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2,564 バイト追加 、 2013年12月11日 (水) 20:43
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そして最大の謎は、「'''天児はなぜ死んだのか'''」である。この時の天児は脳髄のみとはいえ、ラインバレルの固有ナノマシンを持つファクターであることには違いなかった。これは、[[ラインバレル・アマガツ]]覚醒時、操縦席の浩一の制御を全く受け付けなかったことからも伺える。ファクターの死とは、マキナの完全な破壊か、修復不可能なまでに肉体が破壊されるかのどちらかとなる。しかし、天児はラインバレルが健在であり、自身も肉体を失っていたとはいえ脳が無事であったため、普通ならば死ぬはずはなかった(事実、レイチェルは天児の死に関し、「脳だけの状態だったからでは?」との問いに対し「関係ない」と断言している)。にも拘わらず、彼は浩一との対話を終えた後死亡している。
 
そして最大の謎は、「'''天児はなぜ死んだのか'''」である。この時の天児は脳髄のみとはいえ、ラインバレルの固有ナノマシンを持つファクターであることには違いなかった。これは、[[ラインバレル・アマガツ]]覚醒時、操縦席の浩一の制御を全く受け付けなかったことからも伺える。ファクターの死とは、マキナの完全な破壊か、修復不可能なまでに肉体が破壊されるかのどちらかとなる。しかし、天児はラインバレルが健在であり、自身も肉体を失っていたとはいえ脳が無事であったため、普通ならば死ぬはずはなかった(事実、レイチェルは天児の死に関し、「脳だけの状態だったからでは?」との問いに対し「関係ない」と断言している)。にも拘わらず、彼は浩一との対話を終えた後死亡している。
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この理由については全く以って不明。天児本人は「肉体を失った理由」については話したが、自身の命が消えていく理由については全く語らずに舞台から退場してしまい、手掛かりは現在の所ない。
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この理由については全く以って不明。天児本人は「肉体を失った理由」については少しだけ話したが、自身の命が消えていく理由については全く語らずに舞台から退場してしまい、手掛かりは現在の所ない。
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だが、推測の材料は存在する。それは、マキナの特性と原則、そしてラインバレルと天児の関係である。
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マキナには「'''無人の状態では人を攻撃できない'''」「'''ファクターは一機につき一人'''」「'''ファクターの生命維持を最優先する'''」「'''何らかの理由で無人のまま人を殺害した場合、その人物をファクターとする'''」といった原則が存在する。ポイントは、これらの原則は'''マキナの頭脳=意思決定を担う電脳に登録されている'''というコトである。ラインバレルは前述の通り電脳を持たず、代わりに天児自身の脳がその役割を代行していた。これにより、ラインバレルにはファクターが天児含め三人も存在するなど、原則を無視した非常識な現象を普通に発生させていた。
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しかし、この事実を裏返すと'''ラインバレルにはマキナの原則が存在しない、適用もされない'''→'''ファクターの生命維持を最優先しない'''という現象が透けて見える。浩一や絵美の存在を含めて考えるに、生命維持が適用されないのは「真のファクター(='''ラインバレル自身''')」のみであろうと考えられる。もっとも天児自身の発言からすると、サブ電脳による最低限の保護はあると考えられる(それでは戦闘の負担を軽減しきれなかった、というコトなのだろうが)。
    
===アニメ版===
 
===アニメ版===
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:要領を得ない解答に詰めよる浩一に対して。
 
:要領を得ない解答に詰めよる浩一に対して。
 
;天児「僕が戦っていたあのマキナ達にファクターは存在しない」<br/>浩一「え? だってマキナには原則があって 人間には危害を加えられないハズじゃ……」<br/>天児「ヤツラは『[[ヒトマキナ|人間]]』だ」<br/>「抑制のために原則を課したがゆえ マキナ達は主を求め自らの存在意義をも求めた……結果マキナの一部が人間になり それこそが―――」<br/>「人類絶滅の真相であり マキナ殲滅の理由だ」
 
;天児「僕が戦っていたあのマキナ達にファクターは存在しない」<br/>浩一「え? だってマキナには原則があって 人間には危害を加えられないハズじゃ……」<br/>天児「ヤツラは『[[ヒトマキナ|人間]]』だ」<br/>「抑制のために原則を課したがゆえ マキナ達は主を求め自らの存在意義をも求めた……結果マキナの一部が人間になり それこそが―――」<br/>「人類絶滅の真相であり マキナ殲滅の理由だ」
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:マキナとの戦いについて曰く。後にこの話を浩一から聞いた森次は「マキナは機械であり、使ってくれる人間がいてこその存在。ゆえに、マキナの中から主たる人間を造り出そうとした」と推論しているが、「人類絶滅の真相」というフレーズについては未だ不明。人類絶滅とは、自滅スイッチによるものだけではなかったのだろうか……。
 
;「キミこそいい加減にしてくれ! 青臭い正論ばかり翳して…理想で世界は救えないんだ!!」
 
;「キミこそいい加減にしてくれ! 青臭い正論ばかり翳して…理想で世界は救えないんだ!!」
 
:持論を曲げない浩一に対して。世界に絶望した男にしかし、「正義の味方」は言い返す。「'''理想がなくて世界が救えるか!!'''」
 
:持論を曲げない浩一に対して。世界に絶望した男にしかし、「正義の味方」は言い返す。「'''理想がなくて世界が救えるか!!'''」
 
;「浩一クン 僕にも……キミが正義の味方であることを望ませてくれないか」<br/>「だから壊してくれ……マキナ達の造った世界を」<br/>「娘を…絵美をよろしく頼むよ」
 
;「浩一クン 僕にも……キミが正義の味方であることを望ませてくれないか」<br/>「だから壊してくれ……マキナ達の造った世界を」<br/>「娘を…絵美をよろしく頼むよ」
 
:浩一に全てを託して、加藤に対しての遺言を預けた後の別れ際……。
 
:浩一に全てを託して、加藤に対しての遺言を預けた後の別れ際……。
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;天児「僕は本当に酷い人間だ……皆から沢山のモノを奪っただけでなく 最後に彼の未来まで奪ってしまった」<BR/>ナノ「そうねェ ラインバレルの真のファクターになるってコトがどういうコトか」<BR/>マシン「それを知らずに彼は博士から受け継いでしまったんだからね」
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:浩一を送り出した直後。「真のファクター」となったことで、浩一の未来は奪われたという。その意味は……。
 
;天児「本当に これで良かったのかな」<br/>優子「これで良かったんですよ」<br/>天児「優子…」<br/>優子「アナタは浩一君に――次の人類に可能性を与えたんですから」<br/>天児「可能性か…でも それは僕も彼から与えられたからだよ …絶望だけだったこんな僕にも彼は与えてくれたんだ」<br/>優子「そうですね」<br/>天児「僕ら大人が希望を持たなければ子どもたちに可能性は生まれない」<br/>「――可能性が失われた世界で人類が救えるワケがない …そんな単純なコトに気づかなかったとはね」<br/>優子「最後に気づかせて貰えたじゃないですか」<br/>天児「そうだね」<br/>優子「今まで本当にご苦労様でした」<br/>天児「うん」
 
;天児「本当に これで良かったのかな」<br/>優子「これで良かったんですよ」<br/>天児「優子…」<br/>優子「アナタは浩一君に――次の人類に可能性を与えたんですから」<br/>天児「可能性か…でも それは僕も彼から与えられたからだよ …絶望だけだったこんな僕にも彼は与えてくれたんだ」<br/>優子「そうですね」<br/>天児「僕ら大人が希望を持たなければ子どもたちに可能性は生まれない」<br/>「――可能性が失われた世界で人類が救えるワケがない …そんな単純なコトに気づかなかったとはね」<br/>優子「最後に気づかせて貰えたじゃないですか」<br/>天児「そうだね」<br/>優子「今まで本当にご苦労様でした」<br/>天児「うん」
 
:浩一を現実に送り返し、朽ちていくアークの中で。絶望の中にようやく希望を見出した男は、妻に手を取られ、今度こそ永久に世界から姿を消した……。
 
:浩一を現実に送り返し、朽ちていくアークの中で。絶望の中にようやく希望を見出した男は、妻に手を取られ、今度こそ永久に世界から姿を消した……。
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