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上記のようなバックボーンのおかげで、『ゲキ・ガンガー』一辺倒に凝り固まった木連軍人の価値基準は容易には揺らがなかった。ところが、物語の最終局面における[[テンカワ・アキト|アキト]]から[[ミスマル・ユリカ|ユリカ]]への[[告白シーン|告白]]において、彼が語ったゲキ・ガンガーへの想いとその先へ踏み出すべきとする発言が若手将校の心を動かす切っ掛けとなり、その後の「熱血クーデター」に繋がることになる。
 
上記のようなバックボーンのおかげで、『ゲキ・ガンガー』一辺倒に凝り固まった木連軍人の価値基準は容易には揺らがなかった。ところが、物語の最終局面における[[テンカワ・アキト|アキト]]から[[ミスマル・ユリカ|ユリカ]]への[[告白シーン|告白]]において、彼が語ったゲキ・ガンガーへの想いとその先へ踏み出すべきとする発言が若手将校の心を動かす切っ掛けとなり、その後の「熱血クーデター」に繋がることになる。
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クーデターの成功後は、『ゲキ・ガンガー』を政治的な扇動に用いてきた草壁が失脚し、また木連に[[地球]]の文化が流入することになる。その結果、[[続編]]『[[劇場版 機動戦艦ナデシコ -The prince of darkness-]]』のころまでには、木連内部における『ゲキ・ガンガー』熱はかなり薄まったようである。
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クーデターの成功後は、『ゲキ・ガンガー』を政治的な扇動に用いてきた草壁が失脚し、また木連に[[地球]]の文化が流入することになる。その結果、[[続編]]『[[劇場版 機動戦艦ナデシコ -The prince of darkness-]]』のころまでには、[[高杉三郎太]]等に代表されるように木連内部及び木連出身者における『ゲキ・ガンガー』熱はかなり薄まったようである。
    
なお、『ナデシコ』の世界で『ゲキ・ガンガー』が放送されていたように、'''『ゲキ・ガンガー』の[[世界観|世界]]では『ナデシコ』が放映されている'''事が、『ナデシコ』本編の第14話「『熱血アニメ』でいこう!」で語られている。同話は正月放映にあわせた総集編(通常の放映枠が特番で使えず早朝放映となったため、見逃しても問題がないようにという配慮)になっているのだが、この回は通常のOP(とCM)が終わった後のAパート冒頭で、今度は『ゲキ・ガンガー』のOPが始まり、本編も『ゲキ・ガンガー』の登場人物であるジュンペイが、『ナデシコ』を見ようとしたら総集編であることを嘆くという設定で物語が始まるという、非常に手の込んだつくりになっている。また、同エピソードでは「キョアック星の王子アカラが'''『ナデシコ』に出てくる[[エステバリス]]の[[ディストーションフィールド]]・アタックを参考にしてゲキ・ガンガーに攻撃してくる'''」という筋書きになっているが、これは前掲の通り、『ナデシコ』に登場する木連がゲキ・ガンガーの機体を模倣してジンを作っていることの伏線とも取れる。
 
なお、『ナデシコ』の世界で『ゲキ・ガンガー』が放送されていたように、'''『ゲキ・ガンガー』の[[世界観|世界]]では『ナデシコ』が放映されている'''事が、『ナデシコ』本編の第14話「『熱血アニメ』でいこう!」で語られている。同話は正月放映にあわせた総集編(通常の放映枠が特番で使えず早朝放映となったため、見逃しても問題がないようにという配慮)になっているのだが、この回は通常のOP(とCM)が終わった後のAパート冒頭で、今度は『ゲキ・ガンガー』のOPが始まり、本編も『ゲキ・ガンガー』の登場人物であるジュンペイが、『ナデシコ』を見ようとしたら総集編であることを嘆くという設定で物語が始まるという、非常に手の込んだつくりになっている。また、同エピソードでは「キョアック星の王子アカラが'''『ナデシコ』に出てくる[[エステバリス]]の[[ディストーションフィールド]]・アタックを参考にしてゲキ・ガンガーに攻撃してくる'''」という筋書きになっているが、これは前掲の通り、『ナデシコ』に登場する木連がゲキ・ガンガーの機体を模倣してジンを作っていることの伏線とも取れる。