17行目:
17行目:
一番顕著な例である[[アダマトロン]]を見てみると、「'''アダマトロンが存在する'''」という結果に至るために「'''イングが鋼龍戦隊で成長する'''」「'''マシアフたるイルイが目覚める'''⇒'''[[ナシム・ガンエデン]]が起動する'''」「'''AI1が暴走する'''」「'''南極のクロスゲートが起動する'''」等々の多くの「因」が必要となっているため、これらの一つでも欠けると存在できなかったことになる。
一番顕著な例である[[アダマトロン]]を見てみると、「'''アダマトロンが存在する'''」という結果に至るために「'''イングが鋼龍戦隊で成長する'''」「'''マシアフたるイルイが目覚める'''⇒'''[[ナシム・ガンエデン]]が起動する'''」「'''AI1が暴走する'''」「'''南極のクロスゲートが起動する'''」等々の多くの「因」が必要となっているため、これらの一つでも欠けると存在できなかったことになる。
−
逆に[[アストラナガン]]の場合は、「'''OG世界での技術ではアストラナガンを造りだせるのは不可能'''」、「'''行動原理もα世界でのイングラムとは異なる'''⇒'''アストラナガンの開発原理もまた存在しない'''」という「因」があったため、OG世界に登場できなかったともとれる。そして、機動兵器[[アウルゲルミル]]も組み込まれるブラックボックス(=アストラナガン)という重要な「因」が欠けたためOG世界に存在することはなかった。
+
逆に[[アストラナガン]]の場合は、「'''OG世界での技術ではアストラナガンを造り上げることは不可能'''」、「'''行動原理もα世界でのイングラムとは異なる'''⇒'''アストラナガンの開発動機もまた存在しない'''」という「因」があったため、OG世界に登場できなかったともとれる。そして、機動兵器[[アウルゲルミル]]も組み込まれるブラックボックス(=アストラナガン)という重要な「因」が欠けたためOG世界に存在することはなかった。
一番出番の多いOGシリーズでは輪廻転生の思想や[[虚憶]]と関連付けられる形で扱われている。この原理にもっとも深くかかわっているキャラクターと言えば、[[イングラム・プリスケン]]と[[ユーゼス・ゴッツォ]]であろう。
一番出番の多いOGシリーズでは輪廻転生の思想や[[虚憶]]と関連付けられる形で扱われている。この原理にもっとも深くかかわっているキャラクターと言えば、[[イングラム・プリスケン]]と[[ユーゼス・ゴッツォ]]であろう。
44行目:
44行目:
「因果律」とは「因」があって「果」がある、という原理であるため、クロスゲートの登場によって数多くの「因」が集まり、その結末たる「果」(αシリーズで言うところのケイサル・エフェス、メタな事を言えば'''OGシリーズのラスボスの出現''')が近い、ということなのだろう。
「因果律」とは「因」があって「果」がある、という原理であるため、クロスゲートの登場によって数多くの「因」が集まり、その結末たる「果」(αシリーズで言うところのケイサル・エフェス、メタな事を言えば'''OGシリーズのラスボスの出現''')が近い、ということなのだろう。
+
+
=== アサキムと因果の鎖 ===
+
Zシリーズにおいてもっともこの概念に関わっているキャラクターといえば、ずばり[[アサキム・ドーウィン]]である。彼の場合は「太極の怒りに触れた」という「因」によって「[[呪われし放浪者]]として呪縛されている」という「果」が存在する。
+
+
現在のところ謎となっているのは、そもそもの「因」である太極の怒りが、なにゆえにもたらされたものなのか、とということである。
+
+
虚憶と再有生、仄めかされるマサキとの関連、そして太極そのものの性質と「大罪」とされている事柄の内容を絡め、その上で推論するならばこのようになる。
+
+
「その者」は再有生の実感を得たことで、虚憶がただのデジャブではなく、かつて起き、そしてこれから起こる「事実」であると確信したことで、これから起こる何らかの出来事(恐らくは「大切な誰かの死」)を覆すためグランゾンに挑み、そして敗北した……という経緯が見える。さらに、この行動は既に「因」が揃い、「果」として起きることが決定された事柄(=恐らくは「魔装機神」本編のストーリー)の恣意的な変更=因果律改変に当たるため、太極が「その者」を呪縛し、アサキム・ドーウィンとして変質させた、ということになる。
+
+
アサキムの場合、自らを縛る因果の鎖を解放する手段とそこへ至る道筋は既に見当がついており、後はひたすら進むのみ、という状態だったのだが、それがスフィアを集めて太極に至る、というものであり、その過程で多くの犠牲を払ったため、ZEUTHとZEXISに阻止され、火星のZONEに封印されてしまった。現在の所彼の出番はここまでとなっており、真相は解明されていない。
=== 「因果律の番人」 ===
=== 「因果律の番人」 ===
70行目:
81行目:
:
:
;[[アサキム・ドーウィン]]
;[[アサキム・ドーウィン]]
−
:「鎖」に囚われた男その3。
+
:「鎖」に囚われた男その3。並行世界のマサキであるという説が有力だったが、ユーゼスの発言でますますこの可能性が濃くなっている。
== 関連機体・要素 ==
== 関連機体・要素 ==
86行目:
97行目:
;[[アダマトロン]]
;[[アダマトロン]]
:OG世界のユーゼスが行き着いた「新人祖」。CPSを内蔵していたが不完全であり、おまけに計画自体も行き当たりばったりの穴だらけであったため総出で叩きのめされてあっさりと倒されてしまった。因果から脱するための小道具だったが、そもそも脱するために必要な策が尽く小賢しかったのが原因で全てが崩壊した。
:OG世界のユーゼスが行き着いた「新人祖」。CPSを内蔵していたが不完全であり、おまけに計画自体も行き当たりばったりの穴だらけであったため総出で叩きのめされてあっさりと倒されてしまった。因果から脱するための小道具だったが、そもそも脱するために必要な策が尽く小賢しかったのが原因で全てが崩壊した。
−
+
;[[異能生存体]]
+
:普通の人間なら絶対に死ぬはずの大怪我を負っても「生き残る」ように因果律を歪めてしまう(というより歪められる)生命体。こちらの場合、「因」そのものではなく、そこから「果」へ至るまでの過程が変更されている、というのが正しい。
== 話題 ==
== 話題 ==
== 余談 ==
== 余談 ==
== メモ ==
== メモ ==
<!--
<!--
−
;[[異能生存体]]
+
−
:普通の人間なら絶対に死ぬはずの大怪我を負っても「生き残る」ように因果律を歪めてしまう(というより歪められる)生命体。
-->
-->
{{DEFAULTSORT:いんかりつ}}
{{DEFAULTSORT:いんかりつ}}
[[Category:小辞典]]
[[Category:小辞典]]