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*出身:[[サイド3]]
 
*出身:[[サイド3]]
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[[デギン・ソド・ザビ]]の末子。[[ザビ家]]の御曹司であり、士官学校首席という能力、また美男子ということもあって[[ジオン公国|ジオン国民]]の間で人気が高い。
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[[ジオン公国]]公王[[デギン・ソド・ザビ]]の末子。[[ザビ家]]の御曹司であり、士官学校首席という能力、また美男子ということもあってジオン国民の間で人気が高い。
    
[[一年戦争]]では[[ジオン軍]][[地球]]方面軍司令官として北米に進駐。しかしその権限は北米方面軍に限られていた。<br />
 
[[一年戦争]]では[[ジオン軍]][[地球]]方面軍司令官として北米に進駐。しかしその権限は北米方面軍に限られていた。<br />
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戦果を焦るあまりに、[[シャア・アズナブル|シャア]]の策謀にかかってホワイトベースに[[ガウ]]の背後を向けることになり、戦死を遂げる。その死は長兄[[ギレン・ザビ|ギレン]]によって政治的に利用された。
 
戦果を焦るあまりに、[[シャア・アズナブル|シャア]]の策謀にかかってホワイトベースに[[ガウ]]の背後を向けることになり、戦死を遂げる。その死は長兄[[ギレン・ザビ|ギレン]]によって政治的に利用された。
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兄弟の中で最も仲が良かったとはいえ、[[ドズル・ザビ|ドズル]]からその才能を惜しまれ、[[指揮官]]ながらも[[ドップ]]に搭乗して前線に出る勇猛さなど決して無能ではないが、シャアに「坊やだからさ…」と看破されたとおり、育ちの良さ故によるお人好し振りや優しさと詰めの甘さが、彼の命取りであったといえなくもない。
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兄弟の中で最も仲が良かったとはいえ、次兄[[ドズル・ザビ|ドズル]]からその才能を惜しまれ、[[指揮官]]ながらも[[ドップ]]に搭乗して前線に出る勇猛さなど決して無能ではないのだが、シャアに「坊やだからさ…」と看破されたとおり、育ちの良さ故によるお人好し振りや優しさと詰めの甘さが、彼の命取りであったといえなくもない。
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一説では、『[[機動戦士クロスボーン・ガンダム|機動戦士クロスボーン・ガンダム スカルハート]]』において'''「E計画」'''を極秘に進行させたのも彼だと言われている(ただし、作中ではその事に触れられそうになった元ジオン軍の老人が'''「オフィシャルではございませんぞ」'''と発言している)。<br />
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一説では、『[[機動戦士クロスボーン・ガンダム|機動戦士クロスボーン・ガンダム スカルハート]]』において「'''E計画'''」を極秘に進行させたのも彼だと言われている(ただし、作中ではその事に触れられそうになった元ジオン軍の老人が'''「オフィシャルではございませんぞ」'''と発言している)。<br />
 
また[[ジオン兵]]からの人気も非常に高く、漫画『機動戦士ガンダム オレら連邦愚連隊』では、赤の他人が彼に成り済ます形で間接的に利用されている。
 
また[[ジオン兵]]からの人気も非常に高く、漫画『機動戦士ガンダム オレら連邦愚連隊』では、赤の他人が彼に成り済ます形で間接的に利用されている。
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なお、キャラクターデザインを行った安彦良和氏にとって、ガルマは思い入れのあるキャラクターである。
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なお、キャラクターデザインを行った安彦良和氏にとって、ガルマ・ザビは思い入れのあるキャラクターである。
    
== 登場作品と役柄 ==
 
== 登場作品と役柄 ==
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== 人間関係 ==
 
== 人間関係 ==
 
;[[デギン・ソド・ザビ]]
 
;[[デギン・ソド・ザビ]]
:父親。末子のガルマを最も可愛がっていた。それ故にガルマの死の報を聞いたときは、持っていた杖を使者の前で取り落とし、言葉を失うほどの衝撃を受けた。葬儀は密やかに執り行うことを希望していたが、ギレンの意向によりその願いは叶う事はなかった。この件を契機にギレンとデギンの対立は深まっていくことになる。<br />安彦良和氏の漫画『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』では、「軍人より学者の方が適している」と心を痛めているシーンもある。
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:父親。末子のガルマを最も可愛がっていた。それ故にガルマの死の報を聞いたときは、持っていた杖を使者の前で取り落とし、言葉を失うほどの衝撃を受けた。
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:デギンはガルマの葬儀は密やかに執り行うことを希望していたのだが、ギレンの意向によりその願いは叶う事はなかった。この件を契機にギレンとデギンの対立は深まっていくことになる。
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:また、安彦良和氏の漫画『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』では、「軍人より学者の方が適している」と心を痛めているシーンもある。
 
;[[ギレン・ザビ]]
 
;[[ギレン・ザビ]]
:兄。ガルマの死を政治の道具として利用した。
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:長兄。ガルマの死を政治の道具として利用した。
 
;[[キシリア・ザビ]]
 
;[[キシリア・ザビ]]
 
:姉。ガルマの上官でもある。兄妹の中ではガルマが一番好き・・・というより、ガルマ以外あまり好きじゃない。
 
:姉。ガルマの上官でもある。兄妹の中ではガルマが一番好き・・・というより、ガルマ以外あまり好きじゃない。
 
;[[ドズル・ザビ]]
 
;[[ドズル・ザビ]]
:最も親しい兄。いずれは自分をも率いることが出来る将軍になると期待をかけていただけにその死の衝撃は大きく、ガルマを守り切れなかったシャアの処刑を主張した(デギンの裁量によりシャアは左遷に止まった)。その後もガルマの仇討ちの為、[[ホワイトベース隊]]に[[ランバ・ラル]]などをぶつける。
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:最も親しい次兄。「いずれは自分をも率いることが出来る将軍になる」と[[期待]]をかけていただけにその死の衝撃は大きく、ガルマを守り切れなかったシャアの処刑を主張した(デギンの裁量によりシャアは左遷に止まった)。その後もガルマの仇討ちの為、[[ホワイトベース隊]]に[[ランバ・ラル]]などをぶつける。
 
;[[シャア・アズナブル]]
 
;[[シャア・アズナブル]]
 
:士官学校時代の同期。'''岡崎優氏の漫画版では指まで絡め合わす程の仲'''であり、ガルマは死の直前まで彼を親友だと思っていた。
 
:士官学校時代の同期。'''岡崎優氏の漫画版では指まで絡め合わす程の仲'''であり、ガルマは死の直前まで彼を親友だと思っていた。
 
:また、シャア自身にとってもかけがえの無い友であったが、彼は復讐の方を選択した・・・が、ただ空しさに支配されただけだった。
 
:また、シャア自身にとってもかけがえの無い友であったが、彼は復讐の方を選択した・・・が、ただ空しさに支配されただけだった。
 
;[[イセリナ・エッシェンバッハ]]
 
;[[イセリナ・エッシェンバッハ]]
:恋人。ガルマが功を焦ったのは彼女との結婚をザビ、エッシェンバッハ両家に認めてもらうためだった。
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:恋人。ガルマが功を焦ったのは、彼女との結婚をザビ、エッシェンバッハ両家に認めてもらうためだった。
:なお、SRWで再現されてないが、TV版ではガルマが戦死した次の回のエピソードにて、彼女は彼の弔い合戦に参加し、命を落としてしまう。
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:なお、SRWで再現されてないが、TV版ではガルマが戦死した次の回のエピソードにて、彼女は彼の弔い合戦に参加し、命を落としてしまう。彼女の死は、敵パイロットである[[アムロ・レイ|アムロ]]に衝撃を与えている。
    
== 他作品の人間関係 ==
 
== 他作品の人間関係 ==
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;「笑うなよ。兵が見ている」
 
;「笑うなよ。兵が見ている」
 
:第6話にて。[[ホワイトベース隊]]を討つことによる功績を立てるチャンスをくれた[[シャア・アズナブル|シャア]]との会話から。
 
:第6話にて。[[ホワイトベース隊]]を討つことによる功績を立てるチャンスをくれた[[シャア・アズナブル|シャア]]との会話から。
:ガルマはシャアのことを親友だと思っていたのだが、シャアは心中にてガルマを謀殺する機会を狙っていたのであった。
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:ガルマはシャアのことを親友だと思っていたのだが、一方のシャアは心中にてガルマを謀殺する機会を狙っていたのであった。
;「シャア、謀ったな、シャア!」
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;「シャア! 謀ったな、シャア!」
:第10話にて。窮地に追い詰められ、シャアからの通信でその窮地が彼の仕業である事を知って叫んだ言葉。
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:第10話にて。シャアの策謀によって窮地に追い詰められてしまい、シャアからの通信でその窮地が彼の仕業である事を知って叫んだ言葉。
 
;「私とてザビ家の男だ。無駄死にはしない」
 
;「私とてザビ家の男だ。無駄死にはしない」
:もはや戦死からは逃れられないと悟ったガルマは、取り乱さずに敵艦[[ホワイトベース]]へ最後の攻撃をすることを決意する。そして…。
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:もはや戦死からは逃れられないと悟ったガルマは、取り乱さずに敵艦[[ホワイトベース]]へ最後の攻撃を掛けることを決意する。そして…。
 
;「ジオン公国に栄光あれぇぇぇぇぇ!」
 
;「ジオン公国に栄光あれぇぇぇぇぇ!」
 
:[[ガウ]]を[[特攻]]させたときの最期の台詞。
 
:[[ガウ]]を[[特攻]]させたときの最期の台詞。
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:[[第3次スーパーロボット大戦|第3次]]での第1話での増援の際にシャアが撃墜されている場合の台詞の一部。
 
:[[第3次スーパーロボット大戦|第3次]]での第1話での増援の際にシャアが撃墜されている場合の台詞の一部。
 
:なお、原作では[[キシリア・ザビ|キシリア]]や[[ジャミトフ・ハイマン|ジャミトフ]]が言っている台詞である。
 
:なお、原作では[[キシリア・ザビ|キシリア]]や[[ジャミトフ・ハイマン|ジャミトフ]]が言っている台詞である。
;「ディバインクルセイダーズに栄光あれぇぇぇぇ」
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;「[[ディバイン・クルセイダーズ]]に栄光あれぇぇぇぇ」
 
:原作での台詞のアレンジヴァージョン。PS版ではしっかり原作のやりとりから[[DVE]]。
 
:原作での台詞のアレンジヴァージョン。PS版ではしっかり原作のやりとりから[[DVE]]。
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:本編での搭乗機で、茶色のカラーリングがされている。
 
:本編での搭乗機で、茶色のカラーリングがされている。
 
;[[ガウ]]
 
;[[ガウ]]
:本編で特攻を行なった機体。ジオン特有の空力無視設計に漏れず、大量のエンジンで無理やり飛ばしている。
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:本編で特攻を行なった機体。[[ジオン公国軍|ジオン]]特有の空力無視設計に漏れず、大量のエンジンで無理やり飛ばしている。
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;[[ザクIII]]
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:[[第2次スーパーロボット大戦G]]にて搭乗している。なお、出典は『[[機動戦士ガンダムΖΖ]]』であるため、本編では搭乗していない機体である。
 
;[[ケンプファー]]
 
;[[ケンプファー]]
 
:[[第3次スーパーロボット大戦]]にて搭乗。ガルマ専用ザクから[[乗り換え|乗り換える]]。
 
:[[第3次スーパーロボット大戦]]にて搭乗。ガルマ専用ザクから[[乗り換え|乗り換える]]。
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== 余談 ==
 
== 余談 ==
*ガルマ・ザビ役の森功至氏は『[[機動戦士ガンダム]]』劇中では兼役として[[マーカー・クラン]]や[[アコース]]も演じている。また、ガンダムシリーズでは、OVA版『機動戦士ガンダムUC』第4巻(SRW未参戦)に登場するダイナーの老主人を演じている。
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*ガルマ・ザビ役の森功至氏は『[[機動戦士ガンダム]]』劇中では兼役として[[マーカー・クラン]]や[[アコース]]も演じている。また、他の[[ガンダムシリーズ]]では、OVA版『機動戦士ガンダムUC』第4巻(SRW未参戦)に登場するダイナーの老主人を演じている。
**なお、OVA版『機動戦士ガンダムUC』第4巻では、ダイナーの老主人が[[シャア・アズナブル]]について言及する場面があるのだが、ダイナーの老主人の[[声優]]がガルマを演じた森功至氏であることを考えると、ニヤリとさせられる演出である。
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**ちなみにOVA版『機動戦士ガンダムUC』第4巻では、ダイナーの老主人が[[シャア・アズナブル]]について言及する場面があるのだが、ダイナーの老主人の[[声優]]がガルマを演じた森功至氏であることを考えると、ニヤリとさせられる演出である。
 
*ガルマ・ザビは美形キャラクターということもあり、シャア・アズナブルと共に(特に女性ファンからの)人気があった。実際に第10話にてガルマが戦死した際には、追悼式を行ったファンもいたという(なお、これと同様のエピソードは『[[六神合体ゴッドマーズ]]』の人気キャラクターである[[マーグ]]にも存在している)。
 
*ガルマ・ザビは美形キャラクターということもあり、シャア・アズナブルと共に(特に女性ファンからの)人気があった。実際に第10話にてガルマが戦死した際には、追悼式を行ったファンもいたという(なお、これと同様のエピソードは『[[六神合体ゴッドマーズ]]』の人気キャラクターである[[マーグ]]にも存在している)。
  
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