列、『フューザーズ』からはテレビ東京系列で放送されている。
    
;[[ゾイド -ZOIDS-]]
 
;[[ゾイド -ZOIDS-]]
:TVアニメシリーズ第1作。1999年から2000年にかけて放送。全67話。
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:第1作。1999年から2000年にかけて放送。全67話。
;[[ZOIDS新世紀/ZERO|ゾイド新世紀/(スラッシュ)ゼロ]]
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;[[ZOIDS新世紀/ZERO]](ゾイドしんせいきスラッシュゼロ)
:TVアニメシリーズ第2作。2001年に放送。全26話。ゾイド同士によるバトルスポーツ「ゾイドバトル」を主軸とした作品で、シリーズの中で最も明るい陽性の作風が特徴。
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:第2作。2001年に放送。全26話。ゾイド同士によるバトルスポーツ「ゾイドバトル」を主軸とする作品で、シリーズの中で最も明るい陽性の作風が特徴。
 
;ゾイドフューザーズ(SRW未参戦)
 
;ゾイドフューザーズ(SRW未参戦)
:TVアニメシリーズ第3作。2004年から2005年にかけて放送。全26話。『/ゼロ』同様ゾイドバトルを主軸とした内容だが、こちらは「父が追い求めた伝説のゾイド探し」「ゾイド同士の合体・Ziユニゾン」「秘密組織リヒタースケールの暗躍」などの重要な要素が増え、ストーリーも徐々にシリアス色が増していった。シリーズで唯一XEBECが関与していない。
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:第3作。2004年から2005年にかけて放送。全26話。『/ゼロ』同様ゾイドバトルを主軸とする内容だが、こちらは「父が追い求めた伝説のゾイド探し」「ゾイド同士の合体・Ziユニゾン」「秘密組織リヒタースケールの暗躍」などの重要な要素が増え、ストーリーも徐々にシリアス色が増していく。シリーズで唯一XEBECが関与していない。
 
;[[機獣創世記ゾイドジェネシス|ゾイドジェネシス]]
 
;[[機獣創世記ゾイドジェネシス|ゾイドジェネシス]]
:TVアニメシリーズ第4作。2005年から2006年にかけて放送。全50話。
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:第4作。2005年から2006年にかけて放送。全50話。
    
===漫画===
 
===漫画===
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:アニメ化前の旧ゾイドシリーズの販促としてトミーが発行していた書籍。ゾイド玩具のカタログ本もかねていた。
 
:アニメ化前の旧ゾイドシリーズの販促としてトミーが発行していた書籍。ゾイド玩具のカタログ本もかねていた。
 
:玩具設定を忠実に再現した戦記ストーリーが描かれており、ゾイドの「原作」と云えば元来こちらを指す。
 
:玩具設定を忠実に再現した戦記ストーリーが描かれており、ゾイドの「原作」と云えば元来こちらを指す。
   
;ゾイドバトルストーリー
 
;ゾイドバトルストーリー
 
:1986年から開始され1990年まで小学館の学年別学習誌で連載されていたジオラマストーリーで、話の大筋はゾイドグラフィックス同じだが、よりミリタリー色が高い。こちらで描かれたオリジナル設定が玩具側に導入されることもあった。
 
:1986年から開始され1990年まで小学館の学年別学習誌で連載されていたジオラマストーリーで、話の大筋はゾイドグラフィックス同じだが、よりミリタリー色が高い。こちらで描かれたオリジナル設定が玩具側に導入されることもあった。
 
:なお、玩具のパッケージ裏面に記された解説も「ゾイドバトルストーリー」のタイトルが冠せられており、トミーのゾイド企画室とは強い連携が取られている(下記の新バトルストーリーでも同様)。ゾイドグラフィックスより知名度が高いことから、こちらを「原作」と捉えるファンも少なくない。
 
:なお、玩具のパッケージ裏面に記された解説も「ゾイドバトルストーリー」のタイトルが冠せられており、トミーのゾイド企画室とは強い連携が取られている(下記の新バトルストーリーでも同様)。ゾイドグラフィックスより知名度が高いことから、こちらを「原作」と捉えるファンも少なくない。
   
;新ゾイドバトルストーリー
 
;新ゾイドバトルストーリー
 
:1999年のゾイド再始動にあわせてコロコロコミック誌上で展開。アニメ『[[ゾイド -ZOIDS-]]』と同じ時系列の話をより玩具設定に忠実な形で描き出した。ただし、『/ゼロ』以降の玩具設定は新バトルストーリーでは扱っていない。
 
:1999年のゾイド再始動にあわせてコロコロコミック誌上で展開。アニメ『[[ゾイド -ZOIDS-]]』と同じ時系列の話をより玩具設定に忠実な形で描き出した。ただし、『/ゼロ』以降の玩具設定は新バトルストーリーでは扱っていない。
 
:ゾイド展開が復活した1999年以降は2008年までグラフィックスが発刊されていないため、当時の玩具シリーズに則した設定資料としては『新ゾイドバトルストーリー』がを公式扱いとされることが多い。
 
:ゾイド展開が復活した1999年以降は2008年までグラフィックスが発刊されていないため、当時の玩具シリーズに則した設定資料としては『新ゾイドバトルストーリー』がを公式扱いとされることが多い。
   
;月刊ゾイドグラフィックス
 
;月刊ゾイドグラフィックス
 
:安価なゾイドの復刻キットを付録にした冊子タイプのデータファイル。2008年~2009年に展開されていた。惑星Ziの歴史や世界設定、各種ゾイドのメカニックなどを、玩具設定ベースに解説。
 
:安価なゾイドの復刻キットを付録にした冊子タイプのデータファイル。2008年~2009年に展開されていた。惑星Ziの歴史や世界設定、各種ゾイドのメカニックなどを、玩具設定ベースに解説。
 
:タカラトミー自らが発行していたため、かつての「ゾイドグラフィックス」の名が踏襲されている
 
:タカラトミー自らが発行していたため、かつての「ゾイドグラフィックス」の名が踏襲されている
   
;ゾイドコンセプトアート
 
;ゾイドコンセプトアート
 
:2010年にホビージャパン社より発売されたイラスト集。全三巻。ジオラマではないがかつてのバトルストーリーが踏襲されたコンセプトの書籍で、「惑星ゾイド」と呼ばれる星の歴史が描かれている。
 
:2010年にホビージャパン社より発売されたイラスト集。全三巻。ジオラマではないがかつてのバトルストーリーが踏襲されたコンセプトの書籍で、「惑星ゾイド」と呼ばれる星の歴史が描かれている。
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*『[[機動戦士ガンダムSEED]]』シリーズの福田巳津央監督はゾイドシリーズのファンを公言しており、[[ストライクガンダム]]の装備換装機構やガンダムシリーズ初の4足獣型MS・[[バクゥ]]等、アニメ版ゾイドシリーズを参考にしたメカニックが登場する。
 
*『[[機動戦士ガンダムSEED]]』シリーズの福田巳津央監督はゾイドシリーズのファンを公言しており、[[ストライクガンダム]]の装備換装機構やガンダムシリーズ初の4足獣型MS・[[バクゥ]]等、アニメ版ゾイドシリーズを参考にしたメカニックが登場する。
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