差分

478 バイト追加 、 2023年10月3日 (火) 18:18
編集の要約なし
32行目: 32行目:  
「[[V作戦]]」にて開発された[[ガンダム]]の設計ベースに、高価な機能や装備を撤廃し、生産コストを下げた量産型MS。そのため各部の仕様はガンダムを踏襲した部分が多いが、カメラ部分などはガンキャノン寄りとなっている。
 
「[[V作戦]]」にて開発された[[ガンダム]]の設計ベースに、高価な機能や装備を撤廃し、生産コストを下げた量産型MS。そのため各部の仕様はガンダムを踏襲した部分が多いが、カメラ部分などはガンキャノン寄りとなっている。
   −
短期間での大量生産を行うために徹底的なコストの低減が図られており、装甲材がルナ・チタニウム合金からチタン合金へ変更され、[[コアブロックシステム]]や大気圏突入用の装備等もオミットされている。ジェネレーターについてもガンダムのものより出力をダウンしたものが搭載される事になった(それでもザクより上)。その一方で、コアブロックシステムの排除等によって軽量化されており、推力重量比ではガンダムを上回っている。頭部センサーは一見すると[[ガンキャノン]]に近いゴーグル型だが、内部にはガンダムと同じデュアルセンサーが存在しており、センサー有効半径が若干向上している。また、大幅に劣化したとはいえ、[[ジオン公国軍]]側のMSに先駆ける形でビーム兵器の標準装備に成功しており、元となったガンダム程ではないが、火力面は既にザクやドム等を上回っていたと言える。
+
短期間での大量生産を行うために徹底的なコストの低減が図られており、装甲材がルナ・チタニウム合金からチタン合金へ変更され、[[コアブロックシステム]]や大気圏突入用の装備等もオミットされている。ジェネレーターについてもガンダムの物より出力が一回りデグレートされた物が採用される事になった。その一方で、コアブロックシステムの排除等によって軽量化されており、推力重量比ではガンダムを上回っている。アイカメラ部は[[ガンキャノン]]のそれと同じゴーグル型だが、内部にはガンダムと同じデュアルアイセンサーが存在しており、センサー有効半径が若干向上している。また、大幅に劣化したとはいえ、[[ジオン公国軍]]側のMSに先駆ける形でビーム兵器の標準装備に成功しており、元となったガンダム程ではないが、火力面は既にザクやドム等を上回っていたと言える。
    
ちなみにそのコストダウンの成果は凄まじく、ガンダムの1/20にまで抑えられ、つまりガンダム1機の生産費用で20機分作れることを意味する。単純に考えれば装甲材とジェネレーターが大きなコストダウンに貢献している模様。
 
ちなみにそのコストダウンの成果は凄まじく、ガンダムの1/20にまで抑えられ、つまりガンダム1機の生産費用で20機分作れることを意味する。単純に考えれば装甲材とジェネレーターが大きなコストダウンに貢献している模様。
86行目: 86行目:  
;[[ビーム・ライフル|ビーム・スプレーガン]]
 
;[[ビーム・ライフル|ビーム・スプレーガン]]
 
:本機の主兵装。塗装用のスプレーガンに似た外見である事がその名称の由来となっている。通常の単射、面制圧用射撃、拡散射撃の3つのモードを選択できる他、連射性能も高い。この連射性能の高さを活かし、ジムが近~中距離を、ボールが遠距離を担当するという戦法・運用が行われた。
 
:本機の主兵装。塗装用のスプレーガンに似た外見である事がその名称の由来となっている。通常の単射、面制圧用射撃、拡散射撃の3つのモードを選択できる他、連射性能も高い。この連射性能の高さを活かし、ジムが近~中距離を、ボールが遠距離を担当するという戦法・運用が行われた。
:至近距離における攻撃力はビーム・ライフルと同等だが、集束率が低いため拡散しやすく、射程も短い。一年戦争末期にはビームコーティングが施された機体も多かったため、ビーム・サーベルによる近接戦闘を余儀なくされたケースも多かったという。
+
:至近距離における攻撃力はビーム・ライフルと同等だが、集束率が低いためビームとしての形状が解け易く、射程も短い<ref>元々メガ粒子ビーム兵器の利点として「一定以上のエネルギーを失うと縮退変成が解けて元の安全なミノフスキー粒子状態に戻り、戦域外への流れ弾などの被害を出さない」という物が有るのでこの点は受け入れざるを得ない。</ref>。一年戦争末期のジオン軍機には耐ビームコーティングが施された装備を持つ機体も多かったため、ビーム・サーベルによる近接戦闘を余儀なくされたケースも多かったという。
:多くの機体では右腰部に取り付け用のラッチが存在し、そこにエネルギーの充填機能を導入した個体も存在する。
+
:多くの機体では右腰部に取り付け用のラッチが存在し、そこにエネルギーの再充填機能を導入した個体も存在する。
 
;シールド
 
;シールド
:ガンダムと同型の装備。ルナ・チタニウム合金製で、防御力が高い。コストダウンのために表面の十字マークが簡略化されたものも存在しており、そちらはチタン合金セラミック複合材に変更されている。
+
:ガンダムと同型の装備。ルナ・チタニウム合金製で、防御力が高い。コストダウンのために表面の十字マークが簡略化されたものも存在しており、そちらはチタン合金に変更されている。
    
==== オプション装備 ====
 
==== オプション装備 ====
95行目: 95行目:  
;ビーム・ライフル
 
;ビーム・ライフル
 
:[[ガンダム]]のものと同型。生産性の問題から供給量は少ない。
 
:[[ガンダム]]のものと同型。生産性の問題から供給量は少ない。
:元々はジャブロー防衛戦において、シャア専用ズゴックと対峙したジムが一瞬だけ装備していた作画ミスが初出。ビーム・ライフルの推奨ジェネレータ出力は1380kwであり、本来ならジムのジェネレータ出力ではドライブできない。
+
:元々はジャブロー防衛戦において、シャア専用ズゴックと対峙したジムが一瞬だけ装備していた作画ミスが初出。ガンダム用の「XBR-M79-07G」の推奨ジェネレーター出力は1380kwであり、本来ならジムのジェネレータ出力ではドライブできない。
 
;100mmマシンガン
 
;100mmマシンガン
 
:[[陸戦型ジム]]と同型の武装。他のOVA作品やゲームにて携行していた。
 
:[[陸戦型ジム]]と同型の武装。他のOVA作品やゲームにて携行していた。
154行目: 154行目:  
== 余談 ==
 
== 余談 ==
 
*放送当時、雑誌『冒険王』で連載されたコミカライズでは、ジャブロー基地で2コマ登場するのみ。戦闘シーンはおろか、動いているシーン自体無かった。
 
*放送当時、雑誌『冒険王』で連載されたコミカライズでは、ジャブロー基地で2コマ登場するのみ。戦闘シーンはおろか、動いているシーン自体無かった。
*[[イデオン]]とは顔や配色が似ている為、一部ファンから性能故に「ジムの神様」の異称で呼ばれることがある。
+
*[[イデオン]]とは顔や配色が似ている為、一部ファンから性能故に「ジムの神様」の異称で呼ばれることがある、があまりにふざけた形かつ高頻度で出される事も有って辟易しているファンも多い事に注意。
 
**劇場版「めぐりあい宇宙」にて、実際に1フレームだけだがジムの頭部がイデオンに変わるシーンというスタッフのお遊びシーンがある。
 
**劇場版「めぐりあい宇宙」にて、実際に1フレームだけだがジムの頭部がイデオンに変わるシーンというスタッフのお遊びシーンがある。
 
*『THE ORIGIN』ではデザインがよりガンダムに近づくようにアレンジされており、[[ホワイトベース隊]]にも数機配備されている。
 
*『THE ORIGIN』ではデザインがよりガンダムに近づくようにアレンジされており、[[ホワイトベース隊]]にも数機配備されている。
165行目: 165行目:     
== 脚注 ==
 
== 脚注 ==
<references />
+
<references/>
    
== 商品情報 ==
 
== 商品情報 ==
匿名利用者