差分
→余談: タイタニック号の部分を、読みやすく修正
**発射前に長大な発射シークエンスが必要となるだけでなく、発射後もエネルギー漏れやエンジンの不調等のトラブルが発生する「ハイリスク・ハイリターンな兵器」、'''所謂「ロマン砲」の開祖'''でもあり、このコンセプトは艦艇のみならずロボットにも受け継がれている。
**発射前に長大な発射シークエンスが必要となるだけでなく、発射後もエネルギー漏れやエンジンの不調等のトラブルが発生する「ハイリスク・ハイリターンな兵器」、'''所謂「ロマン砲」の開祖'''でもあり、このコンセプトは艦艇のみならずロボットにも受け継がれている。
*リメイク前の原作『宇宙戦艦ヤマト』におけるヤマトは「第二次世界大戦末期に沈没した戦艦大和の残骸を極秘裏に修復し、そのまま宇宙戦艦に[[改造]]した」という設定であった<ref>これについて柳田理科雄氏の著作『空想科学読本』では、「250年以上昔の船体を宇宙船に改造するのは、21世紀のNASAが19世紀の帆船をシャトルにするようなものだ」という旨の指摘がされている。</ref>。
*リメイク前の原作『宇宙戦艦ヤマト』におけるヤマトは「第二次世界大戦末期に沈没した戦艦大和の残骸を極秘裏に修復し、そのまま宇宙戦艦に[[改造]]した」という設定であった<ref>これについて柳田理科雄氏の著作『空想科学読本』では、「250年以上昔の船体を宇宙船に改造するのは、21世紀のNASAが19世紀の帆船をシャトルにするようなものだ」という旨の指摘がされている。</ref>。
**……が、実際の戦艦大和の残骸は船体自体が真っ二つに分断されており、'''極秘裏に[[修理]]することなど到底無理'''であった。この事実を後に知った当時の制作スタッフは大いに落胆し(特に西﨑義展氏の落胆ぶりは目に見えてひどかったらしい)、松本零士氏に至っては悔し泣きしたほどであったという。そのため、『宇宙戦艦ヤマト』のリメイク作品である『2199』では「戦艦大和の残骸に偽装して、宇宙戦艦ヤマトを新規建造した」という設定となっている。なお、戦没艦としてはこれでもマシな状態であり、姉妹艦の武蔵は'''原型を留めないほどバラバラに砕け散っていた。'''また、戦艦大和より33年前の1912年に氷山に衝突して沈没した豪華客船タイタニック号の事例を考慮すると、'''2191年にガミラスと開戦する以前に、戦艦大和の残骸は完全に錆びて崩壊し朽ち果ててしまう'''可能性が高い<ref>タイタニック号の残骸は、船体じゅうに鉄を腐食分解させるバクテリアが繁殖して錆のつららができており、'''西暦2100年までには腐食が進んで自重に耐え切れなくなり崩壊してしまう'''と予想されている。<br/>戦艦大和は水深345mの海域に眠っているが、タイタニック号は大和の10倍以上も深い水深3,650mの海域に眠っている。水深が深い海域は水温も低い分、微生物の活動が緩慢であることを考慮すれば、大和がタイタニック号より90年も長く海に浸かり続けて、原形をとどめている可能性は極めて低い(宇宙戦艦ヤマトのアニメが放送されたのは1974年、戦艦大和とタイタニック号の残骸が発見されたのは1985年である)。</ref>。
**……が、実際の戦艦大和の残骸は船体自体が真っ二つに分断されており、'''極秘裏に[[修理]]することなど到底無理'''であった。この事実を後に知った当時の制作スタッフは大いに落胆し(特に西﨑義展氏の落胆ぶりは目に見えてひどかったらしい)、松本零士氏に至っては悔し泣きしたほどであったという。そのため、『宇宙戦艦ヤマト』のリメイク作品である『2199』では「戦艦大和の残骸に偽装して、宇宙戦艦ヤマトを新規建造した」という設定となっている。なお、戦没艦としてはこれでもマシな状態であり、姉妹艦の武蔵は'''原型を留めないほどバラバラに砕け散っていた。'''
***また、戦艦大和より33年前の1912年に氷山に衝突して沈没した豪華客船'''タイタニック号の残骸が、西暦2100年までには腐食が進んで自重に耐え切れなくなり崩壊してしまう'''と予想されている事例を考慮すると、'''2191年にガミラスと開戦する以前に、戦艦大和の残骸は完全に錆びて崩壊し朽ち果ててしまう'''可能性が高い<ref>タイタニック号の残骸は、船体じゅうに鉄を腐食分解させるバクテリアが繁殖して錆のつららができている。<br/>'''戦艦大和は水深345m'''の海域に眠っているが、'''タイタニック号は大和の10倍以上も深い水深3,650m'''の海域に眠っている。水深が深い海域は水温も低い分微生物の活動が緩慢であることを考慮すれば、大和がタイタニック号より90年も長く海に浸かり続けて、原形をとどめている可能性は極めて低い。なお、宇宙戦艦ヤマトのアニメが放送されたのは1974年、戦艦大和とタイタニック号の残骸が発見されたのは共に1985年である。</ref>。
**旧作のヤマトの[[全長一覧 #一覧(戦艦)|艦の大きさ]]もまた、史実における戦艦大和の263mに準じていた(265.8 m)が、『2199』では333mとなっている。この数字は現実における歴代米原子力空母と同程度(330~336m)であり、現実では'''「人類史上最大の軍艦」「移動可能な兵器として最大」'''といった意味合いがある。'''
**旧作のヤマトの[[全長一覧 #一覧(戦艦)|艦の大きさ]]もまた、史実における戦艦大和の263mに準じていた(265.8 m)が、『2199』では333mとなっている。この数字は現実における歴代米原子力空母と同程度(330~336m)であり、現実では'''「人類史上最大の軍艦」「移動可能な兵器として最大」'''といった意味合いがある。'''
*旧作におけるヤマトの第三艦橋は'''「幾度となく壊され、その度に何事もなく復活する」'''という色々な意味で杜撰かつ酷い扱いを受けていた<ref>最低でも2度は跡形もなく破壊されている。</ref>。そのような扱いから[[ヱクセリヲン|後発の]][[ダイグレン|ロボットアニメ]]でもネタにされ、『[[スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION|OG]]』においても[[ハガネ]]が第三艦橋を中破させている。
*旧作におけるヤマトの第三艦橋は'''「幾度となく壊され、その度に何事もなく復活する」'''という色々な意味で杜撰かつ酷い扱いを受けていた<ref>最低でも2度は跡形もなく破壊されている。</ref>。そのような扱いから[[ヱクセリヲン|後発の]][[ダイグレン|ロボットアニメ]]でもネタにされ、『[[スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION|OG]]』においても[[ハガネ]]が第三艦橋を中破させている。