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276 バイト除去 、 2013年10月11日 (金) 22:27
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=== キャラクターとしての総評 ===
 
=== キャラクターとしての総評 ===
特に故国オーブに向けられる偏った言動、上官であるアスランへの挑発や増長した態度(ただしアスランの上官としての行動の問題を指摘する声は多い)、勝手にステラを返還する等周囲の迷惑を顧みない軍人として問題のある行動、終盤におけるまで妹のマユやステラの死を乗り越える事が出来なかった事、デュランダルが大量破壊兵器による敵国民間人の虐殺を選択肢に入れてもなお従ったことなど、[[主人公]]としてはマイナス面が目立った点が批判されている。その反面前回の主人公の一人として、シンの精神面における導き手の役割を期待されたアスランや周囲の大人たちが全くそれを為せなかったがために成長する機会を失った不運なキャラクターとも言える。逆にシン自身、成長する機会を深く考えず自分の感情のまま行動し、潰している。
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劇中において[[主人公]]としてはマイナス面が目立った点が批判されている。
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*故国オーブに向けられる偏った言動
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*上官であるアスランへの挑発や増長した態度(ただしアスランの上官としての行動の問題を指摘する声は多い)
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*勝手にステラを返還する等周囲の迷惑を顧みない軍人として問題のある行動
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*終盤におけるまで妹のマユやステラの死を乗り越える事が出来なかった事
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*デュランダルが大量破壊兵器による敵国民間人の虐殺を選択肢に入れてもなお従ったこと等。
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その反面前回の主人公の一人として、シンの精神面における導き手の役割を期待されたアスランや周囲の大人たちが全くそれを為せなかったがために成長する機会を失った不運なキャラクターとも言える。逆にシン自身、成長する機会を深く考えず自分の感情のまま行動し、潰している。
    
彼の戦う動機は親しい人物の死が大きな要因であり、それ故戦争をなくすことを誰より強く願っていたのは間違いなく、感情まで否定される類のものではない(それが原因で軍人としては問題のある行動が多いのも事実ではあるが)。アスランに対する態度もシンにも非はあるが、先述の通りアスランの上官としての不手際にも一因がある。<br />
 
彼の戦う動機は親しい人物の死が大きな要因であり、それ故戦争をなくすことを誰より強く願っていたのは間違いなく、感情まで否定される類のものではない(それが原因で軍人としては問題のある行動が多いのも事実ではあるが)。アスランに対する態度もシンにも非はあるが、先述の通りアスランの上官としての不手際にも一因がある。<br />
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シンを演じた鈴村健一氏は『[[スーパーロボット大戦Z]]』のオフィシャルWEBマガジンにおいて、「'''当時監督の求めていたシン・アスカと自分の中のシン・アスカがスパロボの収録で一致した'''」と話しており、当時より作品に対して肯定的になっているようである。
 
シンを演じた鈴村健一氏は『[[スーパーロボット大戦Z]]』のオフィシャルWEBマガジンにおいて、「'''当時監督の求めていたシン・アスカと自分の中のシン・アスカがスパロボの収録で一致した'''」と話しており、当時より作品に対して肯定的になっているようである。
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というのも、当時の鈴村氏は一部の前作ファンから凄まじいバッシングを受けており(理由は「キラ達と敵対する、アスランやカガリに悪口を言う、シンを演じている声優だから」という幼稚極まりないもの)、脚本そのものにもインタビューで難色を示しているなど、否定的な立場だったからである。なお、彼が「予定調和のようにキラたちと和解して、ザフトと戦う様な展開だけは勘弁」と答えていて、FINAL PLUSやSE収録の追加エピローグで'''ほぼその展開になってしまった'''というのは有名な話である。
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というのも、当時の鈴村氏は一部の前作ファンから凄まじいバッシングを受けており(理由は「'''キラ達と敵対する、アスランやカガリに悪口を言う、シンを演じている声優だから'''」という幼稚極まりないもの)、脚本そのものにもインタビューで難色を示しているなど、否定的な立場だったからである。なお、彼が「予定調和のようにキラたちと和解して、ザフトと戦う様な展開だけは勘弁」と答えていて、FINAL PLUSやSE収録の追加エピローグで'''ほぼその展開になってしまった'''というのは有名な話である。
    
=== スパロボシリーズにおいて ===
 
=== スパロボシリーズにおいて ===
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;[[スーパーロボット大戦Z スペシャルディスク]]
 
;[[スーパーロボット大戦Z スペシャルディスク]]
 
:
 
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;[[第2次スーパーロボット大戦Z 破界篇]]
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;[[第2次スーパーロボット大戦Z破界篇]]
 
:前作で『SEED DESTINY』のストーリーが終わっているので原作終了後の設定で登場。中盤の宇宙ルートで、キラ達と共に[[次元獣]]相手に奮戦していたところを、[[ソレスタルビーイング|CB]]と[[S.M.S]]によって救われ[[ZEXIS]]と合流する。当初は、「テロリストの機体」と目される[[ガンダムタイプ]]を所有するCBについて懐疑的であったが、彼らの信念を汲み取った後は(アスランが迷いを捨てた事もあり)ZEXISへの協力姿勢を見せる。前作を経て性格的にはかなり温和になっており、以前の問題児ぶりを周囲から弄られると、バツが悪そうに話題を逸らすという年相応の描写も増えたが、さすがにセツコを嬲り続けた[[アサキム・ドーウィン|アサキム]]と対峙した際には激情を露にする。EDではトレーズの配慮によって、カミーユ達と共に[[OZ]]へ加入する様子が見受けられるが…。
 
:前作で『SEED DESTINY』のストーリーが終わっているので原作終了後の設定で登場。中盤の宇宙ルートで、キラ達と共に[[次元獣]]相手に奮戦していたところを、[[ソレスタルビーイング|CB]]と[[S.M.S]]によって救われ[[ZEXIS]]と合流する。当初は、「テロリストの機体」と目される[[ガンダムタイプ]]を所有するCBについて懐疑的であったが、彼らの信念を汲み取った後は(アスランが迷いを捨てた事もあり)ZEXISへの協力姿勢を見せる。前作を経て性格的にはかなり温和になっており、以前の問題児ぶりを周囲から弄られると、バツが悪そうに話題を逸らすという年相応の描写も増えたが、さすがにセツコを嬲り続けた[[アサキム・ドーウィン|アサキム]]と対峙した際には激情を露にする。EDではトレーズの配慮によって、カミーユ達と共に[[OZ]]へ加入する様子が見受けられるが…。
;[[第2次スーパーロボット大戦Z 再世篇]]
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;[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇]]
:序盤の中東ルートで初登場。前作のEDで示された通り、当初は[[OZ]]に所属しているが、OZのやり方に疑念を抱き、ルナマリアやカミーユ、ファと共に脱走し、[[ソレスタルビーイング]]やヒイロ達かつての[[ZEXIS]]の面々と合流する。戦力としても非常に優秀で、序盤から[[デスティニーガンダム]]共々非常に頼りになる。更に中盤からはデスティニー最大武装が解禁されるのでZのようにボスキラーへと返り咲くことができる。戦争とそれを生み出す者への強い怒りは今作でも健在で、最終的な目的は「平和」であっても、その為に戦いや犠牲を強いようとする人類勢力の指導者達に対して、戦闘前会話で激しい怒りを露わにしている。今作では前作と比べるとインターミッションの会話シーンでの出番は多くなっており、『Z』で深い信頼関係を築いた[[セツコ・オハラ|セツコ]]とも久しぶりに再会し、彼女の登場する場面では頻繁に顔を出している。また、彼の口からはっきりとステラとレイの生存と、シンとルナマリアとの関係が「恋人同士」であると明言されている。ただ唯一残念なのが鈴村氏による特殊台詞などの新録が全くと言っていいほどないことか(これは他のキャラもだが)。
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:序盤の中東ルートで初登場。前作のEDで示された通り、当初は[[OZ]]に所属しているが、OZのやり方に疑念を抱き、ルナマリアやカミーユ、ファと共に脱走し、[[ソレスタルビーイング]]やヒイロ達かつての[[ZEXIS]]の面々と合流する。戦力としても非常に優秀で、序盤から[[デスティニーガンダム]]共々非常に頼りになる。更に中盤からはデスティニー最大武装が解禁されるのでZのようにボスキラーへと返り咲くことができる。戦争とそれを生み出す者への強い怒りは今作でも健在で、最終的な目的は「平和」であっても、その為に戦いや犠牲を強いようとする人類勢力の指導者達に対して、戦闘前会話で激しい怒りを露わにしている。今作では前作と比べるとインターミッションの会話シーンでの出番は多くなっており、『Z』で深い信頼関係を築いた[[セツコ・オハラ|セツコ]]とも久しぶりに再会し、彼女の登場する場面では頻繁に顔を出している。また、彼の口からはっきりとステラとレイの生存と、シンとルナマリアとの関係が「恋人同士」であると明言されている。ただ唯一残念なのが鈴村氏による特殊台詞などの新録が全くと言っていいほどないことか(これは他のキャラも言えることだが)。
    
=== 携帯機シリーズ ===
 
=== 携帯機シリーズ ===
 
;[[スーパーロボット大戦K]]
 
;[[スーパーロボット大戦K]]
:今回はAA隊の視点なので最初は敵で、中盤で仲間になる。その為か主人公なのに[[オープニング戦闘デモ]]では敵役になっていた。原作再現が少ないために悪い印象もない。仲間になった後は出番も比較的に多く、人間的にも順調に成長、顔グラも味方時のものに変化するが、何故かアロンダイト使用時のカットインは敵だった時のままなのでおっかない(原作どおりだが)。<br />能力的には[[デスティニーガンダム]]の強さも相まって即戦力になる。機体はシングルでも強力だが、パートナーを組む場合、機体特性・信頼補正が完全に噛み合っているアスランと組むと非常に強くなる。今作では原作シナリオ終了後も、アスランに対して敬意を表している場面が多い。他作品との絡みでは、[[ルージ・ファミロン|ルージ]]の兄貴分になったり、[[ウェンディ・ギャレット|ウェンディ]]の事を心配していたり、[[司馬宙|宙]]と意気投合したり、[[ミハエル・ギャレット|ミハエル]]に怒りを露にするなど、SC2やZ以上に「兄」としての面が強調されているなど決して扱いは悪くないのだがライターが存在を忘れていたのか、'''エンディングに一切登場しない'''(名前すら出てこない)。
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:今回はAA隊の視点なので最初は敵で、中盤で仲間になる。その為か主人公なのに[[オープニング戦闘デモ]]では敵役になっていた。原作再現が少ないために悪い印象もない。仲間になった後は出番も比較的に多く、人間的にも順調に成長、顔グラも味方時のものに変化するが、何故かアロンダイト使用時のカットインは敵だった時のままなのでおっかない(原作どおりだが)。
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:能力的には[[デスティニーガンダム]]の強さも相まって即戦力になる。機体はシングルでも強力だが、パートナーを組む場合、機体特性・信頼補正が完全に噛み合っているアスランと組むと非常に強くなる。今作では原作シナリオ終了後も、アスランに対して敬意を表している場面が多い。他作品との絡みでは、[[ルージ・ファミロン|ルージ]]の兄貴分になったり、[[ウェンディ・ギャレット|ウェンディ]]の事を心配していたり、[[司馬宙|宙]]と意気投合したり、[[ミハエル・ギャレット|ミハエル]]に怒りを露にするなど、SC2やZ以上に「兄」としての面が強調されているなど決して扱いは悪くないのだがライターが存在を忘れていたのか、'''エンディングに一切登場しない'''(名前すら出てこない)。
 
;[[スーパーロボット大戦L]]
 
;[[スーパーロボット大戦L]]
:プロローグ第2話から登場。序盤に何度かのスポット参戦を経て、中盤に差し掛かる頃に正式参戦する。本作では常に自軍にいて、初めてシンが一度も敵になる事のない展開となっている。正式参戦から数話後に[[デスティニーガンダム|デスティニー]]に乗り換える為非常に頼れる戦力だが、自身の能力はK時より弱体化し、格闘・射撃は主人公格としてはかなり低めになっているのでスキルパーツによる養成が欲しいところ。<br />原作と比べ展開が途中から大きく変化しており、周囲との人間関係も非常に良好である。原作では対立していたキラとも殆ど敵対する事なく、むしろ共闘する機会が多い。当然加入してからも良好な関係である。他作品との絡みでは序盤から『[[マクロスF]]』の面々と関わる場面が多く、ランカの駆け出しの頃からのファンの一人となっている。終盤には[[デスティニープラン]]に真っ向から反発し、デュランダルやレイと対峙する事になる。また、本作では最初から最後まで一貫して一方的に他者の「運命」を決めつける思想を強く否定する姿勢を見せており、戦う動機も戦争への怒りに加えて、「誰かを守るために」戦うという想いが非常に強く強調されている。EDではステラと共にしばらくオーブに残り、後にステラを伴ってプラントに戻ると決めている。ステラが無条件で生存し、トダカが生存しオーブに留まったままのため、本作は最もシンが幸せな作品と言っても過言ではないだろう。ただ、今作でもデスティニー搭乗時の一部の武装のカットインは怖い顔のまま(むしろ増加している)なので「もはや顔芸」と言われることも。ジブリールにトドメを刺すのも彼で、シンのファンなら感涙必至の名場面となっている。
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:プロローグ第2話から登場。序盤に何度かのスポット参戦を経て、中盤に差し掛かる頃に正式参戦する。本作では常に自軍にいて、初めてシンが一度も敵になる事のない展開となっている。正式参戦から数話後に[[デスティニーガンダム|デスティニー]]に乗り換える為非常に頼れる戦力だが、自身の能力はK時より弱体化し、格闘・射撃は主人公格としてはかなり低めになっているのでスキルパーツによる養成が欲しいところ。
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:原作と比べ展開が途中から大きく変化しており、周囲との人間関係も非常に良好である。原作では対立していたキラとも殆ど敵対する事なく、むしろ共闘する機会が多い。当然加入してからも良好な関係である。他作品との絡みでは序盤から『[[マクロスF]]』の面々と関わる場面が多く、ランカの駆け出しの頃からのファンの一人となっている。終盤には[[デスティニープラン]]に真っ向から反発し、デュランダルやレイと対峙する事になる。また、本作では最初から最後まで一貫して一方的に他者の「運命」を決めつける思想を強く否定する姿勢を見せており、戦う動機も戦争への怒りに加えて、「誰かを守るために」戦うという想いが非常に強く強調されている。EDではステラと共にしばらくオーブに残り、後にステラを伴ってプラントに戻ると決めている。ステラが無条件で生存し、トダカが生存しオーブに留まったままのため、本作は最もシンが幸せな作品と言っても過言ではないだろう。ただ、今作でもデスティニー搭乗時の一部の武装のカットインは怖い顔のまま(むしろ増加している)なので「もはや顔芸」と言われることも。ジブリールにトドメを刺すのも彼で、シンのファンなら感涙必至の名場面となっている。
 
;[[スーパーロボット大戦UX]]
 
;[[スーパーロボット大戦UX]]
 
:原作終了後設定。音声が追加収録され、第2次Zにはなかった『ガンダム00』のガンダムマイスター達や[[三璃紗]]の[[龍装劉備ガンダム|三]][[紅蓮装曹操ガンダム|英]][[猛虎装孫権ガンダム|傑]]達、[[聖戦士]]達への特殊援護台詞も収録され、新録のクロスオーバー台詞も豊富。また、スパロボシリーズで初めて、ボンボン版での名台詞も戦闘台詞に収録された。
 
:原作終了後設定。音声が追加収録され、第2次Zにはなかった『ガンダム00』のガンダムマイスター達や[[三璃紗]]の[[龍装劉備ガンダム|三]][[紅蓮装曹操ガンダム|英]][[猛虎装孫権ガンダム|傑]]達、[[聖戦士]]達への特殊援護台詞も収録され、新録のクロスオーバー台詞も豊富。また、スパロボシリーズで初めて、ボンボン版での名台詞も戦闘台詞に収録された。
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=== ミネルバ隊 ===
 
=== ミネルバ隊 ===
 
;[[アスラン・ザラ]]
 
;[[アスラン・ザラ]]
:カガリのボディガードで後の上官。ボディガード時代にはアスランの行動を認めていたが、ミネルバ隊モビルスーツ指揮官に就任するとオーブやキラ達への立場の違いから衝突。アスランがザフトを脱走するとこれを追跡し撃墜するが、後の戦闘で逆に敗れる。<br />シン自身はキラ達の事で優柔不断な態度ばかりを見せるアスランを否定し反発していたが、彼を撃墜し、そのまま敵対関係になってしまった事に苦悩するなど完全に嫌っていた訳では無かった。だが、皮肉にもそれは自分が否定していたアスランの悩みと同様のものであり、結果としてそれが敗北へ繋がった。<br />ボンボン版ではアニメ本編以上に彼との関係が深く描かれており、彼に反発しつつも、アニメ版よりもずっと良好な関係を築いていたが、最後は袂を分かつ事になり、彼の心情を理解しながらも、お互いの信念を激しくぶつけ合い、死闘を繰り広げた。ジ・エッジではアスランの言葉と現実との差異に迷い苦しんでいる様子も描かれている。スパロボにおいて原作後が描かれた第2次ZやK、UXではある程度関係は修復し、後半の展開が異なるLでは対立関係が無くなった。
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:カガリのボディガードで後の上官。ボディガード時代にはアスランの行動を認めていたが、ミネルバ隊モビルスーツ指揮官に就任するとオーブやキラ達への立場の違いから衝突。アスランがザフトを脱走するとこれを追跡し撃墜するが、後の戦闘で逆に敗れる。
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:シン自身はキラ達の事で優柔不断な態度ばかりを見せるアスランを否定し反発していたが、彼を撃墜し、そのまま敵対関係になってしまった事に苦悩するなど完全に嫌っていた訳では無かった。だが、皮肉にもそれは自分が否定していたアスランの悩みと同様のものであり、結果としてそれが敗北へ繋がった.
 +
:ボンボン版ではアニメ本編以上に彼との関係が深く描かれており、彼に反発しつつも、アニメ版よりもずっと良好な関係を築いていたが、最後は袂を分かつ事になり、彼の心情を理解しながらも、お互いの信念を激しくぶつけ合い、死闘を繰り広げた。ジ・エッジではアスランの言葉と現実との差異に迷い苦しんでいる様子も描かれている。スパロボにおいて原作後が描かれた第2次ZやK、UXではある程度関係は修復し、後半の展開が異なるLでは対立関係が無くなった。
 
;[[レイ・ザ・バレル]]
 
;[[レイ・ザ・バレル]]
 
:士官学校からの無二の親友。後にシンに自分の素性と過去を打ち明ける。デュランダルの野望成就の為にシンを利用している面もあったが、彼とシンの友情は偽りのない本物だった。スパロボでは敵対する展開もあり、彼に対する説得イベントがある等、親友としての関係が強調されている。
 
:士官学校からの無二の親友。後にシンに自分の素性と過去を打ち明ける。デュランダルの野望成就の為にシンを利用している面もあったが、彼とシンの友情は偽りのない本物だった。スパロボでは敵対する展開もあり、彼に対する説得イベントがある等、親友としての関係が強調されている。
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:上官。原作では特にこれといったエピソードは無く、単なる上官に過ぎないが、頻繁に迷惑をかけてしまっている。スパロボでは彼女との関係はより深く描かれている。
 
:上官。原作では特にこれといったエピソードは無く、単なる上官に過ぎないが、頻繁に迷惑をかけてしまっている。スパロボでは彼女との関係はより深く描かれている。
 
;[[ハイネ・ヴェステンフルス]]
 
;[[ハイネ・ヴェステンフルス]]
:上官。シンやアスランの良き理解者であり、パイロットとしては有能だが社会人としてはまだまだ未熟なシンを叱って育てあげることができる存在であった。誰とでも気軽に話せる彼が参入したことで[[ミネルバ]]のパイロット陣は打ち解けあっていくように見えたがいち早く戦死してしまい、結果的に傷を残した。<br />ボンボン版ではアニメ本編以上に彼との関係が深く描かれている。またスパロボでも作品によっては上司である期間が長い。
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:上官。シンやアスランの良き理解者であり、パイロットとしては有能だが社会人としてはまだまだ未熟なシンを叱って育てあげることができる存在であった。誰とでも気軽に話せる彼が参入したことで[[ミネルバ]]のパイロット陣は打ち解けあっていくように見えたがいち早く戦死してしまい、結果的に傷を残した。
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:ボンボン版ではアニメ本編以上に彼との関係が深く描かれている。またスパロボでも作品によっては上司である期間が長い。
 
;[[ヨウラン・ケント]]、[[ヴィーノ・デュプレ]]
 
;[[ヨウラン・ケント]]、[[ヴィーノ・デュプレ]]
 
:同年代とあってか描写は多くはないが、それなりに親しい仲。
 
:同年代とあってか描写は多くはないが、それなりに親しい仲。
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:[[UX]]では後輩の一人。先輩としてファフナーパイロットの指揮官である彼を気遣う。
 
:[[UX]]では後輩の一人。先輩としてファフナーパイロットの指揮官である彼を気遣う。
 
;[[羽佐間翔子]]
 
;[[羽佐間翔子]]
:[[UX]]では後輩の1人。彼女がフェストゥムを道連れに自爆したことと、彼女を救えなかったことに心を痛める。…が別動隊との合流時に生きていた彼女と再会した際にはルナマリア同様とても喜んだ。
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:[[UX]]では後輩の一人。彼女がフェストゥムを道連れに自爆したことと、彼女を救えなかったことに心を痛める。…が別動隊との合流時に生きていた彼女と再会した際にはルナマリア同様とても喜んだ。
 
;[[春日井甲洋]]
 
;[[春日井甲洋]]
 
:[[UX]]では後輩の一人。翔子が散華したことでかつての自分のように荒れる彼を諌めるも…。
 
:[[UX]]では後輩の一人。翔子が散華したことでかつての自分のように荒れる彼を諌めるも…。
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:[[L]]の終盤のセントラルとの決戦にてファイナルフェイズ発動の際に復活し、自らのそれまでの行いを詫び、助力を申し出る彼を、遺恨無く「仲間」として受け入れる。
 
:[[L]]の終盤のセントラルとの決戦にてファイナルフェイズ発動の際に復活し、自らのそれまでの行いを詫び、助力を申し出る彼を、遺恨無く「仲間」として受け入れる。
 
;[[石神邦生]]
 
;[[石神邦生]]
:[[UX]]の第3部にて身を呈してヒトマキナの転送フィールドを破壊しようとする彼を真っ先に止める。全てを知っていながらも重要なことは語ろうとせず、一人散ろうとしている彼に対して生きて運命をつかみ取ることを呼びかけ、キラやアスランをはじめ、UXの仲間たちも皆同調し、それは最終的に、彼の命を救う事に。
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:[[UX]]の第3部にて身を呈してヒトマキナの転送フィールドを破壊しようとする彼を真っ先に止める。全てを知っていながらも重要なことは語ろうとせず、一人散ろうとしている彼に対して生きて運命をつかみ取ることを呼びかけ、キラやアスランをはじめ、UXの仲間たちも皆同調し、それは最終的に彼の命を救う事に。
 
;[[枢木スザク]]
 
;[[枢木スザク]]
 
:[[第2次Z]]破界篇中盤に[[ZEXIS]]に編入され、居心地が悪そうな彼を気遣いコミュニケーションを図る。終盤に彼が敵となって国連軍の一員として立ちはだかった際に、彼に[[ZEXIS]]に刃を向ける理由を必死で問うがユーフェミアを殺されゼロに対する憎しみに心を支配された彼は聞く耳を持っていなかった。その時の彼の姿は、まさにかつてステラがキラに討たれてステラが死亡(場合によっては生存)した事で、キラへの憎しみに心を支配されてしまった時のシンの姿と同じだった。再世篇でも彼の事を気にかけて心配している場面は多く、それは彼と敵対している時期でも、彼が仲間になった後でも変わらない。また、彼もシンの気遣いや優しさには感謝の念を抱いており、序盤に対峙した際にはシンに投降するように説得しようとしている。黒の騎士団ルートでは彼が仲間になった後は、彼とルルーシュの和解を願い、見守るように。
 
:[[第2次Z]]破界篇中盤に[[ZEXIS]]に編入され、居心地が悪そうな彼を気遣いコミュニケーションを図る。終盤に彼が敵となって国連軍の一員として立ちはだかった際に、彼に[[ZEXIS]]に刃を向ける理由を必死で問うがユーフェミアを殺されゼロに対する憎しみに心を支配された彼は聞く耳を持っていなかった。その時の彼の姿は、まさにかつてステラがキラに討たれてステラが死亡(場合によっては生存)した事で、キラへの憎しみに心を支配されてしまった時のシンの姿と同じだった。再世篇でも彼の事を気にかけて心配している場面は多く、それは彼と敵対している時期でも、彼が仲間になった後でも変わらない。また、彼もシンの気遣いや優しさには感謝の念を抱いており、序盤に対峙した際にはシンに投降するように説得しようとしている。黒の騎士団ルートでは彼が仲間になった後は、彼とルルーシュの和解を願い、見守るように。
436行目: 449行目:  
:記念すべき1話のラストでの台詞。1話における彼の出番自体が少なく、番組終了間際に飛び出た台詞から各所で話題を呼んだ。シンの代名詞的な台詞の一つである。
 
:記念すべき1話のラストでの台詞。1話における彼の出番自体が少なく、番組終了間際に飛び出た台詞から各所で話題を呼んだ。シンの代名詞的な台詞の一つである。
 
;「さすが奇麗事はアスハのお家芸だな!」
 
;「さすが奇麗事はアスハのお家芸だな!」
:3話より。デュランダルに対して「奇麗事」を言い続けるカガリに対しての怒りの言葉。小説版によると真意としては「オーブを否定する自分をカガリがはっきり否定する事で、当時のオーブは正しかったと言い切ってほしかった」との事で内心その綺麗事を信じたかったらしい。ボンボン版ではさらに「あんたの綺麗事のせいで俺の家族が死んだ」と続ける。しかし、元オーブ国民であっても今はザフトの兵士という立場でありながら、いきなりオーブのトップであるカガリに罵声を浴びせるのは大変な問題であるのだが、なぜか誰もそのことを指摘しない。
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:3話より。デュランダルに対して「奇麗事」を言い続けるカガリに対しての怒りの言葉。小説版によると真意としては「オーブを否定する自分をカガリがはっきり否定する事で、当時のオーブは正しかったと言い切ってほしかった」との事で内心その綺麗事を信じたかったらしい。ボンボン版ではさらに「あんたの綺麗事のせいで俺の家族が死んだ」と続ける。
 
;「あれが……ヤキン・ドゥーエを生き残ったパイロットの力かよ……」
 
;「あれが……ヤキン・ドゥーエを生き残ったパイロットの力かよ……」
 
:元ザラ隊が[[ザクウォーリア|量産機]]で新型ガンダムを圧倒している所を見て歴戦のパイロットに驚愕する。
 
:元ザラ隊が[[ザクウォーリア|量産機]]で新型ガンダムを圧倒している所を見て歴戦のパイロットに驚愕する。
446行目: 459行目:  
:廃棄された[[地球連合軍]]のエクステンデットの研究所に出向いた際に、研究所内の惨たらしい惨状や、あまりにも非道な人体実験の痕跡を目の当たりにして。アニメ本編におけるシンの数少ない連合や[[ブルーコスモス]]への怒りが表れてる台詞といえる。
 
:廃棄された[[地球連合軍]]のエクステンデットの研究所に出向いた際に、研究所内の惨たらしい惨状や、あまりにも非道な人体実験の痕跡を目の当たりにして。アニメ本編におけるシンの数少ない連合や[[ブルーコスモス]]への怒りが表れてる台詞といえる。
 
;「司令部にも俺のこと分かってくれる人はいるみたいです」<br />「貴方の言う正しさが全てじゃないってことですよ」
 
;「司令部にも俺のこと分かってくれる人はいるみたいです」<br />「貴方の言う正しさが全てじゃないってことですよ」
:「捕虜を勝手に返還した」という銃殺刑にもなりかねない自分の問題行動をデュランダルが認めてくれていると履き違えて増長してしまった。アスランに対する横柄な態度もシンに対する批判の一因となっている。<br />なお[[Z]]ではカミーユの激怒を買って説教されるなどした結果、反省の態度を見せている。
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:「捕虜を勝手に返還した」という銃殺刑にもなりかねない自分の問題行動をデュランダルが認めてくれていると履き違えて増長してしまった。アスランに対する横柄な態度もシンに対する批判の一因となっている。
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:なお[[Z]]ではカミーユの激怒を買って説教されるなどした結果、反省の態度を見せている。
 
; 「君は死なない!!君は俺が…!俺が守るから!!!」
 
; 「君は死なない!!君は俺が…!俺が守るから!!!」
 
:32話にて。デストロイで破壊を続けるステラを説得した際の台詞。この言葉でステラは正気を取り戻し一時的にシンと心を通わせるが…。
 
:32話にて。デストロイで破壊を続けるステラを説得した際の台詞。この言葉でステラは正気を取り戻し一時的にシンと心を通わせるが…。
488行目: 502行目:     
== 迷台詞 ==
 
== 迷台詞 ==
;「なんで議長までチェックしてるんだ―――!」
+
;「なんで議長までチェックしてるんだーーー!」
 
:放送当時のフレッツ光のCMより。デュランダルにCMで「CMの方が喋ってる」と揶揄される。あながち間違っていない?
 
:放送当時のフレッツ光のCMより。デュランダルにCMで「CMの方が喋ってる」と揶揄される。あながち間違っていない?
 
;「あんたは一体何なんだ!!」
 
;「あんたは一体何なんだ!!」
556行目: 570行目:  
:[[第2次Z]]破界篇の終盤でアイムと交戦いた際の台詞。中盤で初戦闘した時と同じく、マユをネタに使った嘘を言い放つアイムに激怒するが、嘘を否定された彼は更に「'''あなたの魂を妹さんと同じ所に送ってさしあげましょう'''」と憎々しげにシンの怒りに油を注いだ。
 
:[[第2次Z]]破界篇の終盤でアイムと交戦いた際の台詞。中盤で初戦闘した時と同じく、マユをネタに使った嘘を言い放つアイムに激怒するが、嘘を否定された彼は更に「'''あなたの魂を妹さんと同じ所に送ってさしあげましょう'''」と憎々しげにシンの怒りに油を注いだ。
 
;「わかってもらうまで、やるまでです」
 
;「わかってもらうまで、やるまでです」
:[[第2次スーパーロボット大戦Z 再世篇|第2次Z 再世篇]]14話より。[[ZEXIS]]の再結集が決まる中、[[コスモクラッシャー隊|クラッシャー隊]]との衝突を危惧する[[扇要|扇]]や[[朝比奈省悟|朝比奈]]達に対して、何が何でもお互いを分かり合おうとする姿勢を貫く意思を表明する。かつて[[UN]]に踊らされ、愚行を犯してしまった苦い経験は、確実に活かされている。
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:[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇|第2次Z再世篇]]14話より。[[ZEXIS]]の再結集が決まる中、[[コスモクラッシャー隊|クラッシャー隊]]との衝突を危惧する[[扇要|扇]]や[[朝比奈省悟|朝比奈]]達に対して、何が何でもお互いを分かり合おうとする姿勢を貫く意思を表明する。かつて[[UN]]に踊らされ、愚行を犯してしまった苦い経験は、確実に活かされている。
 
;「あの時のお前に嘘はなかった。そんな奴なら信じてみる気になる」
 
;「あの時のお前に嘘はなかった。そんな奴なら信じてみる気になる」
 
:再世篇・黒の騎士団ルート50話にて。全てを告白した[[ルルーシュ・ランペルージ|ルルーシュ]]に対して、シンも彼の真実を全て知った上で、彼を遺恨なく、改めて「仲間」として受け入れる。ちなみに「あの時」とは、再世篇18話にて[[アッシュフォード学園]]がテロリストによって占拠された際、ルルーシュが友人達を救う為に自分の危険を顧みないでテロリスト達に立ち向かった時の事。
 
:再世篇・黒の騎士団ルート50話にて。全てを告白した[[ルルーシュ・ランペルージ|ルルーシュ]]に対して、シンも彼の真実を全て知った上で、彼を遺恨なく、改めて「仲間」として受け入れる。ちなみに「あの時」とは、再世篇18話にて[[アッシュフォード学園]]がテロリストによって占拠された際、ルルーシュが友人達を救う為に自分の危険を顧みないでテロリスト達に立ち向かった時の事。
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;「俺に教えられるのは家族を失う悲しみと、憎しみがいけないって事だけだ!心を読むってんならそれを読めぇっ!!」
 
;「俺に教えられるのは家族を失う悲しみと、憎しみがいけないって事だけだ!心を読むってんならそれを読めぇっ!!」
 
:終盤の[[竜宮島]]での[[フェストゥム]]戦にて。目の前で家族を失い、一時期憎しみに心を囚われてしまったことのあるシンには、それがどんなに悲しいことか解りきっていた。
 
:終盤の[[竜宮島]]での[[フェストゥム]]戦にて。目の前で家族を失い、一時期憎しみに心を囚われてしまったことのあるシンには、それがどんなに悲しいことか解りきっていた。
;「お前! ウェンディちゃんに心配をかけるのはもうやめろ!」<br />「'''世の中には、妹に会いたくたって、二度と会えない奴だっているんだ! 生きてるうちは妹に優しくしてやれ!'''」<br />「馬鹿野郎!! あんたみたいな兄貴がーっ!!」
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;「お前! ウェンディちゃんに心配をかけるのはもうやめろ!」<br />「世の中には、妹に会いたくたって、二度と会えない奴だっているんだ! 生きてるうちは妹に優しくしてやれ!」<br />「馬鹿野郎!! あんたみたいな兄貴がーっ!!」
 
:[[カギ爪の男]]との決着を迎える第32話における[[ミハエル・ギャレット|ミハエル]]との戦闘前会話での台詞。[[ウェンディ・ギャレット|妹]]が生きていながらこの期に及んでも尚もカギ爪の男を妄信し、妹を捨ててまでカギ爪の男の狂気と独善的なエゴに満ちた理想に殉じようとするミハエルを、シンは絶対に許す事ができなかったのだろう。あえて自分がかつて「妹」を失ったことを明かさずに彼の「妹を持つ兄として許されない過ち」を咎めるも、尚も頑なに「大きなお世話だ」と突っぱねるミハエルに対し、シンは更なる怒りと哀しみを露にする。
 
:[[カギ爪の男]]との決着を迎える第32話における[[ミハエル・ギャレット|ミハエル]]との戦闘前会話での台詞。[[ウェンディ・ギャレット|妹]]が生きていながらこの期に及んでも尚もカギ爪の男を妄信し、妹を捨ててまでカギ爪の男の狂気と独善的なエゴに満ちた理想に殉じようとするミハエルを、シンは絶対に許す事ができなかったのだろう。あえて自分がかつて「妹」を失ったことを明かさずに彼の「妹を持つ兄として許されない過ち」を咎めるも、尚も頑なに「大きなお世話だ」と突っぱねるミハエルに対し、シンは更なる怒りと哀しみを露にする。
 
;「…二度と妹を泣かせるような事すんなよな」
 
;「…二度と妹を泣かせるような事すんなよな」