差分

編集の要約なし
9行目: 9行目:  
群像劇としての側面があり、上記三人のキャラクターの視点がそれぞれ絡み合う。その点で、あくまでキラの視点で物語を語った前作とは雰囲気は大きく異なる。
 
群像劇としての側面があり、上記三人のキャラクターの視点がそれぞれ絡み合う。その点で、あくまでキラの視点で物語を語った前作とは雰囲気は大きく異なる。
   −
続編となる劇場版の制作が告知されており、様々な媒体で検討中とのこと。…だったのだが、現在松竹系の劇場公開予告からその題名は消えてしまっている。
+
続編となる劇場版の制作が告知されていたが、長く音沙汰がなく配給元である松竹の上映スケジュールからも消滅、実質立ち消え状態となっている。
    
その代わりなのか、前作に引き続き、2013年4月より、新規カットの追加・一部BGMがリミックスされたHDリマスター版がTOKYO MXとBS11にて放送開始(12年3月からバンダイチャンネルで先行配信している)。
 
その代わりなのか、前作に引き続き、2013年4月より、新規カットの追加・一部BGMがリミックスされたHDリマスター版がTOKYO MXとBS11にて放送開始(12年3月からバンダイチャンネルで先行配信している)。
    
=== スパロボシリーズにおいて ===
 
=== スパロボシリーズにおいて ===
上述のとおりこの作品は、複数のキャラクターの視点が交錯して語られる群像劇のような体裁がとられている。基本的に[[シン・アスカ]]属するザフト側と[[キラ・ヤマト]]が属するAA隊側の二つの大きな視点があり、二人の立場は最後まで対立している為、参戦する場合は双方の扱いが話題となる(DESTINYが参戦する他のガンダムゲーもそうであるが)。<br />故に作品によって二人の扱われ方が大きく違ってきているのが特徴で、特にシンの場合は原作を考えれば好待遇にある傾向と言える。<br />なお原作ストーリーの都合上、他作品と比べても自軍登録されるのが遅い傾向にある。特にAA隊は顕著である(例外もある)。
+
上述のとおりこの作品は、複数のキャラクターの視点が交錯して語られる群像劇のような体裁がとられている。基本的に[[シン・アスカ]]属するザフト側と[[キラ・ヤマト]]が属するAA隊側の二つの大きな視点があり、二人の立場は最後まで対立している為、参戦する場合は双方の扱いが話題となる。<br />故に作品によって二人の扱われ方が大きく違ってきているのが特徴で、特にシンの場合は原作を考えれば好待遇にある傾向と言える。<br />なお原作ストーリーの都合上、他作品と比べても自軍登録されるのが遅い傾向にある。特にAA隊は顕著である(例外もある)。
    
シン側もキラ側も一通り再現した現在は、大筋から改変して均等に扱うLのような扱いも出てきている。
 
シン側もキラ側も一通り再現した現在は、大筋から改変して均等に扱うLのような扱いも出てきている。
54行目: 54行目:  
:声は主題歌を歌う西川貴教氏。声優の都合によりTV版では活躍しないが、それ以外のメディアに関しては彼の活躍ぶりが描かれている。
 
:声は主題歌を歌う西川貴教氏。声優の都合によりTV版では活躍しないが、それ以外のメディアに関しては彼の活躍ぶりが描かれている。
 
;[[ミーア・キャンベル]]
 
;[[ミーア・キャンベル]]
:デュランダルが用意した[[ラクス・クライン]]の影武者。本人はラクスを演じることより、歌えることに喜びを感じていたが…。
+
:デュランダルが用意した[[ラクス・クライン]]の替え玉。本人はラクスを演じることより、歌えることに喜びを感じていたが…。
    
=== [[地球連合]] ===
 
=== [[地球連合]] ===
167行目: 167行目:  
:ラクス達の暗殺を企てた部隊が使用した水陸両用型。デザインの元ネタは同スタジオで作られているアニメ『[[ケロロ軍曹]]』主人公のケロロ軍曹。
 
:ラクス達の暗殺を企てた部隊が使用した水陸両用型。デザインの元ネタは同スタジオで作られているアニメ『[[ケロロ軍曹]]』主人公のケロロ軍曹。
 
;[[ジン・ハイマニューバ2型]]
 
;[[ジン・ハイマニューバ2型]]
:[[MSV]]であった[[ジン・ハイマニューバ]]の後継機で、日本刀型の実体剣を装備。Zではやたらと格好いい。
+
:[[MSV]]であった[[ジン・ハイマニューバ]]の後継機で、日本刀型の実体剣を装備。
 
;[[ゲイツR]]
 
;[[ゲイツR]]
:前大戦末期に作られた[[ゲイツ (SEED)|ゲイツ]]の改修型。腰のワイヤーアンカーがレールガンへと変更された。もちろん、[[やられメカ]]。
+
:前大戦末期に作られた[[ゲイツ (SEED)|ゲイツ]]の改修型。腰のワイヤーアンカーがレールガンへと変更された。
 
;[[バビ]]
 
;[[バビ]]
:射撃武器のみで構成された機体。可変機で大気圏内飛行可能。火力だけなら、量産機としてはなかなかの物。
+
:射撃武器のみで構成された機体。可変機で大気圏内飛行可能。
 
;ガズウート
 
;ガズウート
:ザウートの後継機で、前世代ともどもスパロボ未登場。
+
:ザウートの後継機、スパロボ未登場。
    
=== [[地球連合軍|連合]]の機動兵器 ===
 
=== [[地球連合軍|連合]]の機動兵器 ===
187行目: 187行目:  
:[[サイコガンダム]]似と[[ビグ・ザム]]似の2つの形態をとる超大型MS。終盤には少数量産されるも、デスティニー、レジェンド、インパルスに次々と倒されていった。
 
:[[サイコガンダム]]似と[[ビグ・ザム]]似の2つの形態をとる超大型MS。終盤には少数量産されるも、デスティニー、レジェンド、インパルスに次々と倒されていった。
 
;[[ダガーL]]
 
;[[ダガーL]]
:ダガーシリーズの後継機。[[やられメカ]]。
+
:ダガーシリーズの後継機。
 
;[[105ダガー]]
 
;[[105ダガー]]
 
:SEED-[[MSV]]に登場した[[ストライクガンダム]]の量産型。ヘブンズベース戦にはジェットストライカー型、ランチャーストライカー型の少数配備が確認できる。Wでは[[機動戦士ガンダムSEED ASTRAY]]名義で参戦したが、DESTINY名義では未登場。
 
:SEED-[[MSV]]に登場した[[ストライクガンダム]]の量産型。ヘブンズベース戦にはジェットストライカー型、ランチャーストライカー型の少数配備が確認できる。Wでは[[機動戦士ガンダムSEED ASTRAY]]名義で参戦したが、DESTINY名義では未登場。
195行目: 195行目:  
:[[メビウス・ゼロ]]の後継機にあたるMAで、同じく有線式ガンバレルを装備しているが、メビウス・ゼロのそれが実弾兵器だったのに対し、こちらはビーム兵器になっている。
 
:[[メビウス・ゼロ]]の後継機にあたるMAで、同じく有線式ガンバレルを装備しているが、メビウス・ゼロのそれが実弾兵器だったのに対し、こちらはビーム兵器になっている。
 
;[[ザムザザー]]
 
;[[ザムザザー]]
:カニみたいなMA。[[ハイペリオンガンダム]]と同じく、モノフェーズ・シールドを持っているために防御力は凄まじく高い。
+
:カニみたいなMA。[[ハイペリオンガンダム]]と同じく、モノフェーズ・シールドを持っているために防御力は非常に高い。
 
;[[ゲルズゲー]]
 
;[[ゲルズゲー]]
:下半身がカマキリみたいなMA。上半身は[[ストライクダガー]]の物を流用している。ガンダムの長い歴史の中でもかなり気持ち悪い外見の機体である。
+
:下半身がカマキリみたいなMA。上半身は[[ストライクダガー]]の物を流用している。
 
;[[ユークリッド]]
 
;[[ユークリッド]]
:終盤に登場したMA。SEEDのMAらしからぬシンプルな形状で、多数量産されている。
+
:終盤に登場したMA。ザムザザーやゲルズゲーとは打って変わってシンプルな形状で、多数量産されている。
    
=== [[オーブ]]の機動兵器 ===
 
=== [[オーブ]]の機動兵器 ===
246行目: 246行目:     
;[[アークエンジェル]]
 
;[[アークエンジェル]]
:前大戦でも活躍した艦。略してAAとも。2年前との違いはお風呂が付いたことと、水中にも潜れるようになったところ。
+
:前大戦でも活躍した艦。略称は「AA」。2年前との違いは浴室が付いたことと、水中にも潜れるようになったところ。
 
;[[エターナル]]
 
;[[エターナル]]
 
:前大戦でも活躍した艦。[[アークエンジェル]]と違い、2年前との違いはない。
 
:前大戦でも活躍した艦。[[アークエンジェル]]と違い、2年前との違いはない。
276行目: 276行目:  
:寺田Pが「片方だけ贔屓するつもりはない」という発言をしており、セツコ編ではシン中心、ランド編ではキラ中心となる。ただし、ザフト組はどちらのルートでも条件次第では後半で一旦離脱し、敵になる事がある。ストーリー的には今作の中核と言えるほどイベントが多く、特に[[ザフト]]側はわざわざ条件の厳しい隠しルートで大規模に原作改変して優遇と、かなり力の入った演出である。しかし、携帯機であった[[コーディネイター]]技能は採用されず、デュートリオンビームもイベントのみのため(代替で戦術換装がある)、戦力的には「自軍の一翼」止まりといったところか。代わりに[[SEED]]の発動条件がやや緩和されている。[[ミネルバ]]隊はセツコ編では終始主力だが、キラ達AAメンバーはランド編を選択してもスポット参戦ばかりで正式参戦が非常に遅い。AAメンバーの行動がプレイヤー部隊に批難される現時点で唯一の作品。
 
:寺田Pが「片方だけ贔屓するつもりはない」という発言をしており、セツコ編ではシン中心、ランド編ではキラ中心となる。ただし、ザフト組はどちらのルートでも条件次第では後半で一旦離脱し、敵になる事がある。ストーリー的には今作の中核と言えるほどイベントが多く、特に[[ザフト]]側はわざわざ条件の厳しい隠しルートで大規模に原作改変して優遇と、かなり力の入った演出である。しかし、携帯機であった[[コーディネイター]]技能は採用されず、デュートリオンビームもイベントのみのため(代替で戦術換装がある)、戦力的には「自軍の一翼」止まりといったところか。代わりに[[SEED]]の発動条件がやや緩和されている。[[ミネルバ]]隊はセツコ編では終始主力だが、キラ達AAメンバーはランド編を選択してもスポット参戦ばかりで正式参戦が非常に遅い。AAメンバーの行動がプレイヤー部隊に批難される現時点で唯一の作品。
 
;[[第2次スーパーロボット大戦Z 破界篇]]
 
;[[第2次スーパーロボット大戦Z 破界篇]]
:前作でストーリーを終わらせたため、スパロボシリーズとしてでは『スパロボ学園』を除き、初のいるだけ参戦。主役周りのみの参戦であり、シン、キラ、アスラン、ルナマリアだけの登場である(一応ラクスも中盤に顔見せ程度に登場する)。時空震動に巻き込まれて『第2次Z』の[[多元世界]]に召喚されてしまった。キラとアスランについては任天堂携帯機で先行実装された合体攻撃が追加されている。
+
:前作でストーリーを終わらせているため、『スパロボ学園』を除けば初のいるだけ参戦となった。主役周りのみの参戦であり、シン、キラ、アスラン、ルナマリアだけの登場である(一応ラクスも中盤に顔見せ程度に登場する)。時空震動に巻き込まれて『第2次Z』の[[多元世界]]に召喚されてしまった。キラとアスランについては任天堂携帯機で先行実装された合体攻撃が追加されている。
 
;[[第2次スーパーロボット大戦Z 再世篇]]
 
;[[第2次スーパーロボット大戦Z 再世篇]]
 
:破界篇に登場したメンバーに加え[[エターナル]]が[[ZEUTH]]のいた世界から第2次Zの世界へとやって来て[[ZEXIS]]の母艦になる他、[[ゲルズゲー]]、[[ユークリッド]]、[[デストロイガンダム]]といった敵機体が[[モビルドール]]化されて登場した。またifルートのエンディングにてレイとステラの生存が確認された。
 
:破界篇に登場したメンバーに加え[[エターナル]]が[[ZEUTH]]のいた世界から第2次Zの世界へとやって来て[[ZEXIS]]の母艦になる他、[[ゲルズゲー]]、[[ユークリッド]]、[[デストロイガンダム]]といった敵機体が[[モビルドール]]化されて登場した。またifルートのエンディングにてレイとステラの生存が確認された。
309行目: 309行目:  
:過剰なまでの薬物投与や訓練によって、[[ナチュラル]]に[[コーディネイター]]並み、もしくはそれ以上の能力を持たせたもの。特殊な薬物の継続使用や特殊な機械を用いないと生きていられないが、[[ブーステッドマン]]よりは精神面などが安定している。
 
:過剰なまでの薬物投与や訓練によって、[[ナチュラル]]に[[コーディネイター]]並み、もしくはそれ以上の能力を持たせたもの。特殊な薬物の継続使用や特殊な機械を用いないと生きていられないが、[[ブーステッドマン]]よりは精神面などが安定している。
 
;ブロックワード
 
;ブロックワード
:[[エクステンデッド]]の暴走を防ぐために考案されたもの。エクステンデッド一人につき一つ設定されており、これを聞くとエクステンデッドは恐慌状態に陥る。むしろ暴走を悪化させているように見えるのだが……。
+
:[[エクステンデッド]]の暴走を防ぐために考案されたもの。エクステンデッド一人につき一つ設定されており、これを聞くとエクステンデッドは恐慌状態に陥る。
 
;[[FAITH]]
 
;[[FAITH]]
 
:「'''フェイス'''」と読む。[[ザフト]]において国防委員会及び評議会議長から特例として与えられる権威職。特別な功績があった際などに送られる。階級に関わらず作戦立案に口出ししたり独自行動等の権限を与えられている。前作でもアスランが「特務隊」として任命されていたが、今作ではこれに該当するものがかなりいる。
 
:「'''フェイス'''」と読む。[[ザフト]]において国防委員会及び評議会議長から特例として与えられる権威職。特別な功績があった際などに送られる。階級に関わらず作戦立案に口出ししたり独自行動等の権限を与えられている。前作でもアスランが「特務隊」として任命されていたが、今作ではこれに該当するものがかなりいる。
317行目: 317行目:  
:ダイダロス基地に設営された反射衛星砲。
 
:ダイダロス基地に設営された反射衛星砲。
 
;[[デスティニープラン]]
 
;[[デスティニープラン]]
:デュランダル議長が議会の許可無く、勝手に立ち上げたプラン。専用の設備まで、承認前に勝手に作ってしまった。内容は大雑把に言えば「全人類の遺伝子特性を解析し、各人に最適な役職を振り分ける」というもの。…作中では詳しくは説明されなかったが。
+
:デュランダル議長が議会の許可無く、勝手に立ち上げたプラン。専用の設備まで、承認前に勝手に作ってしまった。内容は大雑把に言えば「全人類の遺伝子特性を解析し、各人に最適な役職を振り分ける」というもの。
    
== 余談 ==
 
== 余談 ==
直接の続編なので前作の登場人物も引き続き多数登場するが、何故かほぼ全員がスリムになった。単にキャラクターデザインが変化したという話ではなく、各キャラクターの身長体重の設定自体に手が加えられ、平均して身長が4cmは伸び、体重が5kgは減っている。全員基本的に有重力環境で暮らしていたので体が衰えたとは考え難く、科学的な理由は不明。医学の観点ではSEED時代の方が健康な数値である場合が多い(適正な体脂肪率なら、だが)。
+
直接の続編なので前作の登場人物も引き続き多数登場するが、何故かほぼ全員がスリムになった。単にキャラクターデザインが変化したという話ではなく、各キャラクターの身長体重の設定自体に手が加えられ、平均して身長が4cmは伸び、体重が5kgは減っている。全員基本的に有重力環境で暮らしていたので体が衰えたとは考え難く、科学的な理由は不明。医学の観点ではSEED時代の方が健康な数値である場合が多い。
    
ちなみに、最も深刻なのは[[マリュー・ラミアス|マリュー]]であり、170cmという女性としてはかなりの長身に対して、SEED時代は63kgあったのに対して本作では50kgと、実に13kgも激減している。彼女の身長やグラマラスな体型、かつては軍人としてトレーニングを積み、それなりに筋肉を付けていたであろう事を考えると、50kgという体重は病的ですらある。
 
ちなみに、最も深刻なのは[[マリュー・ラミアス|マリュー]]であり、170cmという女性としてはかなりの長身に対して、SEED時代は63kgあったのに対して本作では50kgと、実に13kgも激減している。彼女の身長やグラマラスな体型、かつては軍人としてトレーニングを積み、それなりに筋肉を付けていたであろう事を考えると、50kgという体重は病的ですらある。
   −
例外は主人公のキラで、SEED時代は身長に対してやや太めといえる体重である(体を鍛えてもいないのに)。
+
例外は主人公のキラで、SEED時代は身長に対してやや太めといえる体重である。
    
== 主要スタッフ ==
 
== 主要スタッフ ==
;制作会社
+
;制作
 
:サンライズ(第3スタジオ)
 
:サンライズ(第3スタジオ)
 
;監督
 
;監督
333行目: 333行目:  
;キャラクターデザイン
 
;キャラクターデザイン
 
:平井久司
 
:平井久司
;メカニカルデザイン
+
;メカニックデザイン
:大河原邦男、山根公利、藤岡建機
+
:大河原邦男
 +
:山根公利
 +
:藤岡建機
 
;音楽
 
;音楽
 
:佐橋俊彦
 
:佐橋俊彦