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{{登場メカ概要
 
{{登場メカ概要
 
| 登場作品 = [[マジンガーシリーズ]]
 
| 登場作品 = [[マジンガーシリーズ]]
*{{登場作品 (メカ)|劇場版マジンガーシリーズ}}([[オリジナル設定|ダイナミック企画オリジナル]])
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*{{登場作品 (メカ)|劇場版マジンガーシリーズ}}([[ダイナミック企画オリジナル]])
 
| デザイン = {{メカニックデザイン|かげやまいちこ}}<ref name="cgb">ケイブンシャ『スーパーロボット大戦F キャラクターズガイドブック』154頁。</ref>
 
| デザイン = {{メカニックデザイン|かげやまいちこ}}<ref name="cgb">ケイブンシャ『スーパーロボット大戦F キャラクターズガイドブック』154頁。</ref>
 
| 初登場SRW = {{初登場SRW (メカ)|第2次スーパーロボット大戦}}
 
| 初登場SRW = {{初登場SRW (メカ)|第2次スーパーロボット大戦}}
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=== 機体概要 ===
 
=== 機体概要 ===
本来、ギルギルガンは二足歩行の人型怪獣の姿をした[[ギルギルガン (第3形態)|第3形態]]こそが最終形態となっていた。だが、「[[地球]]」という自らを生み出した[[異星人|宇宙人]]達の母星とは異なる環境の影響か、それとも地球で捕食した[[超合金ニューZ]]といった特殊な金属との相性の良さによる変化か、はたまたは自らに立ちはだかる[[スーパーロボット]]達の強大な力から生き延びようとする「生存本能」によって起こされた奇跡なのか、いずれかは不明であるものの、追い詰められたギルギルガンは自らを生み出した宇宙人達の予想をも超える形で、「第3形態を超えた『第4形態』」とも言えるこの姿へと変異を遂げた。
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本来、ギルギルガンは二足歩行の人型怪獣の姿をした[[ギルギルガン (第3形態)|第3形態]]こそが最終形態となっていた。だが、「[[地球]]」という自らを生み出した[[異星人|宇宙人]]達の母星とは異なる環境の影響か、それとも地球で捕食した[[超合金ニューZ]]等の特殊な金属との相性の良さによる突然変異的な変化か、はたまたは自らに立ちはだかる[[スーパーロボット]]達の強大な力から生き延びようとする「生存本能」によって起こされた奇跡なのか、いずれかは不明であるものの、追い詰められたギルギルガンは自らを生み出した宇宙人達の予想をも超える形で、「第3形態を超えた『第4形態』」とも言えるこの姿への自己進化を遂げた。
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これまで捕食して体内に取り込んだ金属を細胞レベルで融合させる事で、金属製の鎧を身にまとったかの様に、生体部分であった全身を金属化させる事に成功し、これによって全身が銀色になり、金属で構成された鋭角も全身に備わった事でより凶悪で攻撃的な姿となっており、生物兵器と言うよりは「怪獣の姿をしたロボット」とも言える外見である。必然的に防御力も大幅に向上した事に加え、この形態の進化による副作用なのか、蓄積していた[[エネルギー]]も100%が活用出来る様になっており、防御力だけでなく攻撃力も飛躍的に向上している。一方、第3形態の腰部に備わっていた鎌は無くなっており、弱点となっていた穴が開いているだけの様な状態となっているが、実はこの穴も金属によって完全に塞がれた事で克服しており、実質的に弱点らしい弱点が無いといっても良くなっている。攻撃手段に関しては、第3形態に備わっていた「破壊光線」や「メガグラビトロンウェーブ」の威力が大幅に向上した他、両腕の「アイアンクロー」に至っては第3形態に装備していた鎌と同じく分離して直接相手にぶつける事が可能になっており、これはおそらく[[グレートマジンガー]]や[[グレンダイザー]]といった両腕を飛ばす武器を持ったスーパーロボットとの戦いが少なからず影響を与えていると思われる。
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これまで捕食して体内に取り込んだ金属を細胞レベルで融合させる事で、金属製の鎧を身にまとったかの様に、生体部分であった全身を金属化させる事に成功。全身が銀色になり、金属で構成された鋭角も全身に備わった事でより凶悪かつ攻撃的なフォルムとなっており、生物兵器と言うよりは「怪獣の姿をしたロボット」とも言える外見である。これによって必然的に防御力も大幅に向上した事に加え、この形態の進化による副作用なのか、蓄積していた[[エネルギー]]の100%が活用出来る様になっており、攻撃力も飛躍的に向上している。一方、第3形態の腰部に備わっていた鎌は無くなっており、弱点となっていた穴が開いているだけの様な状態となっているが、実はこの穴も金属によって完全に塞がれた事で克服しており、実質的に弱点らしい弱点が無いといっても良くなっている。攻撃手段に関しては、第3形態に備わっていた「破壊光線」や「メガグラビトロンウェーブ」の威力が大幅に向上した他、両腕の「アイアンクロー」に至っては第3形態に装備していた鎌と同じく分離して直接相手に飛ばしてぶつける事が可能になっており、これはおそらく[[グレートマジンガー]]や[[グレンダイザー]]といった両腕を飛ばすロケットパンチ系の武器を持ったスーパーロボットとの戦いが少なからず影響を与えていると思われる。
    
=== 劇中の様相 ===
 
=== 劇中の様相 ===
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登場キャラクターやユニットの概要が図鑑で解説される様になった『第4次』及び『F完結編』のロボット大図鑑によると、「'''勝手に作ってしまったオリジナル'''」との事で、ダイナミック側はメカギルギルガンについては当初は全く関与していなかった事が伺える。しかし、初登場となる『旧シリーズ』の『第2次』から『DD』に至るまで、メカギルギルガンは何度にも及んで登場を果たしており、『[[αシリーズ]]』以降は本格的なリデザインまでもが行われ、現在は「バンプレストのオリジナル」である事が逆に幸いしている事もあってか、むしろ'''元となったギルギルガン以上に高い登場頻度を誇っている'''等、スパロボの開発スタッフからは間違いなく愛されている名悪役的な存在となっている。
 
登場キャラクターやユニットの概要が図鑑で解説される様になった『第4次』及び『F完結編』のロボット大図鑑によると、「'''勝手に作ってしまったオリジナル'''」との事で、ダイナミック側はメカギルギルガンについては当初は全く関与していなかった事が伺える。しかし、初登場となる『旧シリーズ』の『第2次』から『DD』に至るまで、メカギルギルガンは何度にも及んで登場を果たしており、『[[αシリーズ]]』以降は本格的なリデザインまでもが行われ、現在は「バンプレストのオリジナル」である事が逆に幸いしている事もあってか、むしろ'''元となったギルギルガン以上に高い登場頻度を誇っている'''等、スパロボの開発スタッフからは間違いなく愛されている名悪役的な存在となっている。
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ダイナミック側からも、メカギルギルガンへの強い拘りが理解されているのか、登場作品の設定が元は「バンプレストオリジナル」であったのに対し、近年登場した『DD』では「'''ダイナミック企画オリジナル'''」となっており、完全に公式化している[[マジンカイザー]]と同様、メカギルギルガンもまたダイナミック側から半ば公認化されていると言えるだろう。
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ダイナミック側からも、メカギルギルガンへの強い拘りが理解されているのか、登場作品の設定が元は「[[バンプレストオリジナル]]」であったのに対し、近年登場した『DD』では「'''[[ダイナミック企画オリジナル]]'''」となっており、完全に公式化している[[マジンカイザー]]と同様、メカギルギルガンもまたダイナミック側から半ば公認化されていると言えるだろう。
    
== 登場作品と操縦者 ==
 
== 登場作品と操縦者 ==
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:原作通り第1から第3まで進化していくのみで登場しないが、「まさか、こいつ…この後、メカに化けたりしねえだろうな…」というネタ台詞あり。
 
:原作通り第1から第3まで進化していくのみで登場しないが、「まさか、こいつ…この後、メカに化けたりしねえだろうな…」というネタ台詞あり。
 
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦DD}}
 
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦DD}}
:2021年5月のイベント「ゲッターノワール 三つの魂」のボスユニットとして登場。攻撃&防御タイプ。参戦名義は「[[ダイナミック企画オリジナル]]」となっている。
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:2021年5月のイベント「ゲッターノワール 三つの魂」のボスユニットとして登場。攻撃&防御タイプ。参戦名義は「ダイナミック企画オリジナル」となっている。
 
:「スーパーロボット大戦」(HDリメイク)以来7年ぶりの登場。辺境星系で捕獲された[[ギルギルガン|宇宙怪獣]]を[[ベガ星連合軍]]が改造したという設定だが、コントロール出来ない欠陥品となっている。余りに凶暴すぎて敵味方関係なしに襲い掛かるため、悪役たち([[早乙女博士 (OVA)|早乙女博士]]、[[あしゅら男爵]]、[[邪魔大王国]])とスーパーロボット軍団が一時共闘する運びになった。再生能力を有し、分厚い装甲を破るには3連続で同時攻撃を当てる必要があり、しかもその同時攻撃には'''0.001秒単位'''の精密性が求められる。
 
:「スーパーロボット大戦」(HDリメイク)以来7年ぶりの登場。辺境星系で捕獲された[[ギルギルガン|宇宙怪獣]]を[[ベガ星連合軍]]が改造したという設定だが、コントロール出来ない欠陥品となっている。余りに凶暴すぎて敵味方関係なしに襲い掛かるため、悪役たち([[早乙女博士 (OVA)|早乙女博士]]、[[あしゅら男爵]]、[[邪魔大王国]])とスーパーロボット軍団が一時共闘する運びになった。再生能力を有し、分厚い装甲を破るには3連続で同時攻撃を当てる必要があり、しかもその同時攻撃には'''0.001秒単位'''の精密性が求められる。
 
:暫く間をおいてメインワールドにも2章Part7「メカニカル・グラタニィ」から登場。こちらでは宇宙の果てで捕獲された怪獣を改造したと設定が変更され、ベガ星連合軍では侵略ができないと判断された場合にベガ星から送り込まれるという存在。制御できない点は「ゲッターノワール 三つの魂」と同じだが、3回同時攻撃の設定は無くなっており単純に頑強かつ再生するだけ。しかし、登場したのが'''地球陣営の軍事力は[[カタフラクト]]程度で、スーパーロボットも2機しかいない'''第7世界(他世界の居残り戦力も皆無)という状況も相まって絶望的な強敵として描かれた。
 
:暫く間をおいてメインワールドにも2章Part7「メカニカル・グラタニィ」から登場。こちらでは宇宙の果てで捕獲された怪獣を改造したと設定が変更され、ベガ星連合軍では侵略ができないと判断された場合にベガ星から送り込まれるという存在。制御できない点は「ゲッターノワール 三つの魂」と同じだが、3回同時攻撃の設定は無くなっており単純に頑強かつ再生するだけ。しかし、登場したのが'''地球陣営の軍事力は[[カタフラクト]]程度で、スーパーロボットも2機しかいない'''第7世界(他世界の居残り戦力も皆無)という状況も相まって絶望的な強敵として描かれた。