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更に、第1次ネオ・ジオン戦争後の地球連邦軍高官の中には、元・エゥーゴ所属であった者もかなりいるのだが、'''自分達の連邦における立場を約束された途端に、掌返しをする形でスペースノイドの独立を認めない姿勢に出るだけでなく、ニュータイプ達を危険視までする'''という無節操さまで見せており、それがクワトロであった[[シャア・アズナブル]]に[[機動戦士ガンダム 逆襲のシャア|地球潰しを逸らせる事になった]]とブライトは批判しているのだが、当人達からは「'''状況が変われば対応せねばならん'''」と完全に居直られている。この様な有様から、エゥーゴに所属していた者の中には、第1次ネオ・ジオン終結後に組織を見限る形で離反し、'''シャア率いるネオ・ジオンを始めとする「真の反連邦組織」へ鞍替えしてしまった者もいる'''。
 
更に、第1次ネオ・ジオン戦争後の地球連邦軍高官の中には、元・エゥーゴ所属であった者もかなりいるのだが、'''自分達の連邦における立場を約束された途端に、掌返しをする形でスペースノイドの独立を認めない姿勢に出るだけでなく、ニュータイプ達を危険視までする'''という無節操さまで見せており、それがクワトロであった[[シャア・アズナブル]]に[[機動戦士ガンダム 逆襲のシャア|地球潰しを逸らせる事になった]]とブライトは批判しているのだが、当人達からは「'''状況が変われば対応せねばならん'''」と完全に居直られている。この様な有様から、エゥーゴに所属していた者の中には、第1次ネオ・ジオン終結後に組織を見限る形で離反し、'''シャア率いるネオ・ジオンを始めとする「真の反連邦組織」へ鞍替えしてしまった者もいる'''。
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本来の指導者であったブレックスが死去してしまった時点で、既にエゥーゴの本来の理念は形骸化してしまったと言わざるを得ないのかもしれない。
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一方エゥーゴが勢力が拡大できたのは1年戦争後の地球復興に狂奔するあまり、「地球から限りなく人類をゼロにし地球を救う」という当初の地球連邦の理念の矛盾に加え、それにより同じく被害を受けたの宇宙側の復興に対しては放置状態であり宇宙軍側に対しても最小限度の経済的支援しか行わず、給料が遅配し困窮する状況に陥っており、エゥーゴの参加により手当を補給してくれる為非常にありがたかった。
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また軍人以外にもコロニー関係の企業のたまり場で閉鎖的で賑わいがない状況であり、企業家の中には戦争待望論が根深く残っており支持拡大に繋がるなど経済的事情も大きく影響していた。
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アナハイムにしても、小説版ではクワトロとブレックスとの会話でエゥーゴへの支援はアナハイムにとってハイリスクノーリターンである事を指摘し企業維持よりエゥーゴの協力を優先してくれている事、また出資者である[[ウォン・リー]]も同じく小説版では事業で得た利益を全てエゥーゴに投資し、アニメにおいても命を懸けプチモビで戦う意思を見せるなど単純に商売の為だけにエゥーゴを支援しているわけでなく彼らなりの信念で協力しているなどスペースノイド側の様々な背景が重なり合っている。
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本来の指導者であったブレックスが死去に加え、敵であったティターンズを失いネオジオンの台頭によりアースノイド側との確執がますます深まった結果エゥーゴの本来の理念は形骸化してしまったと言わざるを得ないのかもしれない。
    
== 登場作品 ==
 
== 登場作品 ==