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*主な搭乗機:[[GN-X III]]→[[アヘッド]](2nd)→[[GN-X IV]](劇場版)
*主な搭乗機:[[GN-X III]]→[[アヘッド]](2nd)→[[GN-X IV]](劇場版)
*キャラクターデザイン:高河ゆん
*キャラクターデザイン:高河ゆん
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<!-- 劇中で父親を手に掛けた行為自体は肯定できませんが、本人のマイナス面だけを強調するのはいかがなものでしょう -->
[[アロウズ]]に所属する軍人で[[セルゲイ・スミルノフ]]の息子。TVシリーズ2ndシーズンからの登場(1stシーズンでは、小説版で名前のみが語られている)。<br />
[[アロウズ]]に所属する軍人で[[セルゲイ・スミルノフ]]の息子。TVシリーズ2ndシーズンからの登場(1stシーズンでは、小説版で名前のみが語られている)。<br />
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アロウズの精鋭部隊ともいえる[[カティ・マネキン]]率いる[[ソレスタルビーイング]]討伐部隊([[ミスター・ブシドー]]や[[パトリック・コーラサワー]]らも参加)に所属していたことや、超兵であるソーマ・ピーリスと互角に渡り合ったことからも、アンドレイのMSの操縦技術の高さがうかがえる。<br />
アロウズの精鋭部隊ともいえる[[カティ・マネキン]]率いる[[ソレスタルビーイング]]討伐部隊([[ミスター・ブシドー]]や[[パトリック・コーラサワー]]らも参加)に所属していたことや、超兵であるソーマ・ピーリスと互角に渡り合ったことからも、アンドレイのMSの操縦技術の高さがうかがえる。<br />
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また、アンドレイが(誤解していたとはいえ)父親を手に掛けてしまったことは肯定できることではないものの、彼はけっして[[アーサー・グッドマン]]や[[アーバ・リント]]の様な残忍な所業を好む人間ではない。むしろ、良くも悪くも真面目な性格であり、両親と同じく市民を守るために尽力した良識的な軍人であった。
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また、アンドレイが(誤解していたとはいえ)父親を手に掛けてしまった事は肯定できることではないものの、彼はけっして[[アーサー・グッドマン]]や[[アーバ・リント]]の様な残忍な所業を好む人間ではない。むしろ、良くも悪くも真面目な性格であり、両親と同じく市民を守るために尽力した良識的な軍人であった。
劇場版ではメインキャラとは大きく絡まず、さながら[[地球連邦軍 (00)|地球連邦平和維持軍]]の一兵士のような扱いとなっている。しかし……
劇場版ではメインキャラとは大きく絡まず、さながら[[地球連邦軍 (00)|地球連邦平和維持軍]]の一兵士のような扱いとなっている。しかし……
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:母親。アンドレイが幼少の時に戦死する。
:母親。アンドレイが幼少の時に戦死する。
;[[セルゲイ・スミルノフ]]
;[[セルゲイ・スミルノフ]]
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:父親。だが、母・ホリーの死がきっかけとなり、彼を憎悪している。ただ感情に任せてセルゲイを討った上、なまじセルゲイが(父親としては難があったのは確かであったが)人格者であったためアンドレイは多くの視聴者の怒りと恨みを買い、しばらくの間激しく嫌われることとなる。父の真意を理解することができたのは、自らの手で彼を討ってから月日が経った後であった。
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:父親。だが、母・ホリーの戦死が切っ掛けで彼とは疎遠になり、憎悪するまでに至ってしまう。
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:なお、アンドレイが父の真意を理解することができたのは、自らの手で彼を討ってから月日が経った後であった。
;[[ソーマ・ピーリス]]
;[[ソーマ・ピーリス]]
:同僚。アンドレイがセルゲイを手に掛けた後は敵対することになる。しかし、最終決戦の際にはトランザムバーストを介して、セルゲイの想いをアンドレイに伝えた。
:同僚。アンドレイがセルゲイを手に掛けた後は敵対することになる。しかし、最終決戦の際にはトランザムバーストを介して、セルゲイの想いをアンドレイに伝えた。
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:上官。彼女が[[指揮官]]を務める[[ソレスタルビーイング]]討伐部隊に所属した。
:上官。彼女が[[指揮官]]を務める[[ソレスタルビーイング]]討伐部隊に所属した。
;[[パトリック・コーラサワー]]
;[[パトリック・コーラサワー]]
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:彼の恋の手ほどきを無視した(再世篇では拒否している)。
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:同僚。彼の恋の手ほどきを無視した(再世篇では拒否している)。
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:なお、再世編では敬語で話していたが、劇場版設定のUXでは思いっきりタメ口である(原作では関わる場面が無かったので、タメ口でのやり取りはスパロボオリジナル)。ちなみにUXでは条件次第でコーラサワーの'''不死身が伝染して生存する'''。
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:なお、再世編では敬語で話していたが、劇場版設定のUXでは思いっきりタメ口である(原作では関わる場面が無かったので、タメ口でのやり取りはスパロボオリジナル)。
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:ちなみにUXでは条件次第でコーラサワーの'''不死身が伝染して生存する'''。
;[[パング・ハーキュリー]]
;[[パング・ハーキュリー]]
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:恩人であるが、最終的に感情に任せて殺害してしまう。
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:恩人であるが、彼が「反体制派の指導者」であった故に自らの手で討ち取る。
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;[[リヴァイヴ・リバイバル]]、[[ヒリング・ケア]]
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:同僚。ブレイク・ピラー事件において実の父親を殺害したことによって昇進したアンドレイに皮肉と嘲笑を浴びせた。
== 他作品との人間関係 ==
== 他作品との人間関係 ==
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:セルゲイにトドメを刺す際のアンドレイの叫び。確かに(事情があったとはいえ)見殺しにはしたが「仇」というにはあまりにも筋違いであり、それどころか自分と亡き母の事を思っていた事実を知らなかった。
:セルゲイにトドメを刺す際のアンドレイの叫び。確かに(事情があったとはいえ)見殺しにはしたが「仇」というにはあまりにも筋違いであり、それどころか自分と亡き母の事を思っていた事実を知らなかった。
;「平和のためだ!」<br />「紛争をなくしたいと願う人々のためだ。軍を離反し、政権を脅かす者は処断されなければならない。せめて、肉親の手で葬ろうと考えたのは私の情けだよ」
;「平和のためだ!」<br />「紛争をなくしたいと願う人々のためだ。軍を離反し、政権を脅かす者は処断されなければならない。せめて、肉親の手で葬ろうと考えたのは私の情けだよ」
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:ブレイク・ピラー事件の後に実の父であるセルゲイを殺害した事をリヴァイヴとヒリングに嘲笑された際、その事実を知ってショックを受けていたルイスに対して。セルゲイを「平和と秩序を脅かす軍人」として自身の手で殺したとルイスに言い聞かせていたが、前述のやりとりやトランザムバーストでのピーリスとの対話を考えると、これは「建前」である可能性がある。
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:ブレイク・ピラー事件の後に実の父であるセルゲイを殺害した事を[[リヴァイヴ・リバイバル|リヴァイヴ]]と[[ヒリング・ケア|ヒリング]]に嘲笑された際、その事実を知ってショックを受けていたルイスに対して。
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;「沙慈とかいう男!准尉に近づくな!」
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また、セルゲイを「平和と秩序を脅かす軍人」として自身の手で殺したとルイスに言い聞かせていたが、前述のやりとりやトランザムバーストでのピーリスとの対話を考えると、これは「建前」である可能性がある。
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;「沙慈とかいう男! 准尉に近づくな!」
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:恋敵(?)の[[沙慈・クロスロード|沙慈]]に対して。密かに想いを抱く[[ルイス・ハレヴィ|ルイス]]に対して名前で呼ばず、あくまでも[[軍階級|階級]]で呼ぶあたりがアンドレイらしいというか。
;「あいつは、あの男は何も言ってくれなかった! 謝罪も、言い訳も! 僕の気持ちを知ろうともしなかった! だから殺したんだ!この手で!」
;「あいつは、あの男は何も言ってくれなかった! 謝罪も、言い訳も! 僕の気持ちを知ろうともしなかった! だから殺したんだ!この手で!」
:トランザムバーストでピーリスにセルゲイとの確執について指摘された際に叫んだ台詞。それに対し、ピーリスに「何故分かり合おうとしなかったの?」と言われ…
:トランザムバーストでピーリスにセルゲイとの確執について指摘された際に叫んだ台詞。それに対し、ピーリスに「何故分かり合おうとしなかったの?」と言われ…
;「なら…どうして、あの時何も言ってくれなかったんだ! 言ってくれなきゃ、何も分からないじゃないか!」<br />「言ってくれなきゃ…!」<br />「うぅぅ…うああああぁぁ――――!」
;「なら…どうして、あの時何も言ってくれなかったんだ! 言ってくれなきゃ、何も分からないじゃないか!」<br />「言ってくれなきゃ…!」<br />「うぅぅ…うああああぁぁ――――!」
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:父の真意と愛情を知った際の絶叫。「言ってくれなきゃ分からない」。これは真理であるが、'''果たしてあの時のアンドレイに言ったとして、彼は分かることができたのであろうか?''' 事実、アンドレイは自分からセルゲイと向き合わず、結果として「対話」を果たす事が出来ず、その機会を自分から最悪の手段で潰してしまった。その事をアンドレイは悔やみ、ただ泣き叫ぶしかなかった…。
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:父の真意と愛情を知った際の絶叫。「言ってくれなきゃ分からない」。これは真理であるが、あの時のアンドレイは父親への憎しみに凝り固まるあまりに彼を手に掛け、「対話」のチャンスを自らの手で潰してしまっていた。それゆえに、アンドレイは己が犯した過ちをひたすら悔やみ、泣き叫ぶしかなかった…。
;「私は軍人として生きる。市民を守り、平和を脅かす者と戦う、父と母が目指した軍人に…」
;「私は軍人として生きる。市民を守り、平和を脅かす者と戦う、父と母が目指した軍人に…」
:2nd最終話エピローグより。父・セルゲイの想いを理解したアンドレイは、改めて両親の遺志を継ぐ「市民を守る軍人」となると、己の心に誓う。そして、劇場版では……
:2nd最終話エピローグより。父・セルゲイの想いを理解したアンドレイは、改めて両親の遺志を継ぐ「市民を守る軍人」となると、己の心に誓う。そして、劇場版では……
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;「その不死身とやらは…他人にもうつってしまうものらしいな…」
;「その不死身とやらは…他人にもうつってしまうものらしいな…」
:UX第48話にてパトリックと共に生還して。「そんなものが簡単にうつされてたまるか」と言いたくなるが、[[オズマ・リー|原作のフラグブレイカー]]が[[ミハエル・ブラン|死亡するはずのキャラ]]のフラグまでクラッシュした[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇|前例]]は既にあったりする。
:UX第48話にてパトリックと共に生還して。「そんなものが簡単にうつされてたまるか」と言いたくなるが、[[オズマ・リー|原作のフラグブレイカー]]が[[ミハエル・ブラン|死亡するはずのキャラ]]のフラグまでクラッシュした[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇|前例]]は既にあったりする。
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;「よくも抜け抜けと!軍人の風上にもぉぉっ!」<br>「あなたは連邦にいるべきではない!」
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;「よくも抜け抜けと! 軍人の風上にもぉぉっ!」<br>「あなたは連邦にいるべきではない!」
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:UXにおける対[[ハザード・パシャ|ハザード]][[特殊戦闘台詞]]。ブレイクピラー事件にて誤解から父に対して激怒した時の台詞とほぼ同じであるが、成長したアンドレイは本当に討つべき敵を見誤ることはない。そして、ここで彼が対峙しているのは「軍人」でありながら市民を酷使し傷つけ地球をも裏切った売国奴であり、地球の市民の平和をも踏み躙るアンドレイにとっても最も許せない存在である本当の意味での「平和の敵」そのものである。
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:UXにおける対[[ハザード・パシャ|ハザード]][[特殊戦闘台詞]]。ブレイク・ピラー事件にて誤解から父に対して激怒した時の台詞とほぼ同じであるが、成長したアンドレイは本当に討つべき敵を見誤ることはない。そして、ここで彼が対峙しているのは「軍人」でありながら市民を酷使し傷つけ地球をも裏切った卑劣漢であり、地球の市民の平和をも踏み躙るアンドレイにとっても最も許せない存在である本当の意味での「平和の敵」そのものである。
== 搭乗機体・関連機体 ==
== 搭乗機体・関連機体 ==
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== 余談 ==
== 余談 ==
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*父親のセルゲイの異名「ロシアの荒熊」をもじってファンからは'''「小熊」'''と呼ばれるが、作中での行動から一時期蔑称として扱われていた。
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*父親のセルゲイの[[異名]]「ロシアの荒熊」をもじってファンからは'''「小熊」'''と呼ばれる。
*親への反発心故に、親とは違う組織に所属した点は、白鳥哲氏の[[声優]]デビュー作・[[ブレンパワード]]の[[主人公]]である[[伊佐未勇]]と似ている。
*親への反発心故に、親とは違う組織に所属した点は、白鳥哲氏の[[声優]]デビュー作・[[ブレンパワード]]の[[主人公]]である[[伊佐未勇]]と似ている。
*白鳥哲氏は、『[[機動戦士ガンダムSEED]]』で[[サイ・アーガイル]]を演じていたが、その時同様に役にのめりこんでしまい(…というか白鳥氏は役にのめりこみ過ぎることが多い)、[[沙慈・クロスロード]]を演じていた入野自由氏とは気まずい関係になった。
*白鳥哲氏は、『[[機動戦士ガンダムSEED]]』で[[サイ・アーガイル]]を演じていたが、その時同様に役にのめりこんでしまい(…というか白鳥氏は役にのめりこみ過ぎることが多い)、[[沙慈・クロスロード]]を演じていた入野自由氏とは気まずい関係になった。