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615 バイト追加 、 2014年6月14日 (土) 12:35
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=== キャラクターとしての評価 ===
 
=== キャラクターとしての評価 ===
ある意味、OG世界で最もリアルかつ模範的な軍人なのだが、作中では何かと嫌な上司としての印象の方が強く、現実的で非情な判断が完全に間違っている訳ではないのだが、部下達からは理解されず反感を買う場面も多い。イングラムの離反に起因する家族の死が深いトラウマとなり、悪夢に魘される場面もあるなど同情すべき点も多々あるのだが、プレイヤー部隊にはもっぱら怒りをぶつけるだけになってその内情を理解してもらおうとしないうえ、あれ程までに裏切りを嫌っておきながら自分は堂々と裏切り、更にはダイテツを死に追いやったという印象の悪さは拭えない。そして何より、ハガネ隊を憎む理由が結果的には逆恨みにしかなっていないのも大きい。
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ある意味、OG世界で最もリアルかつ模範的な軍人なのだが、作中では何かと嫌な上司としての印象の方が強く、現実的で非情な判断が完全に間違っている訳ではないのだが、部下達からは理解されず反感を買う場面も多い。イングラムの離反に起因する家族の死が深いトラウマとなり、悪夢に魘される場面もあるなど同情すべき点も多々あるのだが、プレイヤー部隊にはもっぱら怒りをぶつけるだけになってその内情を理解してもらおうとしないうえ、あれ程までに裏切りを嫌っていた上に個人的な疑いだけで裏切りだと判断して部下を処分しようとしていた割には自分は堂々と裏切り、更にはダイテツを死に追いやったという印象の悪さは拭えない。そして何より、'''ハガネ隊を憎む理由が結果的には逆恨みと八つ当たりにしかなっていないのも大きい。'''
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'''「上官の命令は絶対であり意見は許さん」'''とは事あるごとに主張する彼の持論であり、理想とする軍隊なのだが、自身の上官とも言えるケネスを筆頭とする軍の上層部には納得がいかないからと意見したり、文句を垂れた他、散々批判していたイングラムを棚上げしての裏切り行為や、本来倒すべきはずの異星人と手を組んだこと、そしてハガネ隊への逆恨みと八つ当たりも踏まえれば、建前は上下関係を厳しく主張しているが、その主張も「任務に忠実な兵士による最強の軍隊を率いる」という目的でしかなく、傍から見れば極めて我儘で自分勝手な人間である。
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劇中の台詞で「状況判断は私がする」「部下は私に従っていればいい」と部下を叱る癖に、作戦が失敗するなど事態が悪い方向に進んだ途端「この役立たずが!」「私に恥をかかせる気か!?」「艦が優秀でも部下がこれでは…」と部下に責任を擦り付けた上で判断ミスを棚上げするという無責任な言動に走ることさえある。このような'''「上官の命令は絶対であり意見は許さん」'''とは事あるごとに主張する彼の持論であり、理想とする軍隊なのだが、自身の上官とも言えるケネスを筆頭とする軍の上層部には納得がいかないからと意見したり、文句を垂れた他、散々批判していたイングラムを棚上げしての裏切り行為や、あれほど打倒異星人を掲げておきながら結果的に異星人と手を組んだこと、そしてハガネ隊への逆恨みと八つ当たりも踏まえれば、建前は上下関係を厳しく主張しているが、その主張も「任務に忠実な兵士による最強の軍隊を率いる」という目的でしかなく、傍から見れば極めて我儘で自分勝手な人間である。
    
ただし、物語構成上で彼の負う役割は「規律に五月蠅い嫌な上司」「裏切り者として嫌われる事」というものであり、そういった意味で彼は己の役目をしっかりと果たしている。
 
ただし、物語構成上で彼の負う役割は「規律に五月蠅い嫌な上司」「裏切り者として嫌われる事」というものであり、そういった意味で彼は己の役目をしっかりと果たしている。
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