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*力を引き出す鍵、つまりは次元力を操る鍵は「強い意志」。これは、ブラックホールに存在する「マイナスのオリジン・ロー」も同様。
 
*力を引き出す鍵、つまりは次元力を操る鍵は「強い意志」。これは、ブラックホールに存在する「マイナスのオリジン・ロー」も同様。
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*ただし、真の力を発揮することによって覚醒者には反作用として何らかの苦痛や異常が発生する(「偽りの」黒羊を持つアイムは意味のあることが喋れず、「傷だらけの」獅子に同調したランドは肉体的にも精神的にも激痛を伴った)。ただし、基本的に機動兵器に搭乗している時にしか起こらない(セツコは逆で、搭乗していない時に反作用が起きていた)。また、所持者は次元力の本質である「オリジン・ロー」の流れに触れることにより、その力をより効率よく引き出すことが可能。
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*ただし、真の力を発揮することによって覚醒者には反作用として何らかの苦痛や異常が発生する(「偽りの」黒羊を持つアイムは意味のあることが喋れず、「傷だらけの」獅子に同調したランドは肉体的にも精神的にも激痛を伴った)。ただし、基本的に機動兵器に搭乗している時にしか起こらない(セツコは逆で、搭乗していない時に反作用が起きていた)。
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**反作用の正体はスフィアの持つ属性の顕在化。これはサード・ステージに移行することで「スフィア・アクト」として外界に適用可能(「偽りの黒羊」なら「意味のあることが喋れない(嘘か本当かわからない)→真偽の境界の歪曲」、「いがみ合う双子」なら「相反する感情のぶつかり合い→裏に隠れた感情の顕在化」、「沈黙の巨蟹」なら「感情を制する理性→精神運動の凍結」といった具合)。
    
*完全に目覚めたスフィアの所持者を機動兵器ごと殺害することにより、殺害した者はそのスフィアを所持することが出来る。ただし「聖戦」とスフィアの性質上、並行世界を行き来できる存在でなければこの条件は達成されない。また殺されずに天命を全うした場合、器の機動兵器ごとその場に残って眠りにつき、次なるリアクターを待ち続ける。
 
*完全に目覚めたスフィアの所持者を機動兵器ごと殺害することにより、殺害した者はそのスフィアを所持することが出来る。ただし「聖戦」とスフィアの性質上、並行世界を行き来できる存在でなければこの条件は達成されない。また殺されずに天命を全うした場合、器の機動兵器ごとその場に残って眠りにつき、次なるリアクターを待ち続ける。
 
**かなり低確率だが、リアクターがスフィアを制御できなくなり、同時に別の資格者が存在した場合、リアクターが生存したままスフィアが奪われる場合もある。その場合、奪取した人間が新たなリアクターとなる。
 
**かなり低確率だが、リアクターがスフィアを制御できなくなり、同時に別の資格者が存在した場合、リアクターが生存したままスフィアが奪われる場合もある。その場合、奪取した人間が新たなリアクターとなる。
**また、同調率しだいではスフィアそのものを兵器として利用することも出来る。
      
*最終的に一人の人物が全てのスフィアを所持することにより、太極と呼ばれる存在に至る事ができ、次元力を自在に行使出来るようになる(このスフィア争奪戦を、アサキムは「聖戦」と呼んでいる)。[[平行世界]]を彷徨う宿命を負わされた人物(「[[呪われし放浪者]]」と呼称される)は、太極に至ることで放浪と不死不滅の枷から解き放たれることができる。
 
*最終的に一人の人物が全てのスフィアを所持することにより、太極と呼ばれる存在に至る事ができ、次元力を自在に行使出来るようになる(このスフィア争奪戦を、アサキムは「聖戦」と呼んでいる)。[[平行世界]]を彷徨う宿命を負わされた人物(「[[呪われし放浪者]]」と呼称される)は、太極に至ることで放浪と不死不滅の枷から解き放たれることができる。
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*それぞれ、星座のアルカナやタロットに由来する固有の因果を持っている。スフィア同士が接触した時、相性が悪い場合は一方が一方の力を打ち消すが、相性がいい場合は互いに力を高め合い、源理の力を導くことも可能。逆に因果の干渉が起こらない場合は当然何も起こらない。
 
*それぞれ、星座のアルカナやタロットに由来する固有の因果を持っている。スフィア同士が接触した時、相性が悪い場合は一方が一方の力を打ち消すが、相性がいい場合は互いに力を高め合い、源理の力を導くことも可能。逆に因果の干渉が起こらない場合は当然何も起こらない。
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*太陽の通り道である黄道12宮の星座に対応し、太陽に集約されたそれぞれの星座の次元力を引き出す効果を持つ。また、それには地球上にあることが最良。
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*太陽の通り道である黄道12宮の星座に対応し、太陽に集約されたそれぞれの星座の次元力を引き出す効果を持つ。また、それには地球上にあることが最良。<!-- ただしこの条件の場合、12の星座のほかに、同じく黄道に位置し、[[アスクレプス]]が関連すると思われるへびつかい座とへび座が含まれる。-->
    
*同調率の上昇に伴って内在する因子が目覚め、一定の割合を超えると所持者は[[黒の英知]]を引き出せるようになる。
 
*同調率の上昇に伴って内在する因子が目覚め、一定の割合を超えると所持者は[[黒の英知]]を引き出せるようになる。
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;双子座(ジェミニ<!--→[[ジェミニア]]/[[ジェニオン]]-->)
 
;双子座(ジェミニ<!--→[[ジェミニア]]/[[ジェニオン]]-->)
 
<!--:『'''いがみ合う双子'''』のスフィアとして[[ガドライト・メオンサム]]が所持。ジェミニアにより運用が可能。最終的にヒビキ・カミシロがガドライトから奪い取り、ジェニオンで運用を開始している。
 
<!--:『'''いがみ合う双子'''』のスフィアとして[[ガドライト・メオンサム]]が所持。ジェミニアにより運用が可能。最終的にヒビキ・カミシロがガドライトから奪い取り、ジェニオンで運用を開始している。
:「相反する二つの意志」によって覚醒・活性化し、同調が進むとリアクターは心のバランスが崩れ、自らの意志とは矛盾する行動を取らざるを得なくなる。ガドライトの場合は「母星を失った憤怒と時獄に対する諦観」、ヒビキの場合は「運命に屈する絶望と運命を覆す希望」となる。この力は同調率が高まると他者に適用することが出来、ガドライトはこの力で、表面化しているもののさかしまに当たる感情(怒りなら恐れ、喜びなら悲しみなど)を顕在化させることでスペースノイドとアースノイドの対立を煽って開戦に仕向けた。ただし、あまりに強い意志の持ち主に対しては完全に意志を交代させることは出来ない。また、スズネのように二面性を持つ人間の場合、隠されていた別の側面が出てくることもある。
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:「相反する二つの意志」によって覚醒・活性化し、同調が進むとリアクターは心のバランスが崩れ、自らの意志とは矛盾する行動を取らざるを得なくなる。ガドライトの場合は「母星を失った憤怒と無力に対する諦観」、ヒビキの場合は「運命に屈する絶望と運命を覆す希望」となる。この力は同調率が高まると他者に適用することが出来、ガドライトはこの力で、表面化しているもののさかしまに当たる感情(怒りなら恐れ、喜びなら悲しみなど)を顕在化させることでスペースノイドとアースノイドの対立を煽って開戦に仕向けた。ただし、あまりに強い意志の持ち主に対しては完全に意志を交代させることは出来ない。また、スズネのように二面性を持つ人間の場合、隠されていた別の側面が出てくることもある。
 
:相反する感情を力とするため、それらを意志で制御する「偽りの黒羊」との愛称は最悪。-->
 
:相反する感情を力とするため、それらを意志で制御する「偽りの黒羊」との愛称は最悪。-->
 
:タロットでは「恋人」と関連付けられる。なお、このカードはウェイト版とマルセイユ版で構成が異なるが、どちらでも中心に天使が描かれる。割り振りは男性。<!-- 実際、ガドライトにはアンナロッタというパートナーがおり、ヒビキにも該当し得る人物はいる。-->
 
:タロットでは「恋人」と関連付けられる。なお、このカードはウェイト版とマルセイユ版で構成が異なるが、どちらでも中心に天使が描かれる。割り振りは男性。<!-- 実際、ガドライトにはアンナロッタというパートナーがおり、ヒビキにも該当し得る人物はいる。-->
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<!--:ラッキーカラーは銀、白、モスグリーン。-->
 
<!--:ラッキーカラーは銀、白、モスグリーン。-->
 
;蟹座(キャンサー)
 
;蟹座(キャンサー)
<!--:『'''沈黙の巨蟹'''』のスフィアとして[[尸空]]が所持。[[尸逝天]]により運用が可能。-->
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<!--:『'''沈黙の巨蟹'''』のスフィアとして[[尸空]]が所持。[[尸逝天]]により運用が可能。ちなみに読み方は「ちんもくのきょかい」。
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:詳細は不明。尸空の物腰と態度からすると、覚醒条件は「感情を制する理性」だと推測できる。特殊能力「スフィア・アクト」の効果と「沈黙」という名前、宗介のリアクションからすると、起こす事象は「精神運動の凍結」だと思われる。
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:このスフィアは一見すると搭載機の名前と無関係に思えるが、単純な連想ではなく星座そのものからの連想である。かに座のγ星、δ星、θ星、η星の作る四辺形と中心のM44の領域は、中国の星座における二十八宿のうちの鬼宿に当たり、屍から立ち上る魂の集うところとされている。つまり、「尸」の「逝」く「天」→尸逝天、というわけである。-->
 
:性格分類においては、「強かさ」を司る。タロットでは「戦車」と関連付けられる。また、このカードのデザインは「宿命」「変容」を表しているとされる。割り振りは女性。
 
:性格分類においては、「強かさ」を司る。タロットでは「戦車」と関連付けられる。また、このカードのデザインは「宿命」「変容」を表しているとされる。割り振りは女性。
 
<!--:ラッキーカラーはベージュと乳白色の2色。-->
 
<!--:ラッキーカラーはベージュと乳白色の2色。-->
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*バルゴラ一号機以降のセツコの機体及びアリエティスが撃墜された際には「機体が爆散した後光る球体が何処かに飛び去る」というアニメーションになる。
 
*バルゴラ一号機以降のセツコの機体及びアリエティスが撃墜された際には「機体が爆散した後光る球体が何処かに飛び去る」というアニメーションになる。
 
*ガナリー・カーバー(グローリー)は、コアとなっているスフィア部分がカーバーを取り込み、元来の機能に近い状態に再構成したものである。またアリエティスは全身が結晶体で覆われている他、コアである「偽りの黒羊のスフィア」はアイムを乗っ取る形で機体を作らせた。さらにシュロウガが現在の姿になったのは、スフィアに過度に関わったためとされている。ここからすると、スフィアとは本来「生命体」だったのかも知れない。それを証明するかのように、「傷だらけの獅子のスフィア」の器として造られたガンレオンは、自意識と魂を宿すほか、明らかに生命体と思しき行動を取っている。
 
*ガナリー・カーバー(グローリー)は、コアとなっているスフィア部分がカーバーを取り込み、元来の機能に近い状態に再構成したものである。またアリエティスは全身が結晶体で覆われている他、コアである「偽りの黒羊のスフィア」はアイムを乗っ取る形で機体を作らせた。さらにシュロウガが現在の姿になったのは、スフィアに過度に関わったためとされている。ここからすると、スフィアとは本来「生命体」だったのかも知れない。それを証明するかのように、「傷だらけの獅子のスフィア」の器として造られたガンレオンは、自意識と魂を宿すほか、明らかに生命体と思しき行動を取っている。
*ガイオウの台詞に「12の鍵、ソルの記憶…!全て俺が喰らう!」というのがある。12の鍵=ソルの記憶という意味での発言だとすればスフィアの集合体を指す言葉の一つという事になり、「記憶=意思=心」と解釈すれば「ソル=太極」と考えられる。12の鍵&ソルの記憶という意味だとすれば幾多の英知を指すのかもしれない。言葉がおかしくなってからの[[アイム・ライアード]]の台詞「御使いはソルの心を集めて、全ての宇宙を!」にある「ソルの心」も「ソルの記憶」と同じ意味と思われる。なおソルとはラテン語で「太陽」を意味し、すなわち「黄道12星座を統べる存在」であることは考えやすい。<!--また、時獄篇で登場した[[アスクレプス]]は否応なしに13番目の星座とされることもある「へびつかい座」を想起させる上、専用曲が「THE SON OF '''SUN'''」と思わせぶりなネーミングである。-->
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*ガイオウの台詞に「12の鍵、ソルの記憶…!全て俺が喰らう!」というのがある。12の鍵=ソルの記憶という意味での発言だとすればスフィアの集合体を指す言葉の一つという事になり、「記憶=意思=心」と解釈すれば「ソル=太極」と考えられる。12の鍵&ソルの記憶という意味だとすれば幾多の英知を指すのかもしれない。言葉がおかしくなってからの[[アイム・ライアード]]の台詞「御使いはソルの心を集めて、全ての宇宙を!」にある「ソルの心」も「ソルの記憶」と同じ意味と思われる。なおソルとはラテン語で「太陽」を意味し、すなわち「黄道12星座を統べる存在」であることは考えやすい。<!--また、時獄篇で登場した[[アスクレプス]]は否応なしに、黄道12星座にあわせて13番目の星座とされることもある「へびつかい座」を想起させる上、専用曲が「THE SON OF '''SUN'''」と思わせぶりなネーミングである。-->
    
== 余談 ==
 
== 余談 ==
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