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[[地球]]のアジア戦線へと転属となり、その移動の最中に友軍の[[ジム]]が撃墜寸前となっている場面に遭遇。この状況を放置しておくに堪えなかった彼は、武装のない[[ボール]]を駆って輸送船を飛び出し[[宇宙用高機動試験型ザク|ザク]]と対峙。相打ちに持ち込むものの、ザク共々廃艦の残骸に漂着することとなり、そこでザクのパイロットであった[[ジオン軍]]兵士[[アイナ・サハリン]]と邂逅。彼女と接触することで共に生存する道を探り、2人共に生き残ることに成功する。
 
[[地球]]のアジア戦線へと転属となり、その移動の最中に友軍の[[ジム]]が撃墜寸前となっている場面に遭遇。この状況を放置しておくに堪えなかった彼は、武装のない[[ボール]]を駆って輸送船を飛び出し[[宇宙用高機動試験型ザク|ザク]]と対峙。相打ちに持ち込むものの、ザク共々廃艦の残骸に漂着することとなり、そこでザクのパイロットであった[[ジオン軍]]兵士[[アイナ・サハリン]]と邂逅。彼女と接触することで共に生存する道を探り、2人共に生き残ることに成功する。
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この時点では彼女と名前を教えあうだけでそれぞれの所属軍に戻ることとなるが、敵兵でありながら彼女に対し強い印象を抱くことになった。元々彼は、[[一年戦争]]開戦と同時期に行われたジオンのブリティッシュ作戦における毒ガス使用によって家族や友人を失った経験から、[[ジオン軍]]を憎んでいた節もあったのだが、彼女との出会いは彼の認識を大きく変化させ、組織と関係なく「人」そのものが信頼に足るかということを見るというスタンスを持つようになる。
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この時点では彼女と名前を教えあうだけでそれぞれの所属軍に戻ることとなるが、敵兵でありながら彼女に対し強い印象を抱くことになった。元々彼は、[[一年戦争]]開戦と同時期に行われたジオンのブリティッシュ作戦における毒ガス使用によって家族や友人を失った経験から、[[ジオン軍]]を憎んでいた節もあったのだが、彼女との出会いは彼の認識を大きく変化させ、組織と関係なく「人」そのものが[[信頼]]に足るかということを見るというスタンスを持つようになる。
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東南アジアへの到着後は、同方面軍師団のコジマ大隊における[[第08MS小隊|08小隊]]の新しい隊長として着任。宇宙で助け出した[[テリー・サンダースJr.]]、[[カレン・ジョシュワ]]、[[エレドア・マシス]]、[[ミケル・ニノリッチ]]らを部下に持ち、自身は[[陸戦型ガンダム|ガンダム]]を駆り、数々の軍務を遂行することとなる。隊長としての経験は浅く、カレンなどからはそれを揶揄されることもあったが、自らの行動で隊員たちの信頼を勝ち取っていく。
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東南アジアへの到着後は、同方面軍師団のコジマ大隊における[[第08MS小隊|08小隊]]の新しい隊長として着任。[[宇宙]]で助け出した[[テリー・サンダースJr.]]、[[カレン・ジョシュワ]]、[[エレドア・マシス]]、[[ミケル・ニノリッチ]]らを部下に持ち、自身は[[陸戦型ガンダム|ガンダム]]を駆り、数々の軍務を遂行することとなる。隊長としての経験は浅く、カレンなどからはそれを揶揄されることもあったが、自らの行動で隊員たちの信頼を勝ち取っていく。
    
しかし、ジオンの秘密試験場での任務の後、アイナと再び出会ったことで、軍上層部からジオンとの内通者としての嫌疑をかけられる。雪山での共存を経て互いの想いを確認しあっていた彼は、査問会において敵兵との共存についての持論を臆することなく述べ、さらにキキを救出に行くために謹慎処分を破るなどの罪を重ねたため、半ば捨て駒のような扱いで08小隊ごと[[ラサ]]のジオン軍要衝攻略における最前線送りとなる。
 
しかし、ジオンの秘密試験場での任務の後、アイナと再び出会ったことで、軍上層部からジオンとの内通者としての嫌疑をかけられる。雪山での共存を経て互いの想いを確認しあっていた彼は、査問会において敵兵との共存についての持論を臆することなく述べ、さらにキキを救出に行くために謹慎処分を破るなどの罪を重ねたため、半ば捨て駒のような扱いで08小隊ごと[[ラサ]]のジオン軍要衝攻略における最前線送りとなる。
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:コジマ大隊の隊長でシローの上司。後にシローを救うため上官の命令に背いた。
 
:コジマ大隊の隊長でシローの上司。後にシローを救うため上官の命令に背いた。
 
;イーサン・ライヤー
 
;イーサン・ライヤー
:連邦軍東南アジア方面軍指揮官で、シロー達の上司。目的達成のためなら手段を選ばない非常な人物。最後はアプサラスⅢのビーム砲の直撃を受けた基地と運命を共にする。その死に様は潔いものだった。
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:連邦軍東南アジア方面軍指揮官で、シロー達の上司。目的達成のためなら手段を選ばない非情な人物。最後は[[アプサラスIII]]のビーム砲の[[直撃]]を受けた基地と運命を共にする。その死に様は潔いものだった。
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:敵味方を問わず冷徹で何よりも自軍の勝利を優先していたイーサンは、人情家のシローとは対極的な軍人であったといえる。
 
;アリス・ミラー
 
;アリス・ミラー
 
:劇場版『ミラーズ・リポート』に登場する連邦軍の女性調査官で、敵兵にまでも人としての信頼を寄せるシローの行動に甘さが残ると苦言を呈する。しかし秘かにシローの行動には感銘を受けていたようで、彼の処分について上層部に「最前線に送るべき」と報告し、本来極刑の罪を免れないシローの処分の軽減に貢献した。
 
:劇場版『ミラーズ・リポート』に登場する連邦軍の女性調査官で、敵兵にまでも人としての信頼を寄せるシローの行動に甘さが残ると苦言を呈する。しかし秘かにシローの行動には感銘を受けていたようで、彼の処分について上層部に「最前線に送るべき」と報告し、本来極刑の罪を免れないシローの処分の軽減に貢献した。
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:漫画版第1話より。[[アイナ・サハリン|アイナ]]に拳銃を突き付けながら、このような台詞を言った事に驚いたファンも多い。
 
:漫画版第1話より。[[アイナ・サハリン|アイナ]]に拳銃を突き付けながら、このような台詞を言った事に驚いたファンも多い。
 
;「これだけは言っておく。絶対に死ぬな!」
 
;「これだけは言っておく。絶対に死ぬな!」
:08小隊就任直後、初出撃前の訓示での一節。[[カレン・ジョシュワ|カレン]]や[[エレドア・マシス|エレドア]]には「甘ちゃん」と言われてしまう。直後の戦闘では慣れない地上戦で苦戦したものの、その後の作戦で有言実行の姿を見せ、隊員達の[[信頼]]を勝ち取っていく。
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:[[第08MS小隊|08小隊]]就任直後、初出撃前の訓示での一節。[[カレン・ジョシュワ|カレン]]や[[エレドア・マシス|エレドア]]には「甘ちゃん」と言われてしまう。直後の戦闘では慣れない地上戦で苦戦したものの、その後の作戦で有言実行の姿を見せ、隊員達の[[信頼]]を勝ち取っていく。
:その後、小隊長であるシローや小隊員達の[[努力]]の甲斐もあって、劇中において08小隊には死者が一人も出なかった([[エレドア・マシス|負傷して戦線を離脱した者]]はいたが)。
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:その結果、[[小隊長能力|小隊長]]であるシローや[[小隊|隊員]]達の[[努力]]の甲斐もあって、劇中において08小隊には死者が一人も出なかった([[エレドア・マシス|負傷して戦線を離脱した者]]はいたが)。
 
:なお、[[劇場版 機動戦士ガンダム00 -A wakening of the Trailblazer-|後年の作品]]において、シローとほぼ同じ内容の訓示を行った[[グラハム・エーカー|隊長]]がいる。
 
:なお、[[劇場版 機動戦士ガンダム00 -A wakening of the Trailblazer-|後年の作品]]において、シローとほぼ同じ内容の訓示を行った[[グラハム・エーカー|隊長]]がいる。
 
;「撃て! 銃身が焼け付くまで撃ち続けるんだっ!」
 
;「撃て! 銃身が焼け付くまで撃ち続けるんだっ!」
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;[[ガンダムEz-8]]
 
;[[ガンダムEz-8]]
 
:陸戦型ガンダムの改修機。劇中終盤におけるシローの搭乗機体。
 
:陸戦型ガンダムの改修機。劇中終盤におけるシローの搭乗機体。
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== 余談 ==
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*シロー・アマダ役の檜山修之氏は他のガンダムシリーズ作品にも出演しており、[[機動戦士Ζガンダム A New Translation|劇場版 機動戦士Zガンダム]]の[[ハヤト・コバヤシ]]、[[機動戦士ガンダムSEED]]の[[ムルタ・アズラエル]]を演じている。
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