差分

編集の要約なし
1行目: 1行目:  
*1995年10月4日 ~ 1996年3月27日放映(テレビ東京系) 全26話
 
*1995年10月4日 ~ 1996年3月27日放映(テレビ東京系) 全26話
**25話と26話は劇場版において異なる展開が描かれた。『'''[[新世紀エヴァンゲリオン 劇場版]]'''』を参照。
+
**25話と26話は劇場版において異なる展開が描かれる。『'''[[新世紀エヴァンゲリオン 劇場版]]'''』を参照。
 
*初参戦スパロボ:[[スーパーロボット大戦F]](1997年)
 
*初参戦スパロボ:[[スーパーロボット大戦F]](1997年)
   16行目: 16行目:  
=== 他媒体展開 ===
 
=== 他媒体展開 ===
 
本編放送に先駆けて月刊誌『少年エース』『ヤングエース』にて連載された、キャラクターデザインを手がけた貞本義行氏が作者である漫画版も有名(通称'''貞本エヴァ''')。こちらは大筋こそTV版・旧劇場版と共通しているが、シンジの性格など差異も多く独自要素が目立つ作品となっている。<br />
 
本編放送に先駆けて月刊誌『少年エース』『ヤングエース』にて連載された、キャラクターデザインを手がけた貞本義行氏が作者である漫画版も有名(通称'''貞本エヴァ''')。こちらは大筋こそTV版・旧劇場版と共通しているが、シンジの性格など差異も多く独自要素が目立つ作品となっている。<br />
貞本氏のスケジュールの都合などもあり、18年という長期に渡り連載されていた。なお、スパロボでは漫画版そのものの参戦は未だない([[MX]]などで一部要素が取り入れられた事はある)。
+
貞本氏のスケジュールの都合などもあり、18年という長期に渡り連載されていた。なお、スパロボでは漫画版そのものの参戦は未だない(『[[MX]]』などで一部要素が取り入れられた事はある)。
    
2004年の[[ギャンブル|パチンコ]]化により新規ファン層を獲得し人気が再燃、これをきっかけとして2007年から新たな劇場版である『[[ヱヴァンゲリヲン新劇場版]]』シリーズも公開されている。こちらは権利関係その他が、新会社カラーと庵野監督を中心に集約され一新されており、TV版とは異なる権利関係とスタイルで製作されている(スタッフは多くがTV版にも参加した顔触れで、ガイナックスは原作協力という形でクレジットされている)。
 
2004年の[[ギャンブル|パチンコ]]化により新規ファン層を獲得し人気が再燃、これをきっかけとして2007年から新たな劇場版である『[[ヱヴァンゲリヲン新劇場版]]』シリーズも公開されている。こちらは権利関係その他が、新会社カラーと庵野監督を中心に集約され一新されており、TV版とは異なる権利関係とスタイルで製作されている(スタッフは多くがTV版にも参加した顔触れで、ガイナックスは原作協力という形でクレジットされている)。
26行目: 26行目:  
=== スーパーロボット大戦への参戦 ===
 
=== スーパーロボット大戦への参戦 ===
 
金属・無機質素材で構成された典型的巨大ロボットとは違い、[[EVA]]は[[人造人間]](=生物)である。ゆえにスパロボ参戦に当たって、旧来から続くロボット作品の範疇に含まれるのか疑問を持つ意見も存在する。問題にされていた点は「(EVAのような)完全に機械である機体以外もロボットに含めるのか?」という事である。<br />
 
金属・無機質素材で構成された典型的巨大ロボットとは違い、[[EVA]]は[[人造人間]](=生物)である。ゆえにスパロボ参戦に当たって、旧来から続くロボット作品の範疇に含まれるのか疑問を持つ意見も存在する。問題にされていた点は「(EVAのような)完全に機械である機体以外もロボットに含めるのか?」という事である。<br />
もっとも、現在では全身を有機物で構成した'''生体ロボット'''という設定が珍しくないうえ、『[[宇宙の騎士テッカマンブレード]]』の参戦をはじめとしてスパロボの参戦作品の枠が広がり、この議論はあまり意味を成さなくなってきた。
+
もっとも、現在では全身を有機物で構成した'''生体ロボット'''という設定が珍しくないうえ、非ロボット作品である『[[宇宙の騎士テッカマンブレード]]』の参戦をはじめとしてスパロボの参戦作品の枠が広がり、この議論はあまり意味を成さなくなってきた。
    
参戦した際には、シンジが他作品のキャラクター達と共に戦うことにより、原作で阻害された成長を遂げていくのがメインとなっている。話題を呼んだストーリー面でも、ロボットと[[神話]]を利用した設定、加えてSF要素も強く内包した箇所も含め、物語の中枢に絡む事が多い。
 
参戦した際には、シンジが他作品のキャラクター達と共に戦うことにより、原作で阻害された成長を遂げていくのがメインとなっている。話題を呼んだストーリー面でも、ロボットと[[神話]]を利用した設定、加えてSF要素も強く内包した箇所も含め、物語の中枢に絡む事が多い。
49行目: 49行目:  
:[[ヒロイン]]の一人。弐号機パイロット。非常に高いプライドを持っており、エヴァ操縦技量もそれに見合う物を持っている。
 
:[[ヒロイン]]の一人。弐号機パイロット。非常に高いプライドを持っており、エヴァ操縦技量もそれに見合う物を持っている。
 
;[[綾波レイ]]
 
;[[綾波レイ]]
:[[ヒロイン]]の一人。零号機パイロット。無口無表情なキャラクターでアニメ界の女性概念をひっくり返した。アスカからはいい印象を持たれていない。
+
:ヒロインの一人。零号機パイロット。無口無表情なキャラクターでアニメ界の女性概念をひっくり返した。アスカからはいい印象を持たれていない。
 
;[[鈴原トウジ]]
 
;[[鈴原トウジ]]
:シンジの同級生。当初はシンジが行った戦闘で妹がケガをし、彼の事を目の敵にしていたが後に和解。中盤で彼自身もフォースチルドレンとして任命され、[[EVA3号機|3号機]]に乗る事になる。漫画版では死亡、アニメ版では生存するも左足を失っている。
+
:シンジの同級生。当初はシンジが行った戦闘で妹がケガをし、彼の事を目の敵にしていたが後に和解。中盤で彼自身もフォースチルドレンとして任命され、[[EVA3号機|3号機]]に乗る事になるが、原作では左足を失い、漫画版では死亡する。
 
;[[碇ゲンドウ]]
 
;[[碇ゲンドウ]]
 
:シンジの父親で[[NERV]]司令官。一見、冷静かつ非情な性格だが、その内に秘めた野望を考えると非常に寂しがり屋な事が分かる。婿養子で旧姓は六分儀。
 
:シンジの父親で[[NERV]]司令官。一見、冷静かつ非情な性格だが、その内に秘めた野望を考えると非常に寂しがり屋な事が分かる。婿養子で旧姓は六分儀。
63行目: 63行目:  
:ミサトの元恋人。
 
:ミサトの元恋人。
 
;[[青葉シゲル]]
 
;[[青葉シゲル]]
:ロン毛オペレーター。声は子安氏が充てている。
+
:ロン毛オペレーター。
 
;[[伊吹マヤ]]
 
;[[伊吹マヤ]]
 
:女性オペレーター。
 
:女性オペレーター。
77行目: 77行目:  
:
 
:
   −
この他、「[[ゼーレ]]」としてキャラクター登録される場合もある([[F]]等)。
+
この他、「[[ゼーレ]]」としてキャラクター登録される場合もある(『[[F]]』等)。
    
=== その他 ===
 
=== その他 ===
103行目: 103行目:  
*[[メカ&キャラクターリスト/第3次α]]
 
*[[メカ&キャラクターリスト/第3次α]]
 
;参考:[[ヱヴァンゲリヲン新劇場版|新劇場版]]準拠
 
;参考:[[ヱヴァンゲリヲン新劇場版|新劇場版]]準拠
*[[メカ&キャラクターリスト/L]]
+
:*[[メカ&キャラクターリスト/L]]
*[[メカ&キャラクターリスト/第3次Z時獄篇]]
+
:*[[メカ&キャラクターリスト/第3次Z時獄篇]]
    
=== [[NERV]]([[エヴァンゲリオン|EVAシリーズ]]) ===
 
=== [[NERV]]([[エヴァンゲリオン|EVAシリーズ]]) ===
154行目: 154行目:  
*[[渚カヲル|第17使徒タブリス]]
 
*[[渚カヲル|第17使徒タブリス]]
 
*第18使徒リリン
 
*第18使徒リリン
  −
== 楽曲 ==
  −
;オープニングテーマ
  −
:;「残酷な天使のテーゼ」
  −
::歌:高橋洋子、作詞:及川眠子、作曲:佐藤英敏、編曲:大森俊之
  −
::セールスは60万枚以上(オリコン調査)、出荷枚数では100万枚の大ヒットを記録した。
  −
::『F』『F完結編』『α』で採用。
  −
;エンディングテーマ
  −
:;「FLY ME TO THE MOON」
  −
::歌:CLAIRE、作詞・作曲:Bart Howard、編曲:Toshiyuki Ohmori
  −
;劇中BGM
  −
:;「DECISIVE BATTLE」
  −
::『F』『F完結編』『α』『SC』『MX』『第3次α』で戦闘BGMとして採用。
  −
:;「交響曲 第9番 ニ短調 第4楽章から」
  −
::『F完結編』『α』『MX』『第3次α』で採用。
  −
:;「A STEP FORWARD INTO TERROR」
  −
::『α』『第3次α』で採用。
  −
:;「EVA-02」
  −
::『α』『第3次α』で採用。
  −
:;「THE BEAST」
  −
::『SC』で採用。
  −
:;「THE BEAST II」
  −
::『α』『MX』『第3次α』で採用。
  −
:;「ANGEL ATTACK」
  −
::『MX』で採用。
  −
:;「Both of you,Dance Like You Want to Win!」
  −
::『MX』『第3次α』で採用。
  −
:;「NERV」
  −
::『MX』で採用。
      
== 用語 ==
 
== 用語 ==
225行目: 196行目:  
;[[人類補完計画]]
 
;[[人類補完計画]]
 
:出来損ないの群体として行き詰まった人類を完全な単体生物へと進化させる計画。
 
:出来損ないの群体として行き詰まった人類を完全な単体生物へと進化させる計画。
 +
 +
== 楽曲 ==
 +
;オープニングテーマ
 +
:;「残酷な天使のテーゼ」
 +
::歌:高橋洋子、作詞:及川眠子、作曲:佐藤英敏、編曲:大森俊之
 +
::セールスは60万枚以上(オリコン調査)、出荷枚数では100万枚の大ヒットを記録した。
 +
::『F』『F完結編』『α』で採用。
 +
;エンディングテーマ
 +
:;「FLY ME TO THE MOON」
 +
::歌:CLAIRE、作詞・作曲:Bart Howard、編曲:Toshiyuki Ohmori
 +
;劇中BGM
 +
:;「DECISIVE BATTLE」
 +
::『F』『F完結編』『α』『SC』『MX』『第3次α』で戦闘BGMとして採用。
 +
:;「交響曲 第9番 ニ短調 第4楽章から」
 +
::『F完結編』『α』『MX』『第3次α』で採用。
 +
:;「A STEP FORWARD INTO TERROR」
 +
::『α』『第3次α』で採用。
 +
:;「EVA-02」
 +
::『α』『第3次α』で採用。
 +
:;「THE BEAST」
 +
::『SC』で採用。
 +
:;「THE BEAST II」
 +
::『α』『MX』『第3次α』で採用。
 +
:;「ANGEL ATTACK」
 +
::『MX』で採用。
 +
:;「Both of you,Dance Like You Want to Win!」
 +
::『MX』『第3次α』で採用。
 +
:;「NERV」
 +
::『MX』で採用。
    
== 登場作と扱われ方 ==
 
== 登場作と扱われ方 ==
最後に参戦したのは第3次α。現在は[[ヱヴァンゲリヲン新劇場版|新劇場版]]が本作に代わって参戦する状況が続いている。
+
最後に参戦したのは『第3次α』。以降は[[ヱヴァンゲリヲン新劇場版|新劇場版]]が本作に代わって参戦している。
 
=== [[旧シリーズ]] ===
 
=== [[旧シリーズ]] ===
 
;[[スーパーロボット大戦F]]([[F完結編]])
 
;[[スーパーロボット大戦F]]([[F完結編]])
 
:初参戦。寺田プロデューサーによれば放送中の本作を見ているときに、上司から「今度コレ(エヴァ)出してね」と指定されたことをラジオ『うますぎWAVE』にて打ち明けている。
 
:初参戦。寺田プロデューサーによれば放送中の本作を見ているときに、上司から「今度コレ(エヴァ)出してね」と指定されたことをラジオ『うますぎWAVE』にて打ち明けている。
 +
 
=== [[αシリーズ]] ===
 
=== [[αシリーズ]] ===
 
;[[スーパーロボット大戦α]]
 
;[[スーパーロボット大戦α]]
237行目: 238行目:  
:
 
:
 
;[[第3次スーパーロボット大戦α|第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ]]
 
;[[第3次スーパーロボット大戦α|第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ]]
:DC版α追加シナリオのエヴァ完結編がPSシリーズのαシリーズで再現されるのは本作のみ。会話イベント内にて、「[[第一始祖民族]]」といったゲーム『新世紀エヴァンゲリオン2』にて近年明らかにされた設定も触れられている。過去のスパロボであったイベントと同じ展開も多い。
+
:DC版α追加シナリオのエヴァ完結編がPSシリーズのαシリーズで再現されるのは本作のみ。会話イベント内にて、「[[第一始祖民族]]」といったゲーム『新世紀エヴァンゲリオン2』にて明らかにされた設定も触れられている。過去のスパロボであったイベントと同じ展開も多い。
 +
 
 
=== Scramble Commanderシリーズ ===
 
=== Scramble Commanderシリーズ ===
 
;[[スーパーロボット大戦Scramble Commander]]
 
;[[スーパーロボット大戦Scramble Commander]]
 
:
 
:
 +
 
=== 単独作品 ===
 
=== 単独作品 ===
 
;[[スーパーロボット大戦MX]]
 
;[[スーパーロボット大戦MX]]
320行目: 323行目:  
特殊な状況下での戦闘が多く、全ての[[使徒]]がSRWに出たことは無い。例えば第8使徒サンダルフォンは'''火山の中'''の戦闘であり、マグマ内を動けるロボットが初号機及び弐号機のD型装備、時間制限付きで[[ゲッター2]]、[[ジェイアーク]]、[[マジンカイザー]](戦闘はしなかった)、[[未参戦作品]]では『光速電神アルベガス』のアルベガス(マグマディメンジョン)、『レッドバロン』のレッドバロンとアイアンクローロボなど、非常に限定的なために再現は厳しいと思われる。
 
特殊な状況下での戦闘が多く、全ての[[使徒]]がSRWに出たことは無い。例えば第8使徒サンダルフォンは'''火山の中'''の戦闘であり、マグマ内を動けるロボットが初号機及び弐号機のD型装備、時間制限付きで[[ゲッター2]]、[[ジェイアーク]]、[[マジンカイザー]](戦闘はしなかった)、[[未参戦作品]]では『光速電神アルベガス』のアルベガス(マグマディメンジョン)、『レッドバロン』のレッドバロンとアイアンクローロボなど、非常に限定的なために再現は厳しいと思われる。
   −
そのほか、戦闘時間が極端に短かった第10使徒サハクィエル、戦闘と呼べるものがほとんど無かった第11使徒イロウル・第12使徒レリエル、精神攻撃しか行っていない第15使徒アラエルなど、イベントのみでの登場はともかく、ユニットとしての登場の望みは薄いと思われる([[使徒]]そのものは登場していないが、これらの戦いについてのエピソードがスパロボ的アレンジで再現されたことはある)。
+
そのほか、戦闘時間が極端に短かった第10使徒サハクィエル、戦闘と呼べるものがほとんど無かった第11使徒イロウル・第12使徒レリエル、精神攻撃しか行っていない第15使徒アラエルなど、イベントのみでの登場はともかく、ユニットとしての登場の望みは薄いと思われる(使徒そのものは登場していないが、これらの戦いについてのエピソードがスパロボ的アレンジで再現されたことはある)。
    
== 余談 ==
 
== 余談 ==
匿名利用者