33行目:
33行目:
今までにないキャラクター性から多大なインパクトを与えているが、その言動・行動は'''現実の人間が持つ本音の集合体'''であり、いわば「何気ない、無自覚の悪意の塊」。だからこそスパロボのキャラクター達からは猛反発を喰らう、いわば「'''倒す理由が明確'''なラスボス」の一つ。
今までにないキャラクター性から多大なインパクトを与えているが、その言動・行動は'''現実の人間が持つ本音の集合体'''であり、いわば「何気ない、無自覚の悪意の塊」。だからこそスパロボのキャラクター達からは猛反発を喰らう、いわば「'''倒す理由が明確'''なラスボス」の一つ。
−
実は並行世界などに関する膨大な知識は、並行存在の1人が[[黒の英知]]に触れた影響が伝播したものであり、このジ・エーデルはその影響を特に強く受けている。無数の並行存在の人格を統合しているのも恐らくはその影響であると思われ、ランド編で現れた同位体二人も同じらしい。エルガンやジエーという、外見・性格があまりに違いすぎるキャラが同位体のため、以降に出る別作品にも実は関わっていたりする可能性がある(キャラ的にいえば[[エリック・ワン|この人]]とか)。そして、ある種極端なまでの快楽主義は、黒の英知によって垣間見た「Zシリーズの生命体に待つ、根源的な災厄による絶望の未来」からの逃避であったとされる。
+
実は並行世界などに関する膨大な知識は、並行存在の1人が[[黒の英知]]に触れた影響が伝播したものであり、このジ・エーデルはその影響を特に強く受けている。無数の並行存在の人格を統合しているのも恐らくはその影響であると思われ、ランド編で現れた同位体二人も同じらしい。エルガンやジエーという、外見・性格があまりに違いすぎるキャラが同位体のため、以降に出る別作品にも実は関わっていたりする可能性がある(キャラ的にいえば[[エリック・ワン|この人]]とか)。
+
+
そして、ある種極端なまでの快楽主義は、黒の英知によって垣間見た「Zシリーズの生命体に待つ、根源的な災厄による絶望の未来」からの逃避であったとされる。「このジ・エーデル」は並行世界の数だけ存在する同位体の中でも並外れて強力な個体であるが、その彼をしても「根源的な災厄=神の怒りによる絶望の未来=『天獄』」に抗う気力はなく、心を折られて諦めてしまったらしい。
『Z』の最終決戦において[[ZEUTH]]によって撃破されたが、その彼も現段階では生死不明で生存している可能性がある。また、彼の同位体はまだ複数存在しており、その内の一人である[[エルガン・ローディック]]は、別の同位体と会話をしている様子が見受けられる。
『Z』の最終決戦において[[ZEUTH]]によって撃破されたが、その彼も現段階では生死不明で生存している可能性がある。また、彼の同位体はまだ複数存在しており、その内の一人である[[エルガン・ローディック]]は、別の同位体と会話をしている様子が見受けられる。
+
+
ちなみに、『Z』において彼が成した次元力の使い道は、
+
+
*自我を残したまま並行存在と成り代わる
+
*別世界から同位体を呼ぶ='''並行世界の同一人物を同次元・同時間軸に存在させる'''
+
*破壊された僚機を無傷で再生させる
+
+
など限定的ながら強烈な部類であり、カオス・レムレースを「人造スフィア」と評したとおり、次元力制御の第3段階である「事象制御」を可能としている。
+
== 登場作品と役柄 ==
== 登場作品と役柄 ==
;[[スーパーロボット大戦Z]]
;[[スーパーロボット大戦Z]]
72行目:
83行目:
:[[時空振動弾]]により部下を失い、絶望に沈んでいた明け暮れていた彼女の心の拠り所。だが、彼女はアサキムの生き方に引かれていった。
:[[時空振動弾]]により部下を失い、絶望に沈んでいた明け暮れていた彼女の心の拠り所。だが、彼女はアサキムの生き方に引かれていった。
;[[アサキム・ドーウィン]]
;[[アサキム・ドーウィン]]
−
:ジ・エーデルの[[次元力]]は彼からも齎された。ランドルートでは条件を満たせば最終的には敵対し、戦う事になる。ちなみに彼からは心底呆れられている様子。
+
:協力者。ジ・エーデルの[[次元力]]制御の技術は彼からも齎された。ランドルートでは条件を満たせば最終的には敵対し、戦う事になる。ちなみに彼からは心底呆れられている様子。
;[[エルガン・ローディック]]
;[[エルガン・ローディック]]
:外見も性格も似ても似つかない別人に見えるが、実は'''並行世界の同一存在'''。しかし彼のような本性を隠しているわけでもなく、似ている部分を見つける方が難しい程真っ当な人物。ジ・エーデルの所業は認識していたらしいが、それに共感する様な描写は見られず、飽くまで別人として見ていた。また彼も「このジ・エーデル」程ではないが、次元力に関する知識と力を持っている。破界篇で散見された会話の相手が「このジ・エーデル」だとする説もある。
:外見も性格も似ても似つかない別人に見えるが、実は'''並行世界の同一存在'''。しかし彼のような本性を隠しているわけでもなく、似ている部分を見つける方が難しい程真っ当な人物。ジ・エーデルの所業は認識していたらしいが、それに共感する様な描写は見られず、飽くまで別人として見ていた。また彼も「このジ・エーデル」程ではないが、次元力に関する知識と力を持っている。破界篇で散見された会話の相手が「このジ・エーデル」だとする説もある。
+
:このジ・エーデルが「力を持つが諦めたジ・エーデル」であるのに対し、エルガンは「力を持たないが諦めなかったジ・エーデル」である。
== 他作品との人間関係 ==
== 他作品との人間関係 ==
=== ガンダムシリーズ ===
=== ガンダムシリーズ ===
135行目:
147行目:
;「ブライト艦長、あなたはここでボクに討たれるのが幸せだと思うよ」<br />「あなたはこのまま生きていれば、親として最高の不幸に直面するかも知れないんだ。だから、ここで大人しくボクにやられて、死んでおきなよ」
;「ブライト艦長、あなたはここでボクに討たれるのが幸せだと思うよ」<br />「あなたはこのまま生きていれば、親として最高の不幸に直面するかも知れないんだ。だから、ここで大人しくボクにやられて、死んでおきなよ」
:ブライトとの戦闘前会話での台詞。『閃光のハサウェイ』を意識したとしか思えない台詞であり、多くのユーザーに衝撃を与えた。「最高の不幸」と嘲笑を込めた言い方をしているあたり、ジ・エーデルらしい。
:ブライトとの戦闘前会話での台詞。『閃光のハサウェイ』を意識したとしか思えない台詞であり、多くのユーザーに衝撃を与えた。「最高の不幸」と嘲笑を込めた言い方をしているあたり、ジ・エーデルらしい。
+
:ちなみにこの「最高の不幸」については時獄篇で事実上回避されている。
;「出たよ、優等生発言!君ももっと心の中の欲望を吐き出しなよ、流竜馬!!別世界の君は、もっとワイルドで好き放題だよ!」
;「出たよ、優等生発言!君ももっと心の中の欲望を吐き出しなよ、流竜馬!!別世界の君は、もっとワイルドで好き放題だよ!」
−
:[[ゲッターチーム]]との戦闘前会話での台詞で、[[流竜馬|竜馬]]に対して[[流竜馬 (OVA)|平行世界の彼]]の存在を示唆した台詞。<br />また、ここで平行世界の竜馬を「好き放題」と評しているが、暗に竜馬を自分と同類とでも言っているような台詞とも解釈できる。<br />確かに自由奔放で自分に正直に生きているという点では似ているが、OVAの竜馬もTV版の竜馬と同じく、悪意に満ちた存在…それこそジ・エーデルのような自分の快楽の為に他人を弄び、傷つけるような真似をする存在…即ち、'''『悪』を絶対に許さない'''強い義侠心を持ち、また自身では絶対に欲望や快楽の為に他者を傷つけるような真似をしない人物である。ことに、続編で登場する竜馬はその傾向が顕著。
+
:[[ゲッターチーム]]との戦闘前会話での台詞で、[[流竜馬|竜馬]]に対して[[流竜馬 (OVA)|平行世界の彼]]の存在を示唆した台詞。<br />また、ここで平行世界の竜馬を「好き放題」と評しているが、暗に竜馬を自分と同類とでも言っているような台詞とも解釈できる。<br />確かに自由奔放で自分に正直に生きているという点では似ているが、OVAの竜馬もチェンゲ・新・ネオ問わず、TV版の竜馬と同じく、悪意に満ちた存在…それこそジ・エーデルのような自分の快楽の為に他人を弄び、傷つけるような真似をする存在…即ち、'''『悪』を絶対に許さない'''強い義侠心を持ち、また敵には容赦ないが、自身のために他者を傷つけるような真似は絶対にしない人物である。ことに、続編で登場する竜馬はその傾向が顕著。
;「もしかして、御父上への反発心? だとしたら、君って思ったよりもずっと人間っぽいね」
;「もしかして、御父上への反発心? だとしたら、君って思ったよりもずっと人間っぽいね」
:万丈との戦闘前会話。下手をするとαシリーズどころか、Zの万丈も「究極のメガノイド」である可能性が…
:万丈との戦闘前会話。下手をするとαシリーズどころか、Zの万丈も「究極のメガノイド」である可能性が…