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| これまでの[[使徒]]との戦訓から、[[エヴァンゲリオン]]の機動力・装甲強度不足の解消と固定武装の充実化を目指すべく、汎用性を犠牲にして製造された装備。A.T.フィールドを自在に用いて防御だけでなく攻撃や機動にも用いるコンセプトとなっているのが従来のエヴァとの最大の違い。また、[[第14使徒ゼルエル|ゼルエル]]のコアを捕食して搭載されたS2機関による出力アップで、強化された[[EVA初号機|初号機]]のA.T.フィールドを最大限に活用する形態としても開発されている。 | | これまでの[[使徒]]との戦訓から、[[エヴァンゲリオン]]の機動力・装甲強度不足の解消と固定武装の充実化を目指すべく、汎用性を犠牲にして製造された装備。A.T.フィールドを自在に用いて防御だけでなく攻撃や機動にも用いるコンセプトとなっているのが従来のエヴァとの最大の違い。また、[[第14使徒ゼルエル|ゼルエル]]のコアを捕食して搭載されたS2機関による出力アップで、強化された[[EVA初号機|初号機]]のA.T.フィールドを最大限に活用する形態としても開発されている。 |
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− | A.T.フィールドの形状を偏向して防御力を上げるのと同時に中和能力も向上したのに加え、単純な重装甲化も施されているが、S2機関搭載による初号機素体の筋力増強を制御するための新型拘束具としての機能もある。全体的なシルエットが一回り大きくなっており、特徴的な胸の前のブレードは首への攻撃を防ぐ目的で増設された。重量は増加しているものの、新開発のA.T.フィールド推進装置「A.T.A.D.JET推進機関」の他に、エヴァの超重量と機動力では地盤が支えられないため足裏にATフィールドを偏向展開して設置面強度を上げる補助も行っており、装備前より高い運動性能と防御力を両立している。 | + | A.T.フィールドの形状を偏向して防御力を上げるのと同時に中和能力も向上したのに加え、単純な重装甲化も施されているが、S2機関搭載による初号機素体の筋力増強を制御するための新型拘束具としての機能もある。全体的なシルエットが一回り大きくなっており、特徴的な胸の前のブレードは首への攻撃を防ぐ目的で増設された。重量は増加しているものの、新開発のA.T.フィールド推進装置「A.T.A.D.JET推進機関」の他に、エヴァの超重量と機動力では地盤が崩壊するため足裏にA.T.フィールドを偏向展開して接地面強度を上げる補助も行っており、装備前より高い運動性能と防御力を両立している。 |
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− | 攻撃面では指に貫手用の爪が固定装備された他に、両肩モジュールに「インパクト・ボルト」と呼ばれる超高圧電流を投射する装置が設けられており、高い威力を誇る。
| + | 攻撃面では指に貫手用の爪を固定装備し、標準武装だった「プログレッシブ・ナイフ」は一回り大きい「プログレッシブ・ダガー」へと変更された。両肩モジュールには「インパクト・ボルト」と呼ばれる超高圧電流を投射する装置が設けられており、攻撃性能も大きく向上している。 |
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| === 開発経緯 === | | === 開発経緯 === |
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| 初出の『エヴァ2』では、来たるべき[[ゼーレ]]との決裂により[[EVA量産機]]を差し向けられた際の対抗手段となること等も想定していた。そのため、[[ゼーレ]]の目を欺くべく既に登場した空挺仕様のF装備と同じ名前でNERVが独断で開発を進めた。手の形状が変更されたためプログレッシブダガー以外の装備は使用できなくなっている。 | | 初出の『エヴァ2』では、来たるべき[[ゼーレ]]との決裂により[[EVA量産機]]を差し向けられた際の対抗手段となること等も想定していた。そのため、[[ゼーレ]]の目を欺くべく既に登場した空挺仕様のF装備と同じ名前でNERVが独断で開発を進めた。手の形状が変更されたためプログレッシブダガー以外の装備は使用できなくなっている。 |
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− | 『ANIMA』では、改良された新型拘束具を装備したEVAステージ・2としてゼーレが開発を承認し予算を出しているものの碇ゲンドウの謀反を警戒し、手を大型化して従来の装備を使用できない意図で横槍を入れた。これに対応するために[[ネルフ|NERV]]本部側は輸送用装備の名目で「F型改修キット」を更に製造して換装できるよう準備しており、旧劇場版同様のEVA量産機の襲撃によるNERV本部決戦において、マゴロク・E・ソードを装備して出撃した。零号機(F型装備)との連携で8機撃破という戦果を挙げ勝利した。その3年後を描いた本編でもこの装備で実戦投入されている。また書籍版では頭部にマスクも追加されデザインが更にアップデートされた。
| + | 『ANIMA』では、改良された新型拘束具を装備したEVAステージ・2としてゼーレが開発を承認し予算を出しているものの碇ゲンドウの謀反を警戒し、手を大型化して従来の装備を使用できない意図で横槍を入れ汎用性が低下した。これに対応するために[[ネルフ|NERV]]本部側は輸送用装備の名目で「F型改修キット」を更に製造して換装できるよう準備しており、旧劇場版同様のEVA量産機の襲撃によるNERV本部決戦において、マゴロク・E・ソードを装備して出撃した。零号機(F型装備)との連携で8機撃破という戦果を挙げ勝利した。その3年後を描いた本編でもこの装備で実戦投入されている。また書籍版では頭部にマスクも追加されデザインが更にアップデートされた。 |
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| == 登場作品と操縦者 == | | == 登場作品と操縦者 == |
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| :『第3次α』では長射程の射撃武器。また、発射直前にはTV版のアイキャッチを彷彿とさせる演出がある。 | | :『第3次α』では長射程の射撃武器。また、発射直前にはTV版のアイキャッチを彷彿とさせる演出がある。 |
| :『X-Ω』ではディフェンダー版の必殺スキルとして採用。 | | :『X-Ω』ではディフェンダー版の必殺スキルとして採用。 |
− | ;マゴロク・エクスターミネート・ソード
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− | :『ANIMA』で追加された武装。F型改修キットによって装備可能となった。媒体によっては「マゴロク・カウンターソード」との記述もある。刃に[[A.T.フィールド]]を展開させることが可能となっており、相手のA.T.フィールドを相殺する。
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| ==== オプション装備 ==== | | ==== オプション装備 ==== |
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| ::遠距離戦闘用の武装。他のN2兵器同様に強大な破壊力を誇る。本来は一発あれば十分な代物で、『エヴァ2』では弾数が1発であり、使用すれば第三新東京市も多大な被害を被ってしまう。 | | ::遠距離戦闘用の武装。他のN2兵器同様に強大な破壊力を誇る。本来は一発あれば十分な代物で、『エヴァ2』では弾数が1発であり、使用すれば第三新東京市も多大な被害を被ってしまう。 |
| ::『第3次α』では[[全体攻撃|ALL]]武器。弾数は2発と少ないが強力。『X-Ω』ではブラスター版の必殺スキルとして採用。 | | ::『第3次α』では[[全体攻撃|ALL]]武器。弾数は2発と少ないが強力。『X-Ω』ではブラスター版の必殺スキルとして採用。 |
| + | '''マゴロク・エクスターミネート・ソード''' |
| + | :『ANIMA』で追加された武装。F型改修キットによって装備可能となった。媒体によっては「マゴロク・カウンターソード」との記述もある。刃に[[A.T.フィールド]]を展開させることが可能となっており、相手のA.T.フィールドを相殺する。 |
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| === [[特殊能力]] === | | === [[特殊能力]] === |