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:性格分類においては、「強い自意識」を司るとされ、自分を守るための意志が転じて嘘全般を力とすると思われる。
 
:性格分類においては、「強い自意識」を司るとされ、自分を守るための意志が転じて嘘全般を力とすると思われる。
 
:<br />タロットでは「皇帝」のアルカナと関連付けられる。
 
:<br />タロットでは「皇帝」のアルカナと関連付けられる。
:このカードのデザインは「社会的権力の象徴」を、正位置が'''「権威」「安定」「意思」「行動力」'''を意味し、更に逆位置が'''「無責任」「傲慢」「横暴」「傲岸不遜」'''を意味しているので安定した社会的地位に執着して嘘をつき続け、覚醒後は自分の意思で精力的に幾多の世界を渡り歩き、影響を考えずに嘘をまき散らして混乱を巻き起こし、傲慢・横暴・傲岸不遜で慇懃無礼を極めたアイムに相応しいと言える。割り振りは男性。
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:このカードのデザインは「社会的権力の象徴」を、正位置が'''『権威』『安定』『意思』『行動力』'''を意味し、更に逆位置が'''『無責任』『傲慢』『横暴』『傲岸不遜』'''を意味しているので安定した社会的地位に執着して嘘をつき続け、覚醒後は自分の意思で精力的に幾多の世界を渡り歩き、影響を考えずに嘘をまき散らして混乱を巻き起こし、傲慢・横暴・傲岸不遜で慇懃無礼を極めたアイムに相応しいと言える。割り振りは男性。
 
:ちなみに「黒羊」と言うが、牡羊座は「白羊宮」である(黒毛と偽る羊⇒白毛の羊、ということか?)。
 
:ちなみに「黒羊」と言うが、牡羊座は「白羊宮」である(黒毛と偽る羊⇒白毛の羊、ということか?)。
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:性格分類においては、「深慮」を司り、タロットでは「教皇」と関連付けられる。
 
:性格分類においては、「深慮」を司り、タロットでは「教皇」と関連付けられる。
 
:このカードは「悪魔」と真逆の構図で描かれており、デザインには宗教的聖性や霊的象徴の協調などが暗示され、「救済」の寓意を持つカードである。
 
:このカードは「悪魔」と真逆の構図で描かれており、デザインには宗教的聖性や霊的象徴の協調などが暗示され、「救済」の寓意を持つカードである。
:割り振りは女性。正位置は「慈悲」「優しさ」「思いやり」「規律の遵守」、逆位置は「アンシャン・レジーム」「束縛」「独りよがり」「おせっかい」「逃避」。
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:割り振りは女性。正位置は'''『慈悲』『優しさ』『思いやり』『規律の遵守』'''、逆位置は'''『アンシャン・レジーム』『束縛』『独りよがり』『おせっかい』『逃避』'''。
 
:<br />星座のモチーフは、ニンフの女性エウロペに恋したゼウス(ギリシャ神話の主神)が変身した白い牡牛。
 
:<br />星座のモチーフは、ニンフの女性エウロペに恋したゼウス(ギリシャ神話の主神)が変身した白い牡牛。
 
:この牡牛はエウロペを乗せて孤島であるクレタ島へと連れ去り、そこで正体を現して求婚するというなかなか無茶なアクションを起こしている(ゼウスは女性絡みで無茶をすることが多い)。タロットの寓意と寓画、そしてこのモチーフからして、このスフィアを持つ何者かはサイデリアルのトップであり、シンカ(神化)を遂げて「神」になっ(てしまっ)た誰か(恐らく女性)の可能性が高い。こう聞くと、まるでそれは[[イルイ・ガンエデン]]である(奇しくも、時の牢獄はバラルの結界同様、外敵を排斥するための地球封印である)。
 
:この牡牛はエウロペを乗せて孤島であるクレタ島へと連れ去り、そこで正体を現して求婚するというなかなか無茶なアクションを起こしている(ゼウスは女性絡みで無茶をすることが多い)。タロットの寓意と寓画、そしてこのモチーフからして、このスフィアを持つ何者かはサイデリアルのトップであり、シンカ(神化)を遂げて「神」になっ(てしまっ)た誰か(恐らく女性)の可能性が高い。こう聞くと、まるでそれは[[イルイ・ガンエデン]]である(奇しくも、時の牢獄はバラルの結界同様、外敵を排斥するための地球封印である)。
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:<br />星座のモチーフは、カストールとポリデュークスという双子。
 
:<br />星座のモチーフは、カストールとポリデュークスという双子。
 
:このうち、弟のポリデュークスは半人半神の不死身、カストールはただの人間であった(母レダの重複妊娠による別々の双子の片割れ同士であり、カストールは神の血を引かない)。ある日イリスとリュンケウスという別の双子との諍いの結果、カストールは殺されてしまい、ポリデュークスは大いに悲しんだ。そこで、ゼウスはポリデュークスの神性をカストールに分け与えたという。
 
:このうち、弟のポリデュークスは半人半神の不死身、カストールはただの人間であった(母レダの重複妊娠による別々の双子の片割れ同士であり、カストールは神の血を引かない)。ある日イリスとリュンケウスという別の双子との諍いの結果、カストールは殺されてしまい、ポリデュークスは大いに悲しんだ。そこで、ゼウスはポリデュークスの神性をカストールに分け与えたという。
:<br />タロットでは「恋人」と関連付けられる。
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:<br />タロットでは「恋人」と関連付けられる。割り振りは男性。
 
:なお、このカードはウェイト版が一組の男女であるのに対し、マルセイユ版は男性一人に女性二人という構図の違いがあるが、どちらでも中心に天使が描かれる(ちなみに、タロットカードの主人公はあくまで人間であり、天使などはサポート役である)。マルセイユ版の二人の女性は、ある種の権力を有する立場から男性の意識・理性をつなぐ女性と情熱的アプローチで男性の無意識・本能をつなぐ女性とされ、天使は後者の味方であるという説もある。
 
:なお、このカードはウェイト版が一組の男女であるのに対し、マルセイユ版は男性一人に女性二人という構図の違いがあるが、どちらでも中心に天使が描かれる(ちなみに、タロットカードの主人公はあくまで人間であり、天使などはサポート役である)。マルセイユ版の二人の女性は、ある種の権力を有する立場から男性の意識・理性をつなぐ女性と情熱的アプローチで男性の無意識・本能をつなぐ女性とされ、天使は後者の味方であるという説もある。
:割り振りは男性。寓意は「絆」「趣味への没頭」「試練の克服」あるいは「不道徳」「空虚」「結婚生活の破たん」。
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:「恋人」の寓意は正位置が'''『絆』『趣味への没頭』『試練の克服』'''、逆位置が'''『不道徳』『空虚』『結婚生活の破たん』'''など。
 
:こうしてみるとわかるが、「自堕落で酒に溺れ」「確固たる目的を持たず」「恋人と死別した」ガドライトはウェイト版の逆位置、「多くの仲間と友を得」「オカルト趣味にのめりこみ」「テンシへの恐怖を乗り越えた」ヒビキはマルセイユ版の正位置が示す寓意とモチーフ、寓画に見事なまでに当てはまっている。
 
:こうしてみるとわかるが、「自堕落で酒に溺れ」「確固たる目的を持たず」「恋人と死別した」ガドライトはウェイト版の逆位置、「多くの仲間と友を得」「オカルト趣味にのめりこみ」「テンシへの恐怖を乗り越えた」ヒビキはマルセイユ版の正位置が示す寓意とモチーフ、寓画に見事なまでに当てはまっている。
 
:デザインに描かれる「天使」に関しても、「テンシ」に関わったことで全てを失ったガドライト、「テンシ」に関わったことで家族を失ったが多くの仲間、そしてパートナーを得たヒビキ、と見事に対応している。
 
:デザインに描かれる「天使」に関しても、「テンシ」に関わったことで全てを失ったガドライト、「テンシ」に関わったことで家族を失ったが多くの仲間、そしてパートナーを得たヒビキ、と見事に対応している。
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:タロットでは「戦車」と関連付けられる。また、このカードのデザインは「宿命」「変容」を表しているとされる。
 
:タロットでは「戦車」と関連付けられる。また、このカードのデザインは「宿命」「変容」を表しているとされる。
 
:割り振りは女性。ただし、[[尸空]]は男性である。
 
:割り振りは女性。ただし、[[尸空]]は男性である。
:正位置は「勝利」「征服」「開拓精神」「独立・解放」、逆位置は「暴走」「失敗」「独断力」「挫折」「好戦的」。
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:正位置は'''『勝利』『征服』『開拓精神』『独立』『解放』'''、逆位置は'''『暴走』『失敗』『独断力』『挫折』『好戦的』'''。
 
:描かれているのは「若い王が乗り、四本の柱を持ち、二頭の馬を生やし、車輪が横向きに取り付けられた戦車」。このデザインは「人間の内面のさまざまな要素が一つの方向に揃う」ことを意味しているが、車輪が横向きであるため動けない。他のスフィアはタロットの寓意やデザインを意識した属性や力を持っていることを考えると、このスフィアのスフィア・アクトは特殊能力の効果と「沈黙」という名前、宗介のリアクションからして、「'''人間の精神運動を停止させる'''」力なのかもしれない。
 
:描かれているのは「若い王が乗り、四本の柱を持ち、二頭の馬を生やし、車輪が横向きに取り付けられた戦車」。このデザインは「人間の内面のさまざまな要素が一つの方向に揃う」ことを意味しているが、車輪が横向きであるため動けない。他のスフィアはタロットの寓意やデザインを意識した属性や力を持っていることを考えると、このスフィアのスフィア・アクトは特殊能力の効果と「沈黙」という名前、宗介のリアクションからして、「'''人間の精神運動を停止させる'''」力なのかもしれない。
 
:タロットの正位置・逆位置共に、現状判明している尸空のキャラクターとは全く合致しない(辛うじて正位置の「征服」が当てはまる。逆位置の「好戦的」に当てはまる可能性もあるがこちらはこじつけの感が拭えない)ため、尸空と尸逝天は前のリアクターからスフィアを奪取した可能性がある(前のリアクターも性別の割り振りを考えると女性であった可能性が高い)。
 
:タロットの正位置・逆位置共に、現状判明している尸空のキャラクターとは全く合致しない(辛うじて正位置の「征服」が当てはまる。逆位置の「好戦的」に当てはまる可能性もあるがこちらはこじつけの感が拭えない)ため、尸空と尸逝天は前のリアクターからスフィアを奪取した可能性がある(前のリアクターも性別の割り振りを考えると女性であった可能性が高い)。
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:性格分類においては、大胆で激しいという性質とともに「力の象徴」を司っており、強い力を与えることが転じて痛みを引き金にすると考えられ、性質自体がランドの性格と一致している。
 
:性格分類においては、大胆で激しいという性質とともに「力の象徴」を司っており、強い力を与えることが転じて痛みを引き金にすると考えられ、性質自体がランドの性格と一致している。
 
:<br />タロットでは「力」のアルカナと関連付けられる。
 
:<br />タロットでは「力」のアルカナと関連付けられる。
:正位置は「強固な意志」「不撓不屈」「勇気」「冷静」「力量の大きさ」、逆位置は「甘え」「無気力」「人任せ」「優柔不断」。
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:「力」の正位置は'''『強固な意志』『不撓不屈』『勇気』『冷静』『力量の大きさ』'''、逆位置は'''『甘え』『無気力』『人任せ』『優柔不断』'''。
 
:このカードは本能を象徴するライオンとその制御を象徴する女性が描かれており、ランドの性格はこのカードの正位置とも合致している。タロットも関連があるとするなら、おそらくメールがスフィアに取り込まれたのは偶然ではないと思われる。
 
:このカードは本能を象徴するライオンとその制御を象徴する女性が描かれており、ランドの性格はこのカードの正位置とも合致している。タロットも関連があるとするなら、おそらくメールがスフィアに取り込まれたのは偶然ではないと思われる。
 
:割り振りは男性。
 
:割り振りは男性。
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:彼女は争いを続け神に見放されつつある人間を最後まで信じて地上に残った女神であるが、やがて絶望してしまう。流される血で人間に絶望するという展開はまさに上官や想い人の死とレーベンの悪意に絶望して覚醒した彼女と重なる。ペルセポネにしても、レーベンとのやり取りと似た「親切にしてくれたので信じてみたが、実は不可逆な状況に追い込むための罠だった」という流れが存在している(ペルセポネの場合は母・デメーテルの怒りのサボタージュで地上が大変なことになったため、ハーデスが折れてめでたく帰還と相成ったものの本心では離れたくなかった彼の罠に嵌められて冥界のザクロを四粒食べてしまい、一年の内四ケ月を冥界で過ごす羽目になった)。
 
:彼女は争いを続け神に見放されつつある人間を最後まで信じて地上に残った女神であるが、やがて絶望してしまう。流される血で人間に絶望するという展開はまさに上官や想い人の死とレーベンの悪意に絶望して覚醒した彼女と重なる。ペルセポネにしても、レーベンとのやり取りと似た「親切にしてくれたので信じてみたが、実は不可逆な状況に追い込むための罠だった」という流れが存在している(ペルセポネの場合は母・デメーテルの怒りのサボタージュで地上が大変なことになったため、ハーデスが折れてめでたく帰還と相成ったものの本心では離れたくなかった彼の罠に嵌められて冥界のザクロを四粒食べてしまい、一年の内四ケ月を冥界で過ごす羽目になった)。
 
:性格分類においては、「自然を愛する心」を司っており、自然=周囲を感じられなくなることで自然を求める意思が強化されるために力が引き出されると思われる。
 
:性格分類においては、「自然を愛する心」を司っており、自然=周囲を感じられなくなることで自然を求める意思が強化されるために力が引き出されると思われる。
:<br />タロットでは「隠者」のアルカナと関連付けられる。
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:<br />タロットでは「隠者」のアルカナと関連付けられる。割り振りは女性。
 
:この隠者のモチーフは3つのヘルメスが合わさった「ヘルメス・トリスメギストス」であり、3機の[[バルゴラ]]を統合した[[バルゴラ・グローリー]]と無縁ではないだろう。仮にもし「3機の情報の統合」が覚醒の前提条件であるなら、'''製造したメーカーはある程度このことを知っていた可能性が高い'''(3機存在しなければ覚醒自体不可能になる)。
 
:この隠者のモチーフは3つのヘルメスが合わさった「ヘルメス・トリスメギストス」であり、3機の[[バルゴラ]]を統合した[[バルゴラ・グローリー]]と無縁ではないだろう。仮にもし「3機の情報の統合」が覚醒の前提条件であるなら、'''製造したメーカーはある程度このことを知っていた可能性が高い'''(3機存在しなければ覚醒自体不可能になる)。
:「隠者」の正位置は「慎重・思いやり」、逆位置は「閉鎖性・悲観的」など。割り振りは女性。
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:「隠者」の正位置は'''『慎重』『思いやり』『秘匿』『精神』『慎重』'''、逆位置は'''『閉鎖性』『悲観的』『陰湿』『消極的』『誤解』'''など。
 
:グローリーのガナリー・カーバーは一応「ノーティラス⇒オウムガイ」がモデルとなっているのだが、全体的なシルエットは魚に近い。おとめ座は占星術上魚座の対極に位置するため、ガナリー・カーバーの形状もそれに関連していると思われる。
 
:グローリーのガナリー・カーバーは一応「ノーティラス⇒オウムガイ」がモデルとなっているのだが、全体的なシルエットは魚に近い。おとめ座は占星術上魚座の対極に位置するため、ガナリー・カーバーの形状もそれに関連していると思われる。
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:<br />タロットでは「正義」のアルカナと関連付けられる。
 
:<br />タロットでは「正義」のアルカナと関連付けられる。
 
:そのため、このスフィアにとっては正義とは「どんな形であれ'''折れることのない強い意志のこと'''」である可能性は高く、それを証明できる者が力を引き出せるということかもしれない(実際、クロウの意志の強さは全編を通じて随所で描写されている)。このカードには天秤が描かれているが、左右の皿のサイズが異なっている。公平とは対称でないことを示しており、割に合わない借金を背負うが、それがないと己を保てないクロウをイメージさせる。
 
:そのため、このスフィアにとっては正義とは「どんな形であれ'''折れることのない強い意志のこと'''」である可能性は高く、それを証明できる者が力を引き出せるということかもしれない(実際、クロウの意志の強さは全編を通じて随所で描写されている)。このカードには天秤が描かれているが、左右の皿のサイズが異なっている。公平とは対称でないことを示しており、割に合わない借金を背負うが、それがないと己を保てないクロウをイメージさせる。
:ちなみに、正義の正位置は'''『公正』『誠意』(例:借金を全うに返済する意思)を意味し'''、逆位置は'''『不均衡』『被告人』(例:借金を返せない人)を意味する。'''<br />また、天秤は弁護士の象徴である。すなわち、'''片方には罪(例:過ぎた力を求める)、片方には罰(例:借金を負う)'''が乗せられるということである。借金に縛られないと主体性を維持できないクロウが過ぎた自由や力などを求める限り、決して借金から逃げられないということなのだろうか。
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:ちなみに、「正義」の正位置は'''『公正』『誠意』(例:借金を全うに返済する意思)'''を意味し、逆位置は'''『不均衡』『被告人』(例:借金を返せない人)'''を意味する。<br />また、天秤は弁護士の象徴である。すなわち、'''片方には罪(例:過ぎた力を求める)、片方には罰(例:借金を負う)'''が乗せられるということである。借金に縛られないと主体性を維持できないクロウが過ぎた自由や力などを求める限り、決して借金から逃げられないということなのだろうか。
 
:互いに「自己選択に伴う強い意志」をキーとするためか『尽きぬ水瓶』との相性が良好。
 
:互いに「自己選択に伴う強い意志」をキーとするためか『尽きぬ水瓶』との相性が良好。
 
:<br />占星術上において天秤座は牡羊座と対の関係にあたる。
 
:<br />占星術上において天秤座は牡羊座と対の関係にあたる。
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:タロットでは「死神」に関連付けられ、このカードは「無名」「静止」を暗に表しているとされる。
 
:タロットでは「死神」に関連付けられ、このカードは「無名」「静止」を暗に表しているとされる。
 
:なお、このカードに描かれる死神とは、ウェイト版においては[[アポカリュプシス|黙示録]]に現れる「第四の騎士」であるとされる。
 
:なお、このカードに描かれる死神とは、ウェイト版においては[[アポカリュプシス|黙示録]]に現れる「第四の騎士」であるとされる。
:タロットが示す寓意は正位置が「終末」「破滅」「死の予兆」、逆位置が「再スタート」「新展開」「挫折からの復帰」。
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:「死神」のタロットが示す寓意は正位置が'''『終末』『破滅』『死の予兆』'''、逆位置が'''『再スタート』『新展開』『挫折からの復帰』'''。
 
:ジェミニスが第3次Zにおける続投組の記憶封印に関して「針」という単語を使っていたことと、蠍座が「他人の財産を奪う」ことを示していることから、このスフィアが記憶を封印する力を持つと考えられている。
 
:ジェミニスが第3次Zにおける続投組の記憶封印に関して「針」という単語を使っていたことと、蠍座が「他人の財産を奪う」ことを示していることから、このスフィアが記憶を封印する力を持つと考えられている。
 
:割り振りは女性。
 
:割り振りは女性。
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:タロットでは「節制」に関連付けられる。
 
:タロットでは「節制」に関連付けられる。
 
:このカードは水瓶座と関連があるとされ、描かれている女性は「相反する二つの要素を結びつける仲介者」という役割を持ち、また翼を持つことから「天使」とされている。割り振りは男性。
 
:このカードは水瓶座と関連があるとされ、描かれている女性は「相反する二つの要素を結びつける仲介者」という役割を持ち、また翼を持つことから「天使」とされている。割り振りは男性。
:タロットが示す寓意は正位置が「調和」「自制」「献身」、逆位置が「浪費」「消耗」。
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:「節制」のタロットが示す寓意は正位置が'''『調和』『自制』『献身』'''、逆位置が'''『浪費』『消耗』'''。
 
:「相反する感情の衝突」を力とする『いがみ合う双子』の対の位置にある。<!--対の性質を持つというスフィアの特徴と性格分類から考えると、その能力は「抑圧の開放」と思われる。即ち、相反する意思のスイッチである双子座に対して、射手座はぶつかり合って拮抗・抑圧されている意思を解き放つものと推測される(射手座は心の赴くままに行動するという性格がある)。-->
 
:「相反する感情の衝突」を力とする『いがみ合う双子』の対の位置にある。<!--対の性質を持つというスフィアの特徴と性格分類から考えると、その能力は「抑圧の開放」と思われる。即ち、相反する意思のスイッチである双子座に対して、射手座はぶつかり合って拮抗・抑圧されている意思を解き放つものと推測される(射手座は心の赴くままに行動するという性格がある)。-->
 
:<br />星座のモチーフは弓の名手であったケンタウルスの青年・ケイローン。
 
:<br />星座のモチーフは弓の名手であったケンタウルスの青年・ケイローン。
195行目: 195行目:  
:性格分類においては、「下心のない信頼関係を重んじる」ことを司り、転じて嘘を暴くことを力とすると思われる。
 
:性格分類においては、「下心のない信頼関係を重んじる」ことを司り、転じて嘘を暴くことを力とすると思われる。
 
:<br />タロットでは「悪魔」のアルカナと関連付けられる。
 
:<br />タロットでは「悪魔」のアルカナと関連付けられる。
:この悪魔のデザインは山羊頭の悪魔バフォメットであるが、統一性のない姿は「訳が分からない」という印象を抱かせるものである。それゆえに「混沌」「葛藤」「暴力」を象徴しており、まさしくアサキムを指すのにふさわしいと言える。また、正位置は「堕落」「裏切り」、逆位置は人に知恵を与えた者として「覚醒」と「新たな出会い」も意味し、これもまた世界をまたいでリアクターたちに出会って手段を選ばずスフィアの覚醒を促すアサキムらしい。
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:この悪魔のデザインは山羊頭の悪魔バフォメットであるが、統一性のない姿は「訳が分からない」という印象を抱かせるものである。それゆえに「混沌」「葛藤」「暴力」を象徴しており、まさしくアサキムを指すのにふさわしいと言える。
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:また、「悪魔」の正位置は'''『堕落』『裏切り』'''、逆位置は人に知恵を与えた者として'''『覚醒』『新たな出会い』'''も意味し、これもまた世界をまたいでリアクターたちに出会って手段を選ばずスフィアの覚醒を促すアサキムらしい。
 
:割り振りは女性。
 
:割り振りは女性。
   210行目: 211行目:  
:性格分類においては、「自己愛」を司っており、独善性が転じて(一方的な)自己犠牲を力とすると思われる。マリリンも、ユーサーの行動を独りよがりだと評している。
 
:性格分類においては、「自己愛」を司っており、独善性が転じて(一方的な)自己犠牲を力とすると思われる。マリリンも、ユーサーの行動を独りよがりだと評している。
 
:<br />タロットでは「星」のアルカナと関連付けられる。
 
:<br />タロットでは「星」のアルカナと関連付けられる。
:このカードのデザインは「直感」と「肉体」が女性によって結びつけられる様子を表しており、エスターへの語りかけなどで本来持つ洞察力が行動に結びついたユーサーを表していると言える。更に正位置は「希望」を意味しており、それに合わせたかの如く聖王機ジ・インサーはインサラウムにおいて'''希望'''と幸福の象徴だった。
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:このカードのデザインは「直感」と「肉体」が女性によって結びつけられる様子を表しており、エスターへの語りかけなどで本来持つ洞察力が行動に結びついたユーサーを表していると言える。
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:「星」のタロットが示す寓意は。正位置が'''『希望』『ひらめき』『願いが叶う』'''、逆位置は'''『失望」『無気力』『高望み』'''。
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:そしてそんな正位置の寓話に合わせたかの如く、聖王機ジ・インサーはインサラウムにおいて'''希望'''と幸福の象徴だった。
 
:互いに「自己選択に伴う強い意志」をキーとするためか『揺れる天秤』との相性が良好。二つの意思が同じ方向に揃うことで、オリジン・ローの本質を引き出すことが出来る。
 
:互いに「自己選択に伴う強い意志」をキーとするためか『揺れる天秤』との相性が良好。二つの意思が同じ方向に揃うことで、オリジン・ローの本質を引き出すことが出来る。
 
:割り振りは男性。
 
:割り振りは男性。
220行目: 223行目:  
:性格分類に加え、対となる『悲しみの乙女』の特性は感覚という肉体的・物質的な性質の変容だったことからすると、こちらは感情という精神的・非物質的な性質に何かしら影響を与える能力を持つ可能性が考えられる。
 
:性格分類に加え、対となる『悲しみの乙女』の特性は感覚という肉体的・物質的な性質の変容だったことからすると、こちらは感情という精神的・非物質的な性質に何かしら影響を与える能力を持つ可能性が考えられる。
 
:<br />星座のモチーフは、宴に乱入してきた怪物テュポーンから逃げる際、魚に変身した後はぐれないように互いをリボンで結んだアフロディーテとエロースの親子。アフロディーテが変身した魚の方はみなみのうお座とされることもある。
 
:<br />星座のモチーフは、宴に乱入してきた怪物テュポーンから逃げる際、魚に変身した後はぐれないように互いをリボンで結んだアフロディーテとエロースの親子。アフロディーテが変身した魚の方はみなみのうお座とされることもある。
:月のタロットが示す寓意は正位置が「不安定」「隠れた危険」(「隠れた敵」とも)、「猶予なき選択」、逆位置が「過去からの脱却」、「失敗に繋がらない過ち」。
+
:「月」のタロットが示す寓意は正位置が'''『不安定』『隠れた危険』(『隠れた敵』とも)『猶予なき選択』'''、逆位置が'''『過去からの脱却』『失敗に繋がらない過ち』'''。
:明言されていないが、正位置の「隠れた危険」やタロットが「双子」と関わること、そして本能と理性の葛藤、というファクターから、スズネが所持しているのではないか、という見かたもあるが、逆に交際開始の時期が判然とせず、また「恋人」の寓画で天使(=テンシ?)が味方する立ち位置にあるマキが所持者では? という意見もある。なお、この星座の性格は「'''不安、障害、犠牲的奉仕'''」である。
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:明言されていないが、正位置の「隠れた危険」やタロットが「双子」と関わること、そして本能と理性の葛藤、というファクターから、スズネが所持しているのではないか、という見かたもあるが、逆に交際開始の時期が判然とせず、また「恋人」の寓画で天使(=テンシ?)が味方する立ち位置にあるマキが所持者では? という意見もある。
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:なお、この星座の性格は「'''不安、障害、犠牲的奉仕'''」である。
 
:このスフィアの力は「'''意志の方向性の誘導'''」と考えられており、「血塗られた目」の発症者を巻き込んだ次元震はこのスフィアが原因と見る向きもある。
 
:このスフィアの力は「'''意志の方向性の誘導'''」と考えられており、「血塗られた目」の発症者を巻き込んだ次元震はこのスフィアが原因と見る向きもある。
  
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