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| === キャラクターの総評 === | | === キャラクターの総評 === |
− | 『[[機動戦士Ζガンダム|Ζガンダム]]』の劇中に登場したティターンズの隊員の多くは、連邦軍の兵士達を格下扱いしたり、スペースノイドを蔑視する等、傲慢な性格の持ち主が多かったが、'''ジェリドも例には漏れないものの、他の隊員達に比べれば比較的マシなレベル'''と言えなくも無かった。物語冒頭における諍いの際も、'''カミーユに殴られたジェリドは顎の骨を砕かれる程の怪我を負った'''<ref>名前をとやかく言われたぐらいでの暴力としては明らかにやり過ぎであり、カミーユが傷害罪で逮捕されてしまったのも当然であったと言える。</ref>のに対し、ジェリドの方は相手が民間人の子供という事もあってか、ある程度加減する形で蹴っていた事が小説版で描かれ、最低限の良識は持っていた事がうかがわれる。 | + | 『[[機動戦士Ζガンダム|Ζガンダム]]』の劇中に登場したティターンズの隊員の多くは、連邦軍の兵士達を格下扱いしたり、スペースノイドを蔑視する等、傲慢な性格の持ち主が多かったが、'''ジェリドも例には漏れないものの、他の隊員達に比べれば比較的マシなレベル'''と言えなくもなかった。物語冒頭における諍いの際も、'''カミーユに殴られたジェリドは顎の骨を砕かれる程の怪我を負った'''<ref>名前をとやかく言われたぐらいでの暴力としては明らかにやり過ぎであり、カミーユが傷害罪で逮捕されてしまったのも当然であったと言える。</ref>のに対し、ジェリドの方は相手が民間人の子供という事もあってか、ある程度加減する形で蹴っていた事が小説版で描かれ、最低限の良識は持っていた事がうかがわれる。 |
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− | カミーユと因縁を作ってしまった事が彼の不幸の始まりと良く評されるが、ティターンズの所業と末路を考えれば仮にカミーユを倒せたとしても戦後に生き残ったティターンズ兵がネオ・ジオンやジオン残党に加わったり軍法会議で極刑や僻地送りになったり戦後までティターンズに所属していた兵士は不幸な人生を送ってて彼も例外ではなく破滅は必定であり、むしろ「'''ティターンズに所属してしまった事自体が、ジェリドにとって最大の不幸'''」であったのかも知れない。
| + | 「カミーユと因縁を作ってしまった事が彼の不幸の始まり」とよく評されるが、戦後に生き残ったティターンズ兵がネオ・ジオンやジオン残党に加わったり軍法会議で極刑や僻地送りになったりと、(ティターンズの所業と末路を考えれば当然ではあるが)戦後までティターンズに所属していた兵士は不幸な人生を送っているため、仮にジェリドがカミーユを倒せたとしても例外なく破滅は必定であり、むしろ「'''ティターンズに所属してしまった事自体が、ジェリドにとって最大の不幸'''」であったのかも知れない。 |
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− | その一方で、ダカール演説の際にはジェリド率いる部隊が市街地で大暴れをしたせいで、街を守ろうとするティターンズのダカール防衛隊と同士討ちを行ってしまい、その結果、アースノイドの指示を失いティターンズ内の穏健派の離反も招いた事から'''「カミーユへの敵対心由来のジェリドの行為がティターンズに大打撃」'''を与えた一面も存在する。
| + | その一方で、ダカール演説の際にはジェリド率いる部隊が市街地で大暴れをしたせいで、街を守ろうとするティターンズのダカール防衛隊と同士討ちを行ってしまい、その結果、アースノイドの支持を失いティターンズ内の穏健派の離反も招いた事から'''カミーユへの敵対心由来のジェリドの行為がティターンズに大打撃を与えた'''一面も存在する。 |
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− | 一方では、ただの[[民間人]]に過ぎなかったカミーユを戦争に巻き込み、結果的にティターンズに多大な被害をもたらした一要因とも言えるのだが、事の発端は本当に「些細な一言」に過ぎず、そもそも名前でどうこう言われたぐらいでいきなり相手を殴りとばしたり、それが原因で尋問を受けたのを半ば[[逆恨み]]してモビルスーツを奪い暴れる等、この時のカミーユの行動も、客観的に見れば常軌を逸したものである。また、そのついでの感覚でエゥーゴに加担した短慮な行動も、結果的にカミーユの両親の死亡やファが両親と生き別れになった事にも繋がっている為、カミーユが戦争に関わった挙句に精神崩壊してしまった責任を、何から何までジェリドが悪いと見なしてしまうのは、主人公となるカミーユを主観とした判官贔屓になってしまうかもしれない。
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| == 登場作品と役柄 == | | == 登場作品と役柄 == |