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3,374 バイト追加 、 2014年8月7日 (木) 17:27
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**シンカによるアセンション
 
**シンカによるアセンション
 
*2:意思統一が成されなかった場合、文明崩壊によるリセット
 
*2:意思統一が成されなかった場合、文明崩壊によるリセット
**ビッグ・ヴィヌス
   
**∀ガンダムの月光蝶
 
**∀ガンダムの月光蝶
 
**エグゼクターシステム
 
**エグゼクターシステム
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**インベーダー
 
**インベーダー
 
**宇宙怪獣
 
**宇宙怪獣
**3.5:または、停止した時間による緩慢な滅亡
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***エタニティ・フラット
   
*4:バアルが退けられた場合、「根源的な災厄」による滅亡(天獄)
 
*4:バアルが退けられた場合、「根源的な災厄」による滅亡(天獄)
 
**「神」
 
**「神」
 
**サイデリアル
 
**サイデリアル
   −
である。ただし、最後の手段である「天獄」が破られた場合の結末は不明。
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である。またこの他、イレギュラーとなる烙印所持者に対しては、ビッグ・ヴィヌスまたはドミュナスたるエンジェルによる、次元力操作による存在の漂白が行われる。
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ポイントは、それが行われるのは必ずパラダイムシティである、という点である。イレギュラーたる烙印所持者に対し、システムが起動する。すると、エンジェルまたはビッグ・ヴィヌスは、対象者をパラダイムシティに転送し、次元力によって事象を制御し、その存在を一時別の次元にプール、メモリーを漂白した上でシティに配置する。
 +
 
 +
このパラダイムシティとは、太極の意志が新たな世界を作るための箱庭・実験室であるが、問題は「新たな世界」の意味である。ここから推測できるのは、パラダイムシティとは「根源的な災厄」により世界がリセットされた後、「ツクリモノノセカイ」をもう一度やり直すに当たってのシミュレーションの場ではないか、というものである。
 +
事実、Zにおいては黒のカリスマの発言などから、世界が崩壊してもシティに影響はないことが示唆されている。
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また、Zシリーズのシティは「アクシズが落下した世界」を模倣して作られている。フロンタルはアクシズの落ちた世界を「正しい歴史」と呼んでいたが、それは恐らく、'''アクシズがアオの星に落ちれば、時空修復は失敗してエタニティ・フラットが完成し、結果パラダイムシティでシミュレートされていた「アクシズが落ち、時の止まった世界」が実現するから'''だと思われる。
    
時獄篇においては、特定のステージ開始時に謎のメッセージが表示されるが、文面と提示された情報からするに恐らくは「神」あるいは「御使い」の呟きと思われる。
 
時獄篇においては、特定のステージ開始時に謎のメッセージが表示されるが、文面と提示された情報からするに恐らくは「神」あるいは「御使い」の呟きと思われる。
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:太極を語る上で外せないファクター。「不死であり、そうであることを望み、己を神と自覚する存在」。現在のところ該当するのは[[ハーデス神]]、[[ゼウス神]]、[[サイデリアル]]のトップ、[[ワイズマン]]、[[アーカーシャの剣]]の集合無意識(「神の存在」)、[[宇宙魔王]]など。候補は[[不動ZEN]]、[[渚カヲル]]。何らかの方法で正誤を問わずシンカを遂げた存在が該当するが、正しくシンカしていない場合は人の姿を保っていない(人の「形」をしていても怪物じみている)。
 
:太極を語る上で外せないファクター。「不死であり、そうであることを望み、己を神と自覚する存在」。現在のところ該当するのは[[ハーデス神]]、[[ゼウス神]]、[[サイデリアル]]のトップ、[[ワイズマン]]、[[アーカーシャの剣]]の集合無意識(「神の存在」)、[[宇宙魔王]]など。候補は[[不動ZEN]]、[[渚カヲル]]。何らかの方法で正誤を問わずシンカを遂げた存在が該当するが、正しくシンカしていない場合は人の姿を保っていない(人の「形」をしていても怪物じみている)。
 
:なお、[[ルルーシュ・ランペルージ]]は再世戦争で突入した[[アーカーシャの剣]]において「神」と形容された集合無意識にギアスを使用しており、そのせいか「神の存在の継承者」と呼ばれている。
 
:なお、[[ルルーシュ・ランペルージ]]は再世戦争で突入した[[アーカーシャの剣]]において「神」と形容された集合無意識にギアスを使用しており、そのせいか「神の存在の継承者」と呼ばれている。
;「御使い」
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;「御使い」/「彼ら」
:太極の使徒と目されるナニモノカ。聖戦の裏で「ソルの記憶」を集め、全ての宇宙に何らかの干渉を行おうとしているらしい。この存在に関する記憶あるいは記録を[[ガンレオン]]が封印している。
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:太極の使徒と目されるナニモノカ。全ての宇宙の終焉たる[[スパイラルネメシス]]と共にやって来るという存在。聖戦の裏で「ソルの記憶=スフィア」を集め、全ての宇宙に何らかの干渉を行おうとしているらしい。この存在に関する記憶あるいは記録を[[ガンレオン]]が封印している。
 
:初代Zにおいて、[[両翅]]がガンレオン・バルゴラを指して「御使い」と呼称しているため、スフィア・リアクター=太極に至り得る者を指しているとも考えられる。
 
:初代Zにおいて、[[両翅]]がガンレオン・バルゴラを指して「御使い」と呼称しているため、スフィア・リアクター=太極に至り得る者を指しているとも考えられる。
 
:ハーデスいわく、「神の使いの名の下に、すべてを統べる存在であり、それが許される存在として振舞っている」らしい。また、多元世界そのものが彼らによって構築されたツギハギの世界(SHOにおける「虚構世界」に近い)であるという。いずれにしても敵であるのは間違いないようだ。
 
:ハーデスいわく、「神の使いの名の下に、すべてを統べる存在であり、それが許される存在として振舞っている」らしい。また、多元世界そのものが彼らによって構築されたツギハギの世界(SHOにおける「虚構世界」に近い)であるという。いずれにしても敵であるのは間違いないようだ。
;「彼ら」
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:[[アサキム・ドーウィン|アサキム]]の魂を呪縛したのもこの存在。正体は次元将の敵である「神」であり、「シンカ」を遂げて高位存在に至った生命体であり、[[サイデリアル]]に属する者達。
:全ての宇宙の終焉たる[[スパイラルネメシス]]と共にやって来るという存在。[[アサキム・ドーウィン|アサキム]]の魂を呪縛したのもこの存在。正体は次元将の敵である「神」であり、「シンカ」を遂げて高位存在に至った生命体。
   
;シンカ
 
;シンカ
 
:「獣の血」「水の交わり」「風の行く先」「火の文明」を経、「太陽の輝き」にたどり着いた者が至る「神への道」。対の表記として「進化」が用いられる当たり漢字表記は恐らく「神化」。
 
:「獣の血」「水の交わり」「風の行く先」「火の文明」を経、「太陽の輝き」にたどり着いた者が至る「神への道」。対の表記として「進化」が用いられる当たり漢字表記は恐らく「神化」。
: ゼウス神によれば、これらはそれぞれの時代を表すいわば代名詞にしてシンボルであり、それぞれの時代は1万2000年の時をかけて既に終焉を向かえ、現在は「太陽の時代」に当たる。これらの時代の中で人は少しずつシンカを繰り返している。
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: ゼウス神によれば、これらはそれぞれの時代を表すいわば代名詞にしてシンボルであり、それぞれの時代は12万年の時をかけて既に終焉を向かえ、現在は「太陽の時代」に当たる。これらの時代の中で人は少しずつシンカを繰り返している。
 
:太陽の時代を生きる生命体は新たな段階に入り、宇宙の真理に触れることでシンカを完了、高位生命体となる。そして、先人として後に続く者達を見守り、導くことを使命とする。この意味を理解し、正しくシンカを遂げたのが[[ゼウス神]]・[[不動ZEN]]・[[渚カヲル]]の3人。逆に高位生命としての力に溺れ、使命を見失って偏ったシンカを遂げたのが[[ハーデス神]]たち他のミケーネ神と[[宇宙魔王]]。逆に両方の可能性を放棄したのが[[アンチスパイラル]]。
 
:太陽の時代を生きる生命体は新たな段階に入り、宇宙の真理に触れることでシンカを完了、高位生命体となる。そして、先人として後に続く者達を見守り、導くことを使命とする。この意味を理解し、正しくシンカを遂げたのが[[ゼウス神]]・[[不動ZEN]]・[[渚カヲル]]の3人。逆に高位生命としての力に溺れ、使命を見失って偏ったシンカを遂げたのが[[ハーデス神]]たち他のミケーネ神と[[宇宙魔王]]。逆に両方の可能性を放棄したのが[[アンチスパイラル]]。
 
:ビッグ・ヴィヌスを形容する際に「鳥へとシンカする前の獣」というフレーズがあるが、ここにヒントがある。「獣=地を走るもの」、「鳥=空を飛ぶもの」という意味であり、この移行を「シンカ」と称するならば、シンカとは即ち、'''生命体の本質そのものの革新'''だと思われる(その意味ではニュータイプやイノベイターもこの類)。
 
:ビッグ・ヴィヌスを形容する際に「鳥へとシンカする前の獣」というフレーズがあるが、ここにヒントがある。「獣=地を走るもの」、「鳥=空を飛ぶもの」という意味であり、この移行を「シンカ」と称するならば、シンカとは即ち、'''生命体の本質そのものの革新'''だと思われる(その意味ではニュータイプやイノベイターもこの類)。
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;[[刻印|烙印]](スティグマ)
 
;[[刻印|烙印]](スティグマ)
 
:放浪者に刻まれているという罪人の証。大規模な時空震動の場に居合わせ、さらに次元の枠を越えた者に与えられる。強度が存在し、時空震動の中心点に近ければ近いほど強くなる。ただし、与えられる明確な条件は未だ不明。
 
:放浪者に刻まれているという罪人の証。大規模な時空震動の場に居合わせ、さらに次元の枠を越えた者に与えられる。強度が存在し、時空震動の中心点に近ければ近いほど強くなる。ただし、与えられる明確な条件は未だ不明。
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:現在までの登場キャラクターたちの言動・行動をつなぎ合わせると、それは'''太極の意志を実行するにあたり、それに対するイレギュラーとなる者達に与えられたマークポイント'''だと思われる。
 
;[[次元力]]
 
;[[次元力]]
 
:太陽などの恒星に由来する「破壊と再生の力」であり、全ての存在の根幹に在る「存在の力」にして、次元を超える、あるいは超えた力。機械的に引き出すだけなら単なる無限エネルギーだが、スフィアに深く同調するなどして太極に近づくと、この力の本質、即ち事象を操る力を手に入れることが出来る。ただし、真の意味で自在に制御できるのは太極に至った者のみであり、スフィアは方向性が限られる上に小規模、負の次元力は破壊しか出来ない。
 
:太陽などの恒星に由来する「破壊と再生の力」であり、全ての存在の根幹に在る「存在の力」にして、次元を超える、あるいは超えた力。機械的に引き出すだけなら単なる無限エネルギーだが、スフィアに深く同調するなどして太極に近づくと、この力の本質、即ち事象を操る力を手に入れることが出来る。ただし、真の意味で自在に制御できるのは太極に至った者のみであり、スフィアは方向性が限られる上に小規模、負の次元力は破壊しか出来ない。
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:諸々の要素から正体として[[スパイラルネメシス]]が有力視されていたが、実際は'''そのスパイラルネメシスを恐れるナニモノカの怒りによる滅亡'''である。
 
:諸々の要素から正体として[[スパイラルネメシス]]が有力視されていたが、実際は'''そのスパイラルネメシスを恐れるナニモノカの怒りによる滅亡'''である。
 
:この「ナニモノカ」こそが「神」であり、「彼ら」である。アンチスパイラルはこれを阻止するために螺旋生命の監視を行っていた。
 
:この「ナニモノカ」こそが「神」であり、「彼ら」である。アンチスパイラルはこれを阻止するために螺旋生命の監視を行っていた。
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:次元力の性質からすると、その内容は「事象の制御による、宇宙そのものの存在のリセットとやり直し」だと思われる。
 
;神話の果ての終焉
 
;神話の果ての終焉
 
:時獄篇において、太極に近しいもの達が世界の終焉をさして言い習わす呼称。この場合の「神話」とは一部の世界における黒歴史=神話として語られる過去の戦いを意味する。
 
:時獄篇において、太極に近しいもの達が世界の終焉をさして言い習わす呼称。この場合の「神話」とは一部の世界における黒歴史=神話として語られる過去の戦いを意味する。
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:[[ロジャー・スミス]]をドミュナスとする黒き[[メガデウス]]。この機体とドロシーのメモリーには太極と真戦、黒の英知に関する記録が封印されている。
 
:[[ロジャー・スミス]]をドミュナスとする黒き[[メガデウス]]。この機体とドロシーのメモリーには太極と真戦、黒の英知に関する記録が封印されている。
 
;[[ビッグ・ヴィヌス]]
 
;[[ビッグ・ヴィヌス]]
:[[エンジェル]]をドミュナスとする白きメガデウス。太極の遣わした存在であり、「ツクリモノノセカイ」たるZ世界をリセットするための存在であり、全てのメモリー、全ての存在の完全なる消滅をもたらす存在であり、時間の環の終わりをつかさどる存在であり、「翼をもがれた鳥、鳥へとシンカする前の獣」。次元力の行使によりあらゆる事象、あらゆる存在を完全に消滅させる。大時空震動の一件ではリセットの対象がZEUTHのみであったためにエンジェルのみの覚醒となったが、新生時空震動においては地球人がいよいよ「シンカ」へ至ろうとしたためかついに機体の方も覚醒・起動した。
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:[[エンジェル]]をドミュナスとする白きメガデウス。アオの星に用意された「システム」であり、太極の遣わした存在であり、「ツクリモノノセカイ」たるZ世界をリセットするための存在であり、全てのメモリー、全ての存在の完全なる消滅をもたらす存在であり、時間の環の終わりをつかさどる存在であり、次元力により事象を制御する存在であり、「翼をもがれた鳥、鳥へとシンカする前の獣」。次元力の行使によりあらゆる事象、あらゆる存在を完全に消滅させる。大時空震動の一件ではリセットの対象がZEUTHのみであったためにエンジェルのみの覚醒となったが、新生時空震動においては地球人がいよいよ「シンカ」へ至ろうとしたためかついに機体の方も覚醒・起動した。
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:次元力による事象の制御により、対象の存在を規定する次元力を消し去り、無へ還元する。ただし、次元力、即ち太極の力を以ってしても存在の事実を消し去ることは出来ないため、現世の存在を消してそれを別次元にプールし、メモリーを漂白した上でパラダイムシティに配置する……という手順が踏まれる。
 
:これを止めるには力ではなく、太極の意志との交渉を可能とするロジャーのネゴシエイトが必須となる。
 
:これを止めるには力ではなく、太極の意志との交渉を可能とするロジャーのネゴシエイトが必須となる。
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;[[パラダイムシティ]]
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:時空の狭間に存在する記憶を失った街。太極の意志によって造られた箱庭であり、新たな世界を作るための実験室。
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;[[鉄人28号]]
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:金田博士の作り上げたロボット。太陽エネルギー転換装置により、オリジン・ローを内包した太陽の力を動力として駆動する。鉄人そのものには意志はないが、操縦者である正太郎の意志を受けることで霊子が反応し、蓄えられた太陽エネルギーがオリジン・ローとして機能する。
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:時獄篇ではこの作用により、ブラックホールに由来するマイナスのオリジン・ローを力とする宇宙魔王を葬り去った。
    
=== 陰陽と星座との関係 ===
 
=== 陰陽と星座との関係 ===
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