差分

19 バイト追加 、 2013年10月16日 (水) 22:47
編集の要約なし
31行目: 31行目:  
また反戦主義者ならば、通常は「他国への侵略戦争を仕掛ける事や、その当事者」を批判するものであるが、TV版のカイフンの批判の矛先は侵略戦争を仕掛けて来たゼントラーディ軍ではなく、彼等から市民を守るために戦っている地球統合軍の軍人達であった。本来批判すべき侵略戦争を仕掛ける者を批判せず、彼等から市民を守るために戦っている主人公達を批判した点は、反戦主義者としては齟齬が生じてしまう。<br />さらにいえば、これらの一連の行動は市民を守る為に命懸けで戦う軍人達の心境や事情をまるで理解しない勝手な振る舞いであり、そうした行為が市民は軍への反抗を助長させていた。そしてこれが最悪の事態を発生させた事もあったが、本人はその責任を全く感じていなかった。<br/>
 
また反戦主義者ならば、通常は「他国への侵略戦争を仕掛ける事や、その当事者」を批判するものであるが、TV版のカイフンの批判の矛先は侵略戦争を仕掛けて来たゼントラーディ軍ではなく、彼等から市民を守るために戦っている地球統合軍の軍人達であった。本来批判すべき侵略戦争を仕掛ける者を批判せず、彼等から市民を守るために戦っている主人公達を批判した点は、反戦主義者としては齟齬が生じてしまう。<br />さらにいえば、これらの一連の行動は市民を守る為に命懸けで戦う軍人達の心境や事情をまるで理解しない勝手な振る舞いであり、そうした行為が市民は軍への反抗を助長させていた。そしてこれが最悪の事態を発生させた事もあったが、本人はその責任を全く感じていなかった。<br/>
   −
以上のように視聴者からの大きな批判を受けてしまい、後年、制作者側は「'''TV版で、リン・カイフンを反戦主義者の設定にしたのは失敗だった'''」と懐述している。<br />
+
以上のように視聴者からの大きな批判を受けてしまい、後年、制作者側は'''「TV版で、リン・カイフンを反戦主義者の設定にしたのは失敗だった」'''と述懐している。<br />
 
TV版の「反戦主義者」から、劇場版の「良識を持ったマネージャー」へとリン・カイフンの設定が変更されたのは、この時の反省もあったからなのだろう。
 
TV版の「反戦主義者」から、劇場版の「良識を持ったマネージャー」へとリン・カイフンの設定が変更されたのは、この時の反省もあったからなのだろう。
   37行目: 37行目:  
SRWでは劇場版の設定を採用しているが、TV版の設定も含まれている。
 
SRWでは劇場版の設定を採用しているが、TV版の設定も含まれている。
   −
=== [[αシリーズ]]
+
=== [[αシリーズ]] ===
 
;[[スーパーロボット大戦α]]
 
;[[スーパーロボット大戦α]]
 
:[[NPC]]キャラ。なお、[[民間人]]である[[リン・ミンメイ|ミンメイ]]を危険な目に巻き込んだ自軍をカイフンが批判する一幕があるが、劇場版設定という事もありTV版のものと比較すると説得力がある内容のものになっている。
 
:[[NPC]]キャラ。なお、[[民間人]]である[[リン・ミンメイ|ミンメイ]]を危険な目に巻き込んだ自軍をカイフンが批判する一幕があるが、劇場版設定という事もありTV版のものと比較すると説得力がある内容のものになっている。
45行目: 45行目:  
== 人間関係 ==
 
== 人間関係 ==
 
;[[リン・ミンメイ]]
 
;[[リン・ミンメイ]]
:従妹(TV版)。妹(劇場版)。TV版では[[横浜]]の地にて再会する。マネージャーになったカイフンと婚約するが、終戦後はミンメイから拒まれて、別れることになる。
+
:カイフンの従妹(TV版)または妹(劇場版)。TV版では[[横浜]]の地にて再会する。マネージャーになったカイフンと婚約するが、終戦後はミンメイから拒まれて、別れることになる。
 
:一方、劇場版ではミンメイとは恋愛関係にならず、あくまでも彼女のマネージャーとしての姿勢を貫いている。
 
:一方、劇場版ではミンメイとは恋愛関係にならず、あくまでも彼女のマネージャーとしての姿勢を貫いている。
 
;[[一条輝]]
 
;[[一条輝]]
67行目: 67行目:     
== 名台詞 ==
 
== 名台詞 ==
:TV版と劇場版では、[[一条輝|輝]]ら軍人達に対して取る態度や言動が大きく異なっている。
+
:TV版と劇場版では、輝ら軍人達に対して取る態度や言動が大きく異なっている。
 
=== TV版 ===
 
=== TV版 ===
 
;「そうですか…軍人が民間人を助けるのは当然ですが。ま、感謝しておきましょう」
 
;「そうですか…軍人が民間人を助けるのは当然ですが。ま、感謝しておきましょう」
 
:TV版第15話で[[一条輝|輝]]と初対面時に、[[リン・ミンメイ|ミンメイ]]を助けたと聞いて。このように、相手が軍人だという理由だけで、冷淡な対応を取ることが多い。
 
:TV版第15話で[[一条輝|輝]]と初対面時に、[[リン・ミンメイ|ミンメイ]]を助けたと聞いて。このように、相手が軍人だという理由だけで、冷淡な対応を取ることが多い。
 
;「戦いは何も生み出しません。戦いが生み出すのは破壊だけです!」
 
;「戦いは何も生み出しません。戦いが生み出すのは破壊だけです!」
:TV版第16話「カンフー・ダンディ」で放ったカイフンの軍隊・軍人嫌いを象徴した台詞。確かに正論ではあるが、それ以前にカイフンは、侵略してくる[[ゼントラーディ]]軍から市民を守るためにやむなく戦っている統合軍の軍人達の心情や事情を理解しようとしていないのが問題である。実際に、輝からは「俺だって、別に好きで軍隊やってるわけじゃない」と返されている。
+
:TV版第16話「カンフー・ダンディ」で放ったカイフンの軍隊・軍人嫌いを象徴した台詞。
 +
:確かに正論ではあるものの、それ以前にカイフンは、侵略してくる[[ゼントラーディ]]軍から市民を守るためにやむなく戦っている統合軍の軍人達の心情や事情を理解しようとしていないのが問題である。実際に、輝からは「俺だって、別に好きで軍隊やってるわけじゃない」と返されている。
 
:なお、第19話での芸能インタビューにおいても、カイフンは上記の台詞と同様の発言をしているのだが、それをTVで視聴していた[[クローディア・ラサール|クローディア]]と[[早瀬未沙|未沙]]からは顰蹙を買っている。
 
:なお、第19話での芸能インタビューにおいても、カイフンは上記の台詞と同様の発言をしているのだが、それをTVで視聴していた[[クローディア・ラサール|クローディア]]と[[早瀬未沙|未沙]]からは顰蹙を買っている。
  
3,644

回編集