差分
→漫画版
68行目:
68行目:
:漫画版の初登場シーン。呼び出しそっちのけで受付嬢と話し、幹部を待たせておいてこのセリフ。「悪の無責任男」の本領発揮である。
:漫画版の初登場シーン。呼び出しそっちのけで受付嬢と話し、幹部を待たせておいてこのセリフ。「悪の無責任男」の本領発揮である。
;「週刊誌の作り方知ってるかい?」<br />「強きをけなし弱きを笑う。勝者のアラ探しで庶民の嫉妬心をやわらげ、敗者の弱点をついて大衆にささやかな優越感を与える」<br />「これが日本人の快感原則にいちばん合うんだな」<br />黒崎「''卑しい国民だ''」<br />「だから、独裁者も革命家も出現しないんだよ。いい国じゃないか、まったく」
;「週刊誌の作り方知ってるかい?」<br />「強きをけなし弱きを笑う。勝者のアラ探しで庶民の嫉妬心をやわらげ、敗者の弱点をついて大衆にささやかな優越感を与える」<br />「これが日本人の快感原則にいちばん合うんだな」<br />黒崎「''卑しい国民だ''」<br />「だから、独裁者も革命家も出現しないんだよ。いい国じゃないか、まったく」
+;「この雑誌がただで企業を持ち上げるわけがないんだから。シリーズの一回目で持ち上げだってことは引きずり落とす用意もあるってことだ」
:漫画版第14話「嵐の到来その2」より。悪徳週刊誌『パトス』に食いつかれた[[特車二課]]の記事を見ての皮肉。
:漫画版第14話「嵐の到来その2」より。悪徳週刊誌『パトス』に食いつかれた[[特車二課]]の記事を見ての皮肉。
−:冷やかさに満ちた黒崎の一言に、ドキリとさせられた読者は少なくないであろう。
+:『週刊誌の作り方』は日本人に限った話ではなく、日本にだって独裁者や革命家に相当する偉人が歴史上存在しているので、冷静になって考えれば'''愉快犯の極致とイエスマンの薄っぺらいやり取り'''だと分かる。それでいてイエロー・ジャーナリズムとそれを受け入れる読者がどんなものかを理解した上での発言であることは『パトス』に対するコメントで窺える。冷やかさに満ちた黒崎の一言に、ドキリとさせられた読者は少なくないであろう。
−:マスメディアや大衆の愚かな部分を辛辣に皮肉る内海と黒崎の会話シーンは、漫画版において最も有名な場面の一つとなっている。
+:詭弁を弄しつつも、マスメディアや大衆の愚かな部分を辛辣かつ正確に皮肉る内海と黒崎の会話シーンは、漫画版において最も有名な場面の一つとなっている。
;「ぼくの留守中、何をすればいいかわかってるね?」<br />黒崎「わかってますよ。なにもしなければいいんでしょ?」<br />「その通り!楽しいことは全部残しといてくれよ。」
;「ぼくの留守中、何をすればいいかわかってるね?」<br />黒崎「わかってますよ。なにもしなければいいんでしょ?」<br />「その通り!楽しいことは全部残しといてくれよ。」
:「快楽主義者」の内海、「忠犬」の黒崎を象徴するセリフ。
:「快楽主義者」の内海、「忠犬」の黒崎を象徴するセリフ。