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[[騎操士]]と呼ばれる[[パイロット]]が搭乗し、各国家の軍における主戦力として運用されており、フレメヴィーラ王国では主に魔獣の討伐や都市の防衛、商隊の護衛などに用いられている。また、各国には「国王騎」と呼ばれる国家元首専用機も存在し、代々受け継がれている。
 
[[騎操士]]と呼ばれる[[パイロット]]が搭乗し、各国家の軍における主戦力として運用されており、フレメヴィーラ王国では主に魔獣の討伐や都市の防衛、商隊の護衛などに用いられている。また、各国には「国王騎」と呼ばれる国家元首専用機も存在し、代々受け継がれている。
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機体は動力炉の魔力転換炉(エーテルリアクタ)、フレームとなる金属内格(インナースケルトン)、各部を動かすための結晶筋肉(クリスタルティシュー)などで構成され、基本的にその世界における人間の身体構造を模倣する形で開発されている<ref>魔力転換炉はエーテルを吸引し魔力(マナ)に変換して全身に巡らせる「心肺」の性質を秘術によって再現している。また、機体を制御する魔導演算機(マギウスエンジン)も、人間の脳内にある(魔術演算領域)を基にしている。</ref>。ただし、機体構造の維持にも[[魔法]]を用いており、魔力転換炉から魔力供給が途絶えると、機体自体が自壊してしまうという欠点を持つ<ref>ただし、通常は蓄積された魔力を全て使わないようリミッターが設けられており、自壊そのものは滅多に起きない。</ref><ref>そのため、魔力転換炉を外す際には自重で自壊しないように先に装甲などを外す必要がある。</ref>。
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機体は動力炉の魔力転換炉(エーテルリアクタ)、フレームとなる金属内格(インナースケルトン)、各部を動かすための結晶筋肉(クリスタルティシュー)などで構成され、基本的にその世界における人間の身体構造を模倣する形で開発されている<ref>魔力転換炉は[[エーテル]]を吸引し[[魔力]](マナ)に変換して全身に巡らせる「心肺」の性質を秘術によって再現している。また、機体を制御する魔導演算機(マギウスエンジン)も、人間の脳内にある(魔術演算領域)を基にしている。</ref>。ただし、機体構造の維持にも[[魔法]]を用いており、魔力転換炉から魔力供給が途絶えると、機体自体が自壊してしまうという欠点を持つ<ref>ただし、通常は蓄積された魔力を全て使わないようリミッターが設けられており、自壊そのものは滅多に起きない。</ref><ref>そのため、魔力転換炉を外す際には自重で自壊しないように先に装甲などを外す必要がある。</ref>。
    
武装は主に人間用の武器をスケールアップした物が用いられており、実体剣や槍、鎚を装備する他、杖状の魔法攻撃用装備である魔導兵装(シルエットアームズ)により、ある程度の遠距離戦にも対応できる。
 
武装は主に人間用の武器をスケールアップした物が用いられており、実体剣や槍、鎚を装備する他、杖状の魔法攻撃用装備である魔導兵装(シルエットアームズ)により、ある程度の遠距離戦にも対応できる。
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== 機体構造 ==
 
== 機体構造 ==
エルが転生した時点で既に基本技術は完成しており、エルがそこに手を加える事で性能向上が成されていく事になる。改良された機体の構造は、西方諸国から見て東方に位置するフレメヴィーラが源流となるため、東方様式(イースタン・モード)と呼ばれている<ref>ただし、フレメヴィーラが源流であることは知っている国は少ないので、フレメヴィーラ以外でもそう呼ばれているのかは不明。</ref>。
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エルが転生した時点で既に基本技術は完成しており、エルがそこに手を加える事で性能向上が成されていく事になる。改良された機体の構造は、西方諸国から見て東方に位置するフレメヴィーラが源流となるため、東方様式(イースタン・モード)と呼ばれている<ref>ただし、フレメヴィーラが源流であることを知っている国は少ないので、フレメヴィーラ以外でもそう呼ばれているのかは不明。</ref>。
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なお、下記の性質上大気中にエーテルがなければ動力源となる魔力は産み出せないため、いずれ枯渇し最悪機体その物が崩壊してしまうはずである。しかしながら他作品との兼ね合いの都合上その点には一切触れられていない。これも[[スパロボ補正]]の一種だろうか。
 
なお、下記の性質上大気中にエーテルがなければ動力源となる魔力は産み出せないため、いずれ枯渇し最悪機体その物が崩壊してしまうはずである。しかしながら他作品との兼ね合いの都合上その点には一切触れられていない。これも[[スパロボ補正]]の一種だろうか。
    
=== 基本構造 ===
 
=== 基本構造 ===
 
;魔力転換炉(エーテルリアクタ)
 
;魔力転換炉(エーテルリアクタ)
:大気中のエーテルを吸引し、[[魔力]]へ変換する動力炉。文字通り幻晶騎士の心臓部であり、エーテルのある限り半永久的に魔力を生み出す事が出来る。炉の調達数が幻晶騎士の生産数を規定する戦略物資であり、その製造方法・生産地は厳重に秘匿されている。生産された魔力は程なくしてエーテルへ還元され大気中に拡散してしまうため、結晶筋肉に保持しておく必要がある。また、エーテルを吸引する際には吸気音が発生する性質上、基本的に隠密任務には向かない。
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:大気中の[[エーテル]]を吸引し、[[魔力]]へ変換する動力炉。文字通り幻晶騎士の心臓部であり、エーテルのある限り半永久的に魔力を生み出す事が出来る。炉の調達数が幻晶騎士の生産数を規定する戦略物資であり、その製造方法・生産地は厳重に秘匿されている。生産された魔力は程なくしてエーテルへ還元され大気中に拡散してしまうため、結晶筋肉に保持しておく必要がある。また、エーテルを吸引する際には吸気音が発生する性質上、基本的に隠密任務には向かない。
 
;金属内格(インナースケルトン)
 
;金属内格(インナースケルトン)
 
:幻晶騎士の基本骨格。大型のパーツを一体形成する技術が無いため、細かいパーツを複数組み合わせた上で強化魔法で結合しており、魔力転換炉からの魔力供給が切れれば構造を維持出来ずに崩壊する。この構造は外装も同様であり、任意の部位への魔力供給をカットする事で損傷部位のパージも可能。
 
:幻晶騎士の基本骨格。大型のパーツを一体形成する技術が無いため、細かいパーツを複数組み合わせた上で強化魔法で結合しており、魔力転換炉からの魔力供給が切れれば構造を維持出来ずに崩壊する。この構造は外装も同様であり、任意の部位への魔力供給をカットする事で損傷部位のパージも可能。
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== 関連機体 ==
 
== 関連機体 ==
 
;幻晶甲冑(シルエットギア)
 
;幻晶甲冑(シルエットギア)
:幻晶騎士を参考にエルが考案したパワードスーツ。
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:幻晶騎士を参考にエルが考案した[[パワードスーツ]]。
 
;飛空船(レビテートシップ)
 
;飛空船(レビテートシップ)
 
:幻晶騎士を搭載可能な輸送艦。幻晶騎士の操縦系統を流用するために、船首に騎士像(フィギュアヘッド)という幻晶騎士の上半身が備えられている。そこから帆に向けて風の魔法を発生させることで移動する。あくまで輸送用で、攻撃手段は火炎弾程度<ref>原作小説版では投石。改良型は加えてアンキュローサを搭載して攻撃・防御力を高めている。</ref>。
 
:幻晶騎士を搭載可能な輸送艦。幻晶騎士の操縦系統を流用するために、船首に騎士像(フィギュアヘッド)という幻晶騎士の上半身が備えられている。そこから帆に向けて風の魔法を発生させることで移動する。あくまで輸送用で、攻撃手段は火炎弾程度<ref>原作小説版では投石。改良型は加えてアンキュローサを搭載して攻撃・防御力を高めている。</ref>。
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:全ての幻晶騎士に採用されている[[特殊能力]]。
 
:全ての幻晶騎士に採用されている[[特殊能力]]。
 
:自軍ターン開始時に最大ENの10%を回復し、更にENが50%以上ある時は射撃による被ダメージを70%にする。ダメージ軽減効果は'''バリア貫通の対象外・[[エクストラアクション|ダイレクトアタック]]でも貫通不可'''。
 
:自軍ターン開始時に最大ENの10%を回復し、更にENが50%以上ある時は射撃による被ダメージを70%にする。ダメージ軽減効果は'''バリア貫通の対象外・[[エクストラアクション|ダイレクトアタック]]でも貫通不可'''。
:ENが回復するのは魔力転換炉により半永久的にリソースが確保できる設定。原作にて射撃への耐性が特に高いという描写がある訳ではないので、こちらはバランス調整といったところ。シナリオ上でも反映されており、この能力のために連邦軍のモビルスーツは劣勢に立たされていた。
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:ENが回復するのは魔力転換炉により半永久的にリソースが確保できる設定、ENがないとダメージを軽減できないのは魔力がないと機体の構造を維持できない設定の再現だろうか。原作にて射撃への耐性が特に高いという描写がある訳ではないので、こちらはバランス調整といったところ。シナリオ上でも反映されており、この能力のために連邦軍のモビルスーツは劣勢に立たされていた。
 
:敵の幻晶騎士にも余さず搭載されているが、HP・装甲が高くない上にサイズも1Sと小さく、高火力の射撃でも雑魚機や中ボスを一撃で落とせる。高難易度だと格闘武器主体、特に遠距離武器まで格闘属性のスーパー系の機体で挑んだ方が効率的。
 
:敵の幻晶騎士にも余さず搭載されているが、HP・装甲が高くない上にサイズも1Sと小さく、高火力の射撃でも雑魚機や中ボスを一撃で落とせる。高難易度だと格闘武器主体、特に遠距離武器まで格闘属性のスーパー系の機体で挑んだ方が効率的。
 
:ちなみに、『30』では上記機体構造の部品が[[強化パーツ]]として多く設定され、結晶筋肉、蓄魔力式装甲、そしてよりによって源素供給器が実装されている。最後は大丈夫なのだろうか…?
 
:ちなみに、『30』では上記機体構造の部品が[[強化パーツ]]として多く設定され、結晶筋肉、蓄魔力式装甲、そしてよりによって源素供給器が実装されている。最後は大丈夫なのだろうか…?
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