差分

2,489 バイト追加 、 2014年3月25日 (火) 02:16
編集の要約なし
4行目: 4行目:     
===概要===
 
===概要===
ゾヴォークという名称は、「'''星間連合'''」を意味し、「'''ウォルガ'''(地球での通称・[[インスペクター]])」と共に「共和連合」とも呼ばれる政治団体を形成している。「共和連合」は複数の星系国家から成る星間国家連合体であり、それらを「枢密院」と呼ばれる最高意思決定機関が統括している。OGシリーズではゲスト・インスペクターの双方がゾヴォークで統括される形で呼ばれているようだが、現時点では不明。地球人とは同じルーツのようである(バルマー人はどうやら別ルーツ)。</br>また、当然ながら言語が地球とは異なっているが、高性能な翻訳機を用いているため自然な会話をすることが可能である、ただし地球独特の文法や固有名詞に関してはしばしば意訳による認識のずれが生じることもあった。
+
ゾヴォークという名称は、「'''星間連合'''」を意味し、「'''ウォルガ'''(地球での通称・[[インスペクター]])」と共に「共和連合」とも呼ばれる政治団体を形成している。「共和連合」は複数の星系国家から成る星間国家連合体であり、それらを「枢密院」と呼ばれる最高意思決定機関が統括している。ウェンドロ達とゼゼーナン達は同じ政治組織下ながらも住んでいる星系は異なる(元々は同じ惑星に住んでいた所から他の惑星へと移住していった同じの人種に属する)。旧シリーズではゲスト側の星系のみが「ゾヴォーク」であった。OGシリーズではゲスト・インスペクターの双方がゾヴォークで統括される形で呼ばれているようだが、現時点では不明。地球人とは同じルーツのようである(バルマー人はどうやら別ルーツ)。</br>また、当然ながら言語が地球とは異なっているが、高性能な翻訳機を用いているため自然な会話をすることが可能である、ただし地球独特の文法や固有名詞に関してはしばしば意訳による認識のずれが生じることもあった。
    
その軍事力については、[[ゲスト]]軍単独でも相当の戦力を保有していることから、ゾヴォーク全体では銀河系の巨大勢力として機能していたものと予想される。なお『[[スーパーロボット大戦α]]』で[[ゼ・バルマリィ帝国]]の[[ユーゼス・ゴッツォ]]が対抗勢力としていくつか名を挙げている中で、「ゾヴォーグに代表される星間連合」を挙げていることから、いくつかある星間連合が帝国の支配を免れる勢力を持っており、その中でも代表格の星間連合であるゾヴォークは帝国と同等かそれ以上の勢力を誇っていたと思われる(同じく名が挙がっている戦闘集団[[ゼントラーディ]]は、[[ズフィルード]]抜きなら辺境銀河方面監察軍第7艦隊より強かった)。
 
その軍事力については、[[ゲスト]]軍単独でも相当の戦力を保有していることから、ゾヴォーク全体では銀河系の巨大勢力として機能していたものと予想される。なお『[[スーパーロボット大戦α]]』で[[ゼ・バルマリィ帝国]]の[[ユーゼス・ゴッツォ]]が対抗勢力としていくつか名を挙げている中で、「ゾヴォーグに代表される星間連合」を挙げていることから、いくつかある星間連合が帝国の支配を免れる勢力を持っており、その中でも代表格の星間連合であるゾヴォークは帝国と同等かそれ以上の勢力を誇っていたと思われる(同じく名が挙がっている戦闘集団[[ゼントラーディ]]は、[[ズフィルード]]抜きなら辺境銀河方面監察軍第7艦隊より強かった)。
   −
[[南極事件]]の勃発で地球との接触が断った後、ウォルガやゾヴォーグの強硬派である「'''ゾガル'''(地球での通称・[[ゲスト]])」は地球への侵略活動を開始する。</br>旧シリーズでの[[地球]]侵攻は枢密院の意思でなく、それぞれの組織がほぼ一国家の独断で行っていたものとされている(枢密院はウェンドロ達が言う程、地球を危険視してはいなかった)が、[[OGシリーズ]]([[OG2]])では枢密院が地球を「レベルA」として危険視し、隔離という命令を下している。</br>ただし、連合内の権力争いは日常茶飯事らしく政敵に対する暗殺は当たり前で、プレイヤーによっては「地球のより酷いのでは?」と感じてしまうかもしれない。
+
[[南極事件]]の勃発で地球との接触が断った後、ウォルガやゾヴォーグの強硬派である「'''ゾガル'''(地球での通称・[[ゲスト]])」は地球への侵略活動を開始する。</br>旧シリーズでの[[地球]]侵攻は枢密院の意思でなく、それぞれの星系の組織がほぼ一国家の独断で行っていたものとされている(枢密院はウェンドロ達が言う程、地球を危険視してはいなかった)。軍事転用する発想に乏しく、ウェンドロやゼゼーナンのような人物の絶対数は少ないという種族的特徴がある。ただそのせいで文明発展の速度も遅く、地球で数千年かけた文明発展が彼等の惑星では1万年以上もかかったという。</br>[[OGシリーズ]]([[OG2]])では枢密院が地球を「レベルA」として危険視し、隔離という命令を下している。</br>ただし、連合内の権力争いは日常茶飯事らしく政敵に対する暗殺は当たり前で、プレイヤーによっては「地球のより酷いのでは?」と感じてしまうかもしれない。
    
===旧シリーズ===
 
===旧シリーズ===
[[DC戦争]]が勃発する以前に地球側と接触し、実験結果を逐一報告する事を条件に、クローン技術やブラックホール機関といった技術の提供を行っている。この結果、[[EOT]]を入手した地球は、後に[[グランゾン]]や[[エクセリヲン]]、[[ガンバスター]]、[[エヴァンゲリオン]]の開発に成功させている。
+
[[DC戦争]]が勃発する以前に地球の国連と接触し、ブラックホール機関の技術の提供を行っている。この結果、国連のエリート科学者だったシュウにより[[グランゾン]]が開発されている。軍事技術獲得を望む急進派であるゼゼーナンの独断。
   −
その後、南極で不平等条約の調印式が秘密裏に行われる事になり、[[タシロタツミ]]、[[碇ゲンドウ]]、[[シュウ・シラカワ]]、そして[[テイニクェット・ゼゼーナン]]が出席する事になったが、地球側の上層部は技術の独占、ゲスト側の代表の一人であるゼゼーナンは技術提携以上のものを求めた結果、双方共に事故を装う形で相手側の謀殺を図る事になった。しかし、[[第1使徒アダム]]が、グランゾンと共鳴現象を起こす形で予想外の爆発を起こす事になり、これによってゲスト側はゼゼーナンを除く特使の全員が死亡。事実はゼゼーナンの都合の良い様に塗り替えられる事になった。
+
その後、南極で国連とゲストの間で不平等条約の調印式が秘密裏に行われる事になったが、グランゾンが両軍を壊滅させた「グランゾン事件」により失敗に終わる。事件は特記事項として極秘にされた。
   −
DC戦争終結後、[[ウェンドロ・ボルクェーデ]]率いるインスペクター(ウォルガ)の勢力が地球で暗躍を開始。DCや他の異星人勢力の機動兵器を調達し、そのデータを元にしてウェンドロや四天王はそれぞれの専用機開発に着手し、地球側の勢力とDCによるアクシズを舞台にした戦いが発生した際にその姿を現し、そのままアクシズを占拠した。</br>しかし、戦いは次第に劣勢に追い込まれた結果、[[メキボス・ボルクェーデ]]を始めとする四天王は全滅し、ウェンドロもまた乗機の[[ディカステス]]と共に戦死した。この戦いは後に、『[[インスペクター事件]]』と呼称される事になる。
+
これを知ったビアン・ゾルダークはDC戦争を起こす。
   −
事件からしばらくして、今度は南極事件の元凶の一人であるゼゼーナン自らが、ゲスト軍(ゾガル軍)を率いる形で侵攻するも、戦いの最中でシュウにより、グランゾンの内部に隠された「剥き出しの特異点」の存在を暴露されてしまい(『[[第4次スーパーロボット大戦|第4次]]』のみ)、更には枢密院の特使として現れたメキボスによって、ゼゼーナンの行いが枢密院に反するものであると宣言される。しかし、最初から枢密院の意思を守るつもりの無いゼゼーナンは、進言してきた[[グロフィス・ラクレイン]]ら3将軍を拘束(『[[スーパーロボット大戦F 完結編|F完結編]]』のみ)してまで、自らの野望の為に行動。[[バラン・シュナイル]]に搭乗して出撃するが、[[ロンド・ベル]]やメキボス、更には反逆を起こした3将軍からも猛攻撃を受けた末、討たれる末路となった。
+
[[ウェンドロ・ボルクェーデ]]率いる勢力(地球側は「インスペクター」と呼称)は同じ連合国家でありながらも別星系である「ゾヴォーク」とは軋轢があり、地球に既に干渉しているゲストに対するアドバンテージを得るため、DC戦争終結後に地球で暗躍を開始。DCや他の異星人勢力の機動兵器を調達し、そのデータを元にしてウェンドロや四天王はそれぞれの専用機開発に着手し、地球側の勢力とDCによるアクシズを舞台にした戦いが発生した際にその姿を現し、そのままアクシズを占拠した。</br>しかし、戦いは次第に劣勢に追い込まれた結果、四天王は全滅し、ウェンドロもまた乗機の[[ディカステス]]と共に戦死した。この戦いは後に、『[[インスペクター事件]]』と呼称される事になる。インスペクターは地球から全面撤退、四天王の[[メキボス・ボルクェーデ]]は大怪我を負ったものの回収され、サイバネティクス技術により生き延びる。
 +
 
 +
インスペクターが全面撤退したことで、ゲスト内でも急進派のゼゼーナンがゲスト軍を率いる形で侵攻するも、戦いの最中でシュウにより、グランゾンの内部に隠された「剥き出しの特異点」の存在を暴露されてしまい、更には枢密院の特使としてゾヴォークの監視役の任も帯びたメキボスによって、ゼゼーナンの行いが枢密院に反するものであると宣言される。しかし、最初から枢密院の意思を守るつもりの無いゼゼーナンは、自らの野望の為に行動。[[バラン・シュナイル]]に搭乗して出撃するが、[[ロンド・ベル]]やメキボスからも猛攻撃を受けた末、討たれる末路となった。
 +
 
 +
===F===
 +
[[DC戦争]]が勃発する以前に地球側と接触し、実験結果を逐一報告する事を条件に、クローン技術やブラックホール機関といった技術の提供を行っている。この結果、地球は、後に[[グランゾン]]や[[エクセリヲン]]、[[ガンバスター]]、[[エヴァンゲリオン]]の開発に成功させている。枢密院は転用された軍事技術を欲したわけではなく純粋にクローン技術やブラックホール機関などの技術を高めるための技術提携を望んでいて、ゼゼーナン以外のゲスト特使も枢密院の意思に従っていた。
 +
 
 +
その後、南極で不平等条約の調印式が秘密裏に行われる事になり、[[タシロタツミ]]、[[碇ゲンドウ]]、[[シュウ・シラカワ]]、そして[[テイニクェット・ゼゼーナン]]が出席する事になったが、地球側の上層部は技術の独占、ゲスト側の代表の一人であるゼゼーナンは技術提携以上のものを求めた結果、双方共に事故を装う形で相手側の謀殺を図る事になった。しかし、[[第1使徒アダム]]が、グランゾンと共鳴現象を起こす形で予想外の爆発を起こす事になり、これによってゲスト側はゼゼーナンを除く特使の全員が死亡。事実はゼゼーナンの都合の良いよう「グランゾンの反乱」に塗り替えられる事になった。
 +
 
 +
インスペクター事件からしばらくして、今度は南極の事件の元凶の一人であるゼゼーナン自らが、ゲスト軍を率いる形で侵攻するも、枢密院の特使として現れたメキボスによって、ゼゼーナンの行いが枢密院に反するものであると宣言される。しかし、最初から枢密院の意思を守るつもりの無いゼゼーナンは、進言してきた[[グロフィス・ラクレイン]]ら3将軍を拘束してまで、自らの野望の為に行動。[[バラン・シュナイル]]に搭乗して出撃するが、[[ロンド・ベル]]やメキボス、更には反逆を起こした3将軍からも猛攻撃を受けた末、討たれる末路となった。
    
=== OGシリーズ ===
 
=== OGシリーズ ===
大筋では旧シリーズと同じ。南極での不平等条約調印については、[[エアロゲイター]]の存在に恐れをなしたE特審による事実上の降伏、というものだったが、これを良しとしないシュウは(地上に混乱を呼ぼうとするヴォルクルスの意志もあったが)地球側の旗艦シロガネ、ゾガルが使用していた[[フーレ]](に偽装された戦艦)を攻撃、強引に戦闘状態に持ち込んでエアロゲイターとの戦いへと地球を引きずり込む。
+
大筋では旧シリーズと同じ。南極での不平等条約調印については、[[エアロゲイター]]の存在に恐れをなしたE特審による事実上の降伏、というものだったが、これを良しとしないシュウは(地上に混乱を呼ぼうとするヴォルクルスの意志もあったが)地球側の旗艦シロガネ、ゾガルが使用していた[[フーレ]](に偽装された戦艦)を攻撃、強引に戦闘状態に持ち込んでエアロゲイターとの戦いへと地球を引きずり込む「南極事件」を引き起こす。
    
DC戦争からL5戦役終結までは両勢力とも静観に徹していたが、後にウォルガが地球を危険視した枢密院の隔離命令を受け、行動を開始。各宙域でバイオロイドを動かしつつ、ホワイトスターを幹部クラス(インスペクター四天王)が占拠。「向こう側」から転移して来たシャドウミラーと手を組みつつ、地球人類の「管理」を試みていたが、(後の)鋼龍戦隊を初めとする抵抗にあって次々と指揮官が戦死。最後には派遣部隊の司令官であるウェンドロもホワイトスターで討たれ、地球に派遣された部隊はメキボスを残して全滅した。
 
DC戦争からL5戦役終結までは両勢力とも静観に徹していたが、後にウォルガが地球を危険視した枢密院の隔離命令を受け、行動を開始。各宙域でバイオロイドを動かしつつ、ホワイトスターを幹部クラス(インスペクター四天王)が占拠。「向こう側」から転移して来たシャドウミラーと手を組みつつ、地球人類の「管理」を試みていたが、(後の)鋼龍戦隊を初めとする抵抗にあって次々と指揮官が戦死。最後には派遣部隊の司令官であるウェンドロもホワイトスターで討たれ、地球に派遣された部隊はメキボスを残して全滅した。
匿名利用者