− | 本来守るべき対象である存在に牙を剥き、他者の身体を乗っ取って復活した天才科学者のラスボスというキャラクターは、スパロボや関連作では[[NEO]]の後発作品であるSRWの姉妹作『[[Another Century's Episode:R]]』のラスボスであるドクター・シキとも共通している。ただし、両者は共通点こそ多いものの、ラルヴァが必死に守ってきたアースティアの人々の愚かさに絶望して彼らに牙を剥くも逆に敗北して封印されたのに対し、シキは「人間は必要最低限パーツの状態で管理するのが望ましい」という狂気染みた考えによって惑星エリアの人類を絶滅させており、両者の方向性は見事に対照的である。その最期も対照的で、ラルヴァは駆達に敗れて自身の過ちを認めて改心し、安らかな眠りについたのに対し、シキは最期まで往生際悪く惑星エリアそのものを盾にとって見苦しく悪足掻きした挙句、[[Zero_CodeGeass|とある人物]]の[[ギアス|力]]によって精神を崩壊させられ、永遠の悪夢に沈められるという惨たらしい末路を辿っている。 | + | 本来守るべき対象である存在に牙を剥き、他者の身体を乗っ取って復活した天才科学者のラスボスというキャラクターは、スパロボや関連作では[[スーパーロボット大戦NEO|NEO]]の後発作品であるSRWの姉妹作『[[Another Century's Episode:R]]』のラスボスであるドクター・シキとも共通している。ただし、両者は共通点こそ多いものの、ラルヴァが必死に守ってきたアースティアの人々の愚かさに絶望して彼らに牙を剥くも逆に敗北して封印されたのに対し、シキは「人間は必要最低限パーツの状態で管理するのが望ましい」という狂気染みた考えによって惑星エリアの人類を絶滅させており、両者の方向性は見事に対照的である。その最期も対照的で、ラルヴァは駆達に敗れて自身の過ちを認めて改心し、安らかな眠りについたのに対し、シキは最期まで往生際悪く惑星エリアそのものを盾にとって見苦しく悪足掻きした挙句、[[ゼロ (コードギアス)|ゼロ]]の[[ギアス]]によって精神を崩壊させられ、永遠の悪夢に沈められるという惨たらしい末路を辿っている。 |
− | また、必死に救おうとした民衆の愚かさに絶望して誤った道を歩んでしまったラスボス(版権作では[[シャア・アズナブル|シャア]]が類型キャラの代表格と言える)という点は、同じく後発作品である[[L]]の[[ルド・グロリア]]とも共通している(主人公達に討たれた際にかつての志を思い出すという点も似ている)。 | + | また、必死に救おうとした民衆の愚かさに絶望して誤った道を歩んでしまったラスボス(版権作では[[シャア・アズナブル|シャア]]が類型キャラの代表格と言える)という点は、同じく後発作品である[[スーパーロボット大戦L|L]]の[[ルド・グロリア]]とも共通している(主人公達に討たれた際にかつての志を思い出すという点も似ている)。 |