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=== [[魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL]] 第一章 ===
 
=== [[魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL]] 第一章 ===
本編が開始される二年ほど前、シュウがラングランを離れて地上(地球)に出向いていたことが断片的に語られる(OGシリーズでは「2年近く前から」を「しばらく前」にぼかしている)。外務卿グラムと中将ラフィットの会話を偶然耳にしたテリウス王子は従兄の地上での活動をラングラン政府からの密命によるものであると推測している。実態は不明だが、[[テュッティ・ノールバック|テュッティ]]と面識を得ているところからも、地上とラ・ギアスを行き来しつつ密かに自らの目的を満たす活動に従事していたことは想像に難くない。地上人であるマサキとシモーヌの二人が初めてシュウと出会った際には、「どこかで見たことがある」と既視感を感じる場面があるのだが、詳しくは触れられていない。
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本編が開始される二年ほど前、シュウがラングランを離れて地上(地球)に出向いていたことが断片的に語られる(OGシリーズでは「2年近く前から」を「しばらく前」にぼかしている)。外務卿グラムと中将ラフィットの会話を偶然耳にしたテリウス王子は従兄の地上での活動をラングラン政府からの密命によるものであると推測している。実態は不明だが、[[テュッティ・ノールバック|テュッティ]]と面識を得ているところからも、地上とラ・ギアスを行き来しつつ密かに自らの目的を満たす活動に従事していたことは想像に難くない。地上人であるマサキとシモーヌの二人が初めてシュウと出会った際には、「どこかで見たことがある」と既視感を感じる場面があるのだが、詳しくは触れられていない。行方を絶った理由がラングランの「地上人召喚事件計画」の任務遂行にあるならば、二人が感じた違和感は「[[虚憶]]」が原因とはならない。勘の良い二人は召喚する地上人の選定に立ち会ったシュウの存在をどこかで視界に収めたという理解になる。
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地上人側では、のちに[[ディバイン・クルセイダーズ]](DC)総帥となる[[ビアン・ゾルダーク]]博士に心酔しており、博士に対して見返りを求めぬ協力を約束。ラ・ギアスで開発された敵味方識別兵器「サイフラッシュ」のデータまで提供している。東京近郊に出現した魔装機神サイバスターの操者[[マサキ・アンドー]]と運命的な出会いを果たしたのは、[[グランゾン]]の開発と試験運用に関与していた頃の出来事である。なお、起動するサイバスターを観察した後、「やはり私では無理だったようですね」と呟いているため、操者が決まっていない頃の[[サイバスター]]をサフィーネ達に命じて強奪しようとした首謀者がシュウであったことがこの場面で判明する。
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地上人側では、のちに[[ディバイン・クルセイダーズ]](DC)総帥となる[[ビアン・ゾルダーク]]博士に心酔しており、博士に対して見返りを求めぬ協力を約束。ラ・ギアスで開発された敵味方識別兵器「サイフラッシュ」のデータまで提供した。東京近郊に出現した魔装機神サイバスターの操者[[マサキ・アンドー]]と運命的な出会いを果たしたのは、[[グランゾン]]の開発と試験運用に関与していた頃の出来事である。なお、起動するサイバスターを観察した後、「やはり私では無理だったようですね」と呟いているため、操者が決まっていない頃の[[サイバスター]]をサフィーネ達に命じて強奪しようとした首謀者がシュウであったことがこの場面で判明する。
    
本章の終盤(新暦4957年頃)、王都ラングランに姿を現したシュウは自ら王位継承権を放棄。破壊神[[サーヴァ・ヴォルクルス]]の信徒'''クリストフ・ゼオ・ヴォルクルス'''と改名してラングランと敵対することを宣言した。このときの決闘でシュウはラングランの剣皇ゼオルートを討ち取っており、以降、地底世界全土で「背教者クリストフ」または「剣皇殺しの男」と畏怖される。<br />
 
本章の終盤(新暦4957年頃)、王都ラングランに姿を現したシュウは自ら王位継承権を放棄。破壊神[[サーヴァ・ヴォルクルス]]の信徒'''クリストフ・ゼオ・ヴォルクルス'''と改名してラングランと敵対することを宣言した。このときの決闘でシュウはラングランの剣皇ゼオルートを討ち取っており、以降、地底世界全土で「背教者クリストフ」または「剣皇殺しの男」と畏怖される。<br />
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=== [[地上人召喚事件]]~第四次大戦/[[封印戦争]](『[[スーパーロボット大戦EX|EX]]』『[[第4次]]』『[[スーパーロボット大戦OG ダークプリズン|OGDP]]』) ===
 
=== [[地上人召喚事件]]~第四次大戦/[[封印戦争]](『[[スーパーロボット大戦EX|EX]]』『[[第4次]]』『[[スーパーロボット大戦OG ダークプリズン|OGDP]]』) ===
[[ルオゾール・ゾラン・ロイエル|ルオゾール]]の蘇生術により現世に帰還。しかし、ルオゾールの蘇生術が完全ではなかったため、蘇生時に記憶の一部を失ってしまう。ただこれが幸いし、ヴォルクルスとの契約に関する部分も失われたため、結果的に「ヴォルクルスの羈絏」から逃れることになる。その後、ルオゾールを追い落として、復讐のために自ら復活させたヴォルクルスと対峙。再度洗礼を授けようと迫るヴォルクルスの思念の撃退に成功。このとき神に背いたことで、「ヴォルクルス教団」からも'''背教者クリストフ'''の異名を与えられることになる。
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[[ルオゾール・ゾラン・ロイエル|ルオゾール]]の蘇生術により現世に帰還。しかし、ルオゾールの蘇生術が完全ではなかったため、蘇生時に記憶の一部を失ってしまう。人間の顕在記憶は「エピソード記憶」と呼ばれる生活史と「意味記憶」と呼ばれる資料知識に大別される。ここでシュウが失ったのは生活史(全生活史健忘)で、『DP』では全生活史にあわせてカバラ・プラグラムに関する一部の資料知識も忘却していた。
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ただこれが幸いし、ヴォルクルスとの契約に関する部分も失われたため、結果的に「ヴォルクルスの羈絏」から逃れることになる。その後、ルオゾールを追い落として、復讐のために自ら復活させたヴォルクルスと対峙。再度洗礼を授けようと迫るヴォルクルスの思念を撃退して打ち払った。このとき神に背いたことで、「ヴォルクルス教団」からも'''背教者クリストフ'''の異名を与えられることになる。
    
「地上人召喚事件」終結後、地上に転移して地球圏の席巻を開始した異星人([[ゲスト]]/ゾガル)の侵略に対処。共通事項として、グランゾンのブラックボックスに仕掛けられた「剥き出しの特異点」を崩壊させてぜぜーナンの野望を挫き、「封印戦争」の末期には外宇宙の武装集団[[ゴライクンル]]の先遣をネオ・グランゾンの力で打ち払っている。
 
「地上人召喚事件」終結後、地上に転移して地球圏の席巻を開始した異星人([[ゲスト]]/ゾガル)の侵略に対処。共通事項として、グランゾンのブラックボックスに仕掛けられた「剥き出しの特異点」を崩壊させてぜぜーナンの野望を挫き、「封印戦争」の末期には外宇宙の武装集団[[ゴライクンル]]の先遣をネオ・グランゾンの力で打ち払っている。
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なお、蘇生後のシュウの肉体は本来の人間のものではない可能性が高い(蘇生術といってもそれはヴォルクルスの邪力によるもので、[[アマンダラ・カマンダラ|アマンダラ]]は「貴様、ただの人間でないな?」と、シュウの肉体が普通の人間と異なることを示唆している)。
 
なお、蘇生後のシュウの肉体は本来の人間のものではない可能性が高い(蘇生術といってもそれはヴォルクルスの邪力によるもので、[[アマンダラ・カマンダラ|アマンダラ]]は「貴様、ただの人間でないな?」と、シュウの肉体が普通の人間と異なることを示唆している)。
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[[OGシリーズ]]においては、彼がヴォルクルスに操られていた頃に行った悪事や『DC』に所属していた頃の活動とそれらに伴う被害、自分の自由のために他人を利用する事について後悔している素振りをみせたことは(少なくとも表向きには)一切ない。しかし、自分のせいで親を失ったプレシアやセニアの事を気にかけているほか、結果的に利用した形になってしまったフェイルについて「苦しまずに死ぬ事が出来たのでしょうか」と黙祷する場面、そしてシュウに恋人を殺されながらも最後に「見逃した」アルバーダにただ一言の礼を述べて去る姿などを挿入しており、贖罪に苦しむ彼の繊細かつ複雑な内面が随所で描かれている。
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[[OGシリーズ]]において、彼がヴォルクルスに操られていた頃に行った悪事や『DC』に所属していた頃の活動とそれらに伴う被害、自分の自由のために他人を利用する事について後悔している素振りをみせたことは(少なくとも表向きには)一切ない。しかし、自分のせいで親を失ったプレシアやセニアの事を気にかけているほか、結果的に利用した形になってしまったフェイルについて「苦しまずに死ぬ事が出来たのでしょうか」と黙祷する場面、そしてシュウに恋人を殺されながらも最後に「見逃した」アルバーダにただ一言の礼を述べて去る姿などを挿入しており、贖罪に苦しむ彼の繊細かつ複雑な内面が随所で描かれている。
    
=== [[魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL]] 第二章 ===
 
=== [[魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL]] 第二章 ===
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