差分

136行目: 136行目:  
| '''第22話(火星)「過去からの帰還者」(99.12.2)'''<br />大河長官の話ではやはり護は地球の人間ではないらしい。8年前、護の育ての親御さんがギャレオンの口の中にいた護を発見したんだと。だが、護も親御さんもそれを知りながらも互いを家族と認め合い、大切にしている。素晴らしい事だ。うちのテキトー親父のために爪の垢でももらっておきたい。で、ついに俺も火星の土を踏む日が来た。これはトレイラーとしてのキャリアにおいて大きな一歩になるだろう。その先の木星には超竜神がいる。そして、火星を越え、木星に到達した人間はまだ数えるほどしかいない。これで俺もあのジョージ・グレンに一歩近付いた事になる。が、この航海の間、どうにも親父の様子がおかしい。原因はあのアリアにあると俺は見ている。あいつが現れてから俺達の周りは妙に騒がしい。とりあえず、月での戦いで突如目覚めたヴァルホークのあの武装は・・・キャレットのブラックボックスが戦闘のショックで発動したためと説明づけられた。しかし、あのタイミングで発動とはあまりにもラッキー過ぎる。さすがの俺も薄気味悪く感じる。で、今まで頑として隠し子説を否定してきた親父だが、アリアの名前を聞いた時から態度が妙だ。どうにも親父の過去には謎が多い。特にお袋との出会いについては一切語ろうとしない。俺が親父の過去について知ってる事と言えば、火星で生まれて育ったって話ぐらいだ。だが、いつかその謎を解き、あのクソ生意気な女の正体も絶対にあばいてやる…
 
| '''第22話(火星)「過去からの帰還者」(99.12.2)'''<br />大河長官の話ではやはり護は地球の人間ではないらしい。8年前、護の育ての親御さんがギャレオンの口の中にいた護を発見したんだと。だが、護も親御さんもそれを知りながらも互いを家族と認め合い、大切にしている。素晴らしい事だ。うちのテキトー親父のために爪の垢でももらっておきたい。で、ついに俺も火星の土を踏む日が来た。これはトレイラーとしてのキャリアにおいて大きな一歩になるだろう。その先の木星には超竜神がいる。そして、火星を越え、木星に到達した人間はまだ数えるほどしかいない。これで俺もあのジョージ・グレンに一歩近付いた事になる。が、この航海の間、どうにも親父の様子がおかしい。原因はあのアリアにあると俺は見ている。あいつが現れてから俺達の周りは妙に騒がしい。とりあえず、月での戦いで突如目覚めたヴァルホークのあの武装は・・・キャレットのブラックボックスが戦闘のショックで発動したためと説明づけられた。しかし、あのタイミングで発動とはあまりにもラッキー過ぎる。さすがの俺も薄気味悪く感じる。で、今まで頑として隠し子説を否定してきた親父だが、アリアの名前を聞いた時から態度が妙だ。どうにも親父の過去には謎が多い。特にお袋との出会いについては一切語ろうとしない。俺が親父の過去について知ってる事と言えば、火星で生まれて育ったって話ぐらいだ。だが、いつかその謎を解き、あのクソ生意気な女の正体も絶対にあばいてやる…
 
|-
 
|-
| '''第22話(月)「やってきた『遠い同胞』」(99.11.10)'''<br />※[[ホシノ・ルリ|ルリ]]が書いたナデシコ航海日誌。本人曰く「ヴァルストーク航海日誌を真似てやってみた」とのこと<br />私達がネルガルの本社に来て3日間が経ちました。その間、ナデシコのクルーはエリナさんの指示で色々な検査を受けました。特にアキトさんと艦長は念入りに調べられたようでそのせいかアキトさんは元気がないです。なお、木星トカゲが人間だった事は大河長官から新・国連事務総長へ報告を入れたそうです。近々何らかのリアクションがあると思われるそうですが、とりあえず今は嵐の前の静けさといった感じです…<br /><br />'''(99.12.20)''' (クリア後)<br />白鳥さんが木連に帰ってから約一ヶ月…地球圏はあれからてんやわんやの大騒ぎになった。あの肝っ玉婆さん…じゃなくてロゼ・アプロヴァール事務総長は…あの後すぐに地球圏の人々に木連との不幸な歴史を公表し、公式に過去の政府の過ちを認めた。これに連合軍は大反対したらしく国連の会議はかなり紛糾したそうだ。だが、事務総長と白鳥さんの頑張りでついに木連側も和平の会談に応じることになった。そして、その会談に先立ち、白鳥さんが和平に関する木連側の草案を持ってやってくるそうだ。ミナトさんとすっかり仲良くなったユキナちゃんはその日が来るのを今か今かと楽しみにしている。無論、俺やアキトさんもだ。アキトさんは相変わらずネルガルの協力要請は無視してるが、少なくとも戦う事は拒否しなくなった。これも和平という一つのゴールが見えてきたおかげだろう。とにかくめでたいことが続く。木星に旅立ったヴェルターのメンバーも木連の協力で火星で超竜神を発見し予想以上に早く戻ってくるそうだ。しかし驚きなのは超竜神で一度は木星に飛ばされたものの…ザ・パワーという謎の力で火星で復活したって話だ。火星にはガルラのシンクラインとかいう新たな敵が現れたそうだが人類の力を一つにすれば怖いものなしだ…
+
| '''第22話(月)「やってきた『遠い同胞』」(99.12.10)'''<br />※[[ホシノ・ルリ|ルリ]]が書いたナデシコ航海日誌。本人曰く「ヴァルストーク航海日誌を真似てやってみた」とのこと<br />私達がネルガルの本社に来て3日間が経ちました。その間、ナデシコのクルーはエリナさんの指示で色々な検査を受けました。特にアキトさんと艦長は念入りに調べられたようでそのせいかアキトさんは元気がないです。なお、木星トカゲが人間だった事は大河長官から新・国連事務総長へ報告を入れたそうです。近々何らかのリアクションがあると思われるそうですが、とりあえず今は嵐の前の静けさといった感じです…<br /><br />'''(99.12.20)''' (クリア後)<br />白鳥さんが木連に帰ってから約一ヶ月…地球圏はあれからてんやわんやの大騒ぎになった。あの肝っ玉婆さん…じゃなくてロゼ・アプロヴァール事務総長は…あの後すぐに地球圏の人々に木連との不幸な歴史を公表し、公式に過去の政府の過ちを認めた。これに連合軍は大反対したらしく国連の会議はかなり紛糾したそうだ。だが、事務総長と白鳥さんの頑張りでついに木連側も和平の会談に応じることになった。そして、その会談に先立ち、白鳥さんが和平に関する木連側の草案を持ってやってくるそうだ。ミナトさんとすっかり仲良くなったユキナちゃんはその日が来るのを今か今かと楽しみにしている。無論、俺やアキトさんもだ。アキトさんは相変わらずネルガルの協力要請は無視してるが、少なくとも戦う事は拒否しなくなった。これも和平という一つのゴールが見えてきたおかげだろう。とにかくめでたいことが続く。木星に旅立ったヴェルターのメンバーも木連の協力で火星で超竜神を発見し予想以上に早く戻ってくるそうだ。しかし驚きなのは超竜神で一度は木星に飛ばされたものの…ザ・パワーという謎の力で火星で復活したって話だ。火星にはガルラのシンクラインとかいう新たな敵が現れたそうだが人類の力を一つにすれば怖いものなしだ…
 
|-
 
|-
 
| '''第23話「終らない円舞曲・終幕」(99.12.23)'''<br />白鳥さんの暗殺により木連との和平は白紙になった・・・と言うより状況は以前より悪くなった。木連側は大艦隊を地球圏のはずれに駐留させ、連合軍と完全なにらみ合いになっている。と言っても、ラダムやイバリューダーもいる以上、その備えも必要なわけで地球はまさに大ピンチだ。俺達ヴェルターも緊急事態に備えて待機中だが、みんなのムードは暗い。まあ、無理もないが…。特に白鳥さんの恋人だったミナトさんと妹のユキナちゃんの落胆ぶりはかなりのものだ。一方でレディさんは、この混乱の中でマリーメイア軍が動く事を予想し警戒を強めている。明日はクリスマス・イブだというのにこれではメリー・クルシミマスだ。せめてサンタが来ることを祈りたい…
 
| '''第23話「終らない円舞曲・終幕」(99.12.23)'''<br />白鳥さんの暗殺により木連との和平は白紙になった・・・と言うより状況は以前より悪くなった。木連側は大艦隊を地球圏のはずれに駐留させ、連合軍と完全なにらみ合いになっている。と言っても、ラダムやイバリューダーもいる以上、その備えも必要なわけで地球はまさに大ピンチだ。俺達ヴェルターも緊急事態に備えて待機中だが、みんなのムードは暗い。まあ、無理もないが…。特に白鳥さんの恋人だったミナトさんと妹のユキナちゃんの落胆ぶりはかなりのものだ。一方でレディさんは、この混乱の中でマリーメイア軍が動く事を予想し警戒を強めている。明日はクリスマス・イブだというのにこれではメリー・クルシミマスだ。せめてサンタが来ることを祈りたい…