差分
→総評
=== 総評 ===
=== 総評 ===
当初より、黒いイメージカラー(いわゆる、'''「ティターンズカラー」''')で「目に見えて鼻に突く嫌な奴ら」を中心とした、分かり易い敵として設定された存在であり、'''「権力に驕って横暴の限りを尽くし、結局は地球環境を汚染する[[アースノイド]]」「精鋭部隊とは名ばかりの、地球至上主義に凝り固まった危険思想を孕んだ集団」「連邦軍と言う皮を被り、攻撃の対象をスペースノイドに変えたジオン」'''の急先鋒のようなイメージが持たれているが、アジス・アジバ中尉(SRW未登場)や[[外伝]]作品の登場人物のように、スペースノイドに偏見を持たない人物も多く、利害が一致したエゥーゴと休戦して暴れている自軍を制止したりする等、良心的なティターンズ将校も中には存在する。
当初より、黒いイメージカラー(いわゆる、'''「ティターンズカラー」''')で「目に見えて鼻に突く嫌な奴ら」を中心とした、分かり易い敵として設定された存在であり、'''「権力に驕って横暴の限りを尽くし、結局は地球環境を汚染する[[アースノイド]]」「精鋭部隊とは名ばかりの、地球至上主義に凝り固まった危険思想を孕んだ集団」「連邦軍と言う皮を被り、攻撃の対象をスペースノイドに変えたジオン」'''の急先鋒のようなイメージが持たれているが、アジス・アジバ中尉(SRW未登場)や[[外伝]]作品の登場人物のように、スペースノイドに偏見を持たない人物も多く、利害が一致したエゥーゴと休戦して暴れている自軍を制止したりする等、良心的なティターンズ将校も中には存在する。実際、二度もコロニー落としを成功させられたという経緯があり、ジオン残党勢力は地球にとって極めて脅威である事には間違いはなく、表向きの主張である「対ジオン公国軍残党」は至極真っ当である。またジオン残党勢力が凶行を行う可能性を想定すれば、少なくともティターンズ自体は'''「デラーズ紛争後において必要な組織」'''であったのは間違いない。最も、上記の横暴と暴走によって破滅を迎える事になってしまったが…。
2000年代以降は、2002年から2007年に連載された[[小説]]および[[漫画]]作品『ADVANCE OF Z ティターンズの旗のもとに』(SRW未参戦)等のティターンズ視点の物語ができた事によって、'''「ティターンズのグリプス戦役時の暴走は、バスクやジャマイカン等の一部の急進的かつ過激な思想の持ち主によるもので、ティターンズ全体がそのような組織ではない」'''という観点に基づいた作品も登場してきている<ref>(地球出身者優先という背景こそあるものの)ダカール防衛部隊等のように、概ね単純な実力を目安に召集された人員の全てが「エリートである事を鼻にかけたり、選民思想を持つ者である」等という事があるはずがないので、『AOZ』のような作品の登場は'''「ティターンズに対する単純な擁護や再評価の為」というよりも、「常識的な観点から設定を再構築する事を目的としている」'''と見るべきであろう。</ref>。
2000年代以降は、2002年から2007年に連載された[[小説]]および[[漫画]]作品『ADVANCE OF Z ティターンズの旗のもとに』(SRW未参戦)等のティターンズ視点の物語ができた事によって、'''「ティターンズのグリプス戦役時の暴走は、バスクやジャマイカン等の一部の急進的かつ過激な思想の持ち主によるもので、ティターンズ全体がそのような組織ではない」'''という観点に基づいた作品も登場してきている<ref>(地球出身者優先という背景こそあるものの)ダカール防衛部隊等のように、概ね単純な実力を目安に召集された人員の全てが「エリートである事を鼻にかけたり、選民思想を持つ者である」等という事があるはずがないので、『AOZ』のような作品の登場は'''「ティターンズに対する単純な擁護や再評価の為」というよりも、「常識的な観点から設定を再構築する事を目的としている」'''と見るべきであろう。</ref>。