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85 バイト追加 、 2013年12月26日 (木) 14:27
→‎α世界とMX世界の関連: 見栄えを変えました。
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しかしαナンバーズがアポカリュプシスを乗り越えながらも、ケイサル・エフェスに敗北した場合、その限りではない。新たな宇宙を創世しようとするケイサル・エフェスとアカシック・レコードの「正と負の無限力のぶつかり合い」が、宇宙を歪めて幾重にも重なる平行世界の均衡が崩れて「全ての宇宙の崩壊」が起きる。「因果律の番人」の目的はこれを防ぐことである。
 
しかしαナンバーズがアポカリュプシスを乗り越えながらも、ケイサル・エフェスに敗北した場合、その限りではない。新たな宇宙を創世しようとするケイサル・エフェスとアカシック・レコードの「正と負の無限力のぶつかり合い」が、宇宙を歪めて幾重にも重なる平行世界の均衡が崩れて「全ての宇宙の崩壊」が起きる。「因果律の番人」の目的はこれを防ぐことである。
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== α世界とMX世界の関連 ==
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== α世界とMX世界の関連性 ==
 
このアポカリュプシスだが、実は意外な形で他シリーズとαシリーズの関わりを仄めかしている。
 
このアポカリュプシスだが、実は意外な形で他シリーズとαシリーズの関わりを仄めかしている。
    
それは、地球降下ルート23話「エモーション・ハイ」のインターミッションにおいて、海岸線で決意を固めるバサラに対し、唐突に現れた[[渚カヲル]]が語った以下の台詞である。
 
それは、地球降下ルート23話「エモーション・ハイ」のインターミッションにおいて、海岸線で決意を固めるバサラに対し、唐突に現れた[[渚カヲル]]が語った以下の台詞である。
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;「…かつて僕がいた世界は、機械仕掛けの神の歌声によって一度死に、生まれ変わった…」<br />「その世界に住まう者達が望んだ『約束の地』としてね」<br />「だが、その地もかの者が定めた死と新生の輪廻からは逃れられなかった…」<br />「その結果、誕生したのが今君達が住まう世界なのさ」
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「…かつて僕がいた世界は、機械仕掛けの神の歌声によって一度死に、生まれ変わった…」
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「その世界に住まう者達が望んだ「約束の地」としてね」
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「だが、その地もかの者が定めた死と新生の輪廻からは逃れられなかった…」
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「その結果、誕生したのが今君達が住まう世界なのさ」
    
「かの者」とは間違いなくアカシック・レコード即ち無限力である。問題となるのは前半の部分で、「機械仕掛けの神」と言えば、αシリーズではガンエデンを指す。しかし、「歌声」が関わるとなると、それは別の意味を持ってくる。
 
「かの者」とは間違いなくアカシック・レコード即ち無限力である。問題となるのは前半の部分で、「機械仕掛けの神」と言えば、αシリーズではガンエデンを指す。しかし、「歌声」が関わるとなると、それは別の意味を持ってくる。
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「歌う機械の神」というファクターは、αシリーズにはいない。高確率で該当すると思われるのが、MXに登場した[[ラーゼフォン]]及び[[真聖ラーゼフォン]]である。これは、「約束の地」という単語からも容易に連想できる。
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「歌う機械の神」というファクターは、αシリーズにはいない。高確率で該当すると思われるのが、『[[スーパーロボット大戦MX]]』に登場した[[ラーゼフォン]]及び[[真聖ラーゼフォン]]である。これは、「約束の地」という単語からも容易に連想できる。
    
これを前提にカヲルの言を紐解いてみると、このようになる。
 
これを前提にカヲルの言を紐解いてみると、このようになる。
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;「かつてカヲルのいた世界(≒MXの世界)は、二柱の真聖ラーゼフォンと多元世界補完計画によって『調律』が為され、全てが一つとなって『約束の地』に変わった」
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;「しかし、その『約束の地』も、アカシック・レコードの定めた輪廻からは逃れられず(=争いを超克した融和とは看做されず)、アポカリュプシスによって結局滅亡した」
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1.かつてカヲルのいた世界(≒MXの世界)は、二柱の真聖ラーゼフォンと[[人類補完計画|多元世界補完計画]]によって「調律」が為され、全てが一つとなって「約束の地」に変わった。<br />
;「その結果、αシリーズの舞台となる銀河が生まれた」
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2.しかし、その「約束の地」も、アカシック・レコードの定めた輪廻からは逃れられず(=争いを超克した融和とは看做されず)、アポカリュプシスによって結局滅亡してしまった。<br />
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3.その結果、αシリーズの舞台となる銀河が生まれた。
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これは取りも直さず、'''MXの世界が滅亡した'''という衝撃的なニュアンスを含んでいることになる。しかし、同作をクリアしたユーザーなら承知の通り、MX本編においてはライディーンの介入により「調律」が、マグネイト・テンの奮闘により補完計画がそれぞれ頓挫しており、全てが終わった世界は真聖ラーゼフォンが観測者として見守ることになっている。
 
これは取りも直さず、'''MXの世界が滅亡した'''という衝撃的なニュアンスを含んでいることになる。しかし、同作をクリアしたユーザーなら承知の通り、MX本編においてはライディーンの介入により「調律」が、マグネイト・テンの奮闘により補完計画がそれぞれ頓挫しており、全てが終わった世界は真聖ラーゼフォンが観測者として見守ることになっている。
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カヲルが言っているのは、「調律と補完計画が遂行された(=マグネイト・テンが敗北した)MXの並行世界」ではないかと言われているが、真相は不明。ただ、これが真実である場合、MXのエンディングを加味して考えるに、バサラの前に現れたカヲル、および13話エンドデモで「気づいたらイカロス基地にいた」レイはそちらの世界から飛んできた存在(つまり第3次αのレイは「MX」における「二人目」)ということになる。
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カヲルが言っているのは、「調律と補完計画が遂行された(=マグネイト・テンが敗北した)MXの並行世界」ではないかと言われているが、真相は不明。ただ、これが真実である場合、MXのエンディングを加味して考えるに、バサラの前に現れたカヲル、および13話エンドデモで「気づいたら[[イカロス基地]]にいた」レイはそちらの世界から飛んできた存在(つまり第3次αのレイは「MX」における「二人目」)ということになる。
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現在では、第2次OGにおけるユーゼスの発言から、OG世界のストーリーはα世界が滅んだ後、生まれ変わった宇宙での物語であることが示唆されている。
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現在では、第2次OGにおけるユーゼスの発言から、OG世界のストーリーはα世界が滅んだ後、生まれ変わった宇宙での物語であることが示唆されている。これを踏まえると、スパロボシリーズ全体のストーリーから見た場合、'''MX本編の方がIF展開である'''可能性が出て来ている。
これを踏まえると、スパロボシリーズ全体のストーリーから見た場合、'''MX本編の方がIF展開である'''可能性が出て来ている。
      
== メモ ==
 
== メモ ==