差分

81 バイト追加 、 2024年7月21日 (日)
38行目: 38行目:  
重力下にある[[地球]]の局地戦用として開発され、力強さを感じさせる力士やレスラーの様な重厚なフォルムからも推察出来る通り、耐弾性に優れた重装甲の機体となっている。外見からも全く別物にしか見えないが、ジオニック社からライセンス生産を請け負っていた陸戦用モビルスーツであるグフが開発の母体となっており、実際に最初のテスト機としてグフを母体に開発された「'''グフ試作実験機'''」の頭部は本機を想起させるフォルムとなっている。その後、2機の試作機である「'''プロトタイプドム'''」がジオン本国で開発され、[[地球連邦軍]]の基地であったキャリフォルニア・ベースで試験運用を経た末に本機の開発に繋がっている。大きく出た腰部から、[[連邦兵]]から「'''スカート付き'''」のあだ名で呼ばれた。地上戦での視野拡大のため、上下方向にも伸びた十字型のモノアイレールが目を引くが、最大の特徴は脚部に熱核ジェットエンジンを搭載している点で、これによって[[ホバー|ホバー走行]]が可能となり、地上や水上においても高い機動性を獲得している。試作機の段階ではホバークラフト方式が計画されていたが、出力不足だったのか、現在の熱核ジェットエンジンへと至った模様。ちなみに、本機の熱核ロケットエンジンの開発には『機動戦士ガンダム MS IGLOO』(SRW未参戦)に登場した未採用の試作型「'''ヅダ'''」の土星エンジンの技術が使われている。
 
重力下にある[[地球]]の局地戦用として開発され、力強さを感じさせる力士やレスラーの様な重厚なフォルムからも推察出来る通り、耐弾性に優れた重装甲の機体となっている。外見からも全く別物にしか見えないが、ジオニック社からライセンス生産を請け負っていた陸戦用モビルスーツであるグフが開発の母体となっており、実際に最初のテスト機としてグフを母体に開発された「'''グフ試作実験機'''」の頭部は本機を想起させるフォルムとなっている。その後、2機の試作機である「'''プロトタイプドム'''」がジオン本国で開発され、[[地球連邦軍]]の基地であったキャリフォルニア・ベースで試験運用を経た末に本機の開発に繋がっている。大きく出た腰部から、[[連邦兵]]から「'''スカート付き'''」のあだ名で呼ばれた。地上戦での視野拡大のため、上下方向にも伸びた十字型のモノアイレールが目を引くが、最大の特徴は脚部に熱核ジェットエンジンを搭載している点で、これによって[[ホバー|ホバー走行]]が可能となり、地上や水上においても高い機動性を獲得している。試作機の段階ではホバークラフト方式が計画されていたが、出力不足だったのか、現在の熱核ジェットエンジンへと至った模様。ちなみに、本機の熱核ロケットエンジンの開発には『機動戦士ガンダム MS IGLOO』(SRW未参戦)に登場した未採用の試作型「'''ヅダ'''」の土星エンジンの技術が使われている。
   −
武装に関しては、口径360mm・ロケット推進式の実体弾型バズーカである「ジャイアント・バズ」をメインに装備し、モビルスーツはおろか戦艦に対しても一撃で大打撃を与える事が可能。背面のラックには、格闘兵装としてスティック状の「ヒート・サベル」を装備しており、こちらもガンダムの装甲であるルナ・チタニウム合金を溶断出来るだけの切断力を備えている反面、グフが装備しているタイプに比べると発熱デバイスの消耗が激しく、基本的に使い捨てとなっている。また、モビルスーツとしては初めてビーム兵器を内蔵した機体になっており、左胸部部分の砲身から「拡散ビーム砲」を放つ事が出来るが、出力不足が原因で、モビルスーツの装甲を破壊出来る程の威力は持っておらず、またビーム砲の発射口が重装甲に包まれた本機の脆さを突く一種の「弱点」にもなっている(その為、後の発展型はビーム兵器内臓の機能がオミットされた)。
+
武装に関しては、口径360mm・ロケット推進式の実体弾型バズーカである「ジャイアント・バズ」をメインに装備し、モビルスーツはおろか戦艦に対しても一撃で大打撃を与える事が可能。背面のラックには、格闘兵装としてスティック状の「ヒート・サーベル」を装備しており、こちらもガンダムの装甲であるルナ・チタニウム合金を溶断出来るだけの切断力を備えている反面、グフが装備しているタイプに比べると発熱デバイスの消耗が激しく、基本的に使い捨てとなっている。また、モビルスーツとしては初めてビーム兵器を内蔵した機体になっており、左胸部部分の砲身から「拡散ビーム砲」を放つ事が出来るが、出力不足が原因で、敵機センサーの目眩ましになる程の閃光を発するものの、モビルスーツの装甲を破壊出来る程の威力は持っておらず、またビーム砲の発射口が重装甲に包まれた本機の脆さを突く一種の「弱点」にもなっている(その為、後の発展型はビーム兵器内臓の機能がオミットされた)。
    
開発時、それまでのモビルスーツには無かった革新的機能が多く含まれている点からも、高い製造コストとなっているが、それに見合う以上の性能と言える機体となっており、「黒い三連星」を始めとする[[エース|エースパイロット]]達に先行量産機が優先的に配備されている点からも、その事が伺える。敵の連邦軍がモビルスーツの配備を本格的に行った後も、重装甲による防御力によってパイロットの生存性にも優れた本機の[[ヒット&アウェイ|ヒット&アウェイ戦法]]は、連邦軍のモビルスーツにとっては極めて脅威となっており、ザクやグフの限界を感じていたパイロット達からも、本機への機種転換を望む者が後を絶えなかったとされている。
 
開発時、それまでのモビルスーツには無かった革新的機能が多く含まれている点からも、高い製造コストとなっているが、それに見合う以上の性能と言える機体となっており、「黒い三連星」を始めとする[[エース|エースパイロット]]達に先行量産機が優先的に配備されている点からも、その事が伺える。敵の連邦軍がモビルスーツの配備を本格的に行った後も、重装甲による防御力によってパイロットの生存性にも優れた本機の[[ヒット&アウェイ|ヒット&アウェイ戦法]]は、連邦軍のモビルスーツにとっては極めて脅威となっており、ザクやグフの限界を感じていたパイロット達からも、本機への機種転換を望む者が後を絶えなかったとされている。
2,736

回編集