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== グレートマジンガー(桜多吾作版) ==
*双葉社「アクションコミックス」より単行本全4巻(現在は絶版)

秋田書店刊『冒険王』に連載されていた、桜多吾作による『[[グレートマジンガー(TV)|グレートマジンガー]]』のコミカライズ作品で、所謂『'''桜多版マジンガーシリーズ'''』の二作目である。

この時代の児童向け漫画としては珍しく、世相を反映したシニカルな内容や、掲載雑誌の対象年齢を無視したハードな展開、及び人体破壊などの凄惨な描写が特徴である。

桜多氏の[[マジンガーシリーズ]]は、原作漫画版やTVアニメ版から逸脱した独自の展開で描かれる事が多く、作家の個性が良い意味でも悪い意味でも前面に出過ぎているため難色を示す者も居るが、設定や登場人物の台詞廻し、及び心理描写などが大変凝っており、ストーリーテリングの絶妙さも相まって支持するファンは多い。<br />
一方で、[[ジェットスクランダー]]を初めとする新兵器登場による[[パワーアップイベント]]などを極力織り込む姿勢も見せており、原作ではTV版とはパラレル設定だった[[劇場版マジンガーシリーズ|『対デビルマン』や『対暗黒大将軍』]]も、物語の一エピソードとして違和感なく挿入している。<br />
特に『[[グレートマジンガー]]』は総合的な完成度の点に於いて最も高い評価を受けており、双葉社から単行本として纏められた際には『[[マジンガーZ]]』に先駆けて出版されている。

== 登場人物・メカ ==
登場人物はTV版『[[グレートマジンガー(TV)|グレートマジンガー]]』と殆ど同じである。<br />
それに加え、自衛隊やアメリカ軍、[[新住日重工]]の関係者が登場している。

=== 登場メカ ===
;[[グレートマジンガー]](元祖)
:[[量産型グレートマジンガー|量産型]]と区別する為、本家グレートの腹に「'''元祖'''」と白いペンキで書いた状態。
;[[量産型グレートマジンガー]]
:(1)~(8)まで発番されている場合もある。飛行能力はオミットされている。
;[[ブラック・グレート]]
:[[量産型グレートマジンガー|量産型グレート]]のプロトタイプ。飛行能力を有するが、SRWでは削除。
;GMFA1
:[[新住日重工]]がプロモーション用に作った「マジンガーに似せたロボット」。[[科学要塞研究所]]に拿捕された後は、[[兜シロー]]が操縦した。<br />SRWでは[[スーパーロボット大戦α|α]]の第51話「あしゅら男爵、散る」にて、[[新住日重工]]が数年前に開発していた事が語られている(名前のみ)。

=== [[新住日重工]] ===
桜多吾作版に登場する企業。[[日本]]でも指折りの兵器産業で、裏ルートから[[グレートマジンガー]]の設計図を入手し、[[量産型グレートマジンガー]]を世界各国に売りさばこうとした。

基本的に自社の富と名誉を欲しているが、社長の思惑は別にあり、衰退していく[[日本]]の貿易を、量産型グレートを輸出することで活性化させることを目指していた。

== 登場作と扱われ方 ==

『[[スーパーロボット大戦α]]』第52話「魔神皇帝」にて、「量産型グレートの開発を委託された[[新住日重工]]が、[[ミケーネ帝国]]に買収され、[[超合金ニューZ]]を引き渡した」という[[ゴーゴン大公]]の台詞が出てくる。<br />
他は全て機体のみの登場である。

;[[スーパーロボット大戦64]]
:[[量産型グレートマジンガー]]が初登場。
;[[スーパーロボット大戦COMPACT2第1部]]
:
;[[スーパーロボット大戦COMPACT2第3部]]
:
;[[スーパーロボット大戦IMPACT]]
:
;[[スーパーロボット大戦α]]
:上記の通りの扱い。
;[[スーパーロボット大戦A]]
:
;[[スーパーロボット大戦R]]
:
;[[スーパーロボット大戦MX]]
:[[ベガ星連合軍]]に製造された[[ブラック・グレート]]が初登場。

== 商品情報 ==
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[[Category:登場作品]]