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*役職:総統
 
*役職:総統
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[[ザンスカール帝国]]の実権を握っている組織「ガチ党」の党首。禿頭に白髭と杖を携えて、悠然と構える。役職は不明だが、小説版では「宰相」と軍内で呼ばれている。或いは、かつてのドイツのナチ党を踏まえれば「総統」だろう。<br />
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[[ザンスカール帝国]]の実権を握っている組織「ガチ党」の党首。禿頭に白髭と杖を携えて、悠然と構える。役職は不明だが、[[小説|小説版]]では「宰相」と軍内で呼ばれている。或いは、かつてのドイツのナチ党を踏まえれば「総統」だろう。<br />
元々はヘリウム船団のベテラン職員という経歴の「[[木星]]帰りの男」で、『[[機動戦士Ζガンダム]]』の[[パプテマス・シロッコ]]と似た思想を持つ。果てしなく争い続ける地球人類に絶望し、[[マリア・ピァ・アーモニア]]の特異能力と豊富な資材を利用し、アジ演説により旧体制を批判してガチ党を設立。そして、恐怖政治で「ギロチン」による処刑を見世物として[[ザンスカール帝国]]を支配した。
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元々はヘリウム船団のベテラン職員という経歴の「[[木星]]帰りの男」で、『[[機動戦士Ζガンダム]]』の[[パプテマス・シロッコ]](26歳)と似た思想を持つ。果てしなく争い続ける[[地球]]人類に絶望し、[[マリア・ピァ・アーモニア]]の特異能力と豊富な資材を利用し、アジ演説により旧体制を批判してガチ党を設立。そして、恐怖政治で「ギロチン」による処刑を見世物としてザンスカール帝国を支配した。
    
彼の個人的野心・欲望についてアニメでは判然としないが、その究極目標はザンスカール帝国の拡大や地球圏の支配ではなく、[[エンジェル・ハイロゥ]]による「争うことのない人類の創出」であるとされる。とするならマリアとの関係も単なる黒幕と傀儡ではなく、両者には汎人類に対して真に共鳴する部分があったのかもしれない。<br />
 
彼の個人的野心・欲望についてアニメでは判然としないが、その究極目標はザンスカール帝国の拡大や地球圏の支配ではなく、[[エンジェル・ハイロゥ]]による「争うことのない人類の創出」であるとされる。とするならマリアとの関係も単なる黒幕と傀儡ではなく、両者には汎人類に対して真に共鳴する部分があったのかもしれない。<br />
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[[宇宙世紀]]シリーズにおける[[主人公]]が対峙し続けた戦乱の黒幕とはいえ、[[ギレン・ザビ]](35歳)のようなカリスマを示せず、かといって[[ギルバート・デュランダル]](32歳)のように劇中で分かり易い策士でもなかったがゆえ、特に外見の活力に欠けて押しの弱い印象は否めない。<br />
 
[[宇宙世紀]]シリーズにおける[[主人公]]が対峙し続けた戦乱の黒幕とはいえ、[[ギレン・ザビ]](35歳)のようなカリスマを示せず、かといって[[ギルバート・デュランダル]](32歳)のように劇中で分かり易い策士でもなかったがゆえ、特に外見の活力に欠けて押しの弱い印象は否めない。<br />
だからこそ、若いマリアを女王に仕立て上げたのだろうが、このバランスを保てなかったことが自らの破滅を呼び込んだかもしれない。
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だからこそ、若いマリアを[[女王]]に仕立て上げたのだろうが、このバランスを保てなかったことが自らの破滅を呼び込んだかもしれない。
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ウッソとは一瞬のすれ違いに終わる。彼はウッソが居る大きな状況を作った人間ではあったが、ウッソが戦い、打倒するべき相手ではなかったとも言える。
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[[ウッソ・エヴィン|ウッソ]]とは一瞬のすれ違いに終わる。カガチはウッソが居る大きな状況を作った人間ではあったが、ウッソが戦い、打倒するべき相手ではなかったとも言える。
    
== 登場作品と役柄 ==
 
== 登場作品と役柄 ==
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:初登場時、既にクーデターで実権を[[シャア・アズナブル|シャア]]達に奪われており、なんと偵察に来た[[シュラク隊]]に保護された。そして、自部隊にザンスカールの現状を教えてくれるのだが…その後、音沙汰ない。気付いたら落ちぶれていたので、原作を知らない人は彼が悪役には見えなかったかもしれない。
 
:初登場時、既にクーデターで実権を[[シャア・アズナブル|シャア]]達に奪われており、なんと偵察に来た[[シュラク隊]]に保護された。そして、自部隊にザンスカールの現状を教えてくれるのだが…その後、音沙汰ない。気付いたら落ちぶれていたので、原作を知らない人は彼が悪役には見えなかったかもしれない。
 
;[[スーパーロボット大戦α]]
 
;[[スーパーロボット大戦α]]
:[[ジュピトリアン]]に所属。地球に落下した[[エンジェル・ハイロゥ]]から[[アドラステア]]で脱出して逃げ延びようとしたが味方だと思っていたトレーズに艦を撃墜されて死亡。
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:[[ジュピトリアン]]に所属。地球に落下した[[エンジェル・ハイロゥ]]から[[アドラステア]]で脱出して逃げ延びようとしたが、味方だと思っていた[[トレーズ・クシュリナーダ|トレーズ]]に艦を撃墜されて死亡。
 
;[[スーパーロボット大戦D]]
 
;[[スーパーロボット大戦D]]
:ほぼ原作どおり。最後はその理念をウッソだけではなく、カミーユやジュドーらにも否定される。なおヒイロが止めを刺そうとするのだが、デュオに「お前が手をかける必要もない」と止められる。
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:ほぼ原作どおり。最後はその理念をウッソだけではなく、[[カミーユ・ビダン|カミーユ]]や[[ジュドー・アーシタ|ジュドー]]らにも否定される。なお、[[ヒイロ・ユイ|ヒイロ]]が止めを刺そうとするのだが、[[デュオ・マックスウェル|デュオ]]に'''「お前が手をかける必要もない」'''と止められる。
    
== 人間関係 ==
 
== 人間関係 ==
 
;[[マリア・ピァ・アーモニア]]
 
;[[マリア・ピァ・アーモニア]]
:異能とカリスマに目を付け接触、ザンスカール帝国の女王に据える。彼の理想を具現化するための最重要人物。
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:異能とカリスマに目を付け接触、[[ザンスカール帝国]]の[[女王]]に据える。彼の理想を具現化するための最重要人物。
 
;ムッターマ・ズガン
 
;ムッターマ・ズガン
:木星時代からの盟友にして腹心。帝国第一艦隊を率いる有能な軍人。スパロボ未登場。
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:[[木星]]時代からの盟友にして腹心。帝国第一艦隊を率いる有能な軍人。スパロボ未登場。
 
;[[タシロ・ヴァゴ]]
 
;[[タシロ・ヴァゴ]]
 
:野心家であり、自らザンスカール帝国を支配しようとしたが、その器でなく、最期は自身が追い詰められて破滅した。
 
:野心家であり、自らザンスカール帝国を支配しようとしたが、その器でなく、最期は自身が追い詰められて破滅した。
 
;[[ウッソ・エヴィン]]
 
;[[ウッソ・エヴィン]]
:エンジェル・ハイロゥにて人類の是非を問う戦いを演じた。
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:[[エンジェル・ハイロゥ]]にて人類の是非を問う戦いを演じた。
 
;[[シャクティ・カリン]]
 
;[[シャクティ・カリン]]
 
:マリアの娘として、マリア死後のエンジェル・ハイロゥ起動に利用する。しかし、その発動はカガチの想像を逸脱し…。
 
:マリアの娘として、マリア死後のエンジェル・ハイロゥ起動に利用する。しかし、その発動はカガチの想像を逸脱し…。
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== 他作品との人間関係 ==
 
== 他作品との人間関係 ==
 
;[[ヒイロ・ユイ]]
 
;[[ヒイロ・ユイ]]
:αでは彼からも全否定される。
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:[[α]]では彼からも全否定される。
 
;[[トレーズ・クシュリナーダ]]
 
;[[トレーズ・クシュリナーダ]]
 
:αでは最終的に彼に引導を渡された。
 
:αでは最終的に彼に引導を渡された。
 
;[[シャア・アズナブル]]
 
;[[シャア・アズナブル]]
:新では彼にザンスカールの実権を奪われる。
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:新では彼にザンスカール帝国の実権を奪われる。
    
== 名台詞 ==
 
== 名台詞 ==
 
;「増え過ぎた人類こそ真理を踏み越えたのだ。そういう人類は消えた方が良い」
 
;「増え過ぎた人類こそ真理を踏み越えたのだ。そういう人類は消えた方が良い」
:第49話にて、エンジェル・ハイロゥ内部で[[ウッソ・エヴィン]]に言った台詞。
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:第49話にて、[[エンジェル・ハイロゥ]]内部で[[ウッソ・エヴィン]]に言った台詞。なお、[[ギレン・ザビ]]もまた、カガチと似たような内容の発言をしていた。
 
{{ガンダムシリーズ}}
 
{{ガンダムシリーズ}}
 
[[category:登場人物は行]]
 
[[category:登場人物は行]]
 
[[category:ガンダムシリーズの登場人物]]
 
[[category:ガンダムシリーズの登場人物]]
 
{{DEFAULTSORT:ふおんせ かかち}}
 
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